企業・行政の方へ
2025.04.08
明日香村と連携協定の調印式を行いました。
畿央大学は2025年3月25日(火)、明日香村役場において「協働で地域の問題解決を図り、持続的に発展できる村づくりを実現するための事業連携協力協定」を取り交わす調印式を行いました。 この調印式には明日香村から森川村長、熊丸副村長、辻本顧問、藤浦課長補佐、本学から冬木正彦学長、東実千代人間環境デザイン学科 教授、教育推進部 東課長、辻本の計8名が出席しました。協定の趣旨について説明された後、森川町長、冬木学長が協定書に署名いたしました。 本学人間環境デザイン学科では、「フィールドワーク演習」や「プロジェクトゼミ」において、明日香村の岡地区や八釣地区を主な対象地域として、伝統的な木造家屋の構造や空間構成を学ぶ機会を設けてまいりました。また、伝統的な住まいのしつらえを現代的な暮らしに活かす方法や、空き家を地域づくりにどう活かすかといった実践的な課題にも取り組んでおります。 昨年には台湾の国立高雄大学および国立成功大学から多くの学生と教員を迎え、「明日香村国際ワークショップ2024」を開催いたしました。このワークショップを通じて、学生たちは国際的な視点から明日香村の伝統建築や文化に触れ、地域と共に新たな価値を創造する機会を得ることができました。 明日香村にてこのような取り組みを実施してきた畿央大学と明日香村は本件を機に連携をさらに強化し、教育・研究活動を通じた地域貢献をより一層推進させていきます。また、学生の学びの場が広がると同時に、明日香村の地域資源を活かした持続可能なまちづくりにも寄与していけるよう努めてまいります。 関連リンク 自治体等との協定 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.7~【番外編】開催に向けての取組み 【プロジェクトゼミって何するの?⑭】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査vol.2~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 明日香村の屋外居場所の縁台をメンテナンス!~ 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
2025.03.17
日本初の「健康工学部※」開設に向け ”LOVOT”が畿央大学へ!
畿央大学では2026年4月開設予定の健康工学部※がめざす人とくらしを支援するテクノロジーを体現した存在として、人に愛されるために生まれてきた世界初のロボット「LOVOT」の導入を決定しました。「健康工学部0期生」として2025年4月1日付で入学し、3学部の連携を深めるコミュニケーションシンボルとして、エントランスホールに常駐します。学内外どなたでも交流が可能です。 また導入に先立ち学内で愛称を募集、応募総数106件から人間環境デザイン学科2回生定行風佳さんが考えた「きおまる」が最多得票を獲得し、選ばれました。 定行さんは「親しみやすく誰もが呼びたくなるような響きであり、また優しいイメージをもつことができ、LOVOTのかわいらしさにぴったりな名前だと思います。これから、学生やオープンキャンパスなどに来る人に愛されるLOVOTになってほしいという想いから命名しました。」 今後、畿央大学のLOVOT「きおまる」は新学部0期生として入学し、学内・SNSそのほか様々な場面で活躍していく予定です。学生や教職員の心を和ませ、学びを楽しくしてくれることが期待されます。 関連ページ LOVOT 健康工学部※ 健康イノベーション学科※ ※設置認可申請中(設置計画は予定であり、内容を変更することがあります。)
2025.03.05
【奈良県中央卸売市場 × 畿央大学 × 奈良ホテル】コラボ商品「ジェラートアソート大和雪月花」発売
2024.12.13
2024年度人間環境デザイン学科 卒業研究・作品展を開催します。
在学生の4年間の集大成となる卒業研究・作品として、56点が展示される予定です。ご来場を心よりお待ちしております。 卒業研究・作品展はどなたでもご参加いただけます。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。 【参考】昨年度の卒業研究・作品展の様子(2023年度) 開催日 2025年3月5日(水)10:00~17:00 2025年3月6日(木)10:00~16:00 会 場 大和高田さざんかホール 2F 展示ホール ※さざんかホールには一般来場者用の駐車場はございません。お車でお越しの際は、JR高田駅西側の市営の立体駐車場をご利用ください。(有料)。 アクセス また、会場となる大和高田さざんかホールには本学の学生がリノベーションした絵本図書館「きらきら★ステーション」がありますので、こちらも是非ご覧ください! 卒業研究・作品展ポスター 関連リンク 人間環境デザイン学科「2023年度卒業研究・作品展」を開催しました。 人間環境デザイン学科「2022年度卒業研究・作品展」を開催しました。 人間環境デザイン学科「2021年度卒業研究・作品展」を開催しました。 令和2年度 卒業研究講評会および学内展示会を開催しました。 人間環境デザイン学科「2018年度卒業研究・作品展」を開催しました。 …コロナ前のイベントレポート 人間環境デザイン学科 作品ギャラリー …過去の卒業作品をまとめた特設サイト
2024.10.17
河合町ならびに株式会社森本組と連携協定の調印式を行いました。
