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地域・一般の方へ

2019.10.31

第30回クリーン&歴史ウォークに協力しました。

2019年10月26日(土)、畿央大学が後援するイベント「第30回クリーン&歴史ウォーク」が実施されました。クリーン&歴史ウォークは「地域の活性化に貢献するには自らが地域をよく知ることから」という趣旨のもと、春と秋に年2回開催されています。 今回の行き先は、エコール・マミ~ナガレ山古墳~乙女山古墳~馬見丘陵公園館の約7㎞の行程でした。朝に少し雨が降りましたが、開催するころにはすっかり雨もあがり、約40名の方が参加されました。   畿央大学からは教職員3名、学生ボランティア4名が参加し、イベントの運営やクイズ大会の実施等のお手伝いをしました。     9:30、受付を済ませた参加者の方々がそろわれたところで、主催者よりイベント趣旨説明、また実行委員長である深田將揮先生(現代教育学科 本学ボランティアセンター長)よりご挨拶いただきました。   ▼深田先生による開催挨拶   引き続き理学療法学科の梶原由布先生よりウォーキング前のストレッチ指導をしていただきました。これから7kmの行程を歩かれるみなさんへ向けて、学生スタッフも一緒に丁寧にストレッチをレクチャーしていただきました。   ▼梶原先生によるストレッチ指導   30分ほど清掃活動をしながら歩いたところで、ナガレ山古墳に到着。広陵町文化財ガイドの方の説明を聞き、2班に分かれて墳丘の頂上に上がりました。今回は生憎の曇の天気でしたが、墳丘の頂上は非常に見晴らしがよく広陵町を見渡すことができました。   ▼広陵町文化財ガイドの方による説明を聞きました   ナガレ山古墳を出発し、次の目的地の乙女山古墳へ向けて再び歩き出しました。到着後は乙女山古墳の説明を受け、再度梶原先生と学生によるストレッチで参加者の方に身体をほぐしてもらいました。 その後は、畿央パフォーマンスチームKiPTの司会によるクイズ大会が行われました。これまでの行程で見たり聞いたりした古墳に関する問題や、畿央大学に関する問題が出題され、大いに盛り上がりました。   ▼全問正解者への景品を賭け、白熱しました!   その後は馬見丘陵公園館にて休憩し、出発地点のエコール・マミのふるさと広場へ戻りました。最後のストレッチでたくさん歩いた参加者の皆さんの足をほぐしてもらい、第30回クリーン&歴史ウォークは無事に終了しました。 ボランティアに参加した学生からは、「ゴミがあまりなく、きれいな町だと思いました!」「奈良の古墳のことを知れてよかった」という感想をいただきました。ご協力いただきありがとうございました。 来春には第31回のクリーン&歴史ウォークが開催される予定です。皆様のご参加をぜひお待ちしております!   【クリーン&歴史ウォーク】 主催:クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後援:広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、独立行政法人都市再生機構西日本支社、畿央大学 講師:広陵町文化財ガイドの会 協力:広陵古文化会、畿央大学学生 協賛:(株)関西都市居住サービスエコール・マミ営業所   ●過去の「クリーン&歴史ウォーク」の記事はこちら

2019.10.21

第17回畿央祭・ウェルカムキャンパスを開催しました。

10月19日(土)・20日(日)に実施した第17回畿央祭・ウェルカムキャンパスには、地域の皆様をはじめ約8,000人の皆さまにご来場いただきました。    今年のテーマは『繋(つながり)』。   野外ステージ ■開会式 学長のご挨拶、畿央祭実行委員長の開会宣言のあと、実行委員181人と学生が揃って、開会式を行いました。 今年はジェット風船・シャボン玉を飛ばし幻想的なオープニング。最後にくす玉を割って2019畿央祭スタート!     ■吉本お笑いライブ(20日:アインシュタイン、藤崎マーケット、女と男)  今年も朝早くから列ができて、スタート時点で満員御礼!      ■バンド、ダンスなど ステージ上では、熱いパフォーマンスが2日間にわたり繰り広げられました。     ■フィナーレ畿央祭実行委員有志による伝統の「ソーラン節」は健在でした。     スマイルステージ ■バンド演奏など バンド演奏、チアリーディング、ダンスなど部活の発表の他、関連校からの出演などで盛り上がりました。     アリーナ ■子ども向け企画「ハピネスワールド」 畿央生と子どもたちがルールを守って、思いっきり遊びました。   模擬店など 模擬店は42店舗。クラス・部活・サークル・ゼミ単位など、いろんなグループで出店しています。 2日目は、好評につき売り切れのブースが続出したり、一時閉店するなど、ご迷惑をおかけしました!     ウェルカムキャンパス 例年「畿央祭」と同時に開催している『ウェルカムキャンパス』は、畿央大学の教職員がお送りする、地域のみなさま参加型のイベントです。今年も畿央祭にあわせて開催し、老若男女の皆様に研究成果を体験していただきました!!   10/19(土)・20(日)両日開催■学びのギャラリー <人間環境デザイン学科>      ■茶室「吊庵(つりあん)」<人間環境デザイン学科・加藤ゼミ>     ■子どもたちへ「運動の器用さにチャレンジしてみよう!!」<ニューロリハビリテーション研究センター>      ■自然と科学のちょこっと体験 <現代教育学科・奥田ゼミ>      10/19(土)開催  ■がんになっても働くことについて知ろう・語ろう <看護医療学科>     ■子どもたちの遊びと学びの空間へようこそ! <現代教育学科>     10/20(日)開催   ■体力・骨密度測定会〈TASK〉     ■健康カロリーチェック<健康栄養学科>     ■RUN伴(ランとも) 認知症の方や家族、サポーター、一般の人が一つのタスキをつないでゴールをめざすマラソンイベントを行いました。     同窓会サロン(ホームカミングデー) 卒業生の憩いスペースとして設けているサロンには308名の卒業生が帰ってきてくれ、時折、先生方も立ち寄ってくださり、学生時代を懐かしみました。     ミニオープンキャンパス 19日(土)26組、20日(日)32組の方にご参加いただきました! 参加者には畿央祭で使える金券が配布され、キャンパス見学もかねて、学園祭にくりだしました!       畿央祭にご来場、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました! 近日中に、実行委員や学生広報スタッフによる畿央祭実行委員ブログも公開予定です。ご期待ください! 

