トピックス
2014.10.03
学校法人冬木学園理事長の交代について
平成26年10月2日開催の理事会において冬木智子理事長が退任し名誉理事長に就任するとともに、冬木正彦副理事長が理事長に選任されました。冬木智子名誉理事長は今後も理事であり、また畿央大学学長、畿央大学付属幼稚園園長としての任務を継続されることになります。創設者である冬木智子前理事長から理事長職を冬木正彦氏にバトンタッチされたことにより、冬木学園はさらなる発展への節目を迎えたこと、建学の精神を継承し具現化する責任の重さを確認する理事会となりました。 新理事長プロフィール 冬木正彦(ふゆき まさひこ) 昭和22年2月2日生まれ 京都大学理学博士 <略歴> 昭和43年 学校法人冬木学園理事 平成 7年 関西大学工学部教授 平成19年 関西大学環境都市工学部教授 平成25年 学校法人冬木学園副理事長 畿央大学副学長 関西大学名誉教授 新理事長就任挨拶 このたび冬木学園理事長の職をお受けすることになり、改めてその職責の重さを感じています。 学園を構成する畿央大学、関西中央高等学校、畿央大学付属幼稚園のそれぞれにおいて、建学の精神を具現化する教育が行え、学園が継続し発展できるよう努力し責任を果たす所存です。 どうぞ皆様方にご指導ご鞭撻いただきますようお願いするとともに、学園に対して引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。 平成26年10月吉日 学校法人冬木学園 理事長 冬木 正彦
2014.09.30
公立幼稚園教諭・保育士採用試験速報~2015年3月卒業生
公立幼稚園教諭・保育士の採用試験、ピークに! 公立の幼稚園教諭、保育士の採用試験も大詰めをむかえています。 教採・公務員対策室では全員の夢がかなうよう、最後まで全力で応援していきます。 公立幼稚園教諭、保育士採用試験 自治体別合格者数(平成26年9月30日現在判明分) 都府県・市(町)1次受験者1次合格者(辞退者)最終合格者 奈良県橿原市 7 5 - 4 大阪府羽曳野市 3 3 - 1 兵庫県神戸市 15 8 2 3 京都府京田辺市 1 1 - 1 滋賀県守山市 1 1 - 1 ※1.辞退者は1次合格後の辞退と2次合格以後の辞退の合計 ●過年度卒業生を含みません(2015年3月卒業見込みの人数です)。
2014.09.30
畿央祭同時開催 ウェルカムキャンパス(地域の皆様向け)のご案内
「ウェルカムキャンパス」は畿央大学の教職員がお送りする、地域の皆様参加型のイベントです。お子様向けのイベントや企画もありますので、ぜひご家族でお越し下さい! 日 時 2014年10月18日(土)・19日(日)各10:00~17:00 ▲クリックで拡大します 会 場 畿央大学 →アクセスはこちら※駐車場はありません。※公共交通機関を利用してご参加ください。 同 時 開 催 第12回畿央祭(学園祭)ミニオープンキャンパス ●昨年のウェルカムキャンパスの様子は、こちらからご覧いただけます。 10月18日(土)開催 テンペカフェ 10:00~16:00 大豆の無塩発酵食品の「テンペ」は抗酸化性や溶血栓作用が強い、アンチエイジングの食品です。これを使ってスイーツを作りました。ぜひ食べてみてください! <有料> おいしい講座 ①10:30 ②11:30 ③13:30 ④14:30 「うま味」の味やうま味が持つ機能を知っていただき、おいしく食べて健康づくりにお役立てください! 離島・へき地医療体験実習報告会 13:00~15:00 離島・へき地実習地域での実習の学びを発表。現地の関係者を招いて、ディスカッションおよび交流を深めます。 広げよう、ボランティアのWA!2014 10:00~15:00 本学学生によるボランティア活動の報告(ポスター発表)、また、今年の8月福島県で行われたのびのびキャンプ2014の活動報告会、写真展を実施します。 遊びと学びの楽習空間へようこそ! 10:00~15:00 手作りおもちゃや積み木など、子どもたちが楽しめるおもちゃをたくさん準備しています。考えて、触れて、作って、お話をして、そんな楽しく遊んで学べる空間を提供しています。また、エプロンシアターも開催します。 10月19日(日)開催 味覚測定 ①10:30 ②11:30 ③13:30 ④14:30 おいしさって何?味覚って?味覚の測定をしてみませんか? 大豆スイーツのお菓子教室 10:00~17:00 GI値が低く、そしておいしいスイーツ(主に大豆を使ったスイーツ)として開発したシフョンケーキを、パティシェから本格的に教えてもらいながら作って試食! <材料費100円が必要> ゲームと紙芝居で食を学ぼう!ヘルスチーム菜良 10:00~16:00 やさいのひみつをさがそう!野菜の種類や形、体の中での働きについて、ゲームや紙芝居で学びます。 健康チェック カロリーチェック!! 10:00~12:00 13:00~15:00 あなたの食事は☆いくつ?目指せ5ツ星☆☆☆☆☆!!食育「サッとシステム」を用いた食事診断。 健康チェック 10:00~12:00 13:00~15:00 あなたの健康チェックします! ●骨密度計測 ●体組成の測定 ●握力測定 ●30秒椅子から立ち上がりテスト ●ファンクショナルリーチテスト ※9:30より整理券を発行します。30名ずつ時間を指定して計測し、先着240名様にご参加いただきます。 10月18日(土)・19日(日) 両日開催 学びのギャラリー 10:00~18:00 授業で学生が制作した作品を展示します。1年生でデザインの基本「デッサン」を学び、2回生から各授業でオリジナル作品を建築やインテリア、アパレルなどいろんな分野で制作します。学びの成果をご覧ください。 あいであのあいであ いめいじのいめいじ 終日 心理学関係の授業の学生課題についての作品を展示します。 ダンボール茶室「蹴鞠庵(けまりあん」) 10:00~17:00 人間環境デザイン学科・加藤プロジェクトゼミでは毎回第一課題として茶室を制作しています。今年のサッカーワールドカップでは、残念ながら日本は敗退してしまいました。転んでもタダでは起きぬ。今年はサッカーボールのような茶室をつくります。18名の学生(デザイン2・3回生)が力をあわせて作った「蹴鞠庵(けまりあん)」で、ひと休みして下さい。 同窓会サロン 18日(土)10:00~17:00 19日(日)10:00~16:00 畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学卒業生)みんな集まれ!同窓生の憩いの場として、お茶タイムにご利用ください。
2014.09.29
「ファッションショウ in 馬見フラワーフェスタ2014」を開催します!
