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2025.11.02

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.102 ~ 大盛況御礼!畿央祭ウェルカムキャンパスにてTASK健康チェックコーナーを出展しました!

こんにちは、健康支援学生チームTASK※1 の理学療法学科3回生 中山 紗希と2回生 森本 暁大、1回生 河智 茉耶です。2025年10月25日(土)、26日(日)の2日間にわたり畿央祭が行われ、TASKは2日目に「健康チェックコーナー」を出展させていただきました。 ※1 TASKは“Think, Action, Support for Health by Kio University”の略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今年度の測定項目を紹介します 今年度の測定項目は、昨年度の測定項目から一部変更し、ロコモティブシンドローム※2 の指標を用いたテストを実施しました。   ※2  ロコモティブシンドロームとは、移動するための能力が低下したり、衰えたりする状態で、進行すると将来介護が必要になるリスクが高くなります。 2ステップテスト、立ち上がりテスト(ロコモ度チェック) 骨密度 体組成(筋肉量,体脂肪率など) 反復横跳び(子どものみ) 運動器検診(子どものみ) 測定項目 1 について測定方法をご紹介します! 2ステップテスト とは・・・ 立ち上がりテスト(ロコモ度チェック) とは・・・ ロコモONLINE HPより引用:https://locomo-joa.jp/check/judge 過去最多の来場者数を記録しました! 今年度の来場者数は378名とTASK創設以来の最高記録を更新しました!!初めて来てくださった方も多くいらっしゃいましたが、毎年この健康チェックコーナーを楽しみに来てくださっている方も半数以上いたように感じました。   朝、開始前に列をつくりお待ちいただく姿もみられ、地域の皆様からの期待を改めて感じることができました。そして、このようにTASKの活動が地域の皆さまの健康を見直すきっかけになっていることを、私たち自身も強く実感することがしました。ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。     今年度、TASKは1~4回生の午前・午後合わせ、22人のスタッフが参加し、1~3回生は測定、4回生は測定した内容についての結果説明を担当しました。   来場者の方々と積極的にコミュニケーションをとり、楽しみながら活動している姿が印象的でした。特に1回生は前期のオープンキャンパスからの大きな成長がみられ、とても頼もしく感じました。参加してくださったスタッフの皆さん、そして先生方、ありがとうございました。   参加学生からのコメント 今年度は昨年以上にご来場いただいたことをとてもうれしく感じています。   昨年の反省点として、測定場所の区切りがわかりにくく、一部混雑してしまった場所がありました。昨年の反省点を踏まえて、ブースをわかりやすくしました。測定項目の確認や準備も全員でしっかりと行うように意識しました。   私は受付とお子さんの測定を担当していました。受付ではこのブースを毎年楽しみにしているというお声をたくさんいただき、TASK全体そして自分自身の活力になったと感じています。想定以上にお子さんの来場が多く、測定に焦る場面や、対応に慣れていなかったことから難しさを感じる場面もありましたが、お子さんたちが測定を楽しんでくれており、ほほえましい時間になったと感じています!   このようにたくさんの方にお越しいただき、地域に根差した活動できていることを誇りに思います。そして、参加してくれたスタッフの協力のおかげで無事に大成功で終えることができました。今回の畿央祭に参加してくれたスタッフのみなさんありがとうございました。来年度も楽しみにしています。  3回生 中山 紗希 今回私は立ち上がりテストを担当しました。年齢や性別を問わず多くの方にご来場いただき、それぞれの方に合わせた説明やコミュニケーションを取る大切さや難しさを実感することが出来ました。最初は自分にちゃんと測定ができるのかという不安と緊張がありました。でも来てくださった方と話したりしているうちに緊張が解けて、自然に笑顔で話せるようになっていました。   私が担当した午後の部では195名の方にお越しいただき、ありがたいことに息付く暇が無いくらい忙しかったですが、それよりも多くの人が楽しそうに測定をしていただき笑顔で帰る姿を見ると、非常に有意義な時間だと感じて達成感でいっぱいでした 2回生 森本 暁大 高校生やその保護者の方が対象のオープンキャンパスとは異なり、今回のウェルカムキャンパスは地域の方が主な対象でした。地域の高齢の方からお子様まで様々な方とコミュニケーションをとることができて、とても良い経験を積むことができました。   健康チェックでは、初めは上手くいくかどうか不安を感じていました。しかし、ご来場いただいた方の「あなたの声掛けで全力が出せた。ありがとう。」という言葉に勇気をいただき、自信を持って担当の仕事に取り組むことができました。そして、人と関わることの楽しさや、やりがいを強く実感しました。   特に印象に残ったことは、全体を見渡したとき、学生を含む全ての人が笑顔であったことです。今回得られた経験や見つかった改善点を次回に活かせるように、今後も積極的にイベントに参加していきたいと思います。 1回生 河智 茉耶   TASKでは、健康チェック以外にも様々な活動を企画しています!その情報も下記に載せていますので、ご確認よろしくお願いします!   ◆メールアドレス task@kio.ac.jp ◆
X(Twitter)   @kio_task ◆
Instagram           @kio_task   ▶TASK(健康支援学生チーム)活動レポートはこちら

