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2020年のすべての新着情報一覧

2020.12.14

「情報処理学会 CLE研究会」で、本学の遠隔授業の事例発表を行いました!

2020年11月27日(金)・28日(土)の2日間にわたり、「情報処理学会 CLE(Collaboration and Learning Environment)研究会」がオンラインで開催されました。京都大学、信州大学、九州大学などの名だたる大学にならんで、本学の福森教育学習基盤センター長が「畿央大学でのOpenCEASを利用した全科目非対面授業実施から見えてきたこと~学生・教職員アンケート結果分析と授業以外へのLMSの活用~」というテーマで発表を行いました。   ▼参加大学・テーマは当日のプログラムからご確認いただけます。   この研究会は、「情報処理学会」に所属する研究会の1つで、大学など高等教育機関における教育・学習に関わる基盤・応用技術に関する研究発表や実践発表を通じ、教育学習を支援する情報技術の発展に貢献することを目的として設置されたものです。 今回の発表テーマは「教育学習支援情報システムの安定稼働および一般」。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、今年度はほぼすべての教育機関において遠隔教育の実施を余儀なくされました。多くの運用事例が蓄積され、教員も学生も少しずつ慣れてきた今でこそ遠隔教育のポジティブな要素も見えてきつつあり、今後の教育改革につながる側面にも期待の集まるところですが、やはり当初期にはさまざまな困難がありました。特に教育学習支援情報システムの安定稼働をどう確保するかは、各大学において緊急の課題であったと思います。   本学では、今回の事態が生じる前から全学生に無償でノートPCを貸与し、OpenCEASという教育学習支援情報システムを全学的に使用してきました。今回のような突発的な事態において、この体制が既に構築されていたことは大きなアドバンテージとなりました。結果的に、多くの大学が授業開始日を遅らせるなど苦肉の策を強いられた中にあって、本学では当初予定どおり4月10日から授業を開始することができました。   ▼2014年度新入生からノートPC貸与を開始し、PC教室を撤廃して各教室にWi-Fi環境を整備。現在は約2,200人の学部生全員が貸与PCを学内外の学習に自由に活用しています(4年次に特定の講習を受講すればそのまま譲渡されます)。MicrosoftのOffice365アカウントも学生全員に付与され、Microsoft Teamsなどのツールを使った遠隔授業、オンライン面談、Web模擬面接なども特別対応なく実施が可能に。   ※新入生オリエンテーションの様子(2019年4月撮影)   すべてにおいて手探りのスタートから、時に教員間で情報を提供し合ったり、学生の皆さんからいただいたアンケート結果をもとに研修会を開催したり、研鑽を重ねながら遠隔授業の質的向上に努めてきましたが、そのような努力が可能になったのも、こうした土台がしっかりと作られていたからにほかなりません。   さらに本学では、OpenCEASを教育支援以外のさまざまな部分に活用することで、日々刻刻と生じてくる事態への対応を迅速にはたすことができました。ネット環境整備奨学金の給付口座確認や健康管理チェックなど、従来想定もしていなかったシステムの活用は今後にも大いに生かせる財産になりました。   今回、教育学習基盤センターでは上記の成果をまとめた報告原稿を作成し、教育学習基盤センター長の福森先生よりオンライン発表を行っていただきました。遠隔授業のみにとどまらない教育学習支援情報システムの幅広い運用の先進的事例として、他大学の方々からも多くの注目を集めました。   既に来年度の授業方針も発表されていますが、本学では今後もより質の高い授業を学生の皆さんに提供し、今以上にしっかりと学びを深めてもらうことができるよう、努力をつづけていきたいと考えています。   教育学習基盤センター