人間環境デザイン学科准教授村田浩子先生ゼミ生ら35名が 馬見丘陵公園でファッションショウを開催します。 2014(平成26)年10月4日(土)~10月19日(日)の16日間、広陵町から河合町にまたがる馬見丘陵公園において、『第4回馬見フラワーフェスタ』が開催されます。その初日を飾る10月4日(土)11時15分から11時45分の30分間、同公園内北駐車場から北西へ徒歩5分のステージイベント「大型テント」にて、畿央大学人間環境デザイン学科准教授村田浩子先生のゼミ生を中心に総勢35名による『ファッションショウ イン 馬見フラワーフェスタ2014』を催します。昨年広陵町靴下産業が100周年記念を迎え、今年は次の100年に向けて「靴下デザイン公募およびファッションショー」を企画され、靴下コンテスト優秀作品を学生モデルに履かせて歩くファッションショーです。 日時:平成26年10月4日(土)11時15分~30分間 場所:馬見丘陵公園北側 大型テントイベントステージ 第1部 靴下コンテスト優秀作品の披露第2部 今年の靴下トレンドと学生作品のコラボレーション ぜひ、ご覧ください。
2014.09.24
畿央大学は「誤嚥にナラん!体操」に協力しています!
奈良県のご当地体操「誤嚥にナラん!体操」が完成しました 「誤嚥にナラん!体操」は、高齢者に多い誤嚥(ごえん)性肺炎※1の予防を目的に考案された体操です。体操は、平成23年の奈良県健康長寿共同事業実行委員会※2が設置する有識者会議での発案のもと、この度完成版として体操策定ワーキンググループによりつくられました。 本学からは、理学療法学科の高取克彦准教授、松本大輔助教、岡田洋平助教(H25.3まで)が、体操策定委員として、体操の制作・普及活動に積極的に参加してこられました。 誤嚥性肺炎予防には、飲み込みに直接関わる器官だけでなく、呼吸機能や、全身のバランス機能・筋力を保持し高めることがとても重要です。このため、この体操は、全身を使って“飲み込む力”を保ち、“むせる力”を高めることで「誤嚥しにくい体」をつくるための運動により構成されています。さらに、“全身のバランス機能や筋力”も同時に高め「転びにくい体」もつくるよう、工夫されています。実は、ご当地体操で、その体操の効果を検証されたものはほとんどありません。しかし、この体操については、県内の理学療法士や言語聴覚士など多くの専門家のご協力いただき、奈良県の10地区以上の地域のサロンや市町村介護予防教室などで試行実践と効果検証を行い、その結果、運動を実施された方は咳嗽力(がいそう):咳き込む力が有意に強くなり、転倒率も下がったという結果が出ました。その結果を踏まえ、改良しながら、完成版につなげることができました。 ネーミングは県からの公募により250件以上の応募の中から選ばれました。 また普及用DVD、パンフレットのモデルには、本学の学生による健康支援チーム(通称TASK)のメンバーが参加しています。体操動画は奈良県健康長寿応援サイト「すこやかネットなら」から閲覧・ダウンロードできます。 この体操を通じて、みなさんが、おいしく食べて、楽しく外出し、いつまでも元気な状態を維持できること(健康長寿)をめざしています。 畿央大学はこれからも「誤嚥にナラん!体操」の普及に協力していきます。 ▼体操の一部をご紹介(パンフレットを見る) ※1 誤嚥性肺炎:食べ物などがまちがって気管の方へ入り、引き起こされる肺炎。多くの高齢者が死亡する原因となっている。※2 奈良県と奈良県後期高齢者広域連合による共同事業
2014.09.11
橿原市・橿原商工会議所連携「しょうが給食献立プロジェクト」の最優秀賞が給食として実現!
畿央大学学生が作ったレシピの給食が橿原市立こども園5箇所で提供されました 畿央大学と橿原市・橿原商工会議所の連携は今年で6年目を迎え、今年取り組んだテーマ「しょうが給食献立プロジェクト」では7月19日レシピ試食審査が行なわれました。そのときに最優秀の給食導入賞に選ばれた献立が、今回調理されて、橿原市内5箇所にあるこども園の約700名の園児たちの給食として実際に食べていただきました。 2014(平成26)年9月10日(水)午前、本プロジェクトに参加した学生(健康栄養学科:指導教員浅野恭代教授・金一玲助手、学生33名)のうち11名が園を訪問し、この日給食献立として出される橿原市第2こども園(今井幼稚園・今井保育所)を見学のうえ、園児たちと一緒に「しょうが給食」を食べました。 コンペで最優秀賞となった献立「うさぎのお月見給食」(さいの目切りのさつまいもや摩り下ろしたしょうがを入れて満月に見立てた黄色いご飯、さといもやキヌサヤでうさぎをかたどった肉じゃがのおかずなどストーリー性豊かな献立)が配膳されたところで、4つの班に分かれて子どもたちに向けて学生たちがお月見うさぎの紙芝居仕立てのお話やクイズをしました。 橿原今井町(重要伝統的建造物群保存地区)の入り口にあたる華甍(はないらか)のちょうど裏にある今井幼稚園分園(園児93名)のみなさんに橿原のしょうがを知っていただくよい機会となりました。 そして楽しい給食の時間には、学生たちが園児の食卓に加わって、ワイワイがやがやみんなで会話しながら美味しくいただきました。 3~5歳児といっても、毎日元気に遊んでいるので、食欲旺盛。食べる量はあまり変わりません。 しょうがご飯も後味が残るほどにしょうがが効いているので子どもたちには辛味があり過ぎかとも思われましたが、みんな残さず完食してくれました。 橿原産しょうがを使ったレシピ開発は2年目で、昨年からずっと勉強会講師をご担当いただいたプロの料理家松田弘子氏も来てくださり、浅野先生、金先生との話もはずんでいました。 また、このイベントを取材してくれる新聞記者の方々も3社来てくれて園児や学生たちがインタビューを受けていました。 昼食後は、園長先生のご案内で今井小学校前にある今井保育所を見学、敷地つづきの隣が「今井デイサービス」施設でお年寄りの方々と保育所との交流についても説明がありました。 【うさぎのお月見給食を考案した学生の感想】 ・自分で作った献立が実際園児の前に出されて、みんな美味しいって言ってくれて、おかわりもしてる子がいて、とても嬉しかったです。 私も一緒に食べてみて、意外と生姜の味が最後に口の中に残るのでみんな辛くならないのかなぁと思ったのですが、隣に座っていた園児は全然生姜の味がしないと言ってくれてたので大人にはわかるけど子供でも食べれる程度の味付けになっててちょうど良く出来たのかなぁと思いました。ウサギもみんな自分でウサギを作る方式になってて心配だった部分がみんなに楽しんでもらえるように考えられてて嬉しかったです。 健康栄養学科2回生 千葉 彩乃 ・自分たちの作った給食を子供達が笑顔で食べてくれてとても嬉しかったです。 