地域・一般の方へ
2016.11.07
田原本町連携「味間いもを使ったメニュー開発プロジェクト」で生まれた2品を、やどかり市で無料提供しました。
田原本町味間地区において古くから栽培されてきた伝統野菜の味間いもを使ったメニュー開発プロジェクトに本学健康栄養学科の21名(指導教員:上地加容子先生、中村華代先生、中橋寿美枝先生)が取り組み、10月29日(土)に品評会(学生たちが考案したメニューの審査)が行われました。 このプロジェクトで学生たちが提案したメニューのうち2品を11月3日(木・祝)田原本駅前活性化プロジェクト「やどかり市」において無料提供しました(指導教員:上地加容子先生、隅蔵菜海先生)。 今回、無料提供をしたのは「いもケーキ」と「いももち(バター醤油)」を各2回(いずれも50名に先着順)でした。 ◇いもケーキ 1回目 11時 2回目 12時30分 ◇いももち 1回目 11時30分 2回目 13時 ▼味間いもケーキ(左)味間いももち(右) 通りがかりの多くの方は、「味間いもメニュー開発プロジェクト試食会」の看板に立ち止まり、「後で必ず来るから!」「作り方を教えて!」「レシピ集あるの?」と興味津々。無料提供の開始10分ぐらい前から行列ができ初め、開始時間には50名を超える方に並んでいただきました。残念ながら試食いただけなかった皆様、大変申し訳ありません。 並んでいただいた方々に、笑顔でひとつひとつ丁寧に渡している学生は、とても素敵でした。受け取った方々も自ずと笑顔で、「ありがとう!」「いただきます!」「美味しかったよ!」というお言葉をいっぱいかけてくださいました。地元の方々と会話することも、学生にとっては貴重な体験になったと思います。 畿央大学×田原本町連携事業「味間いもメニュー開発プロジェクト」で提案された全メニューは今後、レシピ集(冊子)にしていく予定です。 【関連記事】 田原本町連携「味間いもメニュー開発プロジェクト」品評会を実施しました。 奈良県田原本町連携「味間いもを使ったメニュー開発プロジェクト」がスタートしました。
2016.10.24
第14回畿央祭・ウェルカムキャンパスを開催しました!
2016年10月22日(土)・23日(日)に実施した第14回畿央祭・ウェルカムキャンパスは、地域の皆様をはじめ約1万人もの多数の方々にご来場いただきました。 今年のテーマは『頂(いただき)』。 主なブースをフォトレポートします。 野外ステージ ■開会式 学長のご挨拶、畿央祭実行委員長の開会宣言のあと、実行委員215人と学生が揃って、開会式を行いました! ■吉本お笑いライブ(23日/スマイル、ダイアン、銀シャリ) ■バンド、ダンスなど 熱いパフォーマンスが2日間にわたり繰り広げられました。 ■閉会式閉会式のフィナーレ、畿央祭実行委員有志による「ソーラン節」は伝統になっています。 冬木記念ホール ■バンド演奏など バンド演奏、チアリーディング、ダンスのほか、学外から畿央大学付属幼稚園の合唱、関西中央高等学校軽音楽部などのゲスト出演もありました。 アリーナ ■子ども向け企画 「わくわくひろば」2日間、畿央生と子どもたちが、きちんとルールを守って、思いっきり遊びました。 模擬店など 模擬店は52店舗。クラス・部活・サークル・ゼミ単位など、いろんなグループで出店しています。 どこのお店も美味しくて、午後には売り切れが続出してしまいました!! ウェルカムキャンパス 例年「畿央祭」と同時に開催している『ウェルカムキャンパス』は、畿央大学の教職員がお送りする、地域のみなさま参加型のイベントです。今年も、畿央祭にあわせて開催し、畿央祭を楽しんでもらいつつ、老若男女の皆様に研究成果を体験していただきました!! 10/22(土)・23(日)両日開催■学びのギャラリー <人間環境デザイン学科> ■子どもたちへ「運動の器用さにチャレンジしてみよう!!」<ニューロリハビリテーション研究センター> ■自然と科学のちょこっと体験 <現代教育学科> ■茶室「紙庵(しあん)」 <人間環境デザイン学科> ■広げよう、ボランティアのWA!2016 <ボランティアセンター> 10/22(土)開催 ■おいしい講座 <健康栄養学科> ■海外インターンシップの報告会 <看護医療学科> ■子どもたちの遊びと学びの楽習空間へようこそ! <現代教育学科> 10/23(日)開催 ■子どものための食育 <ヘルスチーム菜良> ■健康チェック <TASK(健康支援学生チーム)> ■健康チェック カロリーチェック!! <健康栄養学科> 同窓会サロン(ホームカミングデー) 304名の卒業生が来場。 卒業生の休憩スペースとして設け、畿央祭の金券1000円とドリンクを配布し、恒例のガラガラ抽選会を実施しました。 同窓会サロンの様子はコチラ! ミニオープンキャンパス 2日間で97組の方にご参加いただきました! 参加者には畿央祭で使える金券が配布され、キャンパス見学もかねて、学園祭にくりだしました! 畿央祭にご来場、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました! 近日中に、実行委員や学生広報スタッフによる畿央祭ブログも公開予定です。ご期待ください!
