トピックス
2016.04.01
畿央大学学長の交代について
畿央大学では、開学以来学長を務め大学運営に尽力してきた創設者である冬木智子に代わり、2016年4月1日より冬木正彦が学長に就任いたしました。なお、冬木智子は同日より名誉学園長に就任いたしました。 新学長プロフィール 冬木 正彦(ふゆき まさひこ) 昭和22年2月2日生まれ 京都大学理学博士 略歴 昭和43年 学校法人冬木学園理事 平成7年 関西大学工学部教授 平成19年 関西大学環境都市工学部教授 平成25年 学校法人冬木学園副理事長畿央大学副学長関西大学名誉教授 平成26年 学校法人冬木学園理事長 新学長就任のご挨拶 このたび畿央大学学長の職をお受けすることになり、畿央大学の持続的発展への期待とともに責任の重さを感じています。 畿央大学は、建学の精神「徳をのばす・知をみがく・美をつくる」を会得する人材の育成を教育の理想に掲げ、健康科学、教育の分野において高い教育・研究の質を持ち、豊かな教養と知性を備えた高度専門職業人の育成を行うとともに、日本の社会に貢献できる大学であることを目指しています。 畿央大学では、学生と教員、職員が一体となって素晴らしい教育学習環境を作り上げてきました。この環境における教育活動をさらに充実発展させ、教育の質と社会への貢献において、日本の中で高く評価される大学の一つになることを、学生と教員、職員と共に目指したいと考えています。 どうぞ皆様方にはご指導ご鞭撻をいただきますようお願いするとともに、畿央大学に対し引き続きご支援下さいますようお願い申し上げます。 平成28年4月1日 畿央大学 学長 冬木 正彦
2016.03.29
理学療法士国家試験、合格率100%!~2016年3月卒業生
第51回理学療法士国家試験(2016年2月28日実施)の合格発表が3月29日に行われました。10回目の卒業生となる健康科学部理学療法学科では、今春卒業した62名が受験し全員が合格を果たしました。全国平均は82.0%(新卒のみ)でした。国内にある理学療法士養成校255校のうち全員合格は18校、そのうち50名以上受験して全員合格を達成したのは本学のみ、という快挙です。 今回の試験の合格率(新卒者全国平均)は昨年に比べて約7%のダウンで厳しい結果となりました。本学の学生は本当によく頑張り、全員が合格を果たしました。国家試験のためには普段からのたゆまぬ努力が大切です。来年にむけても気をゆるめることなく、一層の努力を期待したいと思います。 理学療法学科 学科長 庄本康治
2016.03.29
橿原市文化スポーツ課連携「橿原サイエンスフェスティバル」に協力参加しました。
レゴロボットのプログラミング体験ブースに約130名の子どもたちが来場! 畿央大学は2013年に橿原市と包括連携協定を締結し、橿原市開催のさまざまなイベントに協力しており、この催しへの参加も4年目となります。2016(平成28)年3月21日(月・祝日)、かしはら万葉ホール地階こども科学館、そして1階から5階まで全館を使用して橿原サイエンスフェスティバルが行われ、畿央大学看護医療学科福森貢教授、教育学部奥田俊詞准教授および教育学部奥田ゼミ3回生5名がサイエンスブース「ブロックでできたロボットをプログラムで動かそう!」を出展しました。 万葉ホール3階フロアにノートパソコン9台、レゴロボット8台、そして今年は奥田先生こだわりの「ダジックアース(Dagik Eearth)4次元デジタル地球儀を持ち込んで気象衛星ひまわり8号による地球の画像をLiveで配信したり、木星など惑星画像や地球の季節や昼夜を示すコンテンツをプロジェクター映写する試みを追加しました。 レゴ・マインドストーム・エデュケーションはレゴブロックでつくる教育用ロボットで、コンピュータを内蔵しているのでプログラミングすると自在に動かすことができます。今回は決められたコースを走行させたり黒い線に沿って走ったり、壁の手前でストップするなど簡単な操作をしてもらいました。10時開場とともに保護者に連れられたたくさんの小中学生・児童でいっぱいになり、17時までにプログラミング体験こどもだけで約130名、レゴブロック組立だけの幼児数もこれに匹敵する数の来場者でした。 橿原市は奈良県下で唯一の科学館を運営しており、今年開設20周年、市政施行も60周年の節目にあたります。毎年3月に開催される橿原サイエンスフェスティバルの時はこども科学館が終日無料開放され、親子連れ約3~4千人が訪れる人気イベントです。将来教員をめざす教育学部生にとってこどもたちと直に触れ合う絶好の機会になりました。 【関連記事】 2015/03/24 橿原市連携「サイエンスフェスティバル」に協力・出展しました。 2013/10/23 真美ヶ丘第2小学校連携「科学クラブ“ロボット組立”課外授業」を実施しています。 2013/05/23 小学校科学クラブ活動支援事業2013年度の第1回目授業を行いました。 2013/02/26 SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第10回目授業 2013/02/19 SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第9回目授業 2013/01/29 SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第8回目授業 2012/08/21 2012年度SPP選定事業『マミポコ・子どもサイエンス「ロボットを作ろう!」』(香芝市内小学生向け)を開講 2012/06/19 SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第4回目授業 2012/05/29 SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業 2012/05/15 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動!