このメニューを通して、地元橿原で取れたしょうがをはじめとする食べ物を自分たちで消費する、地産地消が進められたらと思います。 健康栄養学科2回生 成田 優華 ・今回のプロジェクトで、自分たちが考えたメニューが子どもたちの給食として出されることの嬉しさと、口に合うだろうかという不安がありました。ですが、子どもたちに「おいしい?」と聞くと、「うん」と頷いてくれたり、生姜がからいかと聞くと、からくないよーという声が多く、おかわりをしている子もおり、思ってた以上に食べてくれる姿をみてよかったと安心しました。大量調理という条件の中、里芋とサヤエンドウでウサギの形にみたてる案はどうなるのだろうと考えてましたが、子供たちが自分たちで里芋にサヤエンドウでウサギのミミをのせるように工夫されていて、こんな楽しい方法もあるんだなと一つの発見になりました。後期の授業では今度は実際に給食を作る側について学んで行くので、今回の体験を活かしながら頑張りたいと思います。 健康栄養学科2回生 岡田 千波 【関連記事】 橿原市・橿原商工会議所との連携「橿原産しょうがを使った給食献立開発」事業がスタート! 「橿原産しょうがを使った給食献立開発」~保育所見学ツアーを実施! 「しょうが給食献立開発」第1回勉強会を行いました。 「しょうが給食献立開発」第2回勉強会を行いました。「しょうが給食献立開発」第3回勉強会を行いました。 「しょうが給食献立開発プロジェクト」コンペが行なわれました。
2014.09.03
第6回やまとフォーラム(夏の公開講座)を開催しました。
西山厚氏(前奈良国立博物館学芸部長)を基調講演者に迎え、 全14講座にのべ1,300人が聴講! 冬木学園(畿央大学)が地域の文化交流の要となり、地域の発展に貢献することをめざして、毎年8月最後の日曜日に開催しているやまとフォーラムも今年で6回目となり、2014(平成26)年8月31日に開催しました。 今回は帝塚山大学文学部文化創造学科教授(前奈良国立博物館学芸部長)の西山厚氏を基調講演者としてお招きし、「江戸時代の大仏復興~公慶上人の生涯~」と題して講演していただいた後、畿央大学教員および地域で活躍されている方々を講師として全14の公開講座に、のべ約1,300人の地域住民の方々が参加されました。 今年の夏は台風、局地的豪雨が続いていますが、この日は穏やかな晴天となり来場者も予想を上回る好調な出だしでした。正門、北門、第2駐車場、会場の冬木記念ホールでの受付、案内誘導、1限目・2限目使用教室担当などはボランティア学生に運営を任せており、手作り感いっぱいのフォーラムです。 13時から冬木智子学長による挨拶、日頃お世話になっている地元広陵町から山村吉由町長によるご挨拶をいただき、続いて西山先生の基調講演が行われました。 東大寺の大仏造立の詔を発した聖武天皇の頃の、飢饉や疫病が続き混沌とした時代背景のなか、「すべての動物、すべての植物が、共に栄える世の中を作りたい」という聖武天皇の崇高な思いが、多くの民の力で建立されたこと。当時の日本の人口500万人のうち260万人が協力したという。その後大仏は二度焼失することになるが、ともに大仏復興に尽くした鎌倉時代の重源、江戸時代の公慶上人にも聖武天皇の意志は引き継がれ、公慶は全国に勧進状を募り多くの人から現在価値で125円のわずかな募金が12億円相当の費用が集まった。また元禄5年の開眼供養には1日だけで奈良に4万9,054人の宿泊者が集まったという記録があり、ここから奈良が観光都市になった始まりと思われる。しかし、現在宿泊施設では全国最下位クラスといわれる観光県奈良に苦言のひとことでした。 基調講演後は、Ⅰ限目7講座、Ⅱ限目6講座と続き、今回も多方面から秀でた才覚をお持ちの講師をお招きして興味あるお話をしていただきました。 【No.1】栢野新市講師:畿央大学健康科学部 健康栄養学科教授 くだもの、足りていますか?~ドライフルーツの健康パワー~ 普段の生活では生の果物は十分に摂取しにくいのですが、保存の効くドライフルーツでも健康に対する様々な効果があることをご紹介いただきました。 【No.2】大原弘信講師:菩提山真言宗 正暦寺住職 奈良は清酒発祥の地~菩提泉という僧坊酒の歴史的価値について~ 平安中期一条天皇の時代、寺院で造られていた酒を僧坊酒といい奈良正暦寺が発祥の地。今は酵母菌を使って冬に仕込むが当時は菩提泉といい乳酸菌を使って夏に作っていたという歴史を語っていただきました。 【No.3】松本泉美講師:畿央大学健康科学部 看護医療学科准教授 禁煙でいきいきライフしませんか?~禁煙の成功の秘訣は上手なサポート活用から~ 企業や地域で禁煙サポートをしてきた経験と研究から、ニコチン依存、心理的依存、社会的要因からの依存症の弊害を指摘。禁煙に成功すればたばこから解放され、自分に自信が持てると説かれました。 【No.4】河村真希講師:香芝市福祉健康部 地域包括支援センター 社会福祉士、精神保健福祉士 あなたも「悠遊老活」はじめませんか?~「私の☆年後 悠遊ノート」を作成しよう~ 元気な今から数年後、数十年後の自分、健康・介護・お金・生活支援などを想定して、悠遊自立の豊かな暮らしを実現するために、「悠遊ノート」の作成を提案していただきました。 【No.5】平田政彦講師:斑鳩町教育委員会事務局 生涯学習課文化財活用センター課長補佐 斑鳩地域における飛鳥時代の様相~聖徳太子ゆかりの遺跡の調査成果から~ 平田氏自身が発掘調査に携わった法隆寺(別名斑鳩宮)、中宮寺、法輪寺などの遺物から読み取れる史実と持論を展開して、考古学からみた飛鳥時代の様相についてお話いただきました。 【No.6】中川行夫講師:奈良県神社庁参事、櫛玉比女命神社宮司 古事記1300年の幕開け~神武以前に大和には大王がいた?~ 紀元前神武天皇が橿原宮で即位される前、大和は大王に統治されており、その名は饒速日尊、別名大歳大神、櫛玉彦大神、大物主大神、天照御魂大神ともいわれています。古代史を紐解いていただきました。 【No.7】渡邉健治講師:畿央大学教育学部 現代教育学科教授 いいじゃない、障がいがあっても。共に生きよう!~障がいがある子とない子とが共に学ぶ教育~ 日本は最近ようやく障がい者の権利条約を締結したが、国際的にみて遅れているのは明らか。日本における自立生活運動のこれからの方向性や私たちみんながどうすべきかについて熱く語られました。 【No.8】信岡尚講師:広陵町事業部技術監・農業塾 塾長、前奈良県農業大学校校長 奈良県の農業と、その担い手の育成について~奈良県と広陵町における取り組み~ 荒廃する農地と農業の再生のため広陵町では新たな取り組み「農業塾」を立ち上げ、新しい農業の担い手育成をめざしています。