2016.10.18
第24回クリーン&歴史ウォークに協力しました。
美しい街づくり活動と地域の歴史を学ぶ! エコール・マミ~築山古墳7kmを完歩! 10月16日(日)、畿央大学が後援しているイベント『第24回クリーン&歴史ウォーク』が実施されました。 クリーン&歴史ウォークは「地域の活性化に貢献するには自らが地域をよく知ることから」という趣旨のもと年に2回開催されています。前回(4月)は雨天のため残念ながら中止となりましたが、今回は秋晴れの晴天の中、約70名の方が参加してくださいました。 畿央大学からは、教職員3名、学生ボランティア10名(KiPT、災害復興ボランティアHOPEFUL)が参加してイベントの運営をお手伝いしました。 ミーティングで歩道横断時の注意事項等を確認した後は、受付でゴミ袋・軍手・火バサミなど、清掃道具の貸し出しを行います。参加者の皆さんも小さなお子様からご高齢の方まで続々と集まってきました。 朝9時に集合し、エコール・マミ営業所の方より主催者挨拶、深田將揮先生(現代教育学科 本学ボランティアセンター長)より実行委員長挨拶があり、引き続き松本大輔先生(理学療法学科)からストレッチとウォーキングのコツ(腕は後ろに引く等)のご指導をいただきました。 松本先生からはこのイベントは特に高齢者の健康にとても良い、というお話しがありました。 『身体に良い(ウォーキング)』『頭に良い(歴史を学ぶ)』『精神面に良い(美化活動・ボランティア活動)』『地域の方とつながることができて良い』『他世代とのつながりができて良い』の5つです。実行委員会も「なるほど!」と納得。 ▲たくさん歩くのでしっかりストレッチ。 9時30分、予定通りふるさと広場から出発。既に汗ばむほどの陽気でしたが、参加者の皆さんは健脚で美化意識が高く、タバコの吸殻や空き缶などを拾いながら目的地の築山古墳に向けて、元気にかつらぎの道を南に進みました。 ▲住宅エリアは住民の皆さんの美化意識が高く、ほとんどゴミが見当たりませんでした。 築山駅(近鉄大阪線)の踏切を渡ってしばらくすると築山児童公園に到着です。公園内にはかん山古墳と呼ばれる帆立貝式前方後円墳、そして向かい側には全長約210mの築山古墳があります。築山古墳は4世紀後半の築造と言われています。ここでは、大和高田市教育委員会事務局の北中恭裕氏より古墳の解説を聞くことができました。 松本先生の指導で中間地点でもストレッチを行い、その後は、いよいよ恒例のクイズ大会。 KiPT(Kio Performance Team)の進行で「○×クイズ」のスタートです。 問題は先ほど聞いた古墳の説明から全6問。全問正解者にはエコール・マミ専門店で使える商品券が進呈されるので皆さん真剣に考えます。 お手伝いのHOPEFULメンバーも大いに盛り上げてくれました。 今回はなんと参加者全員が全問正解!!皆さん、さすがです。 ▲参加者全員で記念集合写真を撮影!!(希望者は後日郵送していただけます) 小休憩をして元気を取り戻した皆さんは、また元気にウォーキングを再開! 復路は安部にある穂雷神社(ほのいかづちじんじゃ)に立ち寄りました。 広陵文化財ガイドの会 大橋賢一氏より神社の由緒や新山古墳にまつわる話を伺いました。大橋氏のお話は伝説の人物の思いに触れるような興味深いお話でした。 ▲地元青年団の方がだんじりを見せてくださいました。ありがとうございます! 正午頃、全員が無事にエコール・マミに戻ってくることができ、最後にまた、松本先生による整理体操で締めくくりました。 参加者の皆さん、お疲れ様でした。 ボランティアとして参加した学生たちも、大学の近隣地域の歴史が再認識できました。特に奈良県外出身の学生は古墳について新鮮な学習ができたようです。受付や美化活動などで地域の皆さんとの交流も深まりました。 畿央大学は地域に開かれた大学として、これからも地元のイベントに協力していきます。来年春には、第25回目のクリーン&歴史ウォークが行われます。ご参加お待ちしています。 【クリーン&歴史ウォーク】 主催:クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後援:広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、大和高田市教育委員会、(独)都市再生機構西日本支社、畿央大学 協力:広陵古文化会、ふたかみ史遊会、畿央大学学生
2016.10.13
ことばと表情の矛盾が信頼性を損ねることを脳波研究によって証明~ニューロリハビリテーション研究センター
ことばと表情の矛盾は信頼性を損ねる ー頭頂葉の働きに新たな発見ー 人間は言語のみならず、表情やしぐさといった非言語を用いてコミュニケーションをとっています。通常、これら言語、非言語の間には矛盾は起こらないのですが、状況によってはそれらに矛盾が生じる場合があります。例えば、ことばではもっともらしいポジティブなことを話していても、無意識にその表情がネガティブであるといったように。 畿央大学大学院健康科学研究科主任ならびに同大ニューロリハビリテーション研究センター長の森岡 周 教授らの研究グループは、社会的コミュニケーション手段における「言語」と「表情」の間に矛盾が起こると、その矛盾をあらわす人の信頼度が低下することを明らかにしました。また、表情を観察しながら、その人の信頼度をはかっている最中には、大脳皮質の中でも頭頂葉の働きが重要であることを脳波研究によって突き止めました。従来、ヒトの顔を認識している時には側頭葉が、行動の意思決定の際には前頭葉が働くことが明らかにされていましたが、頭頂葉の活動も他者の信頼度をはかるといった高次な認知処理に関与することが本研究によって明らかになりました。この研究成果は10月13日(US東部標準時間)付けで、国際学術雑誌の『PLOS ONE』に掲載されます。 研究のポイント ことばと表情の間に矛盾が起こると信頼度を損なうこと、そしてその信頼度をはかっている時には、頭頂葉の神経活動が重要であることを明らかにしました。 研究概要 人間は言語と非言語の両方を用いて適切にコミュニケーションをとっていますが、時折それらに矛盾が生じる場合があります。とりわけ、言語と表情の一致性・不一致性は円滑な社会的コミュニケーションにおいて重要な位置を占めています。 研究グループは、実験的に言語と表情の一致・不一致条件を作成し、その一致あるいは不一致を示す者に対する信頼度、ならびにその信頼度を評価している最中の脳活動を健康な成人で調べました。被験者に対してポジティブな意味を持つ「火事から子どもを救う」など15の文章、ネガティブな意味を持つ「友達を傷つける」など15の文章をランダムに呈示した後、笑顔の表情を示す顔、あるいは怒りの表情を示す顔を呈示し、その顔を観察した後、その表情を示す者に対する信頼度を被験者に決定させました。信頼度は金銭授受課題とし、被験者には「もしあなたの手元に10,000円があるとしたら、この人物(その表情を示す者)が金銭に困っている時、いくら与えることができますか」という問いを与え、被験者はモニタ上に呈示された「0円」「2,500円」「5,000円」「7,500円」「10,000円」の5水準から意思決定しました。