2020.12.14

学内演習での感染予防に対する取り組み~看護医療学科

新型コロナウイルス感染症の流行にともなって、大学生活を送る上で、これまで以上に感染予防行動や体調管理の重要性が高まっています。そこで、基礎看護学領域ではマスクの着用・手指消毒・3密を避けることを徹底するとともに、学生が自ら感染予防を意識した行動をとることができるような取り組みを行っています。   毎回の授業開始前に、看護医療学科で作成した「体調管理・行動記録表」に沿って自らの体温や体調について教員に報告後、非接触型体温計を用いた検温を実施しています。「体調管理・行動記録表」は毎日の体温測定結果と体調を記録するようになっており、学生が自分の体調について判断する指標となっています。     また、ユニフォームへの更衣時には密集・密接を避けるために3ヶ所に分散して更衣を行っていますが、どの更衣室であれば密集しないのかを、学生が自分で判断できるようにボードを作成し活用しています。お互いにスムーズに更衣するためには、学生一人ひとりが責任をもってボードに更衣の状況を反映させることが必要になります。     社会全体として、これまでとは異なった生活様式が求められるようになり、学生自身も迷ったり我慢したりしながら、大学生活を送っていることと思います。しかしながら、このような状況だからこその学びや成長もあるのではないかと思います。 現在取り組んでいる体調管理や感染予防行動をとおして、医療者として「自分で判断する力」「責任をもって行動する力」を身につけてほしいと願っています。   看護医療学科 基礎看護学領域教員 林有学・須藤聖子・小林智子・本田健治郎・中西恵理

2020.12.14

畿友会(学生自治会)だよりvol.62~クリスマスツリー点灯&イルミネーション!

こんにちは!畿友会です!最近とっても寒くなってきましたね…。 今年はコロナウイルスの影響で様々なイベントの中止などがあり、たくさんの楽しみがなくなってしまった人も多いと思います。安全な世の中になってほしいと願い、自分も、周りも安全に過ごせるように、感染予防をしっかりしてみんなで乗り越えていきましょう。   今年ももう少しで終わりが近づいてきました。冬はイルミネーションが綺麗な季節です!お気づきの方も多くいらっしゃると思いますが、毎年恒例!畿央大学の正門などでイルミネーションの点灯が始まりました!また、エントランスでクリスマスツリーを飾りました!!少しでもみなさんに楽しんでもらえるように、思いを込めて設置しました!   ▼星の飾りのイルミネーションです!夜になるとキラキラ光ります(^▽^)   ▼サンタさんが感染対策を注意喚起してくれています☺   ▼クリスマスツリーの飾りつけもキラキラしています!ぜひ写真を撮って楽しんでください!   大学に来た時にはぜひキラキラ感を楽しんでください(^^)/ みなさん体調には気を付けてくださいね!   畿友会 広報部 現代教育学科2回生 下岸あすか   【畿友会(学生自治会)だよりの関連記事】 畿友会(学生自治会)だよりvol.60~クリスマスツリー点灯! 畿友会(学生自治会)だよりvol.59~イルミネーション点灯! 畿友会(学生自治会)だよりvol.58~イルミネーションを設置!