この農業塾についての説明とあるべき奈良県の農業の姿を一緒に考えます。 【No.9】山本嘉彦講師:創業亨保四年 油長酒造株式会社 第13代社長 奈良酒を世界に向けて~日本酒の可能性~ 本日の1限目日本酒発祥の地正暦寺とも縁が深く、御所市旧市街にある由緒ある油長酒造若社長の新たな挑戦、日本酒の国内ファンづくりと海外への輸出戦略について熱い思いを語っていただきました。 【No.10】宮本直美講師:畿央大学健康科学部 理学療法学科助教 肺の健康を考えてみよう!~肺と上手につき合っていく方法~ 人の体で最大の容積をもつ「肺」は唯一体外に開放した臓器です。近年よく言われる誤嚥性肺炎は喉頭蓋がうまく機能しなくなることで併存疾患として筋量筋力低下、骨粗しょう症などがあることを紹介されました。 【No.11】石谷香菜子講師:香芝市福祉健康部 保健センター 保健師 受けるが得!!特定健診で知るからだのこと~結果の見方があなたの未来を変える~ 特定健診でわかる結果で、糖尿病、中性脂肪過多、動脈硬化や脳梗塞予防など放置すれば命の危険に関わる病気の怖さ、また生活習慣改善で未然に防ぐ方法など、保健師の立場から警鐘を鳴らしています。 【No.12】露口真広講師:橿原市世界遺産推進課 課長補佐 日本の国の成り立ち、知っていますか?~世界遺産をめざす考古学遺跡と首都・藤原京~ 世界遺産をめざす「飛鳥・藤原の宮都をその資産関連資産群」の発掘遺跡から見て取れる当時の国づくりについて、出土した木簡、貨幣などを日本の歴史に照らし合わせて解説していただきました。 【No.13】李沅貞講師:畿央大学健康科学部 人間環境デザイン学科講師 色?形?~好きなモノの決め手になる色と形について~ 日常生活の中でよく目にすることや聞くことはよく知っていると思いがちです。歩行者用の赤信号はどれ?色彩を認識する人の神経構造や味覚と色彩、色と形と衣食住など、すべてが関連しているそうです。 魅力あふれる講師の先生方のお話につい引き込まれてしまう、充実したフォーラムでした。 お越し頂いた方々からも「とても良いお話で、感動しました」「今日のお話をずっと忘れないと思います」「健康について考える良い機会になりました」「ありがとうございました」という嬉しい声をたくさん頂きました。 畿央大学の社会貢献事業に今後ともみなさまのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
2014.09.02
小学校5・6年生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」を開催しました。
科学に興味のある小学校5・6年生の児童・保護者24組が 夏休み最後の楽しい思い出づくりに参加! 2014(平成26)年8月30日(土)、独立行政法人日本学術振興会への応募採択事業「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」を開催しました。 畿央大学では平成21年から毎年小学校5・6年生向けに夏休みが終わる頃に本事業を実施しており、6年目となる今回は健康科学部健康栄養学科准教授永澤健先生を実施責任者とし、また理学療法学科助教松本大輔、健康栄養学科助手富岡華代、同学科助手峰松祐至を実施分担者、そして子どもたちの学びを補助する学部生スタッフ15名を実施協力者として、「運動中のからだの不思議を科学する〜健康を支える運動と食事を学ぼう〜」と題する体験型イベントプログラムを提供しました。 大学近隣の広陵町、香芝市、大和郡山市、大和高田市、橿原市はじめ大阪府からは富田林、羽曳野、南河内、高槻などの遠方から24組の元気な児童と保護者にお越しいただき、夏休み最後となった土曜日に親子一緒に楽しく大学の先生の講義と実験を受講していただきました。(下記は修了後の記念集合写真) オリエンテーション、科研費の説明の後、1限目は生理機能実習室で「運動中のからだの不思議を観察〜筋肉をはかろう〜」の講義と実験です。 まず普通の状態で聴診器をあて脈拍数を測り、少し運動してから測り直すと数値が上昇するのがわかりました。握力測定や垂直跳びで自分の体力がどのくらいかを知り、また長い棒が落下するのを握って止める時間を計り筋肉の反応をみました。運動するということは筋肉を使うことなので、自分の筋力がどのくらいあるのかを知ることから始めました。腕と背中の筋肉をつまんでキャリパーで厚みを測り体脂肪率を推測したり、超音波画像診断装置(エコー)で筋肉や脂肪、骨の状態を映し出しました。 筋肉が多いほどスポーツするには有利でスポーツ選手の筋肉量は最大60kgにもなり、宇宙飛行士が宇宙から帰還すると筋肉が最大20%も軽くなるそうです。 2限目は、今春に増築されたばかりの学生食堂新棟で、「運動効果アップの食事を学ぶ~食事バランスをよくするコツ~」を教えていただきました。 「サッとシステム」というフードモデルを使った栄養カロリー計算機器を使って、主食・主菜・副菜・デザート・飲み物の栄養バランスをチェックしました。 そして昼食は、「まごはやさしいわ」というゴロの栄養が詰まったお弁当です。栄養価に配慮して業者に特別仕様でつくってもらったものです。「ま=豆、ご=ごま、は=発酵食品、や=野菜、さ=魚、し=しいたけ(きのこ)、い=芋、わ=わかめ(海藻)」。組ごとに学生スタッフと保護者も加わってみんなで楽しい食事タイムとなりました。 3限目は、生理機能実験室に戻っての実験「血液中の酸素をはかろう!」です。 腕に計測器を取り付け、ぐっと力を入れることにより筋肉が酸素を使う量が多くなるのがグラフに表れ、納得できます。腕に赤い光をあてると血管が網の目のように浮かび上がります。エアロバイクを漕ぐことによっても心拍数とともに血流も上がります。いろんな測定機器を利用して、結果が数値やグラフになって見える化することで、子どもたちにも理解してもらえます。 4限目は、3階の理学療法学科運動療法実習室まで移動して、松本大輔先生から「運動不足解消のための健康体操」と題して、腹筋運動を中心にストレッチ体操を教えていただきました。 (47都道府県中)奈良県の小学生の体力は41位、中学生47位であることや生活習慣についての課題を聞き、現状を打破すべく、エクササイズをしたり、裸足になって足指で負けジャンケンをすることで脳の働きと手足の運動能力が増すことを学びました。 いよいよ最後、ひらめき☆ときめきサイエンスの修了証書「未来博士号」の授与式は、冬木正彦副学長にプレゼンテーターを務めていただきました。 朝10時から午後3時まで講義や実技、実験など盛りだくさんの授業を受けた子どもたち。科学に興味を持ってくれたでしょうか。 元気に「ハイ!」と返事して「未来博士号」を受け取りました。 後ろでは我が子の成長を見守る保護者から大きな拍手の渦が起こっていました。 