その際の与えた金額ならびに意思決定までの反応時間を計測しました。その結果、反応時間に有意差は見られなかったものの、与えた金額において、ポジティブな言語に笑顔の表情といった矛盾がみられない場合に対して、ネガティブな言語に笑顔の表情といった矛盾がみられる場合において有意に低い値となりました(図1)。つまり、笑顔を示したとしても、言葉がそれにそぐわないと信頼度を損ねる結果が明らかになりました。 一方、その意思決定時の脳活動を脳波で記録したところ、矛盾が生じた場合、刺激呈示後300-700msに見られる遅い陽性波形(late positive potential: LPP)が頭頂葉で増加することが確認されました。本来、顔を観察している際には、側頭葉で観察される早い陰性波形(early posterior negativity : EPN)の振幅が増大することがこれまでの研究で示されていますが、今回はその波形には有意差がみられず、LPPに振幅増大を認めました(図2)。この結果は、頭頂葉が感覚情報や空間認知の処理に携わるだけでなく、人間がもつ社会的コミュニケーションに関連する機能を有していることが確認されました。 本研究の意義および今後の展開 本研究結果は、人間社会における円滑なコミュニケーションにとって重要な成果です。意識的に口では立派なことを言っても、無意識的に表情がそれにそぐわないなど、日常生活におけるコミュニケーションの齟齬に関する問題点を、信頼度の視点から突く成果となりました。とりわけ今回の結果は、ネガティブな言動の後、笑顔でごまかすといった状況が当てはまります。すなわち、自ら起こした行動や言動の失敗を時に笑ってごまかす場合がありますが、その場合、信頼性を損ねている可能性が十分に考えられる結果となりました。 これまでの研究から、意思決定の中枢としては前頭葉や前帯状回が挙げられていますが、今回の研究ではそれらに有意な活動の変化がみられませんでした。今後は本研究によって、脳波の振幅差が明確になった頭頂葉とそれら領域のネットワークについて調べ、言語・非言語コミュニケーションに関連するネットワークを調べる必要があります。 論文情報 Morioka S, Osumi1 M, Shiotani M, Maeoka H, Nobusako S, Okada Y, Hiyamizu M, Matsuo A. Incongruence between Verbal and Non-Verbal Information Enhances the Late Positive Potential. PLoS One. 2016, Oct 13. 問合せ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター センター長・教授 森岡 周(モリオカ シュウ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp
2016.10.06
阪和自動車道 岸和田サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。
岸和田サービスエリアで発売される2メニューの試食会を香芝サービスエリアで実施! 10月20日(木)から販売予定!! 2016(平成28)年7月9日(土)に開催された㈱近鉄リテーリングと畿央大学の連携事業「香芝サービスエリアメニュー開発プロジェクト」コンテスト(審査会)時、特別賞を受賞したレシピが商品化されることになり、岸和田サービスエリア(以下、SA)から料理長にお越しいただきまして、学生たちと共に香芝SAで試食会が行われました。 9月30日(金)授業が終わった16時20分から、指導教員の健康栄養学科中谷友美先生、餅田尚子先生、特別賞2グループ2回生3名(池内美聡と的場萌、北島進吾)が、西名阪自動車道香芝SAまで行きました。 岸和田SAで販売予定の“二上山のトントン丼”と“1杯で2度美味しい♪一石二豚丼”を美味しくいただきました(メニュー名は変更の可能性があります)。岸和田サービスエリアの下出料理長から、どちらの料理も野菜の量を増やし、味に変化をつけるために調味料を追加したこと等説明をいただきました。 ▲二上山のトントン丼 ▲1杯で2度美味しい♪一石二豚丼(冷汁 上:冷、下:温) 試食会も終了し、岸和田SA(下り)では、10月20日(木)から発売となる予定です。阪和自動車道岸和田SAには一般道からも行くことができます(一般道からの専用駐車場もあります)。 みなさんも畿央大学生が創った大和ポークを使った丼をぜひお召し上がりください。 【関連記事】 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 近鉄連携「近鉄香芝SAフードコート丼物メニュー開発プロジェクト」審査会を行いました。 近鉄連携「香芝サービスエリア 丼物メニュー開発」質問会を開催しました。 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」~第1回目プレゼンテーション会を開催! 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」がスタートしました。 【過去の商品化関連記事】 平成26年度 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作ったカフェメニューが発売されます。 平成25年度 西名阪香芝サービスエリアで畿央生が創作した新メニュー試食会が行われました。(平成25年度)
2016.10.03
真美ヶ丘第二小学校児童27名が大学探検に来ました。
2016(平成28)年9月29日(木)午前10時40分~11時40分の1時間、近隣の広陵町立真美ヶ丘第二小学校2年生児童27名が生活科の校外学習で、畿央大学へ来られました。 教育学部4回生ボランティア学生5名(指導教員:島恒生教授)が小学生5・6名に分かれた5グループに付き添い学内を探検しました。 教育学部の学生スタッフは実習や普段のボランティア活動で慣れているようで、子どもたちに自己紹介し、すぐに児童たちの心をグッとつかんだようです。 児童のみんなには、大学内の講義室や器具を実際に見て、探険してもらいました。 これから大学探検スタート! ▲(左)教育学部学生5名が各グループに同行してくれます(右)さぁ、出発。どんな発見があるのか楽しみです ▲(左)図書館:本の冊数の多さにビックリ(右)学生食堂:「レストランみたい!」という声があがりました ▲(左)アリーナ(体育館):授業見学。緊張感がありました(右)エントランスホールの階段 ▲(左)L101講義室:教室の広さに圧倒される児童が多かったです(右)KB04講義室:後ろに座ってミニ体験授業 ▲(左)学長室:学長とお話できました(右)あっという間に1時間の探検が終わりました 今回案内役として参加した学生ボランティアの5名は、来年4月から教員となります。