2016.03.28
後援会だより第15号を掲載しました。
2016.03.25
看護師は3年連続、助産師は4年連続で現役合格率100%!~2016年3月卒業生
2016年2月に実施された看護師、保健師、助産師の国家試験の合格発表が3月25日(金)に行われました。5回目の卒業生となる健康科学部看護医療学科では、看護師国家試験に84名が挑戦し、3年連続となる全員合格をはたしました。また保健師国家試験は受験者32名が受験し、29名の合格(90.6%)という結果でした。 一方、今年が4回目の卒業生となった助産学専攻科では卒業生10名が4年連続となる全員合格をはたし、4月から助産師としての一歩を踏み出すことになりました。 この結果、看護師は3年連続で、助産師は開設以来4年連続での現役合格100%という、嬉しい快挙になりました。 今回の看護師国家試験合格率の全国平均(新卒)は94.9%となりましたが、本学の学生はよく頑張って、卒業生全員が合格をはたしてくれました。さらに専攻科の助産師でも、100%の合格という快挙でした。国家試験の合格を確実にしていくためにはしっかりとした準備が必要です。これからも、なお一層の支援強化をはかりたいと思います。 看護医療学科 学科長 河野由美
2016.03.24
身体運動制御学/高次脳機能学とニューロリハビリテーション研究会のご案内
畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター主催 研究会のご案内 ニューロリハビリテーションは、神経科学に基づくリハビリテーションであり、神経科学に関する最新の知見の臨床的応用が要求されます。ヒトの多様で柔軟な身体運動の制御・学習を科学的に捉えるためには、運動学・運動力学を基礎としたバイオメカニクスだけでなく、神経科学の理解と応用が必要になります。これにより身体運動制御のメカニズムを包括的に解釈でき、各個人の呈する現象や病態に応じたリハビリテーションが可能になると考えられます。 また、ヒトにおいて生物学上最も進化した機能として、高次脳機能があります。高次脳機能は、認知・思考・行動・感情などヒトを人足らしめると同時に、我々の生活を効率的かつ豊かにしてくれるものです。また日常生活の様々な場面で、意識・無意識に関わらず、個人の行動を支え、特徴づけているのもまた高次脳機能が影響しています。このような高次脳機能に関する科学的知見を整理し理解することは、高次脳機能障害の臨床思考を高めると同時に、ヒトの理解につながると考えています。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは、上述した2つの領域に関連した研究会を開催します。「身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会」ではヒトの身体動作の制御システムを神経科学に基づく新しい視点で理解すること、「高次脳機能学とニューロリハビリテーション研究会」では動物とヒトの間に共通する、あるいは解離する高次脳機能について理解し、新たなニューロリハビリテーションの創造を目指しています。本研究会では、これまでのニューロリハビリテーション研究と融合・発展させるために、セラピストと研究者が集まりディスカッションすることを通じて、日本におけるこの分野の発展と推進に貢献することを目的としています。 本研究会では、招待講演、指定演題発表、ポスター発表のプログラムを準備しております。参加のみでも可能ですが、是非ともポスター演題にも積極的にご応募いただき、活発なディスカッションの中から、これまでのセミナーとは違う学びの場、研究の場が創発されればと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。 第2回 身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会 日 時:平成28年7月30日(土)午前10時開会(受付9:30)〜16時50分閉会 会 場:畿央大学 身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会プログラム 招待講演 ◆井澤 淳 先生(筑波大学システム情報系エンパワーメント情報学プログラム 准教授) 計算論からアプローチする運動学習・運動障害・機能回復 ヒューマノイドロボット開発の成果によって強調されるのは、機械工学の精密性や人工知能の汎用性では無くむしろ、素早く巧みな運動を繰り返し学習のみから獲得することのできる私達ヒトの脳が持つ高度な適応性である。このような意味で、脳は学習する機械である。運動制御・学習の研究は、過去20年、工学的な枠組みを用いることによって大きく発展してきた。本発表では、議論が収束しつつある運動学習の計算理論について概説し、この枠組を用いて脳の各部位の変性が、それぞれ特徴的な運動障害を生み出すメカニズムについて考察する。この考えを脳機能回復の理解へ適用し、リハビリテーションスケジュールの最適設計へ示唆を与えるようなエンジニアリング・サイエンスとしての脳科学の可能性を探る。 ◆今水 寛 先生(東京大学大学院人文社会系研究科心理学研究室 教授) 認知・運動学習と脳のネットワーク 人間は新たな生活環境に置かれたとき、さまざまなことを学習し、行動パターンを変え、環境に適応します。自分の脳や身体もケガ・病気・加齢などで変化することがあり、そのような場合にも新たな学習・適応を迫られます。人間が学習するときに、脳の一部が変化するだけでなく、脳全体に渡ってさまざまな変化が生じ、脳のネットワークはダイナミックに変わります。私たちの最近の研究の中から、1)学習に伴って短期と長期の運動記憶が獲得される様子を機能的磁気共鳴画像で捕らえた研究、2)安静状態の脳活動から脳のネットワークを解析し、個人の認知学習の結果を予測した研究、について説明します。計算モデルや数理統計解析の進歩により、人間の行動履歴や脳活動から、将来の行動や学習の結果をある程度予測することができるようになりました。このような成果をリハビリテーションに役立てる方法について議論したいと思います。 ケースディスカッションおよび指定演題を予定(詳細は後日) ポスター発表: 詳細は「ポスター応募要領」をご覧ください。 