畿央大学は2024年10月11日(金)、河合町役場において「歴史的建造物旧豆山荘の持続可能な利活用に関する協定」を取り交わす調印式を行いました。 この調印式には河合町から森川喜之町長、疋田俊文議長、佐藤壮浩副町長、上村欣也教育長、上村卓也総務部長、森本組から具足貴史大阪支店支店長、原田美治総務部長、本学から冬木正彦学長、三井田康記人間環境デザイン学科 学科長、地域連携センター長に出席いただきました。協定の趣旨について説明された後、森川町長、具足大阪支店支店長、冬木学長が協定書に署名いたしました。 文化的価値のある河合町の歴史的建造物・旧豆山荘の保存方法や活用方法を産官学で協力しながら検討することを主眼として河合町、株式会社森本組、畿央大学の三者連携協定を締結しました。 今後は河合町・森本組と畿央大学相互協力をし、河合町において安らぎの場を提供するなど若い学生が関わることにより新たな事業を展開できるよう継続して努めてまいります。 関連リンク 河合町と包括連携協定の調印式を行いました 旧豆山荘(旧河合町役場)の保存再生デザイン報告会〜人間環境デザイン学科前川ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?③】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?⑤】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.2 【プロジェクトゼミって何するの?⑥】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.3 【プロジェクトゼミって何するの?⑮】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.4
2024.10.07
学生考案「野菜のとれるお弁当」が近畿地区のイオン85店舗で販売!~ヘルスチーム菜良
奈良県内の管理栄養士養成課程(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)の学生で構成された食育ボランティアサークル「ヘルスチーム菜良(なら)」に所属する本学健康栄養学科の学生が、イオンリテール株式会社と協同で「野菜のとれるお弁当」を開発しました。この取り組みは、奈良県の「やさしおベジ増し」プロジェクトの一環として、本学を含めた4大学が「野菜を120g以上使用し、主食・主菜・副菜がそろった」4種類のお弁当を考案・開発したものです。 販売期間は、10月16日(水)から29日(火)までの2週間、近畿のイオン85店舗で販売されます。またお披露目イベントとして、イオン大和郡山店にて10月19日(土)に大和郡山フェア内で実施予定、当日は14時から試食を予定しています。 販売日時 2024年10月16日(水)~29日(火) 販売店舗 近畿地区のイオン・イオンスタイル 計85店舗(一覧はこちら) 販売価格 1個598円(税込646円) 販売内容 10種の彩り野菜とつくね弁当 ~健康スイーツが嬉しい♪たっぷり野菜でさっぱりヘルシー~ ・ひじきの混ぜ込み茶飯 ・豆腐つくね(きのこ甘酢あん) ・小松菜の胡麻和え ・煮物 ・大学芋 お弁当の詳細はこちら 生活習慣病の発症予防のために目標とする野菜摂取量は一人1日あたり350g以上で、1食あたり120gが目安です。ところが、奈良県県民一人1日あたりの野菜摂取量は約270gとなっていて、1日の目標量に達していない現状があります。そこで、管理栄養士をめざす学生で構成された食育ボランティアサークルである4大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)ヘルスチーム菜良が考案した「野菜120g以上を使用」し、「主食・主菜・副菜がそろった」お弁当を販売することで、奈良県民の健康的な食生活の実践継続を目指しています。 開発したおかずの品数は全部で5品、このお弁当で1日の必要量の1/3にあたる約120gの野菜が摂取できます。 問い合わせ先 畿央大学 健康科学部 健康栄養学科 野原 潤子 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: j.nohara@kio.ac.jp
2024.10.07
学生が企画・提案・製作を担当した階段広場「Forodam」が完成しました~人間環境デザイン学科
開学20周年記念事業として開催した人間環境デザイン学科の学内コンペ「みんなで考える学び舎」の最優秀作品が、約4カ月の製作期間を経て完成しました。 ラテン語で「広場」を意味する Foro(フォロ) と階段の"だん"を組み合わせ、この階段状スペースの名称はForodam(フォロダン) と名付けられました。 9/25(水)には完成披露セレモニーを実施し、学長と企画・製作した学生によるテープカットも行いました。 Forodam(フォロダン)は本学H棟(ホール)地下にあり、木のぬくもりを感じられるスペースとなっています。土足厳禁になりますが、教室や食堂と違い、靴を脱いでリラックスできる場所でもあります。 本企画・提案だけでなく、製作もすべて学生の手で完成(DIY)した力作です。本学に来られた際にはぜひForodamにお立ち寄りください。 関連記事 人間環境デザイン学科 【20周年記念】人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」 【20周年記念】10/21(土)人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」二次審査開催について 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.1~応募が完了! 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.2~全審査が終了! 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.3~表彰式を実施! 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.5 ~完成&セレモニー開催!