子どもたちとふれあうことで、より一層教職の魅力を感じ、志を新たにしたようです。 «学生ボランティアより» 【参加しての感想】 ・子どもたちが、大学を初めて見て、目を輝やかせてうれしそうに探検する姿に、私自身もうれしい気持ちになりました。 ・私自身も大学について新しく知ることができました。 ・子どもたちへの声かけの仕方、注意事項の伝え方など、私自身も勉強になりました。 ・他学部の学生たちも児童からの急な質問に優しく答えてくれて、改めて畿央大学は素敵な大学だなと思いました。 【児童が興味をもった物事】 ・校庭はどこにあるのだろう、と探していた。 ・休み時間遊んでいる人がいない。(児童たちのいう遊びはドッジボールや追いかけっこだと思います) ・図書館に本がたくさんあり、「読んでみたい!」と言っていました。 ・外国人の先生(Randy Muth)との会話。 【教職について】 ・明るく何事にも興味津々に大学を探検する子どもたちと関わり、教員になってたくさんの発見を教えたいという気持ちが強くなりました。 ・子どもたちの興味や関心は本当に素敵で、それを大切にしたいと改めて思いました。 ・改めて子どもが好きになり、教員としてもっと様々な知識をつけたい、と意欲が更に強くなりました。 ・先生になった際の責任の重さや、規律ある学級づくりなど、子どもたちから考えさせられることがたくさんありました。 ・実際に児童と関わる教員への楽しみや期待が高まりました。 畿央大学では包括連携協定先の自治体を中心に地域密着を図り、社会貢献を果たすべく、さまざまな事業・イベントに参加・協力をしています。 【関連記事】 2015年度大学探検 2014年度大学探検 2013年度大学探検 2012年度大学探検 2011年度大学探検 2010年度大学探検 2009年度大学探検
2016.09.29
近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。
発売に先立って健康栄養学科の2つの学生グループが香芝サービスエリアで試食会を実施! 10月14日(金)から販売予定!! 2016(平成28)年7月9日(土)に開催された㈱近鉄リテーリングと畿央大学の連携事業「香芝サービスエリアメニュー開発プロジェクト」コンテスト(審査会)でグランプリ・準グランプリを受賞したレシピが商品化されることになり、学生たちが同サービスエリア(以下、SA)を訪問し試食会が行われました。 9月26日(月)授業が終わった18時から、指導教員の健康栄養学科中谷友美先生、餅田尚子先生、グランプリグループ2回生4名(下平愛、奥田佳菜、上山蓮実、辻川裕里江)、準グランプリ2回生5名(今北知世菜、岡本愛海、谷南萌子、中家安也奈、橋本咲穂里)らが、西名阪自動車道香芝SAまで行きました。 グランプリ賞の“大和ポークとねばねばアボカ丼”と準グランプリ賞の“まほろば大和のうるわし豚丼”を美味しくいただきました。このプロジェクトの最初からお世話になってきた香芝サービスエリアの田村料理長からコストパフォーマンスと美味しさを保つためのレシピ改良点をお聞きしました。 大和ポークとねばねばアボカ丼(グランプリ) ※納豆はお好みでトッピングできます まほろば大和のうるわし豚丼(準グランプリ) 試食会も終了し、西名阪香芝SAでは、10月13日(木)から発売となる予定です。西名阪自動車道香芝SAには一般道を通って行くことができます(高速道路のサービスエリアは外から歩いて入ることもできます。 大阪行きの上りSAで “大和ポークとねばねばアボカ丼”、名古屋行きの下りSAで“まほろば大和のうるわし豚丼”が提供されます。みなさんも畿央大学生が創った大和ポークを使った丼をぜひお召し上がりください。 【関連記事】 近鉄連携「近鉄香芝SAフードコート丼物メニュー開発プロジェクト」審査会を行いました。 近鉄連携「香芝サービスエリア 丼物メニュー開発」質問会を開催しました。 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」~第1回目プレゼンテーション会を開催! 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」がスタートしました。 【過去の商品化関連記事】 平成26年度 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作ったカフェメニューが発売されます。 平成25年度 西名阪香芝サービスエリアで畿央生が創作した新メニュー試食会が行われました。(平成25年度)
2016.09.29
橿原市・橿原商工会議所連携「いちごを使った新商品開発プロジェクト」マッチング審査会を行いました。
14グループ58名の新商品の試食審査と、8事業所とのマッチング会を行いました! 平成28年度畿央大学と橿原市・橿原商工会議所連携事業8年目のテーマは「いちごを使った新商品開発プロジェクト」です。4月15日(金)参加学生募集説明会、5月12日(木)第1回勉強会、5月15日(日)橿原市内見学会、6月2日(木)第1回試作会、6月16日(木)第2回試作会、6月30日(木)プレゼンテーション大会を経て、2016(平成28)年9月23日(金)飲食店事業所とのマッチング審査会が行われました。参加した健康栄養学科(指導教員:松村先生、柴田先生)の学生1回生58名は14グループに分かれ新商品を開発し、テーマ・ネーミング・顧客ターゲットなどについて試食を交えながら、事業所の方々へ説明・プレゼンを行いました。 学生たちは13時頃からいちごを使って各自が開発したレシピにそって作品を製作し、試食の準備を行いました。14時40分から開会の挨拶を行い、そして15時からは実食審査に臨みました。完成品を見るだけではわからないので、実際に見て・食べて・美味しさを体感していただき、学生たちはその場で商品説明を行いました。今回来ていただいた8事業所の方々は、これは!と思われた商品を何度も味わって、学生に疑問点など投げかけ、これなら自分のお店で提供できる、と実感していただいたようです。各事業所の方々は、橿原市の経済を少しでも活発化できればという思いと共に、学生たちの学びの機会を提供してくださいました。開発した商品に対して厳しくも具体的な指摘を学生に投げかけていただき、学生たちにとって、とてもよい学びとなりました。 そして、いよいよ事業所さんのマッチング審査が行われました。前向きに多くの事業所の方々からご検討いただけた結果、審査は難航しました。 マッチングの結果はすぐさま発表会場で待つ学生たちに伝えられました。今回は14新商品のうち7商品とマッチング成立させていただきました。橿原市役所北野哲也産業振興課長から記念品が参加者全員に配られ、その後各事業所の方からマッチング賞をマッチング成立グループに直接手渡ししていただきました。 事業所の方からは、「手でつまみやすい工夫がされている点が良かったが、中のクリームがやわらかいのでもう少し固くするとさらに良いと思います。」「ソースにこだわりを感じました。」