畿央大学では一般の方々向けの公開講座は年間に何度か実施していますが、小学生児童向けの講座は「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」が唯一の講座です。先生方のイベント運営への労力は並大抵ではありませんが、最後の修了証書授与式が済み、関わった教職員、学生、参加者全員が笑顔で記念写真を撮り、無事正門まで送り出したとき感慨深い心境になり、来年も頑張ろうという気持ちになります。 子どもの受講後のアンケートでは、「ふだん見たこともない物を使って実験するのが楽しく、講義だけだとわからないことも楽しく学べた」「研究もおもしろかったけど、ご飯がおいしかった」「いっしょに実験したり友達がふえた」など、また保護者の方からは「親子で楽しく学べ、自分の体を知る機会にもなった」「1つ1つのプログラムが子どもにわかりやすく、また楽しめる方法をとり、保護者もワクワクしながら見ることができた」「興味深い内容で大人でも勉強になり素晴らしかった」など、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。 参加者、関係者のみなさまのご支援、ご協力により無事終えることができました。心から感謝いたします。
2014.08.26
広陵町主催「親子で健康フェスタ」に共催・参加しました。
家族みんなで健康づくりのイベント型健康フェスタに積み木遊びと体力測定のブースで協力! 大学の所在する広陵町では、若年世代からの健康意識向上のため、家族ぐるみで楽しみながら健康づくりができるイベント型健康フェスタが2014 (平成26)年8月24日(日)9時30分から15時30分まで、広陵町中央公民館、中央体育館、かぐや姫ホールの3つの会場で開催されました。広陵町と包括連携協定を締結している畿央大学は、教育学部現代教育学科講師 永渕泰一郎先生と学生9名が『積み木コーナー』・『赤ちゃんふれあいコーナー』、健康科学部理学療法学科助教 松本大輔先生と学生13名が『おとなとこどもの体力測定コーナー』に参加しました。 学生は朝8時過ぎに全員集合、軽トラックの荷台に積み木収納コンテナを満載し出発しました。 中央公民館2階『積み木コーナー』では、開場すると同時にたくさんの親子連れでにぎわいました。たくさんの大きな積み木に子どもたちは目を輝かせながら思い思いの形を創ってくれました。 中央体育館2階『体力測定コーナー』は、身長、体重、腕握力、足指握力、体前屈、立ち幅跳び、反復横跳び、血管年齢などの個人記録測定が行われ、TASK(畿央大学健康支援学生チーム)が中心となってお手伝いしました。来場者の同意を得て「運動・スポーツや生活の仕方に関するアンケート」も実施し、今後の活動に役立てていく予定です。 管理栄養士の方が食育指導や相談に応じてくれて試食提供もある「食育コーナー」、親子ふれあいストレッチ体操、絵本読み聞かせ、歯科医による口腔チェック、血圧測定、ストレスチェック、子育て講演会などが広い会場を使って行われました。 畿央大学では地域の自治体やNPO法人等と連携して「健康と教育」に関する地域貢献活動を積極的に推進しています。 今後ともご支援とご協力をお願いいたします。
2014.08.26
御所市連携「御所市コミュニティカフェ」がオープンしました。
御所市連携「御所市コミュニティカフェ」が落語会でオープニングセレモニー! 畿央大学と御所市(東川裕市長)は、平成23年8月、御所市におけるまちづくり、都市計画、健康づくり、子育て支援などを目的に包括連携協定を締結しています。御所市は、健幸都市=SMCスマートウェルネスシティ構想(少子高齢化、高齢者医療費高騰を抑制しつつ福祉を充実する)の一つとして、近鉄御所駅前から御所市庁舎に続く新町商店街の一画(旧上田洋品店)にコミュニティカフェをつくる企画が持ち上がり、6月から準備を始め、7月からは店舗改装に着手しました。 2014(平成26)年8月22日(金)待ちに待ったオープン日となりました。 初日イベント開催にあたり、まず、東川市長からコミュニティカフェの意義と今後の持続的発展へのメッセージが述べられ、運営主体となる畿央大学人間環境デザイン学科(齋藤功子教授、ゼミ生6名)からみなさまへのご挨拶がありました。 その後、オープニングイベントとして、「落語会」が行われ、多くの近隣住民の方々が来られ用意した55席がすぐに満席になり立見が出る状態になりました。 発起人となったこのゼミ4回生6名(岡本和真、倉田恵輔、西島雅峰、細田大翔、水ノ上佳希、渡辺賢太)と後から加わった2回生6名も含め計12名が参加して、原則として以後毎週金曜日10時から15時の間、コミュニティカフェを運営していくことになります。カフェの名称は公募で決めることになりました。 御所市からは宮谷副市長、清水企画部長はじめ広報の方、奈良県地域振興部上中課長補佐、取材陣ではNHK奈良放送局や多くの新聞記者の方々に駆けつけていただき、新たなこの取組みを評価していただきました。 落語会の演目は、まず笑福亭生喬門下で若手ホープと言われている奈良市出身の「生寿(せいじゅ)」さんによる歯切れのよい古典落語「時うどん」、続いて桂文枝門下でかつては握り拳を口の中に入れるギャグで観客を沸かせた「三歩(さんぽ)」さんによる師匠の6代目文枝(三枝)襲名披露公演で世界各地を回ったエピソードを交えた創作落語、そして最後は笑福亭鶴瓶門下三番弟子の「純瓶(じゅんぺい)」さんによる創作落語、全部続けて1時間30分にわたり堪能していただきました。 生落語家によるマイクなしでの生声による寄席小屋になったカフェスペースでは約80名が抱腹絶倒の笑いの渦に引き込まれました。この落語会の手配をしていただいたのは人間環境デザイン学科長の三井田康記教授で、ならまちづくりの「NPO法人さんが俥座」理事長として定期的に落語会を催している関係から、御所市コミュニティカフェでもまずお笑いで街を元気にしようとの発案が見事にあたりました。 学生スタッフは9時30分に集合し、三井田教授指示のもとビール瓶ケースを並べて高座づくりから始めました。 舞台裏を少しご紹介します。瓶ケース3段のうえにコンパネを敷き、赤い毛氈をかけたり寄席幕を周りの壁に張り、「めくり」(出演者の名前の張り紙)や小机を並べるとにわか寄せ舞台に早変わりです。 畿央大学学生が中心になって今後のカフェ運営を進めていくことになります。 学内の多くの先生方にご協力とご支援を得て、今決まっているスケジュールは、以下の通りです。8月29日(金)クロースアップマジック 11:00 13:00 畿央大学マジックサークル2名によるカードやコインマジック9月12日(金)食育サッとシステム 健康栄養学科浅野恭代教授とヘルスチーム菜良による食品サンプルで食事管理9月19日(金)町の保健室 13:00 看護医療学科乾富士男准教授、松本泉美准教授、中谷香江助手による血圧、骨密度測定、 健康相談と保健指導10月3日(金)腹話術 ゲンちゃんと一緒に笑いましょう! 11:00 13:00 笑いの配達人江崎栄子さんが元気のゲンちゃんと滋賀から来てくれます。10月17日(金)誤嚥にナラん!体操 11:00 理学療法学科高取克彦准教授が誤嚥性肺炎予防体操で健康長寿の秘訣を伝授。 9月5日・9月26日・10月14日(金)10:00~15:00もカフェは開いています! イベントをきっかけに「御所市コミュニティカフェ」の存在を知っていただき、イベントのない普段にもぶらりと入って、ご近所同士でお茶を飲みながら歓談して、また学生たちの話に耳を傾けていただいたりして話の輪、人の輪ができたら嬉しいですね。これからもコミュニティカフェ、よろしくお願いします。