2019.09.30

近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」グランプリが決定しました。

西名阪道 香芝SAで販売される麺メニューが決定!   恒例となった香芝SAフードコートメニュー開発プロジェクト。昨年度は「鶏肉を使用した丼メニュー」をテーマとし、「大和三山の雪化粧」がグランプリ、「すき焼き風奈良の郷土んぶり」が準グランプリを受賞し香芝SAのフードコートで、また特別賞受賞の「鶏のザクザクあんかけ丼」は岸和田SAで販売され、人気メニューとして好評を博しました。   今年のコラボメニューのテーマは「麺メニュー」で、健康栄養学科2回生8グループ34名が参加し、4月からプレゼンテーション、質問会、レシピ検討会と参加し、何度も何度も試作を重ねてきました。そして2019年9月28日(土)、ついにプロジェクトの締め括りとして、入賞作品を決定する審査会が行われました。     審査会にて選ばれたグランプリと準グランプリ受賞作品については、香芝SAのフードコートで販売されることとなります。㈱近鉄リテーリングから芳野代表取締役社長、上林取締役、香芝SA上り線の井川料理長、西日本高速道路株式会社から石田関西支社長、そして本学からは冬木学長、栢野学科長、上地教授の計7名の審査員が、学生たちが精魂込めて作った麺メニューの審査に臨みました。   ▼ 開会式にて、芳野代表取締役社長よりご挨拶いただきました。     学生たちは各グループに分かれて10時から調理をスタートしました。審査の直前まで考案したレシピの特徴や伝えたいことの確認を行い、各グループ8分という限られた時間で、この約6ヶ月取り組んできた成果を伝えるべく、最後の最後まで入念に確認作業をおこなっていました。     そして、11時30分より審査会が始まりました。審査員の方々からの鋭い質問に、審査会場は非常に緊張感に包まれていました。審査は「見た目」や「味」だけに限らず、「SAを利用される客層にマッチしているか」、「管理栄養士の卵としてのセールスポイント」等、幅広い観点で評価されます。     そして厳正な審査の結果、以下の4作品が見事に選ばれました!     【グランプリ賞】野菜たっぷり飛鳥鍋風うどん     【準グランプリ賞】和風だし香る大和ポークレゴーモ坦坦うどん     【特別賞】たま手箱うどん     【特別賞】ヤマト~にゅう担々うどん   ~惜しくも入賞を逃した作品~ 「大和牛と天ぷらの満福うどん」   「大和三山とり天の豆腐タルタルうどん」   「奈良漬けと天ぷらのがっつりうどん」   「大和茶ほうじ茶うどん~疲れたっていうから作ってみた~」   各賞の発表後、審査員の方々よりご講評をいただき、約6か月にわたるプログラムは終了いたしました。8グループの作品はどれも非常にクオリティが高く甲乙つけ難い接戦であったことや、また学生ならではの柔軟な発想に驚かされ、みなさんの可能性を大いに感じたともご講評いただきました。今回グランプリと準ブランプリに選ばれたメニューは、今年度中には香芝SAで販売される予定です。惜しくも入賞しなかったグループにとっても、この貴重な経験はきっとみなさんの今後の学生生活、また卒業後の糧となるはずです。皆さん、本当にお疲れ様でした!   最後に、管理栄養士をめざす学生にとって大変貴重な経験と機会を与えてくださいました近鉄関係者のみなさま、本当にありがとうございました。     【関連記事】 近鉄連携「香芝SAフードコート麺メニュー開発プロジェクト2019」レシピ検討会を実施! 近鉄連携「香芝SAフードコード麺メニュー開発プロジェクト2019」質問会を開催しました。 近鉄連携「香芝SAフードコード麺メニュー開発プロジェクト」プレゼンテーション会を開催! 近鉄連携「香芝SAフードコート 麵メニュー開発プロジェクト」第6弾が始動しました!   【過去の商品化関連記事】 平成30年度 香芝SA・岸和田SA 「丼メニュー」 平成29年度 香芝SA・岸和田SA「麺メニュー」 平成28年度 西名阪自動車道 香芝サービスエリア「大和ポークを使った丼メニュー」 阪和自動車道 岸和田サービスエリア「大和ポークを使った丼メニュー」 平成27年度 畿央生が作ったカフェメニュー 平成26年度 畿央生が創作した新メニュー

2019.09.27

10/26(土)第30回クリーン&歴史ウォークに後援・協力します。

畿央大学の隣にあるエコール・マミを出発点として毎年春秋の2回実施している、地元の旧跡・神社等を散策しながら美化活動を行う“クリーン&歴史ウォーク”が2019(令和元)年10月26日(土)に開催されます。   第30回目となる今回は、ナガレ山古墳~乙女山古墳を目指す約7 kmのコースを予定しています。健康ウォーキングは理学療法学科梶原由布先生(理学療法士)が指導、学生ボランティアがイベント運営を支援します。みなさん、ぜひご参加ください。   内 容 地域美化活動・健康ウォーク 実 施 日 令和元年10月26日(土) ※小雨決行 (荒天中止) 集  合 (場所)エコール・マミ 南館1F ふるさと広場 (受付)当日9:00~ (出発)9:30 (解散)12:30頃 参加人数 先着100名(予定) 対 象 者 小学生以上(ご家族での参加歓迎!) 参 加 費 無料(飲物進呈) 申込方法 エコール・マミ(電話0745-55-7770)へお電話、または、北館1Fインフォメーションにてお申込みください。 ※当日に集合場所の「ふるさと広場」でも直接、お申込みできます。 主  催 クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後  援 畿央大学、広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、独立行政法人都市再生機構西日本支社 協  力 畿央大学学生、広陵古文化会 協  賛 ㈱関西都市居住サービス エコール・マミ営業所   ▲クリックで拡大します。

2019.09.12

人間環境デザイン学科3回生が広陵町の広報誌制作を担当しました。

「広報こうりょう」を畿央生がジャック!   夏休み中に広陵町役場でインターンシップを経験した人間環境デザイン学科3回生が、広報誌「広報こうりょう」に登場しました。取材・撮影・原稿作成を担当した箇所も含めて、表紙から12ページまでが畿央生の特集になっています。伝える楽しさと難しさの両方を体験させていただいたようです。人間環境デザイン学科では建築やまちづくりを学んだ知識・技術をいかして、地方自治体で建築技術職として活躍する卒業生も増加しています。   インターンシップを受け入れていただいた広陵町役場の皆さま、ご指導ありがとうございました。   ▼「広陵こうりょう」畿央大学特別号(クリックでPDFが開きます)     ▼広陵町役場ホームページ      【関連リンク】 『広陵こうりょう』畿央大学特別号配信スタート(広陵町役場ホームページ) 広陵町役場facebookページ