「子どものおやつにも良いと感じましたが、軸になる味がとても弱かったので何か主張するものが欲しいです。」等、コメントをいただきました。 ▲『ちそうけーき』×町家茶屋 古伊 ▲『大和三山の秘宝』×ママン橿原店 ▲『古代チーズと苺のぷるさくタルト』×as Wine Dinning ▲『飛鳥の秘宝』×プティ・アルシェ ▲『奈良の宝石コロッケ』×和創だいにんぐ絵空 ▲『かしじんようかん』×as Wine Dinning/おうちごはん ときのは ▲『苺と生ハムのクリームパスタ』×as Wine Dinning «学生のコメント» ・プレゼン大会後、ムースをさっぱり味へ変更し後味をよくしました。マッチング会でその点を評価いただけたのがうれしかったです。 ・自分たちが考案したメニューが、改良され商品化されるので嬉しく思い、みんなで食べに行きたいです。 ・自分たちのグループが選ばれて、今まで頑張ってきた努力が報われ、とてもうれしい気持ちで胸がいっぱいになりました。 ・いちごの量やあんこの量を調整していちごの味が一番際立つように試行錯誤しました。事業所の方に選んでいただけてはじめは驚きましたが、だんだんうれしさが込み上げてきました。 たくさんの新商品が選ばれましたが、いずれも高得点をマークし甲乙付け難く、事業所さんに学生たちの思いが伝わった結果でした。今後は、各店において商品化されると同時に、橿原市広報誌を通じて橿原市民のみなさんに広報されます。橿原市および橿原商工会議所、マッチングエントリーしていただいた事業所のみなさま、関係者のみなさまに御礼申し上げます。 本事業で学生たちが作った「いちごを使った新商品メニュー(仮称)」全作品は小冊子として発刊し、畿央大学ホームページでもご紹介いたします。 <これまでの取り組み> 2009年 『古代弁当製作プロジェクト』 2010年 『万葉人からの贈り物プロジェクト』 2011年 『橿原おみやげもの開発プロジェクト』 2012年 『かしはらスイーツレシピ開発プロジェクト』 2013年 『橿原産しょうがを使ったレシピ開発プロジェクト』 2014年 『橿原産しょうがを使った給食献立開発プロジェクト』 2015年 『橿原産しょうがを使った飲食店メニュー』 【関連記事】 橿原市・橿原商工会議所連携 「橿原産いちごを使ったメニュー開発プロジェクト」プレゼンテーション大会を実施しました。 橿原市・橿原商工会議所連携「イチゴを使ったメニュー開発プロジェクト」 視察研修バスツアーに参加! 橿原市・橿原商工会議所連携 「橿原産いちごを使ったメニュー開発プロジェクト」第1回勉強会を開催! 橿原市・橿原商工会議所連携 「橿原産いちごを使ったメニュー開発プロジェクト」がスタートしました。
2016.09.27
奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第4回料理教室」を開催しました。
健康栄養学科の学生プロデュースによる料理教室 今回のテーマは「大和肉鶏を使った、かんたん南蛮!梅南蛮!マヨ南蛮!」 畿央大学は奈良県中央卸売市場と連携して4年目になります。1~2年目は同市場で取り扱われる大和野菜や大和肉鶏、大和ポークなど奈良県産の食材を使ったレシピ作りを行い、食祭市や「全国豊かな海づくり大会」等のイベント出展・試食会を実施してきました。昨年(2015年には、市場発展のためにデモンストレーションができる厨房施設「ならいちばのキッチン」が完成し、第1回料理教室(7月25日(土))が開催されました。そして今年、2016(平成28)年9月24日(土)、毎月最終の土曜日に開催される「食祭市(今回が第43回)」の大盛況のなか、第4回料理教室が開かれました。 料理教室の実演に先立ってジュルネフーズ株式会社マネージャー仲町優滋さんより「お肉の目利き」についてお話をいただきました。続いて畿央大学健康栄養学科(指導教員:上地加容子教授、北野文理助手)の2回生9名が「大和肉鶏」を使った料理教室(大和肉鶏を使った、かんたん南蛮!梅南蛮!マヨ南蛮!)を実演しました。 ベテラン主婦の前での学生たちの説明・デモンストレーションは緊張しているのが手に取るほどわかりましたが、しばらくすると持前の明るさと元気良さで難なく乗り切ってしまいました。 奈良県中央卸売市場(最寄駅:近鉄京都線筒井駅徒歩10分)の食祭市は毎月最終土曜日9時~12時のみ一般の方に向け開催されています。毎回、「当日の目玉商品」が設定され、良いモノをお安く買えたり、まぐろ解体ショー&即売会(5/28(土)開催)が楽しめたりします。是非みなさんもお越しになってください。 【関連記事】 奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第4回料理教室」を開催しました。 奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第3回料理教室」を開催しました。 奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第2回料理教室」を開催しました。 奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第1回料理教室」が開催されました。 2015年9月19日~23日、JR奈良駅前で奈良県中央卸売市場連携「行楽弁当」を販売しました。 「第34回全国豊かな海づくり大会~やまと~」で、まぐろレシピ試食会を実施しました。 奈良県中央卸売市場連携「マグロを使ったメニュー開発プロジェクト」品評会を行いました。 奈良県中央卸売市場連携 「サラダわさび菜・たまご」を使ったレシピ品評会を行いました。 奈良県中央卸売市場と包括的な連携協定を締結しました。
2016.09.20
「広陵かぐや姫まつり」に協力・出展しました。
巣山古墳から図書館までの広い竹取公園の一角の広場に多くのテントが設けられ、平成28年9月17日(土)、18日(日)の両日にわたり、2016広陵かぐや姫まつりが開催されました。小雨予報に反して太陽も顔を出し、とても暑くなりました。汗が滴る中、多くの広陵町住民の方々でたいへん賑わっていました。 広陵町と包括連携協定を結ぶ畿央大学からは、17日(土)には健康科学部人間環境デザイン学科村田浩子准教授と学生27名による『靴下ファッションショー』と教育学部現代教育学科永渕泰一郎先生と学生8名による『子ども知育ブース~積木あそび~』、18(日)には同学科村田先生と学生18名による『靴下ぬいぐるみ作り』が出展されました。 山村吉由広陵町長・実行委員長らの挨拶のあと、広陵町靴下組合主催、広陵町商工会・畿央大学共催による第3回靴下デザインコンテスト授賞式が行われました。この靴下デザインコンテストは今年で第3回、昨年の400点以上を上回る1765点の応募が北海道から沖縄まで全国から寄せられ、厳正なる審査の結果、16作品が決定しました。(第1回(2014年)は631点、第2回(2015年)は1351点の応募) その16作品に畿央大学人間環境デザイン学科1回生中山恵梨さんと加藤信喜先生が選ばれ、本日表彰されました。 