2014.08.22
2014年度教職員のための夏の公開講座を開講しました。
夏休み期間中に教員自身が自己研鑽するための任意参加講座に多くの先生が参加しました。 この講座は、奈良県教育研究所の依頼に基づいて、子どもたちが夏休みの間も先生方には知識を深め、得意分野はさらに伸ばしていただくことを目的に任意に選択受講していただく講座です。 畿央大学では2014(平成26)年8月22日午前・午後の2講座を設け、100名以上の奈良県内の教職員の方々にご参加いただきました。 午前の部は、畿央大学健康科学部健康栄養学科准教授の並河信太郎先生による『食をめぐる現状から学校教育において取り組みたい課題を考える』。 栄養教諭の養成にかかわっておられる並河先生から、小学生から高校生・大学生までの食生活の現状と理想について多くのデータや具体例を交えて分かりやすく講義していただきました。 朝食をとらない小学生の割合は11%、20歳以上の男子で糖尿病が疑われる者は27.3%にも上ります。奈良県民の食塩摂取量は全国平均より少なくて良好ですが、野菜の摂取量は全国平均を下回っています。 家庭では、1人で食事をとる子どもや家族で食べても別々のメニューということも増えているようです。学校教員として子どもたちに伝えられることは、食物の味や共食を通して食べる喜びを体験させること、いのちをいただいていることを教えること、などお話されました。 養護教諭や家庭科教諭の参加者が多く、受講後アンケートには、「アナフィラキシーショックの事例紹介では、衝撃的で怖さが伝わった。食物アレルギーの勉強になった」「家族の食生活を振り返ります」など、ご自身の食生活も見直していただけるきっかけにもなったようです。 午後の部は、畿央大学教育学部現代教育学科准教授の大久保賢一先生による『すべての子どもたちの成長を支える「かかわりの原理」』。 特別支援教育や応用行動分析学を研究テーマにしておられる大久保先生から、ご自身の体験や研究を通して、行動の原理を利用して子どもとうまくかかわる方法、成功へのスモールステップの大切さ、罰的な対応への問題点について、特別支援の必要な子どものケース事例なども交えてお話していただきました。 普段はあまり注目されませんが、行動した後の「褒められる」、「叱られる」などの経験が、その子どもの将来の行動の起こりやすさに影響しています。ただし、相手による反応の違いを理解することが必要です。問題行動にはその子どもなりの理由やメッセージが込められているので、相手を理解して、適切な道筋を作ってあげることが大切であることを話されました。 受講者アンケートでは、「2学期からの支援に取り入れてやってみます」「ムチ(罰)のない指導を心がけたい」「畿央大学で教員も参加できる応用行動分析の研究会があれば良いのにと思います。学生さんと一緒に研究法から実践まで学びあえるようなものが欲しい」など、前向きなご意見をいただきました。
2014.08.15
9月27日(土)奈良県中央卸売市場の「食祭市」に出展します。
連携で出来たレシピ3種 (肉味噌入り卵焼き、大和のおかずKio丼、レンコンジェラート)各50食! 畿央大学は、平成25年5月に奈良県中央卸売市場(奈良県農林部)と包括連携協定を締結し、中央市場活性化のため奈良県の食材を使ったレシピ開発を行なってきました。畿央大学健康栄養学科(指導教員:上地加容子准教授、冨岡華代助手、小西佳奈助手)の前期・後期「給食経営管理論実習」授業の中で中央市場から仕入れた食材を使ったレシピ開発を25年度2回、26年度1回、計3回実施し、50以上のレシピが開発出来ています。 2014(平成26)年9月27日(土)9時~12時、奈良県中央卸売市場において開催される『食祭市』で、その中から優れた3品を選んでご来場者に試食していただく予定です。ぜひ、みなさま、来て、見て、食べてください! ▼試食の3品 ▼昨年9月の食祭市の様子 【関連記事】 平成26年度前期 奈良県中央卸売市場連携「マグロを使ったメニュー開発プロジェクト」品評会を行いました。 平成25年度後期 奈良県中央卸売市場連携「サラダわさび菜・たまご」を使ったレシピ品評会を行いました。 平成25年度前期 奈良県中央卸売市場連携 『奈良県産食材を使ったヘルシーレシピ発表会』を開催しました。
2014.08.15
現代教育研究所主催『学びを結ぶワークショップⅡ』を開催しました。
2014.08.13
教員採用試験速報を掲載しました~2015年3月卒業生
教員採用試験速報(1次試験結果 抜粋) 公立学校教員採用試験はピークをむかえ、各都道府県や市で実施された1次試験の結果が続々と発表されています。畿央大学では昨年に引き続き、多くの学生が1次試験を突破しました。教採・公務員対策室では現在、「音楽実技」「体育実技」「模擬授業」「集団討議」「個人面接」「論作文」など、学生が実際に受験する都道府県や市に対応した2次試験対策講座を実施しています。猛暑が続く毎日ですが、学生も教職員もお盆休み返上で2次試験突破をめざしています。1人でも多くの学生が、所期の目標を達成できるよう、対策室をはじめ、大学が一丸となって応援します。ゴールは近い。頑張れ、畿央生! 