2019.09.10

10/19(土)・20(日)ウェルカムキャンパス in 畿央祭2019(地域の皆様向け)を開催します。

    「ウェルカムキャンパス」は畿央大学の教職員がお送りする、地域の皆様参加型のイベントです。お子様向けの企画もありますので、ぜひご家族でお越し下さい!   日 時 2019年10月19日(土)・20日(日)10:00~17:00 ▲クリックで拡大します 会 場 畿央大学 →アクセスはこちら※駐車場はありません。※公共交通機関を利用してご参加ください。 同 時 開 催 第17回畿央祭(学園祭)ミニオープンキャンパス   ●昨年のウェルカムキャンパスの様子は、こちらからご覧いただけます。   10月19日(土)開催 がんカフェ 「きらめき」 13:00~16:00 がんカフェ― がんになっても働くことについて知ろう・語ろう―①乳がん自己検診のすすめ:モデル展示と学生による自己検診デモンストレ―ション(自由参加)②がんカルタ・がん相談機関やがんカフェ、がんに関するパンフレットの提示③がん患者の治療と仕事の両立支援について(両立支援コーディネーターの講話) ④がん治療体験談(ボランティア・教員)⑤乳がん術後の入浴着展示(試着可能)⑥がん体験者とのトーク(自由参加)⑦学生によるアロママッサージ 子どもたちの遊びと学びの空間へようこそ! 10:00~15:00 楽しく遊んで、楽しく学ぼう!手作りおもちゃや積み木など、子どもたちが楽しめるおもちゃをたくさん準備しています。考えて、触れて、作って、お話をして、そんな楽しく遊んで学べる空間を提供しています。また、エプロンシアターも開催します。  研究機器で手指の巧緻性を計ってみましょう!(都合により開催中止)    10月20日(日)開催 健康カロリーチェック!! 13:00~15:00 あなたの食事は☆いくつ?目指せ5ツ星☆☆☆☆☆!! 食育「サッとシステム」を用いた食食事診断。栄養に関する媒体の展示など RUN 伴(ランとも)応援企画 10:00~16:00 認知症啓発日本縦断イベント「RUN伴(ランとも)」応援企画①畿央大学ゴール時の応援イベント 認知症及びRUN 伴啓発展示(ハートランド信貴山・大和園・おきなの杜・特養・グループホーム等)③認知症サポーター養成講座 体力・骨密度測定会 (65歳以上限定) 13:00、14:00、15:00 あなたの健康チェックします!● 骨密度計測● 体組成の測定● 握力測定● 30秒椅子から立ち上がりテスト● ファンクショナルリーチテスト *12時30分より整理券を発行します。20名ずつ時間を指定して計測し、先着60名様にご参加いただきます。   10月19日(土)・20日(日) 両日開催 学びのギャラリー 19日 10:00~17:00、20日 10:00~16:00 建築、インテリア、アパレル、立体造形…人間環境デザイン学科ってこんなことをしています!! 授業で学生が制作した作品を展示します。1 回生でデザインの基本を学び、2 回生から各授業でオリジナル作品を建築やインテリア、アパレルなどいろんな分野で制作します。学生たちの学びの成果をぜひご覧ください! 茶室「吊庵(つりあん)」 10:00~16:00 「吊庵」“つりあん” で休もうか… 人間環境デザイン学科・加藤プロジェクトゼミでは、毎年茶室を製作しています。今年は3つの茶室を作りました。コンセプトは「吊る」です。エントランスホール2階手すりから茶室を吊ることで構造が成立しています。是非ご覧ください。 子どもたちへ「運動の器用さにチャレンジしてみよう!!」 19日(土)10:00~12:00 13:00~17:00 20日(日)10:00~12:00 13:00~16:00 運動の器用さを測ってみよう!! 自分の運動の器用さを測ってみる ①手の運動の器用さを測定 ②そのほかの測定 ※各日10 時より整理券を発行します。 広げよう、ボランティアのWA!2019  19日 10:00~17:00、20日 10:00~16:00 ボランティアのWA を大きな力に!本学学生によるボランティア活動の報告(ポスター発表)、外部団体等によるボランティア紹介、ブース説明(予定) 自然と科学のちょこっと体験  13:00~15:00 簡単な実験や工作などを通して科学に触れてみましょう。30分程度の科学実験や科学の不思議を使った工作などを行います。また、エアードームでプラネタリウムの上映を行います。*実施する内容や時間、定員などは当日理科実験室に貼り出します。 同窓会サロン  19日 10:30~17:00、20日 10:00~16:00 先生方からいただいたメッセージを掲示し、歴代の卒業アルバムが閲覧できます。同窓生の憩いの場として、お茶タイムにご利用ください。なつかしい先生や友達、先輩に会えるかも?!

2019.09.07

高校生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス~大学の研究室へようこそ~」を実施しました!

高校生11名が、「運動と脳との不思議な関係~運動の脳科学~」について学びました。    8月19日(月)、『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』を実施しました。 「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、文部科学省所管の独立行政法人日本学術振興会からの助成を受けて実施されるイベントで、本学ではこれまで小学校高学年の児童を対象に平成21年から毎年実施しており、本年度は対象を高校生に変更し、通算11回目の開催となります。大学は教育研究機関として、国の科学研究費の助成を受けて社会に役立つ様々な研究を行っており、その成果を子どもたちにも知ってもらい、未来の科学者を育てていくのがこのイベントの目的です。参加者は高校生11名で、県内だけでなく大阪府や、関東からの参加者もいました。   この日のプログラムは「運動と脳との不思議な関係~運動の脳科学~」と題し、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの信迫悟志准教授<実施責任者>、大住倫弘准教授を講師として、脳と運動との密接な関係性を学んでもらいました。   まず初めにこの事業の目的と科研費についての説明を行ったあと、信迫先生から当プログラムの概要とスタッフの紹介を行い、まず1時間目「運動の脳科学」と題した講義を行いました。「ヒトは様々な運動が当たり前に可能であるが、それはなぜなのか?」からスタートし、脳の構造や簡単な運動を通して“脳科学”の導入を講義してもらいました。       その後の2時間目からは2グループに分かれ、実際の機器を使用しながら6つの実験を行い、脳に問題が起こった場合に動作や感覚が困難になる様子を実際に体感してもらいました。   【左】映像遅延下運動課題 【右】スプリット・トレッドミル歩行課題   【左】両手干渉課題 【右】ラバーハンド錯覚課題   【左】プリズム順応課題 【右】運動観察干渉課題   【左】視線計測課題 【右】サーマルグリル・イリュージョン課題   参加者の高校生は、初めて見るのはもちろん、体験するのも初めての機器ばかりのようで、教員から「畿央大学は他大学と比較すると規模は小さな大学ですが、これらの研究機器は本当に充実しており、他の研究者の方々にも驚かれます。」という補足説明があり、また機器の中には参加者の想像を大幅に超えるような高額なものもあり、実際の値段を聞いて驚きの声もあがっていました。   学生食堂で実際の食堂のランチ体験をしてもらった後は、fNIRS(機能的近赤外分光装置)を使用し、運動中の脳活動を測定してみました。   全ての実験・計測が終了したあとは、クッキータイムと称し、一息つきながら感想を言い合ったりディスカッションしたりしました。また担当教員からは、今後の進路を選択する高校生へ向けて、自身の昔話や、脳科学や理学療法士についての話もしていただき、楽しく歓談しました。    ▼クッキータイム(ディスカッション)   様々な機器を実際に使用しながら研究の一部を体験してもらい、あっという間にプログラムが終了しました。受講生一人ひとりに冬木正彦学長から修了証書が授与され、冬木学長からは、『この事業のタイトルである“ときめき”を英語で表現するとなんというか知っていますか?“butterfly in stomach”というように胃の中で蝶が羽ばたくような衝撃を“ときめく”と表しているのです』といった豆知識や、また学長先生自身も幼少期に科学に興味のあった話をしていただき、『これからたくさんの「なぜ?」を追求し、今後の学びにぜひ繋げていってください』と期待を込めたお言葉を頂戴いたしました。   ▼受講者1人ひとりに修了証書を授与     参加者からは、「脳はとても興味深いと改めて感じました。実際に体感できたのでおもしろかったです。」「普段できないような貴重な体験ができて嬉しかったです。」等、学校の授業とは異なった貴重な体験ができたとの感想をいただきました。様々な体験・実験を通して、今回のテーマであった「運動と脳との密接な関係性」について少しでも学んでいただけたことと思います。また今回の体験を通して、科学に対してさらに興味を深めてくれることを願っています。 ぜひまた畿央大学にお越しくださいね!      【過去のひらめき☆ときめきサイエンス】 2018年「運動中のからだのしくみ」 2017年「運動中の体の不思議を探る~健康をつくる運動と栄養のサイエンス入門~」 2016年「運動中のからだのしくみを発見しよう~健康をたもつ運動と栄養の科学~」 2015年「運動するとからだの中はどうなる?~健康をつくる運動と食事のサイエンス~」 2014年「運動中のからだの不思議を科学する~健康を支える運動と食事を学ぼう~」 2013年「世界から注目される『日本料理』のおいしさをサイエンスするーおだしの文化の調理科学実験ー」 2012年「お母さんの手作り料理の味は一生忘れないってホント?調理科学の不思議体験」 2011年「食から環境を考える」 2010年「食べ物の『おいしさ』と『こく』をサイエンスする」 2009年「食育をサイエンスする」