2025.11.01

MBS毎日放送「住人十色」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科

MBS毎日放送の毎週土曜日17:00放送されている「住人十色」の11月8日放送回にて人間環境デザイン学科講師の吉永先生が設計した住宅が紹介されます。     毎週一軒のユニークな「家」を訪問。なぜこんなところに、こんな家を?そこに住む「家の主(あるじ)」の生き方や思いを紐解き、家族の絆にも触れていく番組であり、今回は長崎県佐世保市にある住宅が紹介されます。この住宅は番組以外にも住宅特集2025年5月号でも紹介されています。 また放送終了後やTVerやMBS動画イズムでも見逃し配信を行われますので、この機会に是非ご覧ください!   番組ホームページ   吉永講師プロフィール

2025.10.31

FIFAフットサル女子ワールドカップ 日本代表メンバーに卒業生の高橋京花さんが選出されました。

2025年11月21日からフィリピンで開催されるFIFAフットサル女子ワールドカップ フィリピン2025の女子日本代表に本学卒業生である高橋京花さん(現代教育学科2021年3月卒)が選ばれました。 高橋さんはワールドカップ出場権をかけたAFC女子フットサルアジアカップ中国2025にも女子日本代表として出場し、準決勝、決勝でも得点を決めるなどの活躍を収め、優勝に貢献していました。   今後11月10日から日本代表としての活動が始まります。高橋さんのますますの活躍をこれからも応援しています!     ▲写真:アジアカップ優勝後、本学に来校いただいた際に撮影したものです グループステージスケジュール 11月23日(日・祝)12:00~ vsフットサルニュージーランド女子代表 11月26日(水)15:30~ vsフットサルポルトガル女子代表 11月29日(土) 12:00~ vsフットサルタンザニア女子代表 ※時間はすべて現地時間   関連リンク アジアカップ優勝に貢献!フットサル女子日本代表、高橋京花さん(現代教育学科卒業生)インタビュー! 卒業生の高橋京花さんが、フットサル女子日本代表としてアジアカップ初優勝に貢献しました。 フットサル女子 2025年 | JFA|公益財団法人日本サッカー協会 JFAなでしこサッカー(@jfa_nadeshiko)さん / X

2025.10.31

香芝警察署と施設使用に関する協定を締結しました

畿央大学はこのたび、香芝警察署と「警察署使用不能時における施設使用に関する協定」を締結しました。     この協定は、今後発生する可能性のある巨大地震などの大規模災害で警察署の庁舎が使えなくなった場合に、本学の施設を代わりに利用してもらうことで、警察の災害警備活動を継続できるようにするものです。   署長からは「大学のご協力により、災害時にも警察の力を維持できる体制が整いました」とのお言葉をいただきました。今後は、実際に警察署の災害警備本部を移す訓練も予定されています。   畿央大学では、地域の安全・安心にも貢献できるよう、これからも地元の警察や自治体と連携を図ってまいります。