第1回 高次脳機能学とニューロリハビリテーション研究会 日 時:平成28年7月31(日)午前10時開会(受付9:30)〜16時50分閉会 会 場:畿央大学 高次脳機能学とニューロリハビリテーション研究会プログラム 招待講演 ◆前田 貴記 先生(慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室 講師) 自己意識の神経心理学 神経心理学において扱われる自己意識(self-consciousness)には、自伝的(autobiographical)な側面など多様であるが、今回扱うのは、意図性・随意性に関する自己意識である。このような自己意識に異常を来たす高次脳機能障害として、神経学領域におけるalien hand syndrome、anarchic hand syndrome、道具の強迫的使用、運動開始困難、拮抗失行、使用行動や、精神医学領域における統合失調症の“させられ体験”などがある。脳卒中後の麻痺においてすら麻痺肢の随意性が低下するため、身体に関する自己意識が変容していることが伺われるが、当たり前のこととしてこれまできちんと扱われて来なかったかと思う。実のところ、そもそも健常人においても、或る行為が意図的・随意的か否かについて厳密に線引きすることは容易ではなく、当人の主観に依拠するしかないのだが、さらにその異常となると正確にとらえることはかなり難しい。方法論的にも定量評価が難しいため、定性的に記述するしかないのが現状である。 近年、意図性・随意性に関する自己意識について、「運動主体感・意志作用感(sense of agency:SoA)」というパラダイムで神経科学研究が進められている。SoAとは、自己が思考や行為の「主体(agent)」であるという主観的体験のことで、我々はSoAについて実証的に評価するために、「Sense of agency task (Keio method)」を作成し、主に統合失調症の自我障害について研究を進めてきた。 SoAの神経基盤については、Keio methodを用いたf-MRI研究にて、ACC、SMA、insula、IPL、PCC/precuneusなどが重要であることを明らかにしたが、興味深いのは、default mode network の中心領域であるcortical midline structure: CMSが含まれているという点である。CMSの中でも、特にposterior CMS(PCC/precuneus)は大脳皮質における最高度のhub領域であり、極めて重要な機能を担っているものと考えられているが、その役割については明らかではない。posterior CMSの機能について、SoAとの関連で研究を進めて行くことは重要と考えている。 統合失調症の基本病態については未だに不明であるが、脳の局在性の機能障害というよりも、脳領域間の結合性の異常(disconnection)と考えられており、近年、白質異常による神経生理学的な伝導障害(delayed prediction signal)、すなわちtemporal disconnection を支持する知見が得られつつある。治療的観点からは、この結合性の異常の改善がターゲットとなるが、共同研究者の今水寛先生らが進めているf-MRIを利用した結合ニューロフィードバック法という治療手法は、SoA異常を脳活動から矯正していくという治療方略であり、精神疾患に対する非侵襲的治療として大いに期待されるものである。 SoAという切り口から、精神疾患を含む高次脳機能障害の病態理解、治療、リハビリテーションのための新たな戦略を提案していきたいと思っております。 <参考文献> 前田貴記:自我の脳科学から考える統合失調症-精神病理学と脳科学のありうべき連繋-. こころの科学No.180: 79-86, 2015 ◆吉田 正俊 先生(生理学研究所認知行動発達研究部門 助教) マカクザルを用いた半側空間無視動物モデル 半側空間無視の病態メカニズムを明らかにするためには動物モデルの開発が有効であると考えられるが、これまでにヒトでの病態を充分に反映した動物モデルは確立していない。近年のヒトイメージング研究の知見から半側空間無視は背側注意ネットワーク、腹側注意ネットワークの失調であることが示唆されている。そこでわたしはマカクザルを対象動物として、背側注意ネットワーク、腹側注意ネットワークの相同部位に損傷を加えたあとでの行動を評価した。その結果、半側空間無視の症状と類似した行動が損傷後1ヶ月以上持続することを見出した。また、安静時自発脳活動をMRIによって計測し、マカクザルにおいても損傷後に注意ネットワークの失調が起きていることを示唆するデータを得た。以上の実験結果についてヒトでの知見に関しても紹介しながら順番にお話してゆきたい。 ケースディスカッションおよび指定演題を予定(詳細は後日) ポスター発表: 詳細は「ポスター応募要領」をご覧ください。 ポスター発表応募要領 下記フォーマットをダウンロードして抄録を作成し、メール添付にて送信してください。 ※研究会により送信先アドレスが異なりますので、ご注意ください。 抄録書式 抄録サンプル 抄録データ作成送信先および注意事項 ●7月30(土)「身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会」 立位姿勢、歩行、その他の身体運動の制御、学習に関連した基礎研究から、臨床研究まで広く募集します。また、身体運動制御学に関連した症例報告も歓迎します。 提出先:m.ohsumi@kio.ac.jp ●7月31日(日)「高次脳機能学とニューロリハビリテーション研究会」 特に研究領域の指定はありません。高次脳機能障害に関する基礎研究・臨床研究・症例報告はもちろん、人文科学分野、精神心理学分野、行動学分野などからの発表も歓迎します。 提出先:s.nobusako@kio.ac.jp 文字数の制限はありません(但しA4用紙1枚以内)。 Microsoft Word(MS明朝・12ポイント)で作成ください。 アブストラクトの編集はこちらでは行いません。お送り頂いた状態を完成版として抄録集にまとめますので、誤字・脱字等のご確認をお願いします。 文字化け対策の為、WordとPDFの両ファイルをお送りください。 締切 平成28年6月30日(木) 参加申込について 申込フォームに必要事項を記入の上、お申し込みください。 ※お手数ですが備考欄に「ポスター発表の希望の有無」について必ずご記入ください。 →研究会 申込フォーム 参加費用 両研究会2日間参加:5,000円 どちらかの研究会のみ1日参加:3,000円 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター事務局(畿央大学 総務部) TEL 0745-54-1602 E-MAIL soumu@kio.ac.jp
