2014.03.04
人間環境デザイン学科「2013年度卒業研究・作品展」を開催しました。
2014年3月1日(土)、2日(日)の2日間にわたり奈良県文化会館において『2013年度人間環境デザイン学科 卒業研究・作品展』が開催されました。
建築・インテリア系が17点、アパレル系が8点、論文が9件、立体造形が5点の、合計39作品が展示されました。
展示に先立って2月に学内で卒業研究発表会を行い、教員による審査の結果、最優秀作品に贈られる「学長賞」や「優秀賞」が決定しました。
【学長賞】「sky walk under the highway」 谷 玲佳
中之島の景観を考え、高速道路を美しく演出した『空飛ぶ遊歩道』です。高速道路に遊歩道を吊り下げ、ビアガーデンやギャラリーなど憩いの場もある空間を創出しました。
【優秀賞1】「りんくうくじら」 松尾 佑香里
関西空港の隣町のりんくうタウンに、外国人観光客向けまちづくりの一環として「オペラハウス」を計画しました。くじらが多くいて賑わっていた泉州地区が賑わいのある町になるように願いをこめて、くじらをモチーフにしています。
【優秀賞2】『PIPOSO』 酒井 翔悟・松井 冴季
テンセグリティ構造(張力と圧縮力が絶妙なバランスを保ち、外からの支持がなくても自立保持可能で、中心がどこにもなくすべての棒が交わらない構造)にてドーム型の「蚊帳」のようなものを制作しました。
棒と細い張力材を使用した、右の写真の構造を組み合わせています。
テーマは、住宅、学校、職場、この間のThird placeに趣味や子供のちょっとした遊び場のような空間です。周りに太い部材が使われていないため、空間の透明性が上がっています。
イタリア語でPiccolo(小さい)とRiposo(休息)を組み合わせて『PIPOSO』と名づけています。

【優秀賞3】「雨の美術館」 出口 鈴佳
さまざまな『雨』をイメージして制作された美術館です。卒業研究発表会ではさまざまな『雨の詩』を朗読しながら独創的なプレゼンテーションが行われました。
上記4作品以外にもバラエティ豊かな作品が展示され、実際に制作した学生が来場者の皆さんに作品の魅力や工夫を熱心に伝えていました。
多数のご来場を賜り、ありがとうございました。
【人間環境デザイン学科卒業研究関連】
開学10周年事業:大卒業展及びシンポジウム(2013/3/2)