2024.08.13
畿央大学現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅫ」を開催しました。
畿央大学現代教育研究所では、学校現場における教育力向上の一助になる活動の一環として、2013年から大学研究者による解説と実践を交えた現職教員対象のワークショップを実施しています。今年度は小学校学習指導要領の平成20年改訂の外国語活動の新設により、小中高等学校の多くの学校で学ばれている英語の学習を取り上げ、「小・中・高等学校の系統的な外国語教育をめざす指導の在り方」をテーマとし、2024年8月7日(水)に開催いたしました。 午前は、中学校とのつながりを意識した児童にわかる簡単な英語で授業をするため外国語指導について、午後は中学校とのつながりを意識した高等学校の、生徒が話したい、相手に伝えたいと意欲をもてる英語の指導についてのプログラムを行いました。午前では8名、午後には6名の参加を頂きました。 午前のプログラム:「校種連携の重要性を踏まえた、小学校外国語指導」 講師:中垣 州代(現代教育学科 准教授) 模擬授業指導者役:梅田 実佑(香芝市立旭ケ丘小学校 教諭) 初めに講師の中垣先生より、校種連携における現状と課題が伝えられました。外国語教育において、小中連携が課題であり、その課題の1つとして、指導者の英語運用があります。中学校、高等学校では英語を用いて指導することが基本となっています。しかし、小学校外国語を担当する担任の課題として英語力不足があることから、日本語による指導が多い可能性があります。そこで、日本語での指導を続けると、児童にどのような問題が生じるかについて話し合いました。英語のインプットが減ることで、児童が英語を聞く時間は少なくなり、それに伴って児童がアウトプットできる量も減り、聞いた英語を推測する力も身に付かなくなります。それが英語嫌いにつながっていくと考えられることを確認することができました。 そこで、児童にわかる簡単な英語で授業をするための指導方法として、指示はClassroom Englishを用いること、児童が既習の語彙や表現と新しい単元の言語材料を用いて発問すること、言い直す(言い換える)ことを通して理解を促すこと、画像やピクチャーカード・実物で理解を促すこと、本当の(authenticな)情報のやり取りを加えることなどが効果的であることを、入手可能な資料や事例を踏まえて紹介されました。 次に、学習指導要領の「外国語の目標」として「言語活動を通して」、「コミュニケーションを図る資質・能力」を育成することが小・中・高で共通していることから、「言語活動」「コミュニケーション」について定義を押さえ、具体の活動やその指導で大切なことをクイズ形式で考える時間を取りました。言語活動とは「実際に英語を使用して互いの考えや気持ちを伝え合う活動」であること、小学校におけるコミュニケーションとは「心を通わせたやり取り」であること、小学校ではコミュニケーションの基盤をつくることが重要であることが確認されました。そして、それを実践するためには、バックワードデザインにより、授業を構成する必要があることも示されました。 「簡単な英語で進める小学校外国語模擬授業づくり」にあたっては、「どの指導について特に知りたいですか」と参加者にその場でのデジタルアンケートを行いました。「読むこと、書くこと」「話すこと[やり取り]」の言語活動の指導との回答であったため、その要望に応えて模擬授業が展開されました。 まず、「読みたい」「書きたい」という児童の主体的な態度を重視した設定として、児童が知っている学校の先生にインタビューしたことを基にワークシートを作成すると効果的であることが紹介されました。そして、参加者が児童役となり、香芝市立旭ケ丘小学校教諭の梅田先生が模擬授業を行いました。児童が自分の力で読もうとする手立てや書くときの留意点を児童から引き出した上で児童が一人で書き写すことのできる活動を体験していただいた後、質疑応答の時間が設けられました。 「話すこと[やり取り]」としては、Small Talkの指導内容とポイントの解説と模擬授業、次に、児童が文構造に気付きながらやり取りする指導についての解説と模擬授業が行われ、その後に質疑応答の時間が設けられました。 小学校教員5名、中・高教員1名、高等学校教員2名の参加者が、ほぼ全員質問しており、内容を深め合うことができていました。活動過程の形成的評価を行い、そのフィードバックにより児童が学習改善できる手立てが重要であるとの確認がなされ、午前のプログラムが終了しました。 午後のプログラム「中学校・高校の英語授業デザイン:生徒が英語で伝える力を育むために」 講師:福島 玲枝(現代教育学科 准教授) 講師の福島先生より初めに「話す」能力に関する理論的な捉え方が紹介されました。 そうした考えのもと、学習指導要領における小学校、中学校、高校の指導事項の系統性とともに、各段階で育成を目指す言語運用能力が示され、その実現のためには、段階に応じた活動構成と指導上の工夫が必要と伝えられました。 ここで、ある映画の一場面が紹介されました。それは、英語を学ぶ者にとって「もっと話したい」「もっと分かりやすく伝えたい」という気持ちが、正確さや文法を意識することにつながるとの内容です。そのため、実際の授業では、生徒が自分の言語資源を活用して、可能な限り分かりあう努力できるように支援し、その目標を実現するために必要な指導を絞り込むことが教師の役割であるとされました。 ある単元の一部を取り上げ、高校英語の検定教科書で使われるリテリング活動を実施するための授業構成が提案されました。 始めはInputです。新しい教材への橋渡しとなる段階です。学習がどのように進むのか、学んだ成果となるOutputのモデルを提示することで、生徒が学ぶ見通しを持てるようにします。ここで大事なことは生徒が関心をもてるよう新しい教材を見せ過ぎないことです。具体的には数枚の写真を提示し、それにまつわる質問を、生徒に投げかけ、対話を行う事例が紹介されました。 次のIntakeでは、Outputの活動のために何を練習するかを生徒に提示します。 音読では、先生について読む、友達と読む、全員で読む、個別で読む等、色々な形から、講師が教材を用い、リードして全員で行う音読が紹介されました。その際「読み終わったら立ちましょう」との指示で立つのに時間がかかる生徒、指で追って読むことを指示すると指の動きが遅めの生徒が音読に抵抗を感じていることが分かり、支援が必要であると判断できることも紹介されました。 