2016.03.22
平成27年度卒業証書・学位記・修了証書授与式を行いました。
2015(平成27)年度卒業証書・学位記・修了証書授与式が3月17日(木)に冬木記念ホールにて挙行され、健康科学部272名(理学療法学科62名・看護医療学科84名・健康栄養学科75名、人間環境デザイン学科51名)、教育学部148名、助産学専攻科10名、大学院21名(健康科学研究科修士課程18名、博士後期課程2名、教育学研究科修士課程1名)の合計451名を送り出しました。 10時に開式、国歌斉唱を終えると、学部学科ごとおよび助産学専攻科、健康科学研究科の卒業生全員の氏名が読み上げられ、代表者に卒業証書・学位記・修了証書が手渡されました。その後、学長表彰が行われ、特に優秀な成績を修めた学生が各学科1名選ばれ、表彰状と記念品が手渡されました。 冬木智子学長による式辞では、「建学の精神である『徳をのばす、知をみがく、美をつくる』を卒業後も実践し、母校である畿央大学には仲間との絆があることを忘れず、社会で頑張ってください。またお会いしましょう。」と卒業生を送られました。続いて山村吉由広陵町長、清水隆平後援会長、唄大輔畿桜会長よりご祝辞をいただきました。 その後、学生自治会である畿友会長の土山小梅さんが在学生を代表して送辞を、卒業生を代表して健康科学部健康栄養学科の伊村薫さんが答辞を述べました。 午後5時からは会場を帝国ホテル大阪に移して「卒業パーティー」が開催されました。女子学生たちは色鮮やかなドレスにお色直しして再登場。全学科が一つのキャンパスにある本学では学科をこえた交流が多く、卒業パーティーは他学科の学生や先生方に感謝と別れを告げることのできる、文字通り「最後」の機会になっています。恩師を囲みながら終始笑顔の絶えない2時間となりました。 ※卒業パーティーの様子は、畿央大学公式facebookページでもご覧になれます。
2016.03.16
奈良県中央卸売市場連携「イオン大和郡山店まぐろ味噌試食会」を開催しました。
キハダマグロ解体ショーに合わせて、 市場連携開発レシピまぐろ味噌試食240食で中央市場をPR! 畿央大学は奈良県の台所といわれる中央卸売市場活性化のため、3年前の平成25年から奈良県中央卸売市場(奈良県農林部)と包括連携協定を締結し、市場仲卸構成メンバーの関連卸協同組合(川西理事長)・青果卸売協同組合(西川理事長)・水産物卸協同組合(吉田理事長)とともに、市場で取り扱われる農産物や水産物など奈良県産食材を使ったレシピ開発、広報素材としてのレシピ集制作、ならいちばのキッチン料理教室などを通して同市場活性化を目的にさまざまな具体施策を進めています。 2016(平成28)年3月13日(日)、畿央大学健康栄養学科(指導教員:上地加容子教授、中橋寿美枝助手)の1回生6名(午前写真上:赤曽部絵美、䋆田ななえ、安部瞳、午後写真下:多山知世菜、岡本愛海、橋本咲穂里)は奈良県中央卸売市場水産卸協同組合中村洋祐副理事長(丸中水産㈱社長)・イオン大和郡山店の協力のもと、連携で誕生した「まぐろ味噌」試食会を実施しました。イオン大和郡山店鮮魚売り場において午前11時からと午後2時から、まぐろ味噌各120食計240食を味わっていただくとともに、まぐろ味噌のレシピをお配りしました。 午前・午後の2回、25~30kg大のキハダマグロが調理場で解体、ブロックに切り分け、パックされて店頭にならぶとすぐに売れていきました。学生たちはその隣で大きな声で呼び込みながら、まぐろを使ったレシピ「まぐろ味噌」試食とレシピを配布、良い課外学習体験になりました。イオン大和郡山店はちょうど1年前にまぐろ味噌試食会を実施した登美ヶ丘店や橿原アピタ店より大きく、奈良県内最大級のイオン店舗です。鮮魚店や青果店など街の小さな専門店が姿を消していく中、取って代わってきた大型スーパーに奈良県中央卸売市場の仲卸業者が中心的な取引を展開、奮闘しています。これも市場活性化連携の一事例として、微力ながらお手伝いできたのではないでしょうか。 【関連記事】 奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第3階料理教室」を開催しました。 2015年9月19日~23日、JR奈良駅前で奈良県中央卸売市場連携「行楽弁当」を販売しました。 「第34回全国豊かな海づくり大会~やまと~」で、まぐろレシピ試食会を実施しました。 奈良県中央卸売市場連携「マグロを使ったメニュー開発プロジェクト」品評会を行いました。 奈良県中央卸売市場連携 「サラダわさび菜・たまご」を使ったレシピ品評会を行いました。 奈良県中央卸売市場と包括的な連携協定を締結しました。
2016.03.15
平成28年度 畿桜会(同窓会)総会・懇親会のご案内
畿桜会(きおうかい)は、畿央大学、畿央大学短期大学部、桜井女子短期大学の卒業生のみなさんの同窓会です。 このたび、畿桜会の総会を下記の日程で行うことになりました。 また、総会に引き続いて懇親会を開催。懐かしい先生方や友達、先輩に会えるチャンスです。 お子さま連れでの参加も大歓迎!主婦の方もお気軽にお越しください! 【昨年の総会・懇親会の様子】 「平成27年度畿桜会(同窓会)総会」を開催しました。 申込フォームはこちら 日 時 2016年6月19日(日) 11:00~11:40 同窓会総会 11:40~11:50 記念写真撮影 12:00~14:30 懇親会 会 場 畿央大学 食堂棟 →アクセスはこちら 申込締切 6月14日(火) ※当日申込も歓迎します。 申込方法 下記①~⑥を明記のうえ、A~Eの方法でご連絡ください。 <必要事項> ① 氏名(及び旧姓)、② 大学・短大の名称、③ 学部・学科、④ 住所、⑤ 電話番号、⑥ 卒業年度 <申込方法> 【A】 上記の申込フォームから 【B】 メールで申込み E-mail:dousoukai@kio.ac.jp 【C】 電話で申込み tel:0745-54-1601 (企画部同窓会事務局) 【D】 FAXでの申込み fax:0745-54-1600 その他 ※食事や会場設営の都合上、事前申込へのご協力をお願い致します。 ※Facebookにもイベント案内ページを作成しています。 同窓会の活性化を目的に、畿桜会では一定人数集まる同窓会開催に補助をしています。詳細はこちらをご覧下さい。