2019.08.07

初めてとなる「マタニティ・カフェ」を開催しました。~助産学専攻科

畿央大学助産学専攻科は今年で開設8年目となり、これまで52名の助産師を育成してまいりました。本学専攻科の教育の特徴の一つは、入学時に学生が描いた理想の“めざす助産師像”に、近づくために自己と他者を理解しながら、自らの助産師としてのアイデンティティを一歩一歩育んでいくことを大切にしていることです。   この度、7月13日(土)に妊婦さんに絶大な支持を得ている助産師の国際医療福祉大学大学院 助産学分野教授 佐藤香代先生をお招きして「世にも珍しいマザークラス」の講演をしていただきました。また、学部長の産婦人科医の植田政嗣教授には、「妊娠中のホルモンの不思議」をお話していただき、最後は、妊婦さんと家族の方々が語り会える場として、カフェしながら何でもトークの時間をもちました。       今回のマタニティカフェは、助産学専攻科の学生が4月から話し合いを重ねて会場設営、環境づくりをしました。以下、参加学生の声も交えながら当日の様子をレポートします。     マタニティ・カフェの準備・運営に携わった学生から 環境の影響を学び、飾りだけでなく、私たちも妊婦さんの環境の一部になるため、自分の言葉や態度に気をつけていきたいと思いました。(学生 大賀 彩香)      ▼助産学専攻科教務主任の中居由美子准教授からのご挨拶       【第1部】講演「妊娠中のホルモンの不思議」 講師:植田正嗣先生(健康科学部長・健康科学研究科長 畿央大学教授)     「妊娠中のホルモンの不思議」を受講して  入学当初は、何もわからないまま作業をしていましたが、学びが進むにつれて、ポジティブになるには、妊婦に起こっている現状を受け止め、その現状は妊婦が持っている素晴らしい力であると捉えるようにすることが大切であると考えるようになりました。当日、妊婦さんの反応から本当に頑張ってきて良かったと感じました。(学生 田中 魅紅)   【第2部】講演「世にも珍しいマザークラス」 講師:助産師 佐藤香代先生(国際医療福祉大学大学院 助産学分野教授)     「世にも珍しいマザークラス」を受講して   みんなで「妊婦さんのための何ができるのか」を考えていくことがとても楽しかったです。エレベーターから教室までは表情もかたく「緊張します」とおっしゃっていた方が、マタニティカフェの終わりでは「今日は楽しかった。来てよかった」と言ってくださり、内容・交流・環境の大切さを学びました。(学生 佐田 聖奈)   佐藤先生の講義を受けて、助産師の役割は、女性の持つ力を最大限に発揮できるように導くことであると学び、参加してくださった妊婦さんが今後のマタニティライフ、出産、育児が幸せなものになってほしいと改めて思いました。(学生 西原 真弥)         ▶イラスト作成に携わった学生のコメント 胎児はお腹にいるときからメッセージを伝えていることをイラストで示し、学生からのメッセージはマタニティカフェを楽しみにしていたことや温かく迎える姿勢をひまわり畑に想いを込めて表現しました。相談しやすい雰囲気をつくることも環境の一つなので、対象に寄り添う気持ちを忘れず助産師像に向けて頑張りたいと思います。(学生 谷田 佳世)       【第3部】カフェをしながら何でもトーク     マタニティ・カフェを終えて 妊娠をポジティブにとらえることができる環境づくりとは何かを常にみんなで話し合い進めて行きました。こだわればこだわるほど自己満足になっていないか不安になり、当日を迎えましたが、妊婦さんやご家族が喜んでくださる姿を見てとても嬉しくその時の笑顔が忘れられない素敵な光景となりました。(学生 原 茅穂)   マタニティカフェのイメージが全くつかないところからスタートしましたが、学びが進むにつれて、カフェに来て下さる妊婦さんやご家族さんを想像しながら環境を作ることが楽しく、わくわくしてきました。当日、妊婦さんとご家族さんの生の声を聞くことができ、よりマタニティライフをイメージすることができ、楽しさや幸せを感じました。(学生 塩崎 萌)   マタニティカフェを通じて、妊婦さんが主体的に交流を行い、お互いに情報交換をし、不安なことを質問して問題解決しながら笑顔になっていく姿を見てとても嬉しく感じました。(学生 岡野 葵)   雨の中参加してくださった妊婦さんとそのご家族の方がポジティブに喜びに満ち溢れたマタニティライフ・出産・育児になる一つの経験になれたらよいと思います。(学生 高田 咲貴)   妊婦さん同士の交流から自分自身を振り返り学ぶことが多く、自分の表情なども環境を作る一部なのだと感じました。帰って行かれる妊婦さんたちがとても素敵な表情をされていたのが印象に残っています。(学生 岸 奈生)    ▼参加された皆様と記念写真   【佐藤 香代 先生からのメッセージ】 妊婦さんへ 身体に備わる智慧と赤ちゃんの力を信じて、油の海と青い海を泳いでください。素敵な出産のご報告、お待ちしています! お父さんへ 講演の後は、皆さん輝いていましたよ!やっぱり世界を変えるのはパパですね! 助産師学生さんへ 素晴らしい環境づくりをありがとう。皆さんの笑顔と妊婦さんを大切に想う気持ちが伝わって、とても素敵な会になりました。本物の助産師めざして、頑張れ!   今回、マタニティカフェに参加した学生は、佐藤香代先生が活動されておられる「身体感覚活性化(世にも珍しい)マザークラス」の趣旨を学習し、妊婦さんが妊娠をポジティブにとらえることができる環境とは何かを研究し環境づくりに取り組みました。妊婦さんとご家族の方からの、お話を直に聞かせていただくことで、女性の素晴らしさ、家族の優しさを実感し、めざす助産師像が広がったようです。 この会に参加していただきました妊産婦さんとそのご家族の方々に深く感謝申し上げます。これからのマタニティライフが素敵な日々であることを願い、お子さまの誕生を心待ちにしております。ありがとうございました。            助産学専攻科教員 中居由美子 戸田千枝 上原麻利