2020.12.11

2/13(土)畿央大学公開講座「コロナ時代におけるこれからの認知症ケア」を開催します。

コロナ時代における「認知症ケア」について     本学では、地域の方々に生涯教育の場を提供することで、地域社会に貢献することを目的とした公開講座を毎年実施しています。今年度は、コロナウイルス感染症の影響に鑑み、直接ではなくオンライン(Zoomウェビナー)で講座を開催することといたしました。インターネットに接続できる環境があれば、パソコン・スマートフォンからご視聴いただくことが可能です。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。 ※「きおとれ」アプリ体験を希望される方のみ(先着20名限定)直接参加の募集をします。   開催日時 2021年2月13日(土) 13:00~13:40 第20回畿央大学公開講座 13:40~14:00 「きおとれ」アプリ体験(先着20名限定)※直接参加のみ 開催方法 オンライン(Zoomウェビナー) ※視聴用のURLは後日お知らせします。 定員 各回100名(先着順) ※2020年12月14日(月)から申込を開始します。 参加費 無料 第20回 畿央大学 公開講座        13:00~13:40 「コロナ時代におけるこれからの認知症ケア 」     畿央大学 看護医療学科 教授 山崎 尚美 コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、社会情勢や生活様式が以前と比べると大きく変化しています。それに伴い認知症 ケア の在り方も変わらざるを得ない状況となり、例えば面会を対面ではなくタブレットを介してバーチャルな形で 行うといった変化も起こっています。このような変化は「新しい生活様式」やこれらのリソースに対応できる人と対応できない人との間で差が生じており、これからの介護において大きな課題となっています。人と人がつながりにくい、少し生きにくいとも言えるような状況下で、今後どのように介護と向き合っていくべきなのか、講座を通して一緒に考えていきましょう。   「きおトレ」アプリ体験 13:40~14:00 「きおトレ」アプリ体験【先着20名】 ※直接参加を希望される方にご参加いただけます “きおトレ”とは ご自身の認知機能を知ることが出来るスクリーニングアプリです。 (体験の際に使用していただくタブレット機器は、こちらでご準備 いたします 。)   【注意事項】 ※コロナウイルス感染症防止対策を万全にして講座・体験を実施しますが、実施日前14日以内に以下に該当する場合は、参加を控えてくださいますようお願いします。 ①発熱( 37.5 度以上)、息苦しさやだるさ、風邪の症状等の体調不良がある。 ②新型コロナウイルス感染症に罹患された方との接触がある。 ③同居者に前述の症状がある。 ④ご自身及び同居されいてる方に海外への渡航歴がある。 ◆マスクの着用とアルコールによる手指消毒の徹底をお願いします。 ◆受付時に検温をさせていただき、発熱( 37.5 度以上)や呼吸症状の以上 などが見られる場合は参加をご遠慮いただくことがあります。 ◆アプリ体験では 、講師及びスタッフ 、また受講者の方々にもフェイスシールドを着用していただき実施いたします 。   申込方法 【以下のいずれかの方法でお申し込みください。12/14(月)~受付開始】 E-mailでお申込みの場合 ①氏名(フリガナ)、②年齢、③住所、④電話番号を明記の上、info@kio.ac.jpまでお申し込みください。   専用フォームによるお申し込みの場合 申込フォーム(下記QRコード) からお申込みください(メールアドレス必須)。 開催前に参加用URLを申込メールアドレス宛に送信します。    【QRコード】※フォームの公開は12/14(月)から   お申し込み・受講にあたっての注意事項 ・本講座は、Zoom(アプリケーション)を利用したZoomウェビナーです。インターネット環境があればパソコン・スマートフォン・タブレットから受講することが可能です。 ・Zoomアプリは必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。 ・受講者は顔や名前が他の受講者に表示されることはありません。 ・講座当日までに、お申し込みいただいたE-mailへ受講のためのURLをお送りします。 ・講座の映像・音声等を許可なくスクリーンショットや写真・動画・音声で記録すること、またそれらを第三者に共有・公開することを固くお断りいたします。 ・講座を受講するために必要なURL・パスワードを第三者に共有・公開することを固くお断りいたします。 ・お預かりした個人情報は、本講座に関わる業務にのみ使用します。また、予め本人の同意を得ることなく第三者に提供することはいたしません。   問い合わせ先 畿央大学 教育推進部 公開講座係 E-mail:info@kio.ac.jp  TEL:0745-54-1601   ▼ポスターPDF(画像をクリックすると、PDFデータがご覧いただけます。)   【過去の公開講座の開催レポート】 第18回畿央大学公開講座 第17回畿央大学公開講座 第16回畿央大学公開講座 第15回畿央大学公開講座B・C 第15回畿央大学公開講座A 第14回畿央大学公開講座 第13回畿央大学公開講座 第12回畿央大学公開講座