2016.03.15
畿央大学現代教育研究所 プロジェクト研究成果報告会を開催しました。
2016(平成28)年3月5日(土)、畿央大学現代教育研究所のプロジェクト研究成果報告会を開催しました。本研究所では、2013(平成25)年度より教育現場を対象に、“すぐそこにある”課題について、プロジェクト研究に取り組んできました。 会に先立ち、教育学部長前平泰志より、助言者としてお越しいただいた香芝市教育長の廣瀬裕司様へのお礼、研究所の活動目的の紹介等のご挨拶をいたしました。 成果報告(前半) プロジェクトⅠ 『小学校現場における図画工作科教科書教材活用のあり方の研究』 本研究は、図画工作科自体が持つ課題や、教科書教材を学校現場で活用する上での課題等を踏まえ、教科書教材の目標や内容を児童の資質や能力の育成に活用できるかを追究することをねらいにしています。 本年度は今まで対象にしていなかった「造形あそび」の教科書教材において、材料を扱いながらの導入、発想や構想の能力を働かせることをねらいにした言語活動とその内容を記述する板書の活用、活動中の評価と指導等に指導の重点を置いた実践と検証を行ない、研究代表者の西尾正寛(本学)からの提案の後、客員研究員による実践事例として、永井麻希子教諭(橿原市立鴨公小学校)より 3年生の題材「クミクミックス」、岡本卓也教諭(御所市立掖上小学校)より5年生の題材「光のマジック-教室が変わるよ-」についての報告を行ないました。 プロジェクト研究Ⅱ 『初等中等教育の情報化および情報教育の実践開発研究』 小中高を接続した「教育の情報化」および情報教育を目的とする研究で、情報交流(実践報告及び技術講習会、情報チューズデー)を通した支援についての発表がありました。研究代表者の西端律子(本学)からは研究内容や高等学校におけるコンテンツの作成などの取り組みについて発表がありました。 プロジェクト研究Ⅲ 『CEAS/Sakaiを媒介とした教師、学習者、学習教材の相互関係づくりを目指した英語授業創造のための実証的研究』 研究代表者の深田將揮(本学)から、研究目的やこれまで3年間の成果についての発表がありました。客員研究員による実践事例として、古川元庸教諭(河内長野市立東中学校)から、CEAS/Sakaiを媒介とすることによって、記録した音声や映像を、家庭学習をはじめ他のクラスや学年で活用することが簡便に可能になったとの発表がありました。 前半講評(香芝市教育委員会教育長 廣瀬裕司氏) 前半に発表したプロジェクト研究ⅠからⅢまでについて、助言者としてお招きした香芝市教育委員会教育長の廣瀬裕司氏より講評をいただきました。 ・プロジェクトⅠ 子どもを中心としながら、教師自らも楽しんでいる実践である。板書の機能を生かした授業、動画を活用した評価も工夫が感じられる。個人対応が難しい場合は、チームを作って対応してもよいだろう。 ・プロジェクトⅡ 中学校においては、各学校に配置されている技術・家庭担当の教員数は1名であることが多いため、各校単独で情報の教育をすることの困難さがある。このような現状を踏まえると、指導内容・方法等について、学校間での教員の情報交流は非常に重要である。 ・プロジェクトⅢ 中学3年生段階においてどのような姿になればよいのかが記録として残るので、下学年にとって具体的な目標となる。今後は、学校の一部の教員との連携だけではなく、教科担当者全員との連携、学校全体との連携を視野に入れるべきではないか。 ブレイクタイム(H1ラウンジ) 前半3本の報告の後、ホールラウンジにてお茶と菓子を楽しみながらの簡単な交流会を行いました。短い時間でしたが、学校現場からの参加者と参加者、大学教員との会話が弾みました。 成果報告(後半) プロジェクト研究Ⅳ 『教員養成大学・学部における地域貢献の取り組みに関する事例研究』 研究代表者の宮村裕子(本学)から、これまでの研究を踏まえた本年度の研究、プロジェクト型の地域連携・貢献はどのような形で成立するのかなどについての発表がありました。龍谷大学の「京町屋プロジェクト」や、奈良の「TNP東市日本一プロジェクト」などの事例をあげての成果報告でした。研究分担者の古川恵美(本学)からは、東日本大震災被災地における支援の事例報告がありました。同じく分担者の石川裕之(本学)は、研究のまとめとして、事例から地域貢献を類型し、地域貢献活動を特徴づける要素と型についての報告がありました。また、将来教員となる学生にとって有効な地域貢献活動のあり方も提示しました。 プロジェクト研究Ⅴ 『ダイバーシティ教育開発の基礎的な研究』 研究分担者の大久保賢一(本学)から、研究の1年次として、研究の進捗について発表がありました。ダイバーシティ教育に関する研究について、「理論的研究」「教員養成」「現職教育」「調査研究」「情報発信」の観点を設定し、本年次は文献的検討と訪問調査とを進めている段階であるとの報告でした。 プロジェクト研究Ⅵ 『小中連携を視野に入れた英語Can-Do Listの作成』 竹下幸男准教授(本学)から、Can-Do List作成の必要性並びに本年次からの研究概要について提示がありました。本年次の事例として、出井義雄教諭(香芝市立香芝北中学校)からは、リスト作成の基本方針、ポートフォリオの活用実践例、パフォーマンス・テストの本学学生の支援例の発表がありました。 後半講評(香芝市教育委員会教育長 廣瀬裕司氏) 後半のプロジェクト研究ⅣからⅥについて、講評をいただきました。 ・プロジェクトⅣ これから学校教育は、学校だけで行っていくのではなく、地域を巻き込んだ教育が必要である。その点で本プロジェクト研究には、多くの示唆があった。 ・プロジェクトⅤ 現在の教育現場では、子どもの多様性に合わせた教育が喫緊の課題となっている。多くの教員はその重要性を感じながらも、何をどのようにしていくべきなのかということを十分に理解し、実践している状況とは言い切れない。