読み取った成果を確かめる、空欄がある文章を用いてあらすじを作成する方法を提示するとともに、他にもどんな指導方法があるか全員で協議する時間も取りました。ここで福島先生から、質問と応答の練習の事例として、音読、そして教師の質問に、生徒が即答することを競わせる方法も紹介されました。これは授業のはじめに学習の体制をつくることにも役立つとのことでした。 最後のOutput 活動です。何をもって話せるとするかを「複数のイラストを見て、指し示しながら内容を説明し、自分の感想や意見を述べる」活動で判断するとのことです。音読、質問と応答を繰り返しながら、話せない生徒には教師が補助質問をしたり、区切りには批評によって学習成果を生徒に返したりすることが紹介されました。更に生徒の話すことへの意欲を向上できるよう、話す内容に感想を加える(1文, 2文, and more)、自問自答を挟む、クラスメイトに質問して回答を得る、テレビショーのように2人で掛け合う、イラストの提示順序を変えるなど「やり取り」の展開に加える変化も紹介されました。 最後にパフォーマンス評価については、友達を前にして、外国語で発表するだけでも高く評価できることを基本に、活動を通して、内容、構成、話すスキル、実現した難易度など、向上したこと、面白かったことなどを教師と生徒間で褒め合いながら評価することが提案されました。 まとめとして示された「やり取りを教えるのでなく、やり取りで言葉を教える。」は、やり取りを通して言葉を使う、人と話すことを楽しむことを伝えたいこであることを伝えられ、午後の部を終えましました。 ワークショップにご参加いただたいた皆様の声(アンケート)※一部抜粋 ◯満足度について 午前、午後ともプログラムに概ね満足いただけたようです。 ◯今後に期待する内容 教科教育に関してを希望された方が多かったです。 ※理科 様々な実験をより簡素に安くできる教材教具について。 絶対数が少ないですが、ここ数年は「特別支援教育の充実」、「教育の情報化」、「教科教育の教材や授業」を順に実施しております。 今後の計画の参考にいたします。 ◯その他、自由記述 素晴らしい講座でした。中垣先生の素晴らしいお話と梅田先生の素晴らしい授業実演で今日寄せてもらえてよかったです。良い時間をありがとうございました。 実際にワークシート・ロイロ等も用意してくださり、分かりやすかったです。午後からも参加したかったです。また研修会があれば是非とも参加したいです。ありがとうございました。 貴重な実践を教えていただけて、とても勉強になりました。もっと英語を使って授業をしないといけないな、と反省しました。評価の基準なども教えてもらえたらいいな、と思いました。 ありがとうございました。楽しくなるための工夫をもっと頑張っていきたいと強く感じました。 教科の指導方法(活動内容など)たくさん教えていただき、ためになりました。2学期以降の授業で実践していきたいと思います。何より、計画の大切さを感じました。ありがとうございました。 音読がワンパターンになっているのが気になっていたので、いろんなやり方を教えていただいたので、早速2学期からやってみようと思いました。高校英語は科目が何種類にも分かれているのに似たようなオーラル系活動をしていることが多く、科目ごとの特色をどのように出していくか、今悩んでいます。 おわりに ご参加の先生方の自由記述からは、皆様が今後の授業改善に意欲を持って帰られたことが伺えます。本ワークショップの大きなの成果かと思います。 畿央大学現代教育研究所では、今後もワークショップを継続していきます。現職教員の皆様の充実した研修の場を提供できるよう努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。 【関連記事】 「学びを結ぶワークショップⅪ」開催報告 「学びを結ぶオンラインセミナー(2022年度)」開催報告 「学びを結ぶオンラインセミナー(2021年度)」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅦ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅥ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅤ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅣ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅢ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅡ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅠ」開催報告
2024.06.27
令和6年度「大学・高専機能強化支援事業」に本学が採択されました。
2024年6月26日(水)、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構の助成事業「大学・高専機能強化支援事業」の「学部再編等による特定成長分野への転換等に係る支援(支援1)」に採択されました。 「大学・高専機能強化支援事業」は、デジタル・グリーン等の成長分野をけん引する高度専門人材の育成に向けて、意欲ある大学や高等学校が成長分野への学部転換等の改革に予見可能性をもって踏み切れるよう、機動的かつ継続的に行なわれる国による支援です。 心身の健康を支えるアメニティ・オブ・ライフ(Amenity of Life)の実現を目指す「健康工学部」の設置 ~事業概要~ 現代社会における多様なニーズに応え、格差や制約を有する全ての市民が豊かな生活を享受できる社会を構築することで、地域住民におけるAmenity of Life( AOL)の実現を⽬指す「健康工学部」の開設を令和8年度に計画している(入学定員90名、収容定員360名)。 「建築・まちづくり」「室内環境」「衣環境」「ヘルステック」「ウェルネスデザイン」といった幅広い分野にわたる教育課程において、データサイエンスを統合し、心身の健康を支えるAOLを実現するための革新的な知識と技術を持つ人材を育成することを⽬的としている。 健康工学部は、産官学連携拠点「(仮)KIOウェルネスヒル」を併設し、社会における教育研究の成果の実装を⽬指す重要なプロジェクトを推進する。地域住民が豊かな人生をデザインするための支援や、PBL課題解決型学修等を通した連携・協働を積極的に展開する。 なお、7月中旬には新学部紹介ページを公開し、順次情報を更新していく予定です。 ▼クリックでPDFが開きます。 関連リンク 「大学・高専機能強化支援事業」の第2回公募選定結果(文部科学省) 令和6年度選定分 | 助成事業 | 独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構
