2013.06.03
運動器リハビリテーションセミナー2013基礎編を開催しました
6/2(日)、『運動器リハビリテーションセミナー2013』基礎編を開催いたしました。
このセミナーは昨年度から始まり、今年で2年目になります。セミナーは基礎編、応用編、臨床編、実践編という4編構成になっており、リハビリテーション専門職種に対して運動器を基礎から最新の知見までを系統立てて学べるようになっています。
『膝関節を学び、その関連疾患を学びましょう!』というテーマの研修会は全国で行われております。しかし、解剖や生理学、運動学といった養成校時代の低学年で履修が終わる基礎科目はリカレント教育(大学に戻って再教育)の場がなく、独学にならざるを得ない状況です。実際、聴講者からは「基礎を学ぶ場がないので助かる」「基礎分野もこんなに最近の知識は変わってきていることを知らなかった」「基礎知識を臨床に活かしていきたい」「基礎をもとにした応用、臨床、実践編が楽しみ」など多くの嬉しいご意見をいただいております。
今回の参加者は約90名。セミナーの内容は…
最初に登壇の峯松先生。
骨の教科書的な内容に始まり、骨粗鬆症に対する最新の考え方と対処法などをお話しいただきました。
聴講者は理学療法士や作業療法士など、リハビリテーション専門職種の方々ばかりですが、首を縦に振って、興味深く聴講している姿が印象的でした。
次は、福本先生が筋についてお話ししました。本学で筋と言えば今北先生が著名ですが現在はアメリカでさらなる知識を深めておられるため、大部分の講義資料を今北先生にご準備いただき福本先生が話を進めると言った方法をとりました。
福本先生は「今回のセミナーで、筋については私が一番勉強になったのかもしれません。」とおっしゃっています。
続いての登壇は、瓜谷先生。
関節について講演いただきました。
いつもの瓜谷ワールドで会場を包んでいました。
興味深く聴講している受講生に対し、続きは応用編で…との予告がありました。
最後は再び福本先生が、神経の話をされました。福本先生が神経の話?と言われることがありますが、実は先生、九州での臨床時代は恩師と共に運動制御に関する研究に携わっておられたそうです。その時の昔話などをおりまぜて話されました。
運動器リハビリテーションセミナーは、それぞれの分野のスペシャリストが全力で講演しておられます。
引き続き、応用編(8月)、臨床編(10月)、実践編(2014年2月)と続きます。
現在も、継続して受付しています。ご来場をお待ちしております。