本研究の成果を大いに期待している。 ・プロジェクトⅥ 現在、小学校において外国語活動が導入されている。これからの英語教育の指導内容や指導方法について、小学校教員は不安要素をもっている。中学校での実践を基にした小中連携、大学と地域の連携について、研究の成果を期待している。 閉会のあいさつ 6本の報告の後、本学副学長冬木正彦より閉会のあいさつをさせていただきました。 畿央大学現代教育研究所としての活動成果を初めて学外に報告させていただきました。 普段は余り交わることがない別々の研究領域の報告ですが、大学の研究リソースをどのように教育現場や地域社会に還元するかという目的は同じです。こうした研究により総合的に取り組んでいくことで、よりよい成果を得ることができるのではないかという手ごたえを感じた会でした。 今後は、一層研究活動に励み、その成果を公表できるよう努力したいと考えています。教育現場、地域社会の皆様には畿央大学現代教育研究所の活動に注目していただければ幸いです。 【関連リンク】 畿央大学現代教育研究所
2016.03.14
畿央大学ヘルスプロモーションセンター連携「広陵町・香芝市介護予防リーダー養成講座」修了式を開催しました。
広陵町は2回目、香芝市は初となる「介護予防リーダー」が誕生! 畿央大学ヘルスプロモーションセンターは、広陵町および香芝市(ともに地域包括支援センター)と連携して元気高齢者が虚弱高齢者を支える仕組みづくりを目的とした「広陵町・香芝市介護予防リーダー養成講座」を開講しました(指導教員:理学療法学科高取克彦准教授、松本大輔助教、看護医療学科乾富士男准教授)。2016(平成28)年3月8日(火)にはP棟理学療法実習室で行われた認定試験に受講者全員が見事合格をはたし、認定証が授与されました。 この講座の目標は「運動指導に必要な医学的な基礎知識と技術の習得」です。そのために、ストレッチングの理論、認知症や高齢者のうつ、筋力増強や持久力向上・バランス運動などの理論と実際を実技も交えて学びながら、運動習慣定着に向けた指導方法をリーダーたちが自ら立案・実施できるようになるプログラムであること、また修了後にリーダーとして活躍する場が用意されることが、最大の特長になっています。 議会中で多忙な中駆けつけていただいた広陵町の山村吉由町長からは、「皆さんの力で広陵町と香芝市を盛り上げていただきたい」と期待を寄せる力強い言葉を頂戴しました。 当講座の主担当である高取准教授からは「講座が終了したら終わりではなく、今後は広陵町と香芝市での合同研修も考えていきたい」と熱いエールが送られました。 晴れてリーダーとなった皆さんはKEEP(キープ)という愛称をもって地域で活躍していきます。KEEPはKoryo/Kashiba Elderly Encouragement Project(直訳すると広陵/香芝高齢者元気プロジェクト)の意味で、おそろいのポロシャツを着用して活動します。広陵町は赤い炎を、香芝市は緑の炎をそれぞれまとっています。 修了後アンケートには、今後のKEEPとしての活動に対する意気込みが記されています。 ●高齢者が活き活きと活動できる場に楽しみながら参加し、高齢者だかららこそ持っている力を発揮できる出番づくりと支えあいの場づくりに参加していきたいです。 ●健康で豊かな生活を続けるのに栄養バランスだけでなく、忘れがちな継続できる体力、筋力、コミュニケーションづくりが大切なのがよく分かり、今後も続けようと思っています。 ●講座を通して普段ならお話することのない世代の方々とご一緒させてもらい、楽しくいろいろと学ばせていただきありがとうございました。 ●年齢を問わず地域の人が集える場所を作りたい。 ●先般、大手術で一命をとりとめた経験もあり、これからの余生は地域住民と共に健康維持活動に率先して寄与していきたいと思っています。 ●「陽気に元気に前向きにプラス思考で生きよう」をモットーに現在進行形で沢山ボランティアをしています。多種に渡りこれからも元気な人、笑顔の人を沢山作るべく頑張ります。 今後もKEEPの活躍にご期待ください! ▼山村町長、KEEP、教員、広陵町・香芝市の地域包括支援センターの皆さんで最後に記念撮影! 【関連記事】 広陵町連携介護予防リーダー養成講座の取り組みが「奈良介護大賞2015」に選ばれました。 畿央大学ヘルスプロモーションセンター連携「広陵町・香芝市介護予防リーダー養成講座」を開講しました。 畿央大学ヘルスプロモーションセンター連携「広陵町・香芝市介護予防リーダー養成講座説明会」が開催されました。 畿央大学ヘルスプロモーションセンター
2016.03.08
宇陀市連携「こどもウェルネス講演会」を開催しました。
うだこども元気づくりプロジェクト「こどもウェルネス講演会」を 保護者ら100名超が聴講しました。 畿央大学は平成26年6月に宇陀市(竹内幹郎市長)と包括連携協定を締結し、ウェルネスシティ構想の一環として「こども元気づくり体操」をつくり広める活動を展開しています。2年目となる27年度最後の事業、「こどもウェルネス講演会」が2016(平成28)年2月28日(日)午後2時から宇陀市農林会館大集会室に保育所・幼稚園の先生・保護者・教育関係者約100名を集めて開催されました。 26年度は“宇陀こどもうきうきダンス”を作詞・作曲・振付付きで制作、DVDに収録し、27年度は市内8園を巡回しダンス指導を行っています。 午後2時からの第1部は、畿央大学理学療法学科福本貴彦准教授による「こどもの脳と足と身体の発達」について講演されました。子どもの脳は2歳までに大人とほぼ同じ大きさにまで成長しますが、体の発達はずっと続きます。子どもたちが大きくなるにつれ大事なのは足趾の力で、走る・跳ぶ・投げるなど運動の力を出す源が足の踏ん張り力に拠るところが大きいといわれています。ヒトの脳のどの部分がその運動をつかさどっているのか、身体の発達との関係などについて話していただきました。 3時からの第2部は、畿央大学健康栄養学科柴田満助教による「大切です!子どもの頃の食生活~将来の生活習慣病予防のために~」と題して、子どもの時から栄養バランスを考えた食事、規則正しい生活を実践することによって長期的には健康寿命を延伸する土台づくりになることを教えていただきました。 平成26年度の連携事業成果として宇陀うきうきダンスを完成しDVD収録、YouTubeでも見られるようにしていますが、今年度はその解説書をつくり公式パンフレットとして広く啓蒙宣伝する取り組みを行っています。 解説書はこちらから ▼画像をクリックすると大きくなります。 【YouTubeでダンスを見る】 【畿央大学×宇陀市】宇陀うきうきダンス(YouTube) 【関連記事】 宇陀市連携「子どもうきうきダンス指導・体力測定事業」園児にダンス指導を始めました。 宇陀市連携「うだ子どもうきうきダンス指導・体力測定事業」全園の先生対象にダンス指導を行いました。 宇陀市連携「子どもうきうきダンス指導・体力測定事業」で体力測定を実施しました。 TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.12~大宇陀こども園体力測定会に参加! 宇陀市と包括連携協定を締結しました。