続いて村田浩子先生のゼミ生で結成されたファッションショーチーム27名によるオリジナル衣装と受賞デザイン靴下を身にまとい賑やかなショーが展開されました。「靴下生産量日本一の街~広陵町」らしく盛況を呈しました。 ユニークな受賞デザイン16個をもとに編みあげられた靴下はブースに展示されるとともに各30足(500円)が販売されました。 広陵町靴下組合の展示ブース隣では、畿央大学現代教育学科永渕先生と学生による『子ども知育ブース~積木あそび~』では母親らが見守るなかたくさんの白木の積木を使って就学前児童たちが自由に組立てていました。永渕先生も学生も子どもたちの笑顔を見てとても楽しそうでした。 翌日の「靴下ぬいぐるみブース」も山村広陵町長にもお越しいただくなど、活況のうちに終了しました。 ▼ブースにお越しいただいた山村町長、松井教育長とともに記念撮影 畿央大学では包括連携協定締結先である自治体を中心に地域密着を図り、社会貢献を果たすためさまざまな事業・イベントに参加しています。これからもみなさまのご支援、ご協力をお願いいたします。
2016.09.16
第24回クリーン&歴史ウォークに後援・協力します。
畿央大学の隣にあるエコールマミを出発点として毎年春秋の2回実施している、地元の古墳・旧跡・神社等を散策しながら美化活動を行う“クリーン&歴史ウォーク”が、2016(平成28)年10月16日(日)に開催されます。 第24回目となる今回は、築山古墳を見学する約7Kmのコースを歩きます。恒例のクイズ大会も開催されますので楽しく学びましょう。なお、健康ウォーキングのレッスンは健康科学部松本大輔先生(理学療法士)が指導、学生ボランティアがイベントを支援します。みなさん、ぜひご参加ください! 内 容 地域美化活動・健康ウォーク 実 施 日 平成28年10月16日(日) ※小雨決行 (荒天中止) 集 合 (場所)エコール・マミ 南館1F ふるさと広場 (受付)当日9:00~ (出発)9:30 (解散)12:30頃 参加人数 先着100名(予定) 対 象 者 小学生以上(ご家族での参加歓迎!) 参 加 費 無料(飲物進呈) 申込方法 エコール・マミ(電話0745-55-7770)へお電話、または、北館1Fインフォメーションにてお申込みください。 ※当日に集合場所の「ふるさと広場」でも直接、お申込みできます。 主 催 クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後 援 畿央大学、広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、独立行政法人都市再生機構西日本支社 協 力 畿央大学学生、広陵古文化会、ふたかみ史遊会 協 賛 ㈱関西都市居住サービス エコール・マミ営業所 ▲クリックで拡大します。
2016.09.14
公立幼稚園教諭・保育士採用試験速報~2017年3月卒業生
公立幼稚園教諭・保育士の採用試験、ピークに! 公立の幼稚園教諭、保育士の採用試験がピークをむかえています。教採・公務員対策室では全員の夢がかなうよう、最後まで全力で応援していきます。 公立幼稚園教諭、保育士採用試験 自治体別合格者数(2016年9月10日現在判明分抜粋) 都府県市町村1次受験者1次合格者 奈良県 橿原市 10 7 生駒市 4 3 大阪府 松原市 7 6 羽曳野市 2 2 八尾市 3 2 京都府 京田辺市 13 9 兵庫県 神戸市 6 5 姫路市 4 2 加古川市 2 1 注1)過年度卒業生を含みません(2017年3月卒業見込みの人数です)。 注2)2016年9月10日現在の判明者(抜粋)です。今後変動する場合があります。
2016.09.14
第2回畿央大学シニア講座「脳を学んでもっと元気に、健康に!」を開催しました。
9月6日(火)、畿央大学では昨年に引き続き地域のシニア世代の方々を対象に、「健康」と「教育」について学びを深めるための「畿央大学シニア講座」を開催しました。昨年からスタートし第2回目である今回は、「腰痛の理解を通じて考える脳と痛みの関係」をテーマに、座学による講義だけでなく体験を交えながら最新の知見を学んでいただきました。 今回の定員は当初30名としておりましたがすぐに満席となる盛況ぶりで、急遽定員増を先生方と相談し40名まで増やしました。しかしながら、それでも定員充足による申込の締切でキャンセル待ちが発生しました。今回ご希望に沿うことが出来なかった方々には、この場を借りてお詫び申し上げます。 本日は、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター大住倫弘助教、信迫悟志助教より、「痛みとは」「痛みの捉え方・伝わり方のしくみ」「脳と痛みの関係」などについて資料を提示しながら説明がありました。日々生活する中で、体の痛みと付き合いながら生活をされている参加者の方も多く見られ、熱心に耳を傾けていました。 途中休憩を挟んで、後半は実際に体を動かし体験を交えながら理解を深めていきました。痛みの箇所・タイプに応じた体操やストレッチの方法について参加者の皆さんが実際に取り組みました。 体操やストレッチの方法について具体的に質問したり、悩んでいる体の痛みについて相談したりする姿は講義中終了後も続きました。参加者の方からは、「痛みについて理解が深まった」「今後も継続して運動を行っていきたい」などの声を数多くいただき、第2回シニア講座は好評に終了しました。 「健康」と「教育」の分野で地域課題に取り組むことも、本学の大切な使命です。今後も地域社会と連携し、様々な形で地域貢献、社会貢献に取り組んでいきます。
2016.08.31
小学生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス2016~大学の研究室へようこそ~」を実施しました。
小学校5・6年生29名が、大学で「運動中のからだのしくみ」を学びました。 2016年8月27日(土)、小学生の夏休み最後の土曜日、午前10時から『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』に、奈良県をはじめ遠くは京都・大阪・和歌山からも元気な小学校5・6年生29名の参加がありました(奈良新聞8月29日(月)付2面にも掲載されました)。 畿央大学では文部科学省の外郭団体である独立行政法人日本学術振興会の助成を受け、平成21年から毎年連続実施している小学校高学年向けイベントです。大学は教育研究機関として、国の科学研究費を使っていろいろな社会に役立つ研究を行っており、その成果を子どもたちにも知ってもらい、未来の科学者を育てていくのがこのイベントの狙いです。 この日のプログラムは「運動中のからだのしくみを発見しよう~健康をたもつ運動と栄養の科学~」と題して、健康科学部健康栄養学科 永澤健准教授が実施責任者、同学科小西佳奈助手と北野文理助手、および理学療法学科松本大輔助教が実施分担者、健康栄養学科10名と理学療法学科8名の学生チームで実施しました。 