2019.07.23

近鉄連携「香芝SAフードコード麺メニュー開発プロジェクト2019」質問会を開催しました。

恒例となった香芝SAフードコートメニュー開発プロジェクト。昨年度は「鶏肉を使用した丼メニュー」をテーマとし、「大和三山の雪化粧」がグランプリを受賞、「すき焼き風奈良の郷土どんぶり」が準グランプリとなり、それら2メニューが香芝SAのフードコートで、特別賞受賞の「鶏のザクザクあんかけ丼」は岸和田SAで販売され、現在も好評発売中です。   今年のテーマは「麺メニュー」。健康栄養学科学生8グループ34名が6月にプレゼンテーションを行った後、各グループ試作を重ねてきました。その中で実際に出た疑問を質問させていただく機会として、7月22日(月)に㈱近鉄リテーリング香芝SAの小椋支配人をお招きして質問会を行い、8グループのうち7グループが参加しました。       あらかじめグループで考えた質問・疑問についてお聞きし、その回答を学生たちは熱心にメモを取っていました。「今香芝SAで一番高いメニューは何ですか」「出汁の濃度の調整は可能ですか」など、具体的な質問も多く出ていました。現場ならではの意見や案をいただき、いただいた意見をさっそく取り入れて試作をしようとするグループや、中には原価が定価程の値段になってしまい、販売価格を換算すると驚きの値段になってしまったというグループもありました。         小椋支配人からは「材料などこちらで準備できる限界はもちろんあるが、今の段階ではそれらに捉われず、学生さんの豊かな発想を第1に考えて試作を行ってみてください。」等、多くのアドバイスをいただきました。   4月に始動したプロジェクトも、いよいよ折り返しとなりました。今後のスケジュールは、9月中旬にレシピ検討会、そして9月28日(土)にコンテストを実施し、来年1月~2月には西名阪道 香芝SA上下線にて発売開始予定です。ぜひご期待ください!     【過去の商品化関連記事】 2019年度  近鉄連携「香芝SAフードコート 麵メニュー開発プロジェクト」第6弾が始動しました! 平成30年度  畿央生が考案した丼メニューが香芝SA・岸和田SAで販売中! ~ 近鉄連携「香芝サービスエリアメニュー開発プロジェクト」  平成29年度  畿央生が考案した麺メニューが香芝SA・岸和田SAで販売されます~近鉄連携「香芝サービスエリアメニュー開発プロジェクト」 平成28年度  近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 阪和自動車道 岸和田サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 平成27年度  近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作ったカフェメニューが発売されます。 平成26年度  西名阪香芝サービスエリアで畿央生が創作した新メニュー試食会が行われました。

2019.07.04

脳卒中患者における自己と他者の運動観察による影響の違いを明らかに~健康科学研究科

脳卒中後のリハビリテーションとして、他者の運動を観察する「運動観察療法」があります。近年では、他者の運動を観察するだけではなく、自分の運動を観察する効果が報告されています。自己の身体表象に関わるのは右前頭・頭頂ネットワークであり、自己の運動観察では右前頭・頭頂領域が活動することが報告されています(Fuchigami and Morioka 2015)。このように、自己観察と他者観察で活動する脳領域が異なるため、大脳皮質の左右どちらが損傷したのかによって、運動観察の効果に違いが生じる可能性が考えられますが、それは明らかになっていませんでした。畿央大学大学院 渕上健氏(博士後期課程)と森岡周教授は、右半球損傷者では自己の運動観察に比べ、他者の運動観察の方が鮮明なイメージを惹起させ、パフォーマンスが改善しやすいことを明らかにしました。この知見は、脳卒中者に運動観察療法を実施する場合、損傷側によって自己を観察させるのか、他者を観察させるのかを検討する重要性を示唆しています。 この研究成果は、Stroke Research and Treatment誌(Differences between the influence of observing one’s own movements and those of others in patients with stroke)に掲載されています。 本研究のポイント ■ 脳卒中者を右半球損傷者と左半球損傷者に分け、自己の運動観察と他者の運動観察のどちらがパフォーマンスに影響する  のかを検証した。 ■ 右半球損傷者では、自己に比べ他者の運動観察の方が鮮明なイメージを惹起させ、パフォーマンスへの影響が強かった。 研究概要 34人の脳卒中片麻痺者が実験に参加しました。課題は脳卒中者でも安全かつ容易に実施することができるという理由で、座ったままでの非麻痺側下肢によるステップ運動としました。運動観察は運動イメージや運動実行に影響することからパフォーマンステストにはステップ運動のイメージ時間と実行時間を用いました。実験は、運動観察の前にステップのイメージ時間と実行時間を計測し、運動観察を行い、再びステップのイメージ時間と実行時間を計測するという手順で行いました(図1)。     図1:実験の流れ 自己の運動観察では、実行時間を計測中に撮影した自分の映像を0。5倍速で再生して観察し、他者の運動観察では、自分と同じ運動実行時間の他者の映像を0。5倍速で再生して観察しました。運動観察中は、身体は動かさずに映像と同じようにステップすることをイメージするよう指示し、その時のイメージの鮮明度をthe Kinesthetic and Visual Imagery Questionnaire (KVIQ)の段階付で評価しました。データの解析について、イメージ時間と運動実行時間は観察後の時間から観察前の時間の差分を算出しました。差分が大きい方が観察の影響を強く受けたということになります。KVIQは 視覚イメージ項目と筋感覚イメージ項目に分けました。各評価項目について、損傷半球(右半球損傷vs左半球損傷)と観察条件(自己vs他者)について比較しました。   図2:結果 その結果、右半球損傷者において、他者の運動観察は自己に比べKVIQの筋感覚イメージ得点が高く(図2d)、イメージ時間と実行時間の差分が大きいことが明らかになりました(図2a、 b)。左半球損傷者において、自己の運動観察は他者に比べイメージ時間の差分が大きいことがわかりました(図2a)。損傷半球間での比較では、他者の運動観察において右半球損傷者が左半球損傷者に比べイメージ時間の差分が大きいことを認めました(図2a)。このように損傷半球によって自己と他者の運動観察による影響に違いがあることが示されました。 本研究の臨床的意義および今後の展開 本研究の臨床的意義および今後の展開 本研究成果は、脳卒中者に対して運動観察療法を実施する場合、脳の損傷側によって自己の運動観察と他者の運動観察のどちらを用いるべきか検討する必要性と、右半球損傷者では他者の運動観察の方が効果的である可能性を示唆しています。しかし、本研究は非麻痺側下肢のパフォーマンスを用いて即時効果のみを調査しているため、麻痺側下肢のパフォーマンスで検証する必要があります。また、運動観察療法の効果的な方法を見つけるためにも、この結果のメカニズムについて検討していくことが必要で、今後検証していく予定です。 論文情報 Fuchigami T,Morioka S. Differences between the influence of observing one’s own movements and those of others in patients with stroke. Stroke Res Treat 2019 問い合せ先 畿央大学大学院健康科学研究科 博士後期課程 渕上 健(フチガミ タケシ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: fuchigaminet@yahoo.co.jp   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 教授/センター長 森岡 周(モリオカ シュウ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp

2019.06.14

10/19(土)・20(日)第17回畿央祭「繋~つながり~」を開催します。

  手と手を取り合い、最高の学園祭へ! 実行委員がお送りする畿央祭のイベント情報ページです。プログラムや企画などの詳細が 決まり次第、随時更新していきます!畿央祭は当日だけでなく、準備から力を合わせて行っています。畿央祭を一から作り上げる学生の様子は実行委員ブログでご覧になれます!!   日時 10月19日(土)10:00~17:00 10月20日(日)10:00~16:00 会場 畿央大学  アクセスはこちら 駐車場はありませんので、 公共交通機関を利用してご参加ください。 大学周辺道路や近隣商業施設への駐停車は地域住民の皆様へのご迷惑となりますので、ご遠慮くださいますようお願い申し上げます。 同時開催 ウェルカムキャンパス ミニオープンキャンパス   ▼クリックで拡大します。        子ども向け企画 「ハピネスワールド」 両日開催 アリーナ(体育館)では、「ぞうさん」「ダンボールめいろ」「ボールプール」「紙飛行機飛ばし」、小体育館では「魚釣り」「ぬりえ」「プラバン」「スライム」「幼児コーナー」を開催!アリーナ前では「ヨーヨー釣り」も実施します!様々な遊びが盛りだくさん!ぜひご参加ください!       吉本お笑いLIVE 20日(日)10:00~11:00   女と男、藤崎マーケット、アインシュタイン    ※出演者は、都合により変更になる場合がございます。ご了承下さい。     畿央祭のテーマと実行委員長からのメッセージ 第17回畿央祭テーマ:繋〜つながり〜 繋〜つながり〜には、畿央祭を通じてクラス、学科、学年を超えて繋がり、その繋がりがいつかまた別の場所でなにかが生まれるきっかけになればという願いを込めました。また、去年のテーマである掌を受け、畿央生が手を取り合って、繋がり、輪を作って、2019年度の畿央祭を作り上げられたらなという意味も込めました。令和1発目の畿央祭です!最高の畿央祭を作っていきます!ぜひお越し下さい! 第17回畿央祭実行委員長 稲本 百花   畿央祭に向けて頑張る、実行委員たちの奮闘記!畿央大学公式ブログ「KIO Smile Blog」でご覧いただけます。       ●昨年の記事・写真はこちらから! 第16回畿央祭・ウェルカムキャンパスを開催しました。  

2019.06.12

8/19(月)ひらめき☆ときめきサイエンス「運動と脳との不思議な関係〜運動の脳科学」を開催します。

運動と脳との不思議な関係性を学ぼう ~運動の脳科学~   物を掴んだり、走ったり跳んだり、ヒトは様々な運動が可能ですが、それはなぜでしょうか?通常、自分の身体や運動は自分のものであると感じることができますが、それはなぜでしょうか?これらは全て健康な脳機能に支えられています。その証拠に脳に問題を生じると、運動することが困難になったり、自分の身体や運動を自分のものと感じることができなくなったりします。こうした運動と脳との密接な関係性について学びましょう。   日 時 2019年8月19日(月)10:00~16:10 会 場 畿央大学 P棟1階 ニューロリハビリテーション研究センター →アクセスはこちら 内 容 運動と脳との密接な関係性について学ぶ ※詳細は下のチラシをご参照ください。 対 象 高校生 (保護者の同伴も可能です) 定 員 20名(先着順、参加無料) 持ち物など タオル、筆記用具、動きやすい服装でお越しください(運動靴・外靴可)   ▼クリックで拡大します。   【参加申込方法】                    下記をご記入の上、FAX(0745-54-1600)、もしくはメール(info@kio.ac.jp)でお申込みください。 ①氏名(ふりがな) ②性別 ③高校名・学年 ④〒住所、電話番号 ⑤保護者の同意の有無 ⓺家族同伴の有無 ⑦食物アレルギーの有無(有の場合、品目名を記載)   【申込み締め切り】 2019年8月5日(月)   【お問い合わせ】  畿央大学教育推進部ひらめき☆ときめきサイエンス担当係 TEL:0745-54-1601   ※定員を超えた場合のみ、参加できない旨を申込者に電話等で連絡します。  ※個人情報については、本イベントの受付整理以外には使用いたしません。 ※本イベントは独立行政法人日本学術振興会の選定助成事業です。

2019.06.05

ヘルスチーム菜良の学生が考案した「大和丸なすピザ」をイオンモール大和郡山で6月8日(土)・9(日)に試食販売!

大和郡山産野菜使用「大和丸なすピザ」をヘルスチーム菜良が共同開発 イオン大和郡山店「大和郡山フェア」で試食販売!      大和郡山市、石釜ピッツェリア&BARサンプーペーと奈良県内の管理栄養士養成課程(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)の学生で構成された食育ボランティアサークル「ヘルスチーム菜良(なら)」は、大和の伝統野菜「大和丸なす」をはじめとした大和郡山産野菜を使用した各大学1種類合計4種類のピザを共同開発しました。 イオン大和郡山店「大和郡山フェア」期間中の6月8日(土)・9日(日)15時より、学生による試食販売を行います(試食は無くなり次第終了)。また、同日より石釜ピッツェリア&BAR「サンプーペー」でも提供いたします(期間限定)。 日 時 2019年6月8日(土)・9日(日)15時~ @イオン「大和郡山フェア」 2019年6月8日(土)~ @サンプーペー 会 場 イオン大和郡山店 石窯ピッツェリア&BAR「サンプーペー」 概 要 ■学生による試食販売 ■6/9(日)14:15~14:45 4大学対抗!ピザバトル       16:45~17:00 表彰式 ※いずれもイオンモール大和郡山にて     大和郡山市で古くから栽培されている大和の伝統野菜「大和丸なすは、東京、大阪、京都の料亭などでも用いられる高級食材として好評を得ていますが、地元奈良では販売機会が少なく、知名度アップが課題となっています。また、大和郡山市では地産地消促進計画に基づき、地産地消の推進をめざして取り組んでいます。 大和郡山フェア開催にあたり、大和丸なすのPRと野菜摂取量の増加をめざして、管理栄養士をめざす学生の実習を市保健センターが受け入れるなど関係がある奈良女子大学の学生に大和丸なすを使ったピザの開発を2017年度に依頼。ヘルスチーム菜良がレシピ開発に取り組みました。その後、2018年度は3大学、2019年度は4大学のヘルスチーム菜良と年々広がりを見せています。   大和丸なすを初めて見る学生も多く、その大きさに驚いていましたが、生産者から「肉質はよくしまり煮くずれしにくく、焼いても炊いてもしっかりとした食感があり、いろいろな調理に合う」という大和丸なすの特性を伺い、サンプーペーのオーナーシェフ松原朱美さん、イオン大和郡山店のアドバイスを受けながらピザを完成させました。     畿央大学ではしゃぶしゃぶ餅を使った「初夏を感じる大和野菜たっぷりモッチリーザ」を開発。チーズや野菜との相性も良く自信の1品です。また、当日は、4大学対抗ピザバトルと銘打ち、大和野菜の使用度、見た目、コストパフォーマンス、栄養価、作りやすさ、当日のプレゼンなどをもとに審査員による審査で優勝ピザを決めるため、優勝をめざして演出もいたします。大和丸なすをはじめ、大和郡山市産野菜の魅力が詰まった4種類のピザ、ぜひ一度食べ比べてお好みのピザを見つけてください。   →イオンモール大和郡山 →サンプーペー