2016.02.18
教職員対象 人権教育推進委員会研修会が開催されました。
2月18日(木)13:00~14:30、KB03講義室で毎年恒例になっている教職員対象の人権教育推進委員会研修会が開催され、60名を超える教職員が出席しました。 この研修会では毎年、「人権」に関する多様なテーマを取り上げ、さまざまな方に講演をお願いしていますが、今年は龍谷大学法科大学院法務研究科法務専攻教授の金尚均(キム・サンギュン)先生を講師にお招きし、「ヘイト・スピーチとは何か-だれの、何を傷つけるの?-」と題するお話を聞かせていただきました。 昨今、社会問題にもなっている「ヘイト・スピーチ」。それは、人間の個性や対等性を無視し、属性(民族や性別、障害など)を対象として侮蔑的な表現をしてしまう行為です。 憲法21条との兼ね合いなどもあって法規制が難しいという側面もありますが、この問題の根底には「人間の尊厳と生存権の否定」があると金先生は指摘されます。相手を対等な社会構成員と認めず、不当に貶める行為は、これまでの歴史において数多くの悲劇(ジェノサイド等)にもつながってきました。 実際の映像なども織り交ぜたわかりやすいお話を聞かせていただいたことで、こうした問題の本質について改めて考える貴重な機会となりました。
2016.02.12
平成27年度FD研修会を開催しました。
2月9日(火)平成27年度畿央大学FD(Faculty Development)研修会を開催し、本学教職員70名余りが参加しました。 今年のテーマは、「教材・学生作成物をめぐる著作権」ということで、弁護士の多田真央先生に講師をお願いしました。 冒頭、主催の教育推進室を代表して冬木正彦副学長より教職員として身に着けておくべき著作権の基礎と具体的な事例への対応を学ぶことへの期待を込めた挨拶があり、早速講演に移りました。 多田先生は、著作権の基礎から教材作成時や学生の論文・レポート等における他人の著作物利用の注意点まで具体的な事例を挙げてわかりやすく解説されました。 講演終了後は、学生の論文の著作権や授業の過程のとらえ方、フリー素材の問題点など活発な質疑応答が行なわれました。 最後に教育推進室・授業改善部会の齋藤功子部会長より「学生の論文での著作権の指導のために我々自身が正確な理解を持とうという今回の企画にそった講演を頂いた。今日の内容を踏まえて今後の指導、教材作成に役立て、授業の充実をはかりたい」とのまとめの挨拶を受け閉会しました。 【関連記事】 平成26年度FD研修会
2016.02.07
第14回畿央大学公開講座を行いました。
メインテーマ「心豊かに長生きするための住まいと食事」について学んでいただきました 2016(平成28)年2月6日土曜日の午後、第14回畿央大学公開講座【メインテーマ「心豊かに長生きするための住まいと食事」】を開催しました。 2003年4月に畿央大学が開学して12年ですが、1年に2回開催した年度もあって今回で14回目を数えることになりました。畿央大学公開講座は毎回100名を超え好評をいただいていますが、今回もそれぞれの講座に110名を超える参加者があり、広陵真美ケ丘地域の住民の関心の高さがわかります。 1つめの講座は、畿央大学人間環境デザイン学科教授齋藤功子先生による「終の棲家を考える」~サービス付き高齢者向け住宅とは何か~について90分の講演でした。 日本の高齢化率は世界に類のないスピードで進んいます。2011年高齢者住まい法の改正によってサービス付き高齢者向け住宅が創設され、国は10年間で60万戸の建設目標を掲げていますが、広さやサービス内容、設備、家賃や食費サービスの料金、職員数などの現状はどうなのかについて、実際に見学研究してこられた事例をもとに説明していただきました。誰もが避けて通れない道であり、いざという時に高齢者住宅・施設を選ぶポイントを学びました。 2つめの講座は、健康栄養学科教授岩城啓子先生による「食の『温故知新』~心豊かに長生きするために~」でした。 日本はこの50年間で欧米諸国を抜き世界有数の長寿国になりましたが、それに大きく貢献したのが世界無形文化遺産になった「日本食」です。健康維持と食文化の両面から、日本人の食の歴史と平均寿命を伸ばしてきた栄養バランスの大切さ、四季と伝統的行事との関連など興味深い講義でした。 受講後のアンケートでは、「終の棲家について今の内から考えていきたい」「できるだけ自宅で過ごしたいが、家族の話し合いの大切さがわかった」、「食育の勉強になった」、「学生さんたちと同じ目線での講義がとても新鮮でした」などのご意見をたくさんいただき、満足して頂けたようでした。 これからも畿央大学の強みである「健康と教育」に関する講座を行いますので、ぜひご参加ください! 【過去の畿央大学公開講座】 第13回畿央大学公開講座 第12回畿央大学公開講座 第11回畿央大学公開講座 第10回畿央大学公開講座第9回畿央大学公開講座第8回畿央大学公開講座第7回畿央大学公開講座第6回畿央大学公開講座 第5回畿央大学公開講座
2016.02.04
真美ケ丘第2小学校2年生24名が畿央大学を見学しました。