事務局より簡単な事務連絡を行った後、日本学術振興会の定藤規弘先生(写真右上/医歯薬学専門調査班専門研究員)からこの事業の目的と科研費についてわかりやすく説明いただきました。引き続き、永澤先生から当プログラム概要とスタッフの紹介を行いました。そのあと生理機能実習室に移動し、講義と実験が行われました。 胸の上から聴診器をあてて心臓のドクドク音を聞いてポンプの働きによって血液が全身に送られる様子を観察。運動をすると筋肉はたくさんの酸素を必要とするので拍動が増えます。筋肉の反応時間を知る=脳が筋肉へ指令を出すメカニズムを理解するために落ちる棒をつかむ時間を測定、また自分の腕や背中の体脂肪の厚さを測りました。超音波を使って筋肉や脂肪を観察するのも普段できない珍しい実験です。いろんな機器を使用して自分のからだの仕組みを知ってもらいました。 学食棟に移動して運動効果アップの食事を学びました。主菜、副菜、デザートをバランスよく食べることで筋肉をつけ骨を太くし健康な体を作ります。たくさんのフードモデルが並ぶ食育SATシステムを使って毎日自分が食べている食事がどのくらいのカロリー、栄養素なのか瞬時に計算します。 食事タイムには、「まごはやさしいわ」(豆、ごま、発酵食品、野菜、魚、しいたけ、いも、わかめ)という中身の食材ゴロ合わせで、1つひとつのメニューに込められている意味を噛み締めながら、特別に発注した栄養バランス弁当を食べていただきました。 お腹が空いているとスポーツや勉強にも集中できません。筋肉をつけるには、肉や魚、大豆などのたんぱく質をしっかり摂取することが大切です。スポーツと食事についてのスポーツ栄養クイズにもチャレンジ! 昼食後は生理機能実習室に戻って、光を使って体内の酸素量を測る実験です。座っているときと運動したときの酸素飽和度と心臓の拍動数を比べてみました。赤い光をあてて自分の血管を見て、ヒトの血管を全部つなげると10万km(地球2周半)にもなることを学びました。 最後の授業は、運動療法実習室に移動して理学療法学科松本大輔先生による体力アップのための健康体操。運動でも勉強でも大事なのは、背筋を伸ばした姿勢、規則正しい生活、十分な睡眠、適度な運動です。血圧の測定方法を学びながら血圧の変化を測定し、さらにストレスの測定を行いました。参加者からは「ストレスってはかれるんだー」という声があがりました。 そして保護者の方々も一緒になって、ゲーム感覚で出来るおすすめの健康体操を全員で行いました。 朝から約7時間も勉強しました。すべてのプログラムが終了し、受講生一人ひとりに畿央大学の冬木正彦学長から修了証書(未来博士号)が授与されました。後ろで見守っていた保護者の方々からは笑みと大きな拍手が響き渡りました。 畿央大学が毎年「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」を開催するのは、子どもたちとその保護者の方々に喜んでいただいているからです。 今回の参加者(児童・保護者の方)からの感想は、「いろいろな実験ができて楽しかった」「畿央大学のイベントにまた参加したい」「大学生のお兄さん・お姉さんと楽しく過ごすことができ、記念写真も撮りました」「違った小学校の方とお友たちになれて良かった」「夏休みの終わりに貴重な体験ができた」「先生方や学生さんの説明はとてもわかりやすかった」と有意義な一日を過ごすことができたと評価をいただいています。 理科や科学に興味を持った子どもが増えてくれることを願っています。「未来博士号」をもらった元気な子どもたち、また畿央大学に来てくださいね。
2016.08.29
2016年度 教職員のための夏の公開講座を開催しました。
「教職員のための夏の公開講座」は、奈良県教育研究所および大阪教育センターの依頼に基づいて、夏休みの間に現場の先生方に知識を深め、得意分野はさらに伸ばしていただくことを目的に任意に選択受講していただく講座です。 畿央大学では2016(平成28)年8月25日(木)午前(10時30分~12時)・午後(13時30分~15:00)の2講座を設けました。奈良県・大阪府を中心に総勢80名を超える現職教員の皆様にご参加いただきました。 【午前の部】 『子どもの発達を支え、心をはぐくむ~神経発達症群(発達障害)の理解と子どもへの支援~』 講師:教育学部現代教育学科 小野 尚香教授 内容:2013年のDSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)から神経発達症群(発達障害)についての解説。「合理的配慮」や「基礎的環境整備」の考え方に留意しながら、ICF(国際生活機能分類)を用いての子どもの特性、行動、関係性、感情面に対する支援方法の紹介。 受講者アンケートでは、「説明の核にある『思い』を感じて良い時間でした」「今回の話をきいて、さらに日本の自分たちが行ってきた支援教育はすばらしいものだと感じました」「私の中で固まっていた専門用語がスッと溶けました。」「今日のテーマでもっと詳しいことを知りたい」など、ご意見をいただきました。 【午後の部】 『子どもと家族を支える~子どもをほめて育てるペアレント・トレーニングの考え方~』 講師:教育学部現代教育学科 古川恵美准教授 内容:医療機関、療育機関、大学、発達障害の家族会やNPO団体など、さまざまな場所・形で行われている「ペアレント・トレーニング」について。子どもの行動観察を基本に、好ましい行動をほめ、適応行動を増やしていくペアレント・トレーニングの基本的な考え方の解説、および模擬セッションでの『ほめるポイント』の検討。 受講者アンケートでは、「教員として2学期から使える内容であったのがうれしい」「保護者との対話について、大変参考になりました」「日々の子供への話や態度をふりかえるよい機会となりました。」「子どもの良いところをどんどん見つけて褒めていきたい」など、ご意見をいただきました。 今回の受講者アンケートを参考にさせていただき、今後とも教員のみなさんのお役に立てる講座設定に努めて参ります。 【過去の講座一覧】 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度 2009年度 2008年度
2016.08.19
2016年3月卒の就職率、関西3位に~AERAムック「親子で探す 就職力で選ぶ大学2017」
就職者数300人以上の国公私立大学で、本学の就職率が関西3位に 朝日新聞出版発行AERAムック「親子で探す 就職力で選ぶ大学」の特集記事「全国539大学 就職率ランキング」地域別ランキングを元に集計したところ、就職者数が300人以上の国公私立大学の中で、本学が関西3位(300人未満を含めた関西全体で14位)にランクインしました。 学生の熱意と教員およびキャリアセンター、教採・公務員対策室のサポートが実を結んでいます。全員の進路保証をめざし、これからも畿央生の夢の実現に向けて、大学一丸となって取り組んでまいります。 関連リンク 就職データ(2016年卒および過去10年間の就職率) 【1分でわかる畿央大学vol.1】どうして畿央大学はこんなに「就職」に強いの?