2025.10.29

無印良品イオンモール橿原「あさかつ」に理学療法学科・健康栄養学科の学生が協力しました。

  本学の学生は日々、リハビリや医療分野について学んでいますが、超高齢化社会を迎えた昨今では、フレイル※や未病に取り組むことも大きなテーマです。   ※フレイル:加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態   2026年3月にイオンモール橿原(ウェストビレッジ)にオープンした、世界最大の無印良品では、地域貢献とお客様の健康増進のため、店舗の中心エリアに、血圧・体組成計・野菜摂取度測定器(ベジミル)などの測定器が設置されており、誰でも自由に測定可能です。さらなる健康増進をめざして、10月19日(日)から、近隣地域にお住まいの方と店舗のスタッフが共に軽い運動と健康状態の測定を行い健康を考える『あさかつ』イベントを日曜日の朝に開催することになりました。 本学は、イオンモール橿原近隣の橿原市・大和高田市とも連携協定を結んでおり、地域住民の健康増進やフレイル対策に取り組む目的を同じくした『あさかつ』の取り組みに賛同し、毎月2回、運動・栄養面でのサポートをすることになりました。   10/19(日)に開催された、記念すべき第1回目の『あさかつ』では、本学の教員・学生が【いきいき!ウォーキング】と【野菜スープ試食会】を行いました。 脳トレ・バランスを組み合わせた「いきいき!ウォーキング」 理学療法学科の高取 克彦教授と松本 大輔准教授の主導のもと学生4名も加わり、その日の健康状態(血圧・体組成計などの測定)をチェック → 簡単なストレッチ → 効果的なウォーキングのポイントのレクチャーを受けました。             準備が整ったら、2グループに分かれて、身体と脳を刺激する「コンボウォーク」を開始。レクチャーで教わった正しい姿勢と正しいフォームを意識しながら、開店前の広大な店舗を活かして、早歩き・脳トレ(3の倍数で手拍子)・横歩き・綱渡りなど、様々な歩き方でウォーキングエクササイズしました!         もぐもぐタイム「野菜スープ試食会」 ウォーキングのゴールは、Cafe&Meal MUJI。   ここでは、運動後の参加者へのご褒美として、無印良品から無料で提供された「ごろごろ野菜のトマトクリームスープ」を、健康栄養学科の野原潤子講師と学生がサーブしました。このスープは、本学のヘルスチーム菜良の学生(管理栄養士のタマゴ)が、無印良品の商品「すぐに使えるスープの野菜」と「カットトマト缶」を使ってレシピ開発した5分でできる時短ヘルシー野菜スープです。試作とレシピ改善を何度も行い、簡単だけど味わい深いスープが完成しました。         試食が終わる頃には参加者同士の会話も生まれ、参加された方の満足度も高かったようです。このイベントを通して初めて畿央大学のことを知った参加者もいて、「奈良県内に良い大学があって嬉しい」との声をいただきました。   運動・軽食の後は自由解散となり、個別に質問がある方に、健康・栄養相談(フィードバック)を行いました。     理学療法学科・健康栄養学科の学生にとっても、地域の方々と交流しながら学びを実践する絶好の機会となりました。学生の教育と地域社会への貢献につながる取り組みとして、今後も継続して協力していく予定です。   次回、畿央大学が協力する『あさかつ』は、11/16(日)です。参加申込は無印良品HPから可能です。ぜひ、ご参加ください。