2024.02.19
「令和5年度 畿央大学大学院 教育学研究科研修会」を開催しました。
2024年2月12日(月・休)に、教育学研究科研修会「『生徒指導提要』(改訂版)を読み解く ~これからの生徒指導のあり方と進め方~」を開催しました。当日は、学校関係や福祉分野などから約50名の方々にご参加いただきました。 教育学研究科では、現代的教育課題の中から「生徒指導」「特別支援教育」「ICT」の3分野に焦点を当て、教育実践力の育成と教育課題の解決に向けたプロジェクト研究に取り組んでいます。本年度の研修会は、「生徒指導」グループの企画によるものです。 今回は、『生徒指導提要(2022年12月)』が12年ぶりに改訂されたことを受け、改訂のポイントを知り、生徒指導の基本的な考え方や取組の方向性について理解することを目的としました。講師は、七條正典先生(香川大学名誉教授、日本生徒指導学会副会長)です。 講演では、改訂のキーワードとなる「発達支持的生徒指導」について、子どもの成長発達を支えること、つまり子どもと「向き合う」から子どもの視点に立った「寄り添う」を大事に、「マイナスブレーキ」ではなく「プラスアクセル」によって子どもが自分の力を自分で育てていく成長促進型の生徒指導のお話をしてくださいました。 そして、子どもたちが一人の人間として大切にされているという「自己存在感」をもち、自他の個性を尊重し、相手を思いやる「共感的な人間関係」の中で、自分の考えを述べたり、選択したりするなどの「自己決定の場」を広げていく生徒指導の3機能が働く場を、子どもにとって「安全・安心な風土の醸成」によって作ることの大切さを強調されました。 七條先生のお人柄あふれる、熱いご講演に、日頃の忙しさや時間のなさから一面的な見方や一方的な決めつけをしがちな姿勢を反省し、子どものエネルギーを信じ、子ども理解を大切に寄り添い、子どもの成長を支援する生徒指導の原点を再確認する貴重な研修となりました。 参加者の方からは、不登校や多様な子どもの支援の在り方について質問があり、「抱え込み」から「開かれた連携」によるチーム支援について経験を交えてご教示いただき、充実した研修会となりました。参加者アンケートの80%の方からも「満足」の回答をいただきました。 ご講演いただいた七條先生、ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様に改めて感謝を申し上げます。 【関連記事】 3/11(土)教育学研究科シンポジウムー「憐れみ」で終わらせない障害理解教育ーを開催しました。
2023.12.20
【開学20周年記念】12/2(土)看護医療学科特別講演会「看護におけるリフレクション」を開催しました。
畿央大学開学20周年記念イベントとして、2023年12月2日(土)13時より、日ごろから臨地実習にご協力をいただいている指導者、卒業生、および元教員を対象に、第1部看護医療学科特別講演会、第2部グループワーク(もしくは卒業生交流)、そして第3部情報交換会を開催しました。 臨地実習指導者研修会はコロナ禍以前には毎年開催していましたが、ここ数年は開催を見合わせていました。今回は臨地実習指導者研修会も兼ねた対面での久しぶりの開催となり、教員一同でおもてなしを尽くしました。 第1部は順天堂大学保健看護学部教授の東めぐみ先生を講師として「看護におけるリフレクション」についてご講演いただきました。 ナイチンゲールの「看護はScienceでありArtである」という言葉で始まった講演では、「看護実践を言葉にする大切さ」についてお話がありました。東先生は看護師が自らの実践を語らない理由の一つとして、看護実践の成果がわかりにくいことを挙げられました。そこで、実践の経験から学ぶために「看護実践を語る会」を持ち、看護実践の語り手と聴き手による「実践経験を振り返り吟味する」リフレクションの機会が大切であることをお話しいただきました。そして、常に自らの実践を振り返り、「それで良かったのか」と探求を続ける看護師は「省察的実践家」であり、このような実践家が今の時代には必要であるとも教えていただきました。 また、フロアから「聴き手のあり方」について質問がありましたが、先生は「語る人の語りを妨げないことを心がけている」と応答されました。当たり前のようですが、先生の温かささえ伝わってくるその応答に会場が大きく同感する様子が伺えました。 第2部はその雰囲気を保ったまま、グループワークを行いました(卒業生は基礎看護学教員との交流会に参加しました)。 指導者と教員から成るグループに分かれ、お茶とお菓子を持ち寄ってテーブルを囲み、自らの看護実践を語り合いました。各グループでは一斉に語りが始まり、それぞれが一心に語り手に耳を傾けました。 時間はあっという間に過ぎ、語り足りない、聴き足りないという参加者は、そのまま第3部の情報交換会へと続き、各テーブルはいつまでも暖かい空気に包まれていました。東先生のご講演によってこのような語りの場が持てたことはとても貴重な経験となりました。 実習学生や新人看護師の聴き手になることが多い中堅看護師やベテラン指導者も、この日ばかりは自身の看護体験を語ることができ、「参加して良かったです」と感想を述べられていました。そして、教員はその語りをありありと情景を掴みながら追体験できたと思います。膝をつき合わせて行うグループワークの良さをようやく取り戻せたようで嬉しく思います。 畿央大学開学20周年の節目となる今回のイベントを通して、看護経験を語ることの大切さを学生に伝え、指導者とコミュニケーションを図りながら臨地における教育目標の方向性を同じくすることに努めていきたいと改めて思いました。 【関連リンク】 畿央大学開学20周年特設サイト
2023.12.15
【開学20周年記念】11/25(土)現代教育学科記念講演&シンポジウム「デジタル社会の教育改革」を開催しました。