教採・公務員対策室 公立学校教員採用試験 都道府県・市別の合格者数(2014年8月22日現在 判明分) 小学校教諭採用試験 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 大阪府 33 27 (1次免除含む) 81.8% 大阪市 8 8 (1次免除含む) 100.0% 奈良県 29 26 89.7% 兵庫県 5 3 60.0% 京都市 1 1 100.0% 和歌山県 1 1 100.0% 岡山県 5 4 80.0% 徳島県 1 1 100.0% 愛知県 17 13 76.5% 千葉県 18 16 88.9% 神奈川県 23 20 87.0% 養護教諭採用試験 都道府県 受験者数 1次合格者数 1次合格率 大阪府 7 3 42.9% 奈良県 7 5 71.4% 岡山県 2 2 100.0% 愛知県 2 2 100.0% 東京都 4 3 75.0% 千葉県 3 2 66.7% 中学校・高校(英語)教諭採用試験 都道府県 受験者数 1次合格者数 1次合格率 奈良県 2 1 50.0% 栄養教諭採用試験 都道府県 受験者数 1次合格者数 1次合格率 大阪府 1 1 100.0% 奈良県 2 2 100.0% 家庭科教諭採用試験 都道府県 受験者数 1次合格者数 1次合格率 大阪府 1 1 100.0% 三重県 1 1 100.0% 神奈川県 1 1 100.0% 注1. 過年度卒業生を含みません(すべて2015年3月卒業見込者)。 注2. 大阪府には豊能地区を含みます。 注3. 2014年8月13日現在の判明者数です。今後変動する場合があります。
2014.08.11
奈良県中央卸売市場連携「マグロを使ったメニュー開発プロジェクト」品評会を行いました。
給食管理論実習授業3回生8チーム76名から24作品がエントリー! 平成25年5月に畿央大学と奈良県中央卸売市場は同市場活性化を目的に包括連携協定を結び、健康栄養学科給食管理論実習(指導教員:上地加容子准教授、冨岡華代助手、小西佳奈助手)の授業の中で前後期別にテーマを替えて行なうレシピ開発品評会も今回で3回目を迎えます。今年(平成26年)度は秋に天皇皇后両陛下をお迎えして開催される「第34回全国豊かな海づくり大会~やまと~」にちなんで、メイン食材は“お魚、マグロ”になりました。海のない奈良県ではお魚といえばあゆやあまごですが供給量が限られるので家庭の食卓にあがる頻度の高い“マグロ”に決定。 1回目授業(4月17日)には水産物卸協同組合(水産仲卸28社、吉田理事長)のご提供により授業の中で体長1.5m/40kgの「マグロ解体実演・部位説明・試食」が行われました。 8月7日(木)2限目10時40分からマグロを使った調理が始まり、市場関係者等の方々による審査が13時から実施されました。給食経営管理論実習の授業では給食提供の理論学習とともに、実際に学内の教職員・学生向けに約100食のランチを提供しています。(前期中に8回実施)また、この給食ランチのメニューに選ばれるまでに、幾つも試作されています。 今回の品評会には、3回生全員(76名)が8チームに分かれ、24品もの作品を出展しました。 奈良県からは、桜井良彰中央市場長、名草企画管理課長、新田業務課長、青果卸協同組合からは西川恵二理事長、井ノ上義友副理事長、水産物卸協同組合からは吉田新理事長、藤本高司副理事長、松本利隆副理事長、中村洋祐副理事長、関連卸協同組合から下村忠好副理事長を含む16名もの市場関係者、畿央大学からは冬木正彦副学長、北田善三健康栄養学科長らに試食と審査をしていただきました。審査員と学生で100名を超えるため、審査会場を今年5月に竣工した新学生食堂棟にして、盛大に行われました。 各班約10名の学生が協力し、代表者が料理の特徴をプレゼンしている間にグループで試食を配膳しました。審査員からは製作に苦労した点や一押しポイントを尋ねられ、テキパキと品評会が進行していきました。少量とはいえ、24品すべてを食べるのは、審査員の方々も満腹になって大変だったようです。マグロといえば冷蔵や冷凍保存の刺身が一般的ですが、普通は捨てられる皮の部分に少し付いている身をせせり落としてツナにしたり、血合部分を利用したエコな作品、すぐに商品化にできそうな保存の効く瓶詰めにしたものなどもありました。 調理実習室や給食経営管理実習室で作って盛り付けした後、ワゴンに乗せて新食堂棟まで約30m運びます。プレゼン、配膳と分刻みの作業でした。全作品は掲載しきれませんので、各賞に輝いた作品、グループのみご紹介します。 ▼奈良県中央卸売市場長賞【大和三山(まぐろを使ったおにぎり三種)】 ごぼうとにんじんの素揚げ、青じそと刻み海苔、白ごまと黒ごまをそれぞれまぶした三種で、だしを付けてお茶漬けにできるよう工夫されている逸品です。 ▼水産物卸協同組合理事長賞【まぐろ味噌、まぐろの南蛮漬け(2作品、同グループ)】 ▼青果卸売協同組合理事長賞【まぐろホットサンド】 ▼関連卸協同組合理事長賞【まぐろdeサンド】 受賞したのは上記5作品ですが、他の19作品も含め全てがとても美味しく、マグロを使ってこんな料理もできるの?って、幅が広く、奥の深い食材「マグロ」をあらためて実感させられました。 今年11月15日(土)、16日(日)の両日、大淀町(式典行事)、川上村(放流、歓迎行事)、五條市(放流行事)、橿原市(関連行事)にて「第34回全国豊かな海づくり大会~やまと~」が開催され、畿央大学は16日にJAまほろばキッチン会場においてマグロ料理の試食をご来場者に提供する計画です。 畿央大学健康栄養学科学生の開発した逸品を食べに、みなさま、ぜひお越しください!! 【2014年度前期給食管理論実習記事】 給食管理論実習第1回目授業(マグロの解体実演) 給食第1弾「海の幸たっぷりランチ」 給食第2弾「大和野菜たっぷりランチ」 給食第3弾「まぐろ御膳」 給食第4弾「奈良×イタリアンランチ」 給食第5弾「紫外線対策~中華ランチ」 給食第6弾「和食~冷しゃぶサラダうどん」 給食第7弾「夏を乗り切るマグロランチ」 給食第8弾「いにしえの奈良定食」
2014.07.23
橿原市・橿原商工会議所連携「橿原産しょうが給食献立開発プロジェクト」コンペが行なわれました。
橿原市立保育所・幼稚園児童向け給食献立メニュー10作品が勢ぞろい! 畿央大学と橿原市・橿原商工会議所との連携事業は平成21年度に開始し、今年で6年目を迎えています。昨年度は橿原産しょうがを使ったレシピ開発プロジェクトで7品が商品化され販売になりました。 今年26年度は、その産官学連携で産まれたしょうが7商品の販路拡大と、橿原のしょうがを市民の皆様にもっと知ってもらうために就学前児童の給食献立に取り入れることを目的に「橿原産しょうが給食献立開発プロジェクト」を実施しています。 2014(平成26)年7月19日(土)健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授、金一玲助手)学生33名、10グループによるコンペが開催されました。 まず14時~プレゼンテーション、15時~試食審査、16時30分~結果発表と表彰式が行なわれました。 橿原からは審査員として、吉廣清治橿原物産協会会長、石井誠一橿原商工会議所専務理事、竹本恵子橿原市福祉部副部長、藤井寛市民文化部副部長、岡橋守幸ワーキンググループリーダー、松田弘子料理研究家他5名、また畿央大学からは冬木副学長、永渕先生、浅野先生らに審査していただきました。 