2025.10.29

畿央祭にてウェルカムキャンパス ”がんカフェ「きらめき」” を開催!~ 看護実践研究センター

2025年10月25日(土)畿央祭のウェルカムキャンパス企画で看護医療学科・看護実践研究センター共同企画としてのがんカフェ「きらめき」を開催しました。   今年は、13時の開場前から、会場である看護実習室前に行列ができるほどで、終了までにアロマハンドマッサージを受けた方が56名とこれまでにない大盛況となりました。   まず、看護医療学科2回生の支援学生8名が、会場内の飾りつけや、掲示物の貼り付け等を行い、参加者を迎える準備をし、その後各自がチラシを手に来場の呼びかけを行いました。       今年も学生によるアロマハンドマッサージが大好評で、来場者の方も笑顔で「気持ちいい」「いい香り」とリラックスされていました。学生は、最初は緊張した表情でしたが、いざハンドマッサージを始めると、にこやかに受ける方とお話しながら笑顔で対応できていました。     参加者アンケートでは、 「リラックスして身体がポカポカしました。」 「初めてマッサージを受けましたが、とても気持ち良かったです。」 「学生さんのお話が上手で楽しい時間でした。」 との感想が寄せられました。実際に担当した学生からは以下の感想が寄せられました。   参加学生からの感想 アロマハンドマッサージに参加して、初対面の方とお話しすることにとても緊張しましたが、来られた方が「気持ちよかったよ」「色々お話聞けて楽しかったです」と言ってくださって、参加して良かったと思いました。(垣田)   「チラシを見て来ました」と声をかけてくださる方も多く、直接手渡しすることでこの企画を知ってもらう大切さを実感しました。アロマハンドマッサージでは、直接手と手を触れ合うことで、人の心の温かさまで感じることができました。中には、実施中にうとうとされる方や、「気持ちいい」と笑顔で話してくださる方もおり、会話を楽しみながら心が通う時間になりました。(米川)   始まる前は初めて会う方とどのようにコミュニケーションを取れば良いのかわからず緊張しましたが、始まってからは自然と会話することができて自分自身も凄く楽しむことができました。「ここが気持ちいい」「家でもアロマオイルを使ってマッサージしてみようかな」という声を頂くことができてやりがいを感じ、少しでもリラックス出来る時間を作れたなら嬉しいなと思いました。初対面の人でも人の手を使うことで人の温かさを感じることができるということを実感することができて自分にとっても良い時間となりました。(藤田)   がんカフェ参加の呼びかけをしたとき、知らない人に声をかけるのはすごく緊張しました。でも、アロマハンドマッサージをしているとチラシを見てきましたと言ってくださった方が多く、とても嬉しかったです。また、沢山の方が来場されとても忙しかったですが、スタッフの学生みんなでお湯やタオルの準備など協力し合ってアロマハンドマッサージを行い、すごく楽しかったし達成感がありました。(海原)   最初はアロマハンドマッサージが上手くできるか、コミュニケーションが取れるかなど不安でしたが、だんだんとコミュニケーションも取れるようになり、笑いが絶えず、話も盛り上がるようになりました。アロマハンドマッサージは「気持ちいい」や「眠たくなりそう」などの言葉もいただけて、私もやりがいを感じて嬉しくなりました。(染川)   乳がん啓発運動も実施しました 乳がん用モデルを用いた自己検診や教員が開発した乳がん術後入浴着にも今年は力をいれて、説明を行いました。チラシを観て来場された方の中には、「乳がんモデルを触れることができると聞いて来た」とおっしゃる方も多数いらっしゃいました。また乳がん術後入浴着については、実際に手に取って触る方が多く、傷を観られたくない女性のために認知度がもっと上がるといいとの声やどこで購入できるのかという質問も沢山ありました。     今回のミニ講演では、がんカフェきらめきを開催するようになった経緯やこれまでの企画の紹介とがんの予防と診断されてからの相談窓口・治療費と在宅医療になってからの備えについて、説明しました。アンケートに「来年も参加するので、最新の抗がん剤の情報を教えてほしい」との要望がありましたので、さっそく次年度取り組んでいきたいと思います。   ご来場された皆様・アンケートにご回答頂きました皆様 ありがとうございました。     がんカフェ企画担当 看護医療学科 教授 松本泉美 関連記事 アルツハイマー月間の学内啓発活動を実施しました。~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門 「ママは立ち入り禁止?パパのためのベビークラス」を開催 ~ 看護実践研究センター母子包括ケア部門 「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 2025年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催!~ 看護医療学科 令和7年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました ~ 看護医療学科