2016.08.16
第14回畿央祭~「頂(いただき)」を開催します。
10月22日・23日開催、みんなで頂きをめざそう! 実行委員がお送りする畿央祭のイベント情報ページです。プログラムや企画などの詳細が決まり次第、随時更新していきます!畿央祭は当日だけではなく、準備から力を合わせて行なっています。畿央祭を一からつくりあげる学生の様子を実行委員によるブログで見てください! ●昨年の畿央祭の様子(YouTube) 日時 2016年10月22日(土)・23日(日) 会場 畿央大学 アクセスはこちら ※駐車場はありません。 公共交通機関を利用してご参加ください。 同時開催 ウェルカムキャンパス ミニオープンキャンパス ▲クリックで拡大します。 第14回畿央祭テーマ: 頂(いただき) 今年のテーマは、先代方が作ってくださった土台にみんなで頂点を作ろうという思いで決定しました。そして「いただきます」という感謝の気持ちも込めています。畿央祭に関わってくださるすべての方々への感謝の気持ちを忘れず、最高の畿央祭を作り上げていきます。ぜひお越しください! 第14回畿央祭実行委員長 最新情報 吉本お笑いLIVE 23日(日)10:00~11:00 ※都合により変更になる可能性があります。 子ども向け企画 わくわくひろば 両日開催 10:00~16:00 アリーナ(体育館)では、「ぞうさん」「ふわふわめいろ」「宝探し」「幼児コーナー」「スライム」「ボーリング」「ストラックアウト」「わなげ」「牛乳パック制作」「お面づくり」「プラパン」「おりがみ工作」など、さまざまなあそびが体験できます!ビンゴゲーム、スタンプラリーも開催! 模擬店 今年も52店舗が出店予定!皆さんをお待ちしております! 畿央祭実行委員ブログ 畿央祭に向けて頑張る、実行委員たちの奮闘記!畿央大学公式ブログ「KIO Smile Blog」でご覧いただけます。 ●昨年の記事・写真はこちらから! 第13回畿央祭・ウェルカムキャンパスを開催しました。facebookフォトレポート
2016.08.15
「学びを結ぶワークショップⅣ」を開催しました。
畿央大学現代教育研究所では、教育現場における教育力向上の一助となることをねらいに2013(平成25)年度から夏に毎年ワークショップを開催して参りました。4回目となる今年は2016年8月9日(火)に「学びを結ぶワークショップⅣ」として、多様な子どもたちに十分な学びを確保していく支援、指導の在り方を参加者の皆様と共に考える場として、3つのワークショップを行い、71名のご参加をいただきました。 保育、教育に携わる方々71人がそれぞれ希望に応じて選ばれたワークショップに参加されました。どのワークショップも、皆様の積極的な参加のおかげで充実した時間を過ごすことができました。 ワークショップ1: ポジティブな行動支援で発達障害のある子供とその家族を支える - 家族の多様性に応えるための科学的実践- Joseph Lucyshyn 博士(カナダ ブリティッシュコロンビア大学 教育学部 准教授) 大久保 賢一(教育学部 准教授) カナダから、「ポジティブな行動支援(PBS)」について国際的に第1線で活躍されている「ジョー先生」をお招きして、同時通訳によるお話、演習が行われました。ポジティブな行動支援とは、問題行動のある人に対して効果的な環境をつくって問題解決を促す家族を中心とした支援です。はじめに、ポジティブな行動支援の意義や効果、手順について映像を交えながらプレゼンテーションがなされました。そして、「ショウタ君」の問題行動を例に、グループごとでどのような「問題行動」が起こったのか、問題校の起こった「直前のきっかけ」は何なのか、問題行動はそんな「セッティング事象」がある時が起こりやすいのか、考えていきました。幼稚園・保育所から福祉関係、保護者の方など幅広い立場からの参加がありました。 ワークショップ2: 運動学習と学習意欲からアプローチする楽しい体育の授業づくり 辰巳 智則(教育学部 准教授) 体育科では、文化的に価値ある運動を学ぶこと自体に価値が置かれています。そのためには、内発的な学習意欲を高め、楽しんで取り組める設定が必要となります。参加者は、何を行うかわかる「知識・理解」どうやって投げたらよいか工夫する「思考・判断」の段階を経て、できた、うまくいった「運動技能」の段階に到達することを輪投げ課題に取り組みながら実感しました。最後の輪投げでは、指示されたコーンに確実に投げ入れる参加者も現れ、大いに盛り上がりました。 ワークショップ3: 見て、ふれて、考える、インクルーシブ教育の視点からの図工の授業 西尾 正寛(教育学部 教授) 題材「クミ クミックス」をインクルーシブ教育の発想から見直すと、どの場面でどのような支援が必要なのか、段ボールを組み合わせたりつないだりする活動を通して体験的に学びました。多様なニーズに応じて一人一人の特徴にそった支援の在り方を、まずは材料を集める段階から考えてみました。今まで違う環境に戸惑わないよう、事前に知らせておく、フリップに書いて活動が視覚的にわかるようにする、教師と同じ側に座らせて手元を見せるなど具体的な手立てを参加者とともに考えていきました。最後はつくった作品を互いに鑑賞し、それぞれの発想の豊かさに賞賛の声があがりました。 昼食交流会は、教育学部長 前平泰志教授の「大学教員と参加いただく皆様との結び目がますます強く太くなってきました」とのご挨拶から始まりました。当日参加者を含め50名あまりの方々の参加で大盛況でした。 午前中のワークショップの成果を話し合われたり、講師の先生方に積極的に質問したりするなど、活発な交流が行われました。 ワークショップ終了後のアンケート(参加者の皆様の声)を抜粋して紹介させていただきます。 ・今日の学びはまさに「何を学ぶか」「どうやって学ぶか」「どうしていくか」のアクティブラーニングであったと感じた。 ・お昼ご飯を食べながら交流できたことがとてもよかった。交流できたため、午後からの活動がよりしやすくなり、気持ちよく活動できた。 ・PBSは初めて聞きましたが、とても分かりやすく教えていただきました。今後家族一丸となって、出来て当たり前ではなく、ほめて日々を過ごしていきたいです。 ・具体的に作業をしながら、普段の授業の様子を思い浮かべながらてきてよかったです。ホワイトボードでの考える機会もよかったです。 ・ワークショップ形式だったので、とても楽しく、また少人数のグループだったので話もしやすく参加できた。具体的な支援を考えることができた。子どもへの声かけも参考になった。 「次期指導要領改訂のまとめ」にも盛り込まれている「何ができるようになるか」「アクティブラーニング」「多様性の尊重」等を参加者の皆様が感じ取ってくださったのであれば、大変うれしく思います。これからも、教育の動向を受けつつ、大学と教育現場を結び、教員と教員、教員と子ども、子どもと子どもの「学びを結ぶ」発信を続けていきたいと思います。ワークショップを終えられ、帰路につかれる参加者の皆様の充実した笑顔が、この一日の成果を物語っているように感じられました。 畿央大学現代教育研究所では、今後もワークショップを継続していきます。現職教員の皆様の充実した研修の場を提供できるよう努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。