学生たちは、朝早いグループは9時過ぎから下ごしらえに入り、14時からのプレゼンを行い、15時からは調理したての試食4人前と展示用の1人前を作りました。子ども向けですので、しょうがの辛味を控えており、大人が食べるとどれも美味しいメニューでした。 プレゼン、ネーミング、献立のストーリー性、未就学児にとっての食べやすさ、給食の大量調理に向いているか、しょうがの風味があるか、など3点満点で評価されました。 見事しょうが給食導入賞に輝いたのは、Dグループ(2回生の岡田千波、千葉彩乃、成田優華)の作品「うさぎのお月見給食」です。 9月頃に子どもたちに提供できるということで、月に見立てた黄色いターメリックライスと野菜の煮もの、サラダを組み合わせた献立です。審査員には実際に給食を作っていただく保育所幼稚園の統括技能員2名の方に入ってもらっており、現場の意見も反映されています。 今年4月から始まり保育所見学会、調理勉強会を3回実施した「しょうが給食献立開発プロジェクト」はこれで終了となり、みんなも笑顔そのものです。 関係者のみなさま、ご支援・ご協力ありがとうございました。大学が夏休みの9月中旬ごろには実際の給食として導入されますので、みんなで行って子どもたちと一緒に食べてみたいですね。 【関連記事】 橿原市・橿原商工会議所との連携「橿原産しょうがを使った給食献立開発」事業がスタート! 「橿原産しょうがを使った給食献立開発」~保育所見学ツアーを実施! 「しょうが給食献立開発」第1回勉強会を行いました。 「しょうが給食献立開発」第2回勉強会を行いました。「しょうが給食献立開発」第3回勉強会を行いました。
2014.07.07
近鉄SAフードコートメニュー開発プロジェクトのコンテストを開催しました。
健康栄養学科1~4回生の90名、26チームが参加し、グランプリを競う! 畿央大学は、近畿日本鉄道本社生活関連事業本部SA(サービスエリア)事業部(岸村吉偉部長)と連携して、西名阪自動車道香芝SAレストランのフードコートで提供するメニュー開発プロジェクト事業を行っています。 西名阪自動車道は大阪と名古屋を結ぶ物流の基幹道路で平日はトラックドライバーの憩のオアシスとなっているため、近鉄側要望として「クイック、がっつり、ヘルシー、奈良の食材50%以上、ワンプレート」というメニュー条件が付いています。 また、畿央大学健康栄養学科(指導教員:林京子講師、峰松祐至助手)は単なるレシピ開発では本学の特色が反映されないとして「低カロリー、植物性たんぱく質中心、減塩」のいずれかを満足するメニューであること、という厳しい条件をクリアするよう指示されています。 2014(平成26)年4月に参加学生募集説明会、5月に第1回勉強会、6月に第2回勉強会を実施し、7月5日(土)11時から15時過ぎまで『近鉄SAフードコートメニュー開発プロジェクトコンテスト』を開催しました。 コンテスト当日は、学生たちは調理実習室で朝9時から料理の下ごしらえを始め、実習食堂で11時からの開会式(近鉄西村隆至取締役常務執行役員の挨拶)、試食審査会に臨みました。ご来賓・審査員として坂元雅春西日本高速道路サービス・ホールディング㈱関西支社長、近鉄審査員岸村吉偉部長、小籔香香芝レストラン支配人、畿央大学審査員として冬木正彦副学長、栢野新市教授、山本隆教授、上地加容子准教授、林京子講師が担当しました。 レシピ作品の配膳、プレゼン、質疑応答の合間に試食していただき1グループの持ち時間が約4分という強行スケジュールで、26グループの作品を審査。 畿央大学健康栄養学科では国家試験の管理栄養士資格取得をめざし今年も100%の合格率を達成していますが、食品開発に意欲を燃やす学生が多く、このプロジェクトに参加した学生数は1回生~4回生90名で、過去の健康栄養学科のメニュー開発プロジェクトで最多を記録しました。次々に運ばれてくるレシピ作品を試食する審査員もお腹がいっぱいになりました。 先月から第2調理実習室が新設されたので90名が一度に調理できるようになりました。審査員に料理をお出しするときはできるだけ温かいうちに配膳しなければ評価に影響するので作る側も時間管理が大変です。試食審査をする実習食堂のとなりの調理室では順番を待つグループが着々と準備していました。 この近鉄SAメニュー開発には、昨年「新豆乳クリームレシピ開発プロジェクト」でお世話になった不二製油㈱経営企画室マーケティング室リーダー長森真信氏(右下写真の左)ら6名が東京から応援に来ていただきました。ヘルシーメニューには同社製「濃久里夢」「美味投入」が欠かせないとして下ごしらえに6グループが使用しています。どんな料理にもマッチする夢の調味料として現在売り出し中の製品で、無償提供していただきました。ありがとうございます。 出来上がった作品はレシピシートとともにテーブルにどんどん並べられていきます。使用された器は実際に香芝レストランで使っているものを前日にお借りして各グループの料理を盛り付けしており、これらのうちのいずれかが今年9月頃には商品化され、みなさまに提供されます。 午後2時すぎから今年5月竣工になったP棟203教室において、審査結果発表、賞状と記念品授与式、講評が行われました。 いずれの作品も近鉄SA香芝レストランメニューに選ばれてもはずかしくないものでしたが、グランプリ賞はOグループ「大和芋のとろろ風オムライス」、準グランプリ賞はLグループ「丼界の新星!とりちり丼」、そして特別賞4グループが選ばれました。 グランプリ賞、準グランプリ賞のメニューは9月頃に発売される予定ですので、みなさま是非とも西名阪近鉄香芝レストランにお立ち寄りの際は召し上がってください。 ▼グランプリ賞 Oグループ(3回生、高木麻衣、西川由希子、西尾実紗) 「大和芋のとろろ風オムライス」 ▼準グランプリ賞 Lグループ(2回生、中愛理、三宅一魅) 「丼界の新星!とりちり丼」 4月にスタートしたメニュー開発プロジェクト事業も無事終了し、最後に学生90名と関係者一同の記念撮影を行いました。 この日出来上がったメニューは今後レシピ集として近畿日本鉄道本社制作により発刊される予定です。関係者のみなさま、ご支援とご協力ありがとうございました。 【関連記事】 近鉄SA(サービスエリア)フードコートメニュー開発プロジェクトが始動しました!近鉄SA(サービスエリア)フードコートメニュー開発プロジェクトの第1回勉強会を実施しました。近鉄SA(サービスエリア)フードコートメニュー開発プロジェクトの第2回勉強会を実施しました。
2014.07.04
看護医療学科専任教員募集要項(特任助教・助手)を掲載しました。