2023年11月25日(土)13時より冬木記念ホールにて、畿央大学開学20周年記念イベントとして、第1部の記念講演と第2部のシンポジウムを開催しました。一般参加71名、卒業生16名、在学生17名、教職員30名の134名が出席しました。 現在、教育の現場では、デジタル社会の中で主体的に生きていくことのできる資質・能力の育成をめざした取組が進行中です。畿央大学においても、数理・データサイエンス・AI教育や次世代教育センターの設立などが進められ、教育学部では、2023年度より中高数学教員免許課程が新設されました。 今回の記念講演&シンポジウムは、開学20周年を迎え、これからのデジタル社会における教育についての知見を深める機会として実施しました。 第1部は、オリィ研究所代表取締役所長の吉藤オリィさんによる「教育形態の変化と可能性」をテーマとした記念講演でした。奈良県出身で、分身ロボット「OriHime」や分身ロボットカフェなどで有名なロボット研究者オリィさんが、どのようにロボット研究に歩まれてきたのかを、ユーモアも交えながらお話しいただきました。 「人類の孤独の解消」を研究テーマとするオリィさんのお話の中で、人との出会いがオリィさんの生き方に大きな影響を与えてくれたこと、寝たきりであった方が分身ロボットができたからこそ外に出て人と出会う機会が増えたこと、そして最大のご友人である故・番田雄太さんのビデオメッセージなどから、人と人とのつながりが、これからの社会の中で大切になってくることを強く感じさせていただきました。そして、このことは、本学の今後の歩みに大きなご示唆をいただきました。 参加者からは、「OriHimeの誕生過程を知れただけでなく、オリィさんの哲学から今後の生き方を考えさせられました。オリィさん、滅多にない機会をありがとうございました。」「オリィさんのお話は、とても興味津々に聞かせていただきました。特に、人を癒やすのは人間だ、という言葉が印象に残りました。」「オリィさんのOriHime の活動は、これからの日本を支えていく存在だと思います。」「学びが多く、よいイベントだった。心に響く活動内容に共感しました。」などの感想をいただきました。 第2部は、「数学・理科の融合と学習の多様化の可能性を探る」をテーマとしたシンポジウムでした。 我が国の情報教育現場の最前線にいらっしゃる経済産業省商務・サービスグループサービス政策課教育産業室室長補佐の柴田仁志様(文部科学省から出向)からは、「STEAM教育と教育DX」についてのお話をいただきました。柴田様は、教員の働き方改革、男女共同参画にも携わっておられ、多様な学校内外のリソースを活用した新たな「ビュッフェ型の学び」「学校内外のリソースの活用」「日本の金融資産の状況」「教育投資の増加に向けた幅広い教育の方向性」を具体例と共に分かり易く提示してくださいました。 本学の奥田俊詞教授からは「STEAM教育のいざない」と題して小学校・中学校における「物理現象を解決する教材開発」の提案、横弥直浩教授からは「数学と理科の融合の場面」と題して現場経験を基にした探究活動と生きる力の話題提供、藤井克哉講師からは「数理教育の重要性について−自身の研究領域の視点から−」と題して大学における数学、理科の教科横断的な学習の必要性と教員養成の話題提供がありました。 フロアとの意見交流は途切れなく活発に行われ、日本のデジタル教育やそのシステム投資、STEAM教育実践、児童生徒の関心事にアプローチしていく重要性についての話題が中心となりました。 参加者からは、「STEAM教育は採用試験の勉強の際に知った言葉だが、内容はよく知らなかったため、STEAM教育について深くお話を聞くことができてよかった」「IT技術を利用したSTEAM教育の様々な可能性にとても期待している」「立場の異なる視点からの提案により、教育の多様性を感じることができた」といった感想がありました。 講演、シンポジウム終了後は食堂「カトレア」に会場を移し、第3部として講師やシンポジストも交えた懇親会が開かれました。 オリィさん、柴田様とゆっくりと話ができて嬉しかったという感想の他に、久しぶりに会う本学の教員とゆっくりお話ができたこと、カジュアルな空間が良いこと、軽食としては豪華なこと等の感想がありました。 畿央大学開学20周年における教育学部イベントを通じて、今後もより一層、建学の精神のもと、教育の推進に向けた決意を新たにしました。 【関連リンク】 畿央大学開学20周年特設サイト
2023.11.24
【開学20周年】人間環境デザイン学科 大卒業研究・作品展を開催します。
2023年度の人間環境デザイン学科 「卒業研究・作品展」は、本学の20周年記念と合わせた『大卒業展』と銘打ち、初めて大阪で開催します。会場は国指定重要文化財でもある大阪市中央公会堂です。当日は卒業生による55点の作品が展示されます。あわせて在学生による設計演習での優秀作品や、過去の学長賞のパネル展示も予定しています。 どなたでもご参加いただけます。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。 【参考】昨年度の卒業研究・作品展の様子(2022年度) 開催日 2024年2月29日(木)12:00~21:00 ※17:00~19:00は本学科の教員が必ず滞在しています。2024年3月1日(金)10:00~17:00 会 場 大阪市中央公会堂 3F 中集会室 ※ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。 アクセス 参加費 無料 問合せ先 畿央大学20周年記念事業係 電話:0745-54-1601 E-mail:20th@kio.ac.jp 畿央大学開学20周年記念事業のご案内 関連リンク 人間環境デザイン学科「2022年度卒業研究・作品展」を開催しました。 人間環境デザイン学科「2021年度卒業研究・作品展」を開催しました。 令和2年度 卒業研究講評会および学内展示会を開催しました。 人間環境デザイン学科「2018年度卒業研究・作品展」を開催しました。 …コロナ前のイベントレポート 人間環境デザイン学科 作品ギャラリー …過去の卒業作品をまとめた特設サイト
2023.10.16
理学療法学科 松本大輔准教授の研究がWebメディア「Wellulu(ウェルル)」に掲載されました。
2023.09.04
令和5年度「教職員のための夏の公開講座」を開催しました。