2020.12.11

「教採受験者から学ぶ会」を実施しました。

教員採用試験・公立幼保試験に合格した4回生が、後輩たち3回生に向けて自身の取り組みや体験について話してくれました。   今年は昨年と同様、校種ごとに日を分けて実施しました。小学校は、11月3日(木)、と12月10日(木)、養護は11月24日(火)、特別支援は12月1日(火)、栄養は12月3日(木)、そして公立幼保は11月30日(月)にそれぞれ行いました。 小学校については、 奈良県・岡山県の合格者が3日、大阪府・大阪市・堺市の合格者が10日、と合格した自治体等でさらに日を分けて行いました。     いつからどんな勉強をしていたのか、どういう勉強方法だったのか、面接対策はどのようにしたのか、どれくらい併願受験したのか、ボランティアやアルバイトはどうしていたのか等、一人一人が詳しく話してくれました。     特に、集団面接や個人指導のイメージを持ってもらえるよう、実際に模擬面接や場面指導、模擬保育などを実演してくれました。 3回生は、先輩たちの姿を見て圧倒されていました。4回生も自分たちがこの学ぶ会で先輩の姿を見て驚き、努力を続け今ここにあることを伝えてくれました。   それぞれの発表の後は、フリータイムということで、4回生が作っていた面接ノートや使用していたテキストを実際に手に取ってみて、個別に質問する3回生の姿が見られました。   堂々と自信をもって発表している4回生の、教員採用試験を経てこんなにも成長した姿に感心するとともに、4月から先生として頑張っている姿が思い浮かび、頼もしく感じました。4回生のみなさん、卒論で忙しい時期に、どうもありがとうございました。     3回生のみなさん、教採・公務員対策室も全力でサポートしていきますので、先輩の言葉をしっかりと受け止め、来年度の採用試験に向けてみんなで頑張りましょう。

2020.12.11

就職レポートNo.594(病院/看護師)看護医療学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第594弾! 看護医療学科10期生(21卒) N.H さん 病院(看護師) 勤務       【その病院に決めた理由】 以前から友人に良い病院だと聞いており、病院説明会でも穏やかな明るい雰囲気が感じられました。また、チームでの教育体制であるので、自分の状況を理解してくださっている先輩看護師が多く、不安や疑問に思ったことも相談しやすい環境であると思いました。このような教育体制や福利厚生が整っていることからも、自分が看護師として成長し長く働くことができると考え、この病院を志望しました。     【就職活動を振り返って】 いくつかの病院説明会に参加し、そこで印象に残った病院のインターンシップに申し込みましたが、新型コロナウイルスの影響で中止となりました。病院の雰囲気を知るために重要なインターンシップに参加できなかったこともあり、病院を決めるのはすごく悩んだのを覚えています。 また、面接の日程が延期になったり、web面接に切り替わるなど、不安な時期が続きましたが、キャリアセンターの方に助けていただきながら本番に向けて面接練習を重ねました。     【就職活動でPRしたポイント】 自分の強みがその病院で今後どのように生かされるかを具体的に伝えるようにしました。 また、自分の理想の看護師像を明確にし、どのような看護を行っていきたいのか、その看護をするためになぜ多くの病院からこの病院を選んだのかを伝えるようにしました。 Web面接でもあったので、自分の考えを明るく笑顔でハキハキと話すことができるというところをアピールできるように、話し方には気を付けるように意識しました。     【キャリアセンターと就職サポートについて】 事前に自己PRを提出しましたが、その内容の添削を丁寧にして頂いたり、面接練習を何度もして頂きました。 面接練習では、志望している病院の面接傾向などを把握してくださっていて、さまざまな質問をしてもらいました。自分の考えを簡潔にうまくまとめて話すのが苦手なのですが、自分の答えた内容や話し方などもどのようにしたら良いか、たくさんアドバイスして頂きました。面接練習でいろんなタイプの質問をして頂いたおかげで、本番も自信をもって落ち着いて話すことができました。 また、面接日程や面接の方法に急な変更もありましたが、それに合わせて丁寧に対応して頂き感謝しています。ありがとうございました。     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 3年生は実習で忙しく、就職活動まで手が回らないこともあるかと思います。 しかし、自分と同じような状況でも就職活動をしている看護学生がいて、病院説明会が定員に達して締め切られていたり、申し込みたいインターンの締め切りがすでに終わっていたりすることもあります。気になる病院があるのであれば、面接やインターンなどの日程確認しておくことが大切だと思いますし、まだ何も決まっていなくても早めに合同病院説明会に参加して、いろいろな病院の情報を集めておくことが重要だと思います。 採用試験本番はとても緊張すると思いますが、キャリアセンターの方はたくさんサポートしてくださいますし、自信を持って臨めると思います。 自分に合った病院を見つけて、悔いのない就職活動ができるように応援しています。頑張ってください!  