2019.05.27

8/9(金)現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅦ」を開催します。

教育現場における教育力向上の一助となることをねらいに、畿央大学現代教育研究所が主催するワークショップの第7回目です。昨年は、「ロボットプログラミング」、「道徳」、「発達障害支援」に関連するワークショップに取り組みました。2019年度は、コンピュータを使わない活動も含めた各教科等におけるプログラミング学習の開発、社会科学習における地図の発展的な活用、音楽科に新しく導入される和楽器の箏の指導方法の体験の3 つを用意しました。多くの皆様のご参加をお待ちしております。   【日時】2019年8月9日(金)10:00~15:30 ワークショップ1 午前の部 10:00~12:00 午後の部 13:30~15:30 【小学校教員・保護者 対象】 定員40名 体験から活用へ!初等教育におけるプログラミング教育 西端 律子(教育学部 教授) ワークショップ2 午前の部 10:00~12:00 午後の部 13:30~15:30 【小・中学校教員 対象】 定員40名 地図で社会科学習を豊かに-地図を読むコツと防災学習での活用- 小谷 恵津子(教育学部 准教授) ワークショップ3 午前の部 10:00~12:00 午後の部 13:30~15:30 【小・中学校教員 教育関係者 対象】 定員40名 弾いてみよう箏!わらべうたによる音楽活動 衛藤 晶子(教育学部 教授) 昼食交流会 12:10~13:20 学生食堂にて、軽食を準備いたします。 食事しながら、日頃の教育に関する話題を交流しましょう。 ※講座の詳細はPDFでご確認ください(下記画像をクリックすると、PDFが開きます)。 ※3講座とも「午前の部」と「午後の部」は同一内容です。   ▼ワークショップ案内チラシ ▼ワークショップ詳細と申込用紙    申込方法  専用申込フォーム(QRコード) または 上記の申込用紙にご記入の上、FAXにてお申込みください。   【QRコード】   【FAX送付先】 畿央大学総務部 畿央大学現代教育研究所ワークショップ係 宛 FAX:0745-54-1600 問合せ先 TEL:0745-54-1602 畿央大学総務部

2019.05.27

慢性腰痛者の運動恐怖は、腰の曲げ伸ばし動作を緩慢にさせる~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター

慢性腰痛者には“腰を曲げるのが怖い”と訴える方が多く、これは「運動恐怖(Kinesiophobia)」と呼ばれています。畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 大住倫弘 准教授、森岡 周 教授および大学院生と研究員らは、東京大学医学部付属病院緩和ケア診療部 住谷昌彦 准教授、甲南女子大学理学療法学科 西上智彦 准教授、壬生 彰 助教らと共同で、地域在住の慢性腰痛者における運動恐怖が、運動にどのような影響を及ぼすのかを明らかにしました。この研究成果はEuropean Spine Journal誌(Kinesiophobia modulates lumbar movements in people with chronic low back pain: a kinematic analysis of lumbar bending and returning movement)に掲載されています。   “運動恐怖”とは、「動かすと痛くなりそうで怖い」あるいは「(再)損傷をしそうで動かすのが怖い」という感情です。この運動恐怖は、慢性腰痛者の日常生活動作を悪くすることが多くの研究で明らかになっていましたが、具体的に、どのような運動異常をもたらすのかは分かっていませんでした。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 大住倫弘 准教授,森岡 周 教授らの研究グループは、地域在住の慢性腰痛者を対象に「腰の曲げ伸ばし」動作を計測しました(下図1)。その結果、運動恐怖がある慢性腰痛者は、「動き始めに時間がかかる」ことと、「腰の曲げ伸ばし方向を切りかえるのに時間がかかる」ことを明らかにしました。“運動恐怖”は目には見えないものではありますが、それが運動に表出されていることを明らかにしたとともに、運動恐怖をシンプルな運動計測で客観的に捉えられることを明らかにしたこととなります。 本研究のポイント 腰の曲げ伸ばし運動における「運動の開始」と「運動方向の切り返し」は、運動恐怖によって修飾されることを明らかにしました。 研究内容 無線タイプの電子ゴニオメーターを用いて、域在住の慢性腰痛者を対象に「腰の曲げ伸ばし」動作を計測しました(下図1)。具体的には、計測に参加した慢性腰痛者は、「合図の音が鳴ったら、できるだけ大きく・速く腰を曲げて、すぐに元の姿勢に戻って下さい」と指示をされて運動タスクを実施しました。   図1:腰の曲げ伸ばし動作と解析区間   そして、本研究では、腰の曲げ伸ばし運動を以下の4つの相に分けて分析をしました。 Phase 1: 合図音から腰曲げ動作が始まるまで Phase 2: 腰曲げ動作開始から腰曲げの速度が最大になるまで Phase 3: 腰曲げ動作最大速度の時点から腰伸ばし動作の速度が最大になった時点まで Phase 4: 腰伸ばし動作最大速度の時点からもとの姿勢に戻るまで     図2:各動作相における時間を比較した結果   その結果、運動恐怖がある慢性腰痛者においてのみ、Phase 1とPhase 3に時間がかかることが明らかになりました。このことは、運動への“躊躇(initial hesitation)”あるいは“凍結(freezing-like behavior)”のような現象であり、いずれも腰椎を過剰に保護しようとしたゆえにもたらされると考えられています。  本研究の臨床意義および今後の展開 “運動恐怖”は目には見えづらいものではありますが、それを運動計測によって客観的に捉えた点は、非常に臨床的意義があります。今回は地域在住の慢性腰痛者が対象でしたので、過去の研究と比較しても顕著な運動障害は認められませんでしたが、運動開始あるいは運動方向の切り返しは、腰痛が重症化する前にも出現する初期症状であることが考えられます。今後は、これをリハビリテーションによって改善させることができるのかが検証される予定です。  論文情報 Osumi M, Sumitani M, Otake Y, Nishigami T, Mibu A, Nishi Y, Imai R, Sato G, Nagakura Y, Morioka S. Kinesiophobia modulates lumbar movements in people with chronic low back pain: a kinematic analysis of lumbar bending and returning movement. Eur Spine J. 2019 May 21. doi: 10.1007/s00586-019-06010-4. 問合せ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 准教授 大住 倫弘(オオスミ ミチヒロ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: m.ohsumi@kio.ac.jp

2019.05.24

7/13(土)助産学専攻科主催「マタニティ・カフェ」のご案内

畿央大学助産学専攻科は今年で開設8年目となり、これまで52名の助産師を育成してまいりました。本学専攻科の教育の特徴の一つは、入学時に学生が描いた理想の“めざす助産師像”に、近づくために自己と他者を理解しながら、自らの助産師としてのアイデンティティを一歩一歩育んでいくことを大切にしていることです。そして、妊産婦の皆様に心から寄り添える助産師に成長して欲しいと一番に願っております。また、助産師にとって必要な知識や技術は、その専門性の高い外部講師をお招きし、更に最新で確実な情報のもと学修しております。その甲斐ありまして、臨床から高い評価を頂けることが多くなってまいりました。このことは、講師の皆様および学生の努力と、臨床指導者の皆様、そして、何よりも助産師学生のケアに快諾いただきました妊産婦ならびにご家族の皆様のご協力のおかげと思っております。 今回、ご協力いただきました地域の妊産婦及びご家族の皆様の健康向上のため、マタニティカフェを開催することにいたしました。産婦人科医の植田政嗣先生(本学健康科学部長)、「世にも珍しいマザークラス」を全国で開催しておられる助産師の佐藤香代先生(国際医療福祉大学大学院 助産学分野教授)をお招きしております。 先着約50名ですが、是非ご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。   日 時 2019年7月13日(土)13:00~15:30 会 場 畿央大学 L202教室・L203教室 第1部13:00~13:20 「婦人科医のワンポイントアドバイス」 講師:産婦人科医 植田政嗣先生(畿央大学健康科学部長) 第2部13:20~14:50 「世にも珍しいマザークラス」(奈良初開催) 講師:助産師 佐藤香代先生(国際医療福祉大学大学院助産学分野教授) 第3部15:00~15:30 「カフェしながら何でもトーク」 定員 50名 受講料 無料 申込方法 kio-josan@kio.ac.jpまで下記内容をメールでお送りください。 ①ご氏名(ご一緒に参加する方も) ②出産予定日 ③ご住所 ④電話番号 ⑤駐車場ご使用の有無 ※お送りいただきました個人情報は、今回のマタニティ・カフェ以外には使用いたしません。   ▼画像クリックでPDFが開きます。  