2025.10.29

畿央祭同窓会サロンを開催しました。

2025.10.29

第20期畿桜会総会を開催しました。

2025.10.23

【本学2度目の快挙】築330年 興善寺本堂の屋根葺き替え修理で「グッドデザイン賞」を受賞!

人間環境デザイン学科の吉永規夫講師が、大阪府岬町にある『興善寺本堂』にて、屋根の葺き替え修理※1を手掛け、見事『2025年度のグッドデザイン賞』を受賞しました。本学としては、今回2度目のグッドデザイン賞受賞となります。(過去の受賞作品はこちら) ※1 葺き替え(ふきかえ)修理とは…古い屋根材を取り除き、新しい屋根材を張る工事のこと。   ▼興善寺本堂の外観   興善寺本堂 興善寺本堂は、仁寿二年(852年)第五十五代文徳天皇(在位850~858年)の勅願により、慈覚大師円仁によって創建されました。元亀天正(1570年頃)に兵火(へいか)により建物は焼失しましたが、元禄3年(1690年)に再建され、現在に至ります。本堂内陣には、本尊 大日如来(胎蔵界)、脇佛 薬師如来、脇佛 釈迦如来が奉安されおり、3如来とも平安末期作で、現在は国の重要文化財(旧国宝)に指定されています。   受賞のコメント(吉永講師) 大阪府岬町に建つ興善寺の重要文化財の仏像の修理に合わせて、本堂の屋根の葺き替え工事の設計・監理を2021年から継続して、2025年に修理が完了し、2025年度グッドデザイン賞をいただくことができました。興善寺さま檀家の皆さま、文化庁、各行政の皆さま、工事関係の皆さま、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。暑い日も寒い日も1枚1枚瓦を手作業で作業頂きました職人さんの皆さまの技術には特に感謝いたします。 江戸時代中期の元禄3年(1690年)に再建された本堂を大切な仏像を風雨から守り続ける必要がありました。また、地元・谷川は古くから瓦の一大産地で、本堂の屋根はこの地元瓦が使われ、330年間大規模な葺き替えが行われることなく、今回の修理が初めての葺き替えになります。   ▼本堂屋根部分   工事では、職人さんたちが1枚1枚手作業で瓦を屋根から取り外し、手洗いし、打音検査を行なって、再度屋根に葺き直しました。 今回の修理では、 ①地元の谷川瓦を可能な限り再用する ②竣工当時から残る屋根下地も保存する ③限られたコストの中、素屋根をかけずに屋根を葺き替える施工方法を開発 をテーマに掲げています。   ▼葺き替え修理の様子   瓦の再用に関しては、結果的に総数約22,822枚の瓦を全数打音検査を行い、約73%もの谷川瓦を保存することができました。また、屋根瓦だけでなく、当時の屋根下地である野地に関しても江戸時代中期に施工された技術が残るものとして、今回合板下地※2と最新技術のルーフィング※3を用いることで温存することに成功しています。大屋根の葺き替えでコストもかかる素屋根を施工することが一般的ですが、野地合板の施工やルーフィングの活用、施工職人さんたちの技術も相まって、素屋根をかけないローコストの仮設計画で文化的価値のある建築物の修理を実践しました。今回の施工報告は、昨年の学内での研究授業でも学生向けにレクチャーを行なっています。古い建築物を次世代に大切に受け継いでいくことが求められている時代に、屋根瓦の修理プロジェクトで今後100年以上建物を守っていく修理を行いました。330年以上前に建てられた建築物が、現在のグッドデザイン賞として受賞したことを大変嬉しく思います。 ※2 合板下地…屋根の下地材。強度と耐久性を高め、屋根材の荷重を均等に分散させる。 ※3 ルーフィング…防水シートを合板の上に敷設し、雨水の侵入を防ぐ。   グッドデザイン賞 審査委員の方のコメント それにしても、本葺替保存修理まで330年間屋根の葺替が行われてこなかったとは、瓦葺き屋根は斯くも耐久性のあるものなのか、と感嘆した。とはいえ、この屋根を将来に引き継いでいくためには葺替保存修理は不可欠であり、新たな技術を取り入れつつ330年前の屋根下地を温存した本構法によって、7割以上の瓦を再利用できたことは高く評価できる。瓦は地域ごとに色や風合いが異なるため、瓦葺き屋根のまちなみは地域らしい景観を形成する重要な要素である。勇気と創造性のある保存修理によって、オリジナルの瓦葺きの景観を地域で維持し続ける取り組みに拍手を送りたい。   グッドデザイン賞 1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。受賞のシンボルである「Gマーク」は、良いデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。 問い合わせ先 人間環境デザイン学科 講師 吉永 規夫 Email:n.yoshinaga@kio.ac.jp 関連記事 グッドデザイン賞ホームページ(興善寺本堂屋根葺替保存修理) 日本初の乳がん術後女性のための使い捨て入浴着が「グッドデザイン賞」を受賞! 6大学建築合同ゼミ合宿2025が三重県で開催されました!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ・吉永ゼミ 人間環境デザイン学科