2020.12.10

就職レポートNo.593(生駒市/公立幼保)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第593弾! 現代教育学科12期生(21卒) N.O さん 生駒市・公立幼保 勤務     【教員(保育士)を目指そうと思ったきっかけ】 保育所の年長組の時に、年下のクラスの子ども達の着替えやおやつの配膳の手伝いをするという経験をしました。その経験から年下の子どもと関わることが好きになりました。また、私の母が保育士をしているということもあり母の姿を見て保育士になりたいと思いました。   【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 私は私立幼稚園、公立保育所の二つの園でボランティアを体験しました。もちろん一つの 園で長くボランティアをするというのも良いと思いますが、私は二つの園で体験したからこそ様々な保育観や保育者の方の子どもとの関わり方を学ぶことができました。実習では、はじめはわからないことだらけで失敗もしましたが、たくさん学ぶことがあり良い経験をさせて頂きました。幼児教育コースは実習が4回あるので、その経験から自分がどこで働きたいのかというのを決めるのも良いかもしれません。   【畿央大学での大学生活について】  畿央大学では同じ夢をもつ仲間がたくさんいて、大変なこともありましたがお互いに励まし合いながら授業や実習、採用試験など様々なことを乗り越えることができました。また、クラブ活動では教職クラブに所属していました。そこで模擬授業や模擬保育を受けて、子どもの目線に立って考える力がついたと思います。畿央大学へ入学して本当に良かったと思いました。   【畿央大学の教員採用試験対策について】 今年はコロナ禍で対面の対策講座が実施されず、友達と一緒に大学で勉強をすることがなかなかできませんでした。また各自治体の試験内容が変更されることもあって戸惑うことも多かったです。しかし、オンラインで顔を合わせて教採・公務員対策室の先生や学部の先生と面接の練習をしたり友達と一緒に勉強ができたりしたことがとても嬉しくて心強かったです。先生方がたくさんサポートしてくださったおかげで無事合格することができました。   【理想の教員(保育士)像】 子どもや保護者の気持ちに寄り添い、前向きな言葉がけができる保育者になりたいです。子どもや保護者との日々のコミュニケーションを絶やさず、信頼関係を築いていきたいです。   【後輩へのメッセージ】 筆記試験や実技、面接と試験内容が盛りだくさんですが、同じ夢に向かって頑張る仲間がいるのできっと乗り越えられると思います。つらい時はそんな仲間や教採・公務員対策室の先生に相談してみるのも良いと思います。全てにおいて頑張った分だけ結果はついてくると思うので、自分に自信を持って前向きに最後まで諦めずに頑張ってください。

2020.12.09

大学院生が第1回日本ファシア会議で「一般演題優秀賞」を受賞!~健康科学研究科

2020年11月28日(土)、29日(日)にオンライン開催された第3回日本整形内科学研究会(JNOS)学術集会・第1回日本ファシア会議にて、健康科学研究科健康科学専攻修士課程の嘉摩尻伸さんが「一般演題優秀賞」を受賞しました。     受賞した嘉摩尻さんと指導教員である今北教授からのコメントをご紹介します!   【嘉摩尻さんコメント】 この度、第3回日本整形内科学研究会(JNOS)学術集会・第1回日本ファシア会議にて“一般演題優秀賞”を受賞することができ、大変嬉しく思います。今回は『癒着モデルラットに対するハイドロリリースの影響』というタイトルで、全身に張り巡らされているファシア(Fascia)という組織に着目し研究を行いました。癒着モデルラットに対してファシアハイドロリリースを行い、疼痛や筋組織動態がどのように変化するのかを痛み、筋組織滑走性、免疫組織化学の3つの視点から調査・分析しました。 これからも基礎研究を通してリハビリテーションだけでなく、広く医療に関する知見を少しでも明らかにしていければと思います。 今回も今北教授に研究開始から発表まで、懇切丁寧に指導していただきました。また、ともに研究を行った研究室のメンバーに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。   ▼オンラインでの発表風景     【今北教授コメント】 嘉摩尻君は、今年前半には2020年度日本理学療法士学会の研究助成に採択され、また、今回は第1回の日本ファシア会議にて『一般演題優秀賞』を受賞されました。1つだけでも素晴らしい受賞を1年の間に2つも受けられたのは、常日頃の努力の賜物かと思います。しかし、努力だけではこのような経験は出来ないと思います。きっと“なにか”を持っているのでしょう(笑)いずれにしても大変光栄なことですし、これからの研究活動にもプラスに働いてくれると思います。私自身も本当に嬉しく思います。本当におめでとうございます。   【関連記事】 大学院生の研究が日本理学療法士学会の研究助成に採択されました。