2019.04.26

第29回クリーン&歴史ウォークに協力しました。

2019年4月21日(日)、畿央大学が後援しているイベント「第29回クリーン&歴史ウォーク」が実施されました。クリーン&歴史ウォークは「地域の活性化に貢献するには自らが地域をよく知ること」という趣旨のもと、秋と春に年2回開催されています。    エコール・マミに集合し、行き先は、三吉石塚古墳→新家長福寺→やぎさん公園→牧野古墳で、約6,5㎞の行程でした。汗ばむほどの良い天候の中、約50名の方がご参加されました。 本学からは教職員2名、学生ボランティア11名(畿央パフォーマンスチームKiPT,災害復興ボランティア部HOPEFUL,ほか)が参加し、イベントの運営、クイズ大会の実施等のお手伝いをしました。     9:30、受付を済ませた参加者の皆さまがそろわれたところで、主催者よりイベント趣旨説明、実行委員長の深田將揮先生(現代教育学科准教授、ボランティアセンター長)よりご挨拶がありました。引き続きKiPTの本守さんよりウォーキング前のストレッチ指導があり、(本守さんは、本学理学療法学科の松本大輔先生に事前にストレッチ指導のレクチャーを受けており、わかりやすく効果的な指導をしてくださいました)、いよいよ出発です。       30分ほど清掃活動をしながら歩いたところで、三吉石塚古墳に到着しました。広陵町文化財ガイドの方の説明を聞き、墳丘の頂上に上がります。見晴らしがよく広陵町を見渡すことができました。ここで、参加者全員で記念撮影!(希望者は後日郵送していただけます)       三吉石塚古墳を出発し、桜の美しい新家長福寺をめざします。到着すると…八重桜が満開でした!美しいお庭の桜を見て回られる方、写真撮影をする方、思い思いの時間を過ごされていました。       桜を堪能した後は、広陵町立図書館での休憩を挟み、やぎさん公園へ。ここで畿央パフォーマンスチームKiPT井上さんの司会によるクイズ大会が行われました。これまでの行程で見た古墳に関する問題や畿央大学に関する問題等々、大いに盛り上がりました。「楽しかったわ!」と参加された方に声をかけていただき、うれしそうな表情の学生ボランティアの姿も見られました。終了後ストレッチを行い、最後の目的地である牧野(ばくや)古墳をめざします。       牧野古墳では広陵町文化財ガイドの方に案内していただき、2つの班に分かれて石室内を見学しました。牧野古墳は、奥行き17メートルもある国内でも最大級の横穴式石室で、押坂彦人大兄皇子(中大兄皇子の祖父)の成相墓が有力説とされています。中は真っ暗でひんやりした空間になっており、神秘的な空間でした。     牧野古墳を見学した後は、エコール・マミに戻り、ふるさと広場でKiPT本守さんによるストレッチ指導を受け、第29回のクリーン&歴史ウォークは終了しました。   初めてボランティアに参加した1回生学生さんより、「楽しかった、また参加したい」という感想をいただきました。ご協力ありがとうございました。 秋には第30回のクリーン&歴史ウォークが開催される予定です。皆様のご参加お待ちしております。   【クリーン&歴史ウォーク】 主催:クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後援:広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、独立行政法人都市再生機構西日本支社、畿央大学 講師:広陵町文化財ガイドの会 協力:広陵古文化会、畿央大学学生 協賛:(株)関西都市居住サービス エコール・マミ営業所   ●過去の「クリーン&歴史ウォーク」の記事はこちら

2019.04.23

故 冬木智子名誉学園長「お別れの会」を開催しました。

平成31年4月20日(土)、畿央大学冬木記念ホールにて冬木学園創設者である故冬木智子名誉学園長の「お別れの会」を開催し、700名をこえる方々にご参列・献花をいただきました。     午後2時、関西中央高校教員による畿央大学学歌(冬木智子先生の作詞)の独唱により式典が始まりました。     参列者全員で黙祷を捧げた後、主催者挨拶として、冬木正彦理事長より参列の御礼とともに冬木智子先生の97年にわたる生涯が多くの皆様の絆によって生かされ、深く広い愛に包まれて閉じたことが述べられました。その後、名誉学園長自身の言葉で教育に対するひたむきな気持ちと今に至る足跡を表現した記録映像『わが人生~愛と夢』により、97年の生涯が生前の写真や映像によって甦りました。久しぶりに聴く故人の肉声で語られた「建学の精神」に、多くの学園関係者は背筋を正したと思われます。     続いて、お別れの言葉を荒井正吾奈良県知事、奥野信亮衆議院議員、萩元満知子蘭友会(高校同窓会)会長、唄大輔畿桜会(大学・短大同窓会)会長よりいただきました。   荒井知事からは、大正生まれのご自身のお母様と重ねながら、戦前、戦後の大変な時代を過ごした冬木智子先生の記録映像を見た感想を交えながらのお言葉をいただきました。     奥野衆議院議員からは、ともに大和の地の発展に寄与したご自身のお父様と名誉学園長との思い出や、教育に関する考え方の素晴らしさ、戦後の貧しい時代に女性活躍時代を見据えていた先見性への驚きなどのお言葉をいただきました。     萩元蘭友会会長や唄畿桜会会長からは、ご自身の学生時代にあった智子先生との思い出話やエピソード、感謝の言葉が述べられました。       最後に、冬木理事長より、「冬木学園の教職員はこれからも力を合わせ、名誉学園長が皆様と紡いてこられた絆を大切にし、さらに絆を広げながら、建学の精神を指針とする教育・研究を推進し続ける覚悟」「優しさをチカラに、医療や教育などそれぞれの分野で人々の幸せに貢献できる人格形成を目的とした教育を、即ち建学の精神を具現化する教育」など、冬木学園の教育に対する覚悟や、今後の学園に対する変わらぬ支援のお願いと参列への感謝の言葉が述べられ、式典は締めくくられました。     そして、参列者全員により17時までお別れの献花が行われました。           また、会場の外には『お別れの会記念展示』が設けられました。 智子先生が作られた洋服(実物)や学園創設のきっかけとなった3人の教え子の教室(再現)が展示され、故人の足跡や業績の展示を学園の歴史をかいま見ながら、思い出を振り返っていただきました。               今後も冬木学園は、教職員一丸となって智子先生が生涯をかけて教育の目標としてこられた建学の精神「徳をのばす・知をみがく・美をつくる」の具現化に努め、教育・研究・社会貢献に邁進してまいります。