2023年(令和5年)8月18日(金)、令和5年度「教職員のための夏の公開講座」を開催しました。この講座は奈良県立教育研究所の依頼に基づき、夏休みの間に現場の先生方に知識を深めていただき、得意分野についてはさらに伸ばしていただくことを目的に受講していただく講座です。 今年度は、コロナ以前のように対面で23名の先生方に参加いただき、ちょっとしたワークなども交えながら実施いたしました。今回は畿央大学 教育学部 現代教育学科 小山内 秀和准教授による「子どもが世界を理解し、世界に発信する力の謎に心理学はどう応えるか」と題した講座を開催しました。 1.子どもが世界を理解するメカニズム、2.言語の発達と世界の表現、3.文章で世界を表す、4.読み書きと思考という目次に沿って、ヒトの営みとしてのコミュニケーションのあり方を理解するところから始まり、子どもが成長に伴い世界をどのように理解するのか、言葉の発達を通した周りの世界の理解、文章を理解するということ、読み書きと言語能力の発達の関係を学びました。 受講者アンケートでは、「難しい内容でしたが、論理的に考えるということや発達を通した客観的な思考獲得についてよくわかりました」や「状況モデルという考え方が非常に新鮮だったので、今後に生かしていきたいです」、「説明もレジュメも非常に簡潔で明解でした」などのご意見・ご感想をいただきました。 講座の後半セクションでは、ワークが5つほどあり、講座の理解が深まるとともに、参加者同士のコミュニケーションも積極的に交わされました。質疑応答も積極的に行われ、講座終了後も講師に質問をする参加者の方々を見ることができました。 残暑厳しい中、ご参加いただきました皆様には心より感謝申し上げます。今回のアンケートを参考に、今後とも皆様のお役に立てる講座設定に努めて参ります。 【教職員のための夏の公開講座 開催レポート】 2021年度 2019年度 2018年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度 2009年度 2008年度
2023.08.18
畿央大学現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅪ」を開催しました。
畿央大学現代教育研究所では、学校現場における教育力向上の一助になる活動の一環として、2013年から研究所研究員による解説と実践を交えたワークショップを実施しています。今年度のテーマは「小学校理科 こんなのどうでしょう?~観察・実験で役立てていただけそうな教材や展開~」とし、理科教育の課題の一つである実験の困難さを少しでも解消できる実験器具や方法とその指導を紹介することを企画し、2023年8月8日(火)に開催いたしました。また、今回は2020年から3年間のオンラインセミナーの経験を活かし、対面とオンラインのハイブリッドでの実施にいたしました。対面では4名、オンラインでは8名の参加を頂きました。 「小学校理科 こんなのどうでしょう?~観察・実験で役立てていただけそうな教材や展開~」 講師:奥田 俊詞(畿央大学教育学部 教授/教育学研究科 教授) 今回のワークショップでは、具体的な教材紹介を中心に、学習の動機づけを意識した単元展開、空間認識の課題を考慮した天体学習について実践を交えて解説しました。 午前中は、第5学年「電流がつくる磁力」の単元を、イライラ棒のゲームを柱に単元構成することで、自己決定理論における3大欲求(自律性、有能性、関係性)を満たす授業を提案しました。特に、学習指導要領で示されているこの単元の内容「ア(ア)電流の流れているコイルは、鉄心を磁化する働きがあり、電流の向きが変わると、電磁石の極も変わること」のうち「鉄芯が磁化される考え」が理解されにくいことの解決策として、ストローに差し込んだ鉄くぎをコイル中に入れたり出したりする実験を紹介しました。この実験は、電流が流れているコイルから鉄芯が出てしまうと鉄芯の性質が変化する現象を通じて、コイル中の鉄芯の変化に注目をさせることを目的とするものです。 午後は、第6学年「月と太陽」の単元について、太陽や月の動きを空間的に理解することの重要性について解説し、その対応策として教室の左、前、右の壁面に天体を映して移動させる方法を紹介しました。 また、児童が日常で見る月の画像を撮影して見せるために、デジタルビデオカメラで撮影することを提案しました。光学ズームを使うことで天体望遠鏡に相当するような月の姿を撮影できること、デジタルビデオカメラのパススルー機能によってコンピュータに直接動画データが記録されることなどの利点をもとに、教材作成に活用する有効性を示しました。 当日紹介した教材を以下にあげます。 ・イライラ棒一式(ボビンコイル、鉄くぎ、アルミ線、ラップの芯) ・月と太陽投影用簡易プロジェクター(LEDライト、ラップの芯、虫眼鏡) ・簡易スクリーン(物干し竿、防災シート) ・コンデンサーカー(ミニ四駆、ダイオード、コンデンサー) ・空気の対流観察装置(段ボール箱、透明ビニルシート、白熱電灯、スモークマシーン) このサイトをご覧になり、教材に関心をもたれた方は、soumu@kio.ac.jpまでお問い合わせ下さい。 ワークショップに参加いただいた皆様の声(アンケート) ●内容について やや、期待外れのご指摘もありましたが、概ね満足いただけたようです。 ●今後に期待する内容 ・プログラミング教育など教育方法に関して ・特別支援教育に関して ・教科教育に関して ・様々な理科実験をより簡素に安くできる教材教具について ・図画工作において系統立てた「鑑賞」の教材やその扱い方 絶対数が少ないですが、ここ数年は「特別支援教育の充実」、「教育の情報化」、「教科教育の教材や授業」を順に実施しております。今後の計画の参考にいたします。 ●その他、自由記述 ・いろんな情報を知ることができたので参考になる部分もありました。ありがとうございました。 ・アクティブな研修をオンラインでも開催していただき、ありがとうございました。また、機会がありましたらその時は是非宜しくお願い致します。 ・今日参加してとてもよかったです。特に、午後の「月と太陽」の単元は、観察時間の制約や空間認知、天体に関する感覚などが児童にとって難しいと感じていました。紹介していただいた教具や教室の三壁面を使って位置関係を捉えさせること、実際に見ることから順に指導を展開していくことなど、これから取り入れていけることを聞くことができてとてもよかったです。電磁石の芯に鉄釘とストローを継いだものを使う工夫もなるほどと思いました。今少しずつ出回っている紙や竹のストローでもやってみようと思います。すぐに取り入れられることを聞くことができ、とても有意義な時間になりました。(実験の中継の仕方も参考になりました。やはり数人必要です。教室でオンライン授業の場合、担任1人なので・・・)どうもありがとうございました。 おわりに 畿央大学現代教育研究所では、今後もワークショップを継続していきます。