教育学部3回生の4名がリーダーになりキャンパスツアー! 2016(平成28)年1月27日(水)、畿央大学から北に400mのところにある広陵町立真美ヶ丘第2小学校の2年生24名が生活科の「自分たちの街を知る」授業で大学見学に来てくれました。 同校は2009年度から毎年この時期に広陵町内の本学や事業所など数箇所に分かれて社会見学を実施されており、畿央大学へは7回目の訪問になります。 C棟のエントランスホールに到着した児童たちをみんなでお出迎えしました。リーダーになる大学生が自己紹介した後、引率の先生から注意事項の伝達があり、4グループに分かれ、学生リーダーが付いて、学校探検スタートです。 真美ヶ丘第2小学校は大学から近いこともあって、日頃から現代教育学科の学校インターシップでお世話になっています。学生たちは日常的にボランティアなどを通じて子どもたちと触れ合うことに慣れていて、すぐにリーダーとしてあちこちを楽しく案内しました。 子どもたちは記録用の携帯ボードと鉛筆を持参して細かくメモしていました。今回、残念ながらホールには入ることができなかったので残念そうでしたが、アリーナや食堂、大きな教室など普段の生活では見慣れないものが多く見れたので、大変楽しそうに過ごしていました。 途中、今回の受け入れ担当であった島教授の授業にも参加させていただき、授業を受けていた学生たちと子どもたちの質問コーナーが設けられました。子どもたちは気になったことや興味があることをどんどん質問し、教室内に笑顔が広がっていました。 一通り見学した後は報告書の作成のため、子どもたちからリーダーのお兄さん、お姉さんたちにいろんな質問が飛び交います。将来小学校の教員を目指す私たちにとってもすごく楽しい学びのひとつになりました。 最後に、児童たちみんなから「ありがとうございました!」のお礼の言葉をいただき、リーダーの学生たちも「また来てね」とお別れしました。 教育学部 現代教育学科 3回生 本田 亮介 【関連記事】 2014年度大学探検 2013年度大学探検 2012年度大学探検 2011年度大学探検 2010年度大学探検 2009年度大学探検
2016.02.03
第9回理学療法特別講演会を開催しました。
1月31日(日)に、畿桜会(同窓会)が企画・運営をしている『理学療法特別講演会』を開催しました。 『特別講演会』は、同窓会が卒業生のためのリカレント教育の一つとして毎年開催しているもので、この日も卒業生・学部生・学外医療関係者、合わせて30名が聴講しました。 9回目となる今年は、森本光俊先生(ならやまと整形外科スポーツクリニック院長/NPO法人奈良野球少年を守る会理事長)をお招きし、「上肢スポーツ障害に対する評価と治療」というタイトルで講演して頂きました。 講演では、代表的な障害や実際の内視鏡手術の映像を使っての治療方法、エコーやタブレットアプリを使っての評価などをわかりやすく解説して頂きました。 また、障害だけでなく実際にされているNPO活動の内容なども紹介して頂きました。他府県で、実施したいという同窓生からの質問では、具体的な進め方や難渋するであろう注意点などのアドバイスもありました。 また、講演後の懇親会では、幅広い活動をされている森本先生から講演内容を越えたお話を聞くことができ、これからの自分の活動について考える場面もありました。 今回の懇親会は、同窓会員以外の参加もあり、いろいろな方向からの情報交換もあり楽しい時間を過ごすことができました。 同窓会はリカレント教育として、今後も「特別講演会」を開催していきます。 年に一度、理学療法学科の同窓生が集まり、近況報告や情報交換ができる機会となっています。 卒業生の皆さん、来年の特別講演会はもちろん、懇親会にも、友達・先輩・後輩を誘って、是非、ご参加ください。 お待ちしています! 理学療法学科1期生/畿桜会(同窓会)副会長 三ツ川 拓治
2016.01.29
中国医薬大学と大学間提携(MOU)を締結しました~理学療法学科
2016年1月23日(土)、中国医薬大学 China Medical University(台湾)から理学療法学科のYu-Jung Cheng准教授(国際担当教員)が来学され、本学の理学療法学科と大学間提携(MOU/Memorandum of Understanding)を締結しました。 理学療法学科では、2016年度から「海外インターンシップ」の科目を、理学療法学科独自の科目として開始する予定であり、中国医薬大学はその訪問先の一つとなります。海外インターンシップは、これまでの語学能力の向上や国際的な視野の拡大などの目標に加えて、海外での理学療法の実情を知ることや、海外の学生や理学療法士と交流を深めることで、将来グローバルな理学療法士になるための貴重な機会になります。訪問先には、台湾の中国医薬大学・附属病院(台中)と国立台湾大学・附属病院(台北)を予定しています。両大学とも海外留学や海外で学位を取得された教員が多く、世界的にレベルが高い大学です。今回、中国医薬大学とMOUを締結したことにより、海外インターンシップの実現だけではなく、今後の学生・教員交流にもつながります。 来学されたYu-Jung Cheng准教授には、本学の施設(講義室・実習室など)や研究室を見学していただきました。理学療法学科の学生の多さと実習室の広さに驚いていましたが、土曜日なのに学生がたくさん大学に来ていることにも驚いていました。期末試験前なので、大学で勉強していることを説明すると納得されていました。 Yu-Jung Cheng准教授の専門分野が基礎研究であることから、同じ基礎研究をされている今北英高教授の実験室では2人の話が盛り上がっていました。MOUにより、教員や大学院生間で研究のコラボレーションも可能になりそうです。 大学見学後は、多くの畿央生が就職し、元気塾や共同研究でお世話になっている西大和リハビリテーション病院へ訪問しました。リハビリテーション部 技師長の徳久謙太郎先生に施設を案内して頂き、Yu-Jung Cheng准教授からは設備も大変興味深いが、スタッフがフレンドリーでいい環境とのことで好印象でした。今後、中国医薬大学の学生の実習受け入れという新たな展開となる可能性も出てきました。 「海外インターンシップ」は2014年から企画がスタートし、2015年9月に理学療法学科の教員3名で台湾の現地交渉、今回のYu-Jung Cheng准教授の来学、そして大学間提携に至りました。先週締め切った学生募集では、17名から応募があり、夏には台湾に渡ることになります。 今回のMOU提携が相互の理学療法学科発展につながるよう、連携を深めていく予定です。 【関連サイト】 中国医薬大学 China Medical University