2025.10.23

アルツハイマー月間の学内啓発活動を実施しました。~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門

畿央大学 看護実践研究センター 認知症ケア部門では、昨年に引き続き8月に地域の方々へアルツハイマー月間の啓発活動を行いました。今年度は、地域活動に加え、大学内での啓発活動を企画し実施しました。   ▼▼ 昨年度啓発活動の様子はこちら ▼▼ 「アルツハイマーデー」啓発活動報告~看護実践研究センター 認知症ケア部門       後期の授業が始まる初日9月26日(金)昼休み大学内で活動を行いました。11名のボランティア学生により「9月アルツハイマー月間」「新しい認知症観」についてのカードを200枚配布し、現時点での周知について尋ねました。     アルツハイマーデーとは 世界アルツハイマーデーは、1994年に国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機構(WHO)によって制定されました。この日は、アルツハイマー病やその他の認知症に対する認識を高め、患者やその家族に対する支援と希望を提供することを目的としました。   9月は「アルツハイマー月間」として、認知症に対する理解を深め、支援の輪を広げることをめざされています。我が国においても、本年1月1日に「認知症基本法」が施行され、9月は「認知症月間」、9月21日が「認知症の日」と定められました。       畿央大学生の認知症に関するアンケート結果   「アルツハイマー月間を知っていますか」 知っている:47名(28.3%) 知らない:119名(71.6%)   「新しい認知症観を知っていますか」 知っている:20名(12.6%) 知らない:138名(87.3%)     今回、「認知症ケア論」を履修した学生さん、活動に興味を持ってくれた学生さんの協力で実施しました。まずは、認知症のことを知ってもらうことが必要だという思いがきっかけです。実際にまだまだ知らない学生さんが多いこともわかりました。この活動がきっかけになり、ひとりでも多くの学生さんが興味関心を持ってもらえるようこれからも引き続き活動を続けていきたいと思います。     看護医療学科 助教 伊藤千春       関連記事 「ママは立ち入り禁止?パパのためのベビークラス」を開催 ~ 看護実践研究センター母子包括ケア部門 「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 1回生集中講義「認知症ケア論」が開講しました!~看護医療学科 畿央大学付属広陵こども園ベビークラス活動報告 ~ 看護実践研究センター 母子包括ケア部門

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