2020.12.08

就職レポートNo.592(奈良県/養護教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第592弾! 現代教育学科12期生(21卒) H.T さん 奈良県・養護教諭 勤務     【教師を目指そうと思ったきっかけ】 高校の時の養護教諭の先生に憧れたことがきっかけで、養護教諭を目指しました。部活の副々顧問ということもあり、いつでも寄り添って話をしてくださる反面、救急処置では臨機応変に対応されるかっこいい姿に惹かれたので、私もそうなれるように頑張ります。   【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 3回生の頃、母校の小学校で保健室ボランティアと教育支援ボランティアを経験させていただきました。また、小学校教諭の免許も取得するので、養護実習と教育実習の2回の実習を経験し、子どもたちとの関わり方や個別の支援方法、これからの課題を学び、とてもよい経験になりました。お世話になった先生方への感謝の気持ちを忘れず、この学びを職務に生かしていきたいです。   【畿央大学での大学生活について】 養護教諭と小学校教諭の2つの免許を取ることで、授業数や課題が多く大変だったけれど、忙しい中でも周りにいた友達のおかげでとても楽しく充実していました。保健教育コースは特に人数が少ない分、お互いに励まし合いながら何事も一緒に乗り越えられるよい関係が築けたので、4年間畿央大学で過ごすことができてよかったです!   【畿央大学の教員採用試験対策について】 コロナウイルスの影響で、試験がどうなるかわからず、友達に会えない中で対策をすることはとても不安でした。そんな中、教採・公務員対策室の先生方は、早くからWEB面接練習をしてくださりオンラインで問題資料を提供してくださいました。私が苦手とする面接練習や模擬授業は何度も先生方や友達に見てもらい、アドバイスをもらいました。合格できたのは、時には厳しく、時には優しく、私たちのために力を尽くしてくださったおかげだと思っています。   【理想の教師像】 私が理想とする教師像は、信頼される養護教諭です。現代では様々な健康課題がある中で、自分の悩みを打ち明けることができないままの子どもたちがたくさんいると思います。そんなときに「養護教諭の先生に話そう」と思ってくれるように、日々のコミュニケーションを大切に、信頼関係を築いていきたいです。   【後輩へのメッセージ】 実習やボランティアを通して、「自分は養護教諭に向いていないのかな…」と思うことがあるかもしれません。私は何度もありました。でも、向いていなくてもとりあえずがむしゃらにやってみようという前向きな気持ちでやり遂げました。養護教諭は採用人数が少ないため、教員採用試験対策は大変かもしれませんが、その分、合格したときの喜びは計り知れないほど大きいものです。皆さんも、体調に気をつけながら頑張ってください(^-^)応援しています!  

2020.12.08

慢性腰痛症例の筋活動と疼痛関連因子の経時的な関連性~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター

慢性腰痛患者には、立位で体幹を屈曲した時に、完全屈曲位で背筋群が弛緩する屈曲弛緩現象が減弱・消失することが報告されています。また、完全屈曲位から体幹を伸展させる時に背筋群の筋活動が増強もしくは減弱することも報告されています。これらの慢性腰痛患者に特徴的な筋活動と疼痛関連因子の関連性は十分に明らかになっておらず、特に経時的な変化については、同時に変化するのか、どちらかの要素が先行して変化するのかといった経時的な関連性は検討されていませんでした。畿央大学大学院博士後期課程の 重藤 隼人 氏と森岡 周 教授 らは、慢性腰痛症例を対象に経時的に筋活動と疼痛関連因子の評価を行い、シングルケースにおけるcross-lag correlation analysisを用いて、筋活動異常の改善と疼痛関連因子の改善が同時に生じることを明らかにしました。この研究成果は、Journal of Pain Research誌 (Temporal Associations Between Pain-Related Factors and Abnormal Muscle Activities in a Patient with Chronic Low Back Pain: A Cross-Lag Correlation Analysis of a Single Case)に掲載されています。   研究概要 慢性腰痛患者の筋活動の特徴として、立位で体幹を屈曲した時に、完全屈曲位を保持した時に背筋群が弛緩する屈曲弛緩現象が減弱・消失することや、完全屈曲位から体幹を伸展させる時に背筋群の筋活動が増強もしくは減弱することが報告されています。また、慢性腰痛患者の痛みや能力障害には心理的因子や身体知覚異常などの多角的な因子が関連することが報告されています。しかし、慢性腰痛患者の筋活動と疼痛関連因子の間の経時的な関連性は明らかにされていませんでした。本研究では、経時的に筋活動と疼痛関連因子の評価を行い、シングルケースにおけるcross-lag correlation analysisを用いて、筋活動と疼痛関連因子の間の経時的な関連性を検証しました。その結果、筋活動異常の改善と疼痛関連因子の改善が同時に生じることを明らかにしました。   本研究のポイント ■ 慢性腰痛を有する1症例の筋活動と疼痛関連因子の経時的な関連性をシングルケースにおけるcross-lag correlation analysisを用いて検討した。 ■ 立位体前屈における屈曲弛緩現象の低下の改善と身体知覚異常の改善が同時期に生じるを示した。 ■ 体幹を伸展する時の筋活動の改善と痛み、心理的因子、能力障害の改善が同時期に生じることを示した。   研究内容 慢性腰痛を有する1症例を対象に、疼痛関連因子の評価と筋活動の評価を経時的に行いました。疼痛評価としてShort-form McGill Pain Questionnaire-2 (SFMPQ-2)、心理的因子の評価としてÖrebro Musculoskeletal Screening Questionnaire-12 (OMSQ-12)、身体知覚異常の評価としてFremantle Back Awareness Questionnaire (FreBAQ)、能力障害の評価としてPatient-Specific Functional Scale (PSFS)を評価しました。筋活動は表面筋電図を用いて、立位体前屈課題時の脊柱起立筋の筋活動を測定し(図1)、屈曲弛緩現象の指標である屈曲弛緩比率:FRR、完全屈曲位(完全屈曲相)での筋活動、伸展させている時(伸展相)の筋活動を算出しました。     図1:立位体前屈課題   経時的に測定した筋活動と疼痛関連因子の経時的な関連性を検討するために、シングルケースにおけるcross-lag correlation analysisを行いました。     図2:筋活動指標と疼痛関連因子の同時期における相関係数 各図形は〇:疼痛、△:能力障害、◇:身体知覚異常、□:心理的因子と筋活動指標との相関係数を示しています。塗りつぶされた図形は有意な相関関係であったことを示しています。   本研究の意義および今後の展開 本研究成果は、慢性腰痛患者の経時的な疼痛関連因子の変化が経時的な筋活動の変化に影響することを示唆するものです。そのため、今後はサンプルサイズを増やしてさらなる経時的な関連性の特徴を検討するとともに、疼痛関連因子を考慮した慢性腰痛患者の筋活動に対するアプローチを提唱する臨床研究を進めていく予定です。   論文情報 Shigetoh H, Nishi Y, Osumi M and Morioka S Temporal Associations Between Pain-Related Factors and Abnormal Muscle Activities in a Patient with Chronic Low Back Pain: A Cross-Lag Correlation Analysis of a Single Case  Journal of Pain Research   問い合わせ先 畿央大学大学院健康科学研究科  博士後期課程 重藤隼人 E-mail: hayato.pt1121@gmail.com   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学大学院健康科学研究科 教授 森岡 周 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp  

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