現職教員の皆様の充実した研修の場を提供できるよう努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。 【関連記事】 「学びを結ぶオンラインセミナー(2022年度)」開催報告 「学びを結ぶオンラインセミナー(2021年度)」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅦ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅥ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅤ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅣ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅢ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅡ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅠ」開催報告
2023.08.10
【開学20周年記念】7/23(日)「野村忠宏氏特別講演会」を開催しました。
2023年7月23日(日)13:00より冬木記念ホールにて、オリンピック3連覇を達成した柔道家の野村 忠宏さんをお招きした「特別講演会」を開催しました。野村さんは畿央大学のある広陵町の名誉町民でもあることから、開学20周年を記念した今回の講演が実現する運びとなりました。快晴の夏空にも恵まれ、近隣住民の皆さまを中心に約400名の方にご来場いただきました。また、当日は学生ボランティア15名が受付や場内誘導などに参加協力し、イベントを盛り上げてくれました。 司会は東京オリンピック・パラリンピックで「TOKYO2020MEDスタッフ」としてアスリートを支援した理学療法学科 福本 貴彦准教授(写真右)が務めました。 まず冬木 正彦学長から参加いただいた皆さまに開学20周年を迎えられたことの感謝や、学歌に込められた想いなどが述べられました。 これまでの野村さんの軌跡をまとめたVTR上映のあとは、いよいよ講演がスタート。決して順調ではなかったオリンピック金メダルまでの道のりや目標達成に対するプロセス、努力についてのご自身のお考えを、恩師から受けた影響や経験なども踏まえながらお話しいただきました。 「金メダルを獲得したときの瞬間の喜びと感動は言葉にできない。どんな困難な状況が立ちはだかったとしても、4年後に金メダル獲得をめざしたい」と当時の心境も語っていただき、会場の方々は熱心に耳を傾けていました。時には会場には笑いがあふれ、終始和やかな雰囲気で講演会は進み、最後には「夢中になれるものを探すことで人生に張りが出る。健康に気を付けて、生きがいのある人生を歩んでください」と呼び掛けていただきました。 講演会終了後には、学生ボランティアの代表から野村 忠宏さんへ花束が贈呈されました。 野村 忠宏さん、ご来場いただいた皆さま、当日運営をサポートしてくれた学生ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。 地域に開かれた大学として、今後も地域の皆さま向けに公開講座やイベントを開催していく予定です。畿央祭(学園祭)も入場制限などの制約を外して10月21日(土)・22日(日)に開催予定ですので、ぜひご参加ください。 【関連リンク】 畿央大学開学20周年特設サイト
2023.06.30
【開学20周年】6/25(日)橿原市吹奏楽団ファミリーコンサート in 畿央大学を開催しました。
2023年6月25日(日)、畿央大学冬木記念ホールにおいて橿原市吹奏楽団を招いて畿央大学開学20周年記念イベント「橿原市吹奏楽団ファミリーコンサート in 畿央大学」を開催しました。 橿原市吹奏楽団は、1973年に橿原市内の吹奏楽愛好家たちによって立ち上げられた50年の歴史がある由緒ある楽団です。団員は10代の高校生、働き盛りの40~50代、リタイアされた方まで幅広い年代の方々で構成されています。6月初旬に募集を開始してから1週間足らずで満員御礼となり、当日は広陵町内や近隣地域から500名近い来場をいただきました。 また当日は在学生ボランティア16名が受付や場内誘導などに運営協力し、イベントに華を添えてくれました。 開催に先駆けて冬木正彦学長から、開学20周年を迎えられたことの感謝や、生の演奏を肌で感じることの大切さが述べられ、「大きくなったら畿央大学に来てくださいね」という言葉には会場からは笑いがあふれるなど、ファミリーコンサートにふさわしいスタートとなりました。 前半の部は橿原市吹奏楽団による単独公演で、「宇宙戦艦ヤマト」「白雪姫セレクション」など小さいお子様から高齢者の方まで様々な年齢層に合わせた楽曲を演奏いただきました。 休憩をはさみ、後半の部では本学の吹奏楽サークル(Piu a poco)と吹奏楽団とのコラボレーション演奏が実現しました。 コロナ禍の影響で実は吹奏楽サークルとしては初めての活動がこの大舞台となりましたが、練習を積み重ね、MCにも挑戦して会場を大いに盛り上げました。 「ダンスホール(Mrs. GREEN APPLE)」や「ジャンボリミッキー」、「鬼滅の刃メドレー」など最近話題になった楽曲やアニメソングが選曲され、馴染みのある音楽が流れると、会場のあちこちで子どもたちの元気いっぱいの掛け声や音楽にあわせて踊る姿がたくさん見られました。 鳴りやまない拍手にこたえる形でのアンコールは、吹奏楽の定番曲「宝島」と「翼をください」の2曲。最後の「翼をください」では、吹奏楽の演奏に合わせて来場者全員で合唱し、音楽を通して会場内が一つになる瞬間が感じられました。 演奏終了後には、吹奏楽サークルの代表から橿原市吹奏楽団へ花束が贈呈されました。 橿原市吹奏楽団のみなさま、吹奏楽サークルのみなさん、当日運営をサポートしてくれた学生ボランティアのみなさん、ありがとうございました。 ファミリーコンサートに引き続き、開学20周年記念イベントとして、7月23日(日)に柔道史上初、また全競技を通じてアジア人初となるオリンピック3連覇を達成した野村忠宏氏をお招きした特別講演(参加費無料、7/5事前予約受付開始)を開催しますので、ぜひご参加ください。 ▼橿原市吹奏楽団、吹奏楽サークル、ボランティア学生と冬木学長で最後に記念撮影! 【関連リンク】 畿央大学開学20周年特設サイト 【申込ページはこちら】広陵町名誉町民 野村忠弘氏特別講演会「折れない心」