2010.04.24
2010(平成22)年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーを開講。
畿央大学理学療法学科講師陣による 専門的かつ先進的なニューロリハビリテーションセミナー!
畿央大学では、全国の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の病院施設関係者および大学院生等の方々に向けてリハビリテーション分野で脚光を浴びつつある 脳神経科学に焦点をあて、「基礎編」「応用編」「臨床編」「実践編」の4つの講座を下記要領にて開講いたします。いずれの講座も土曜日、日曜日の2日間連 続して受講していただくことにより、プログラム内容の充実を図っています。
基礎編 |
定員に達しましたので、
締め切りました。 平成22年7月24日(土)、25日(日) |
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応用編 |
定員に達しましたので、
締め切りました。 平成22年9月11日(土)、12日(日) |
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臨床編 |
定員に達しましたので、
締め切りました。 平成22年12月18日(土)、19日(日) |
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実践編 |
定員に達しましたので、
締め切りました。 平成23年2月19日(土)、20日(日) |
※いずれの講座も開講週の月曜日を申し込み締切日とします。(ex.基礎編の締切日は7月19日(月))
※先着順で受け付け、定員超過等で受講できない方には別途ご連絡します。受講費は当日いただきます。
※いずれの講座も初日土曜日カリキュラム終了後、参加者の情報交換と親睦をかねて、畿央大学学生食堂にて懇親会を開催します。懇親会の参加もお申し込み下さい。懇親会費用(実費)は2,000円とし、当日受講費と一緒にいただきます。
会場 | 畿央大学 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 最寄駅「近鉄五位堂駅」 アクセスはこちら |
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講師 | 畿央大学 | 教授 森岡 周 准教授 松尾 篤 助教 冷水 誠 助教 前岡 浩 ほか |
基礎編、応用編、臨床編、実践編は定員に達しましたので、締め切りました。
お申込みありがとうございました。
平成22年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーの開講にあたって
脳の科学(Brain Science)の進歩が叫ばれて数年が経過しました。そして、その科学を応用したリハビリテーションの導入が議論されはじめています。こうした世界的な 流れを「神経科学を基盤としたリハビリテーション介入(Neuroscience based Rehabilitation)」と呼び、それを略したものがニューロリハビリテーション(Neurorehabilitation)です。ニューロリハ ビリテーションの展開は端緒についたばかりであることから、全国各地のリハビリテーションに関連する大学や養成校において、授業としてはほとんど取り入れ られていないのが現状です。
しかしながら、その可能性は大変魅力的なものであり、近い将来、ニューロリハビリテーションに基づいた介入の必要性が叫ばれるようになるでしょう。畿央大学ではこれらのニーズに応えるべく、本年度よりニューロリハビリテーションセミナーを複数回にわたって開催します。これはすでにセラピストとして実践している方々の技術・知識の向上を目的としたブラッシュアップセミナーの要素が大きいですが、セラピスト教育に携わっている教育研究者に対して情報提供することで、その内容を教育に活用していただく目的も有しています。
学会や各種講習会などで断片的に広められているニューロリハビリテーションに関して、今回、基礎から実践まで系統的に学べるプログラムを構成しました。そのプログラムは、骨・筋の構造や機能を学ぶように脳の構造や機能を学ぶ「基礎編」、人間の動きを学ぶように情報処理に代表される脳のシステム機能を学ぶ「応用編」、目に見える神経障害の病態を学ぶようにその病態を引き起こす目に見えない脳内機構、そして機能回復に伴う神経可塑的機構について学び、リハビリテーション介入を考える「臨床編」、さらには実際に先端の機器・装置を使用することで脳機能イメージング研究を体験し、臨床における運動、作業、言語課題を創造する「実践編」の四つで構成しています。実践編においては、将来的には研究サポートも提供したいと考えています。
ニューロリハビリテーションに関する基礎から実践までの幅広い知識の涵養を目的として、それらの内容について精通した畿央大学の教育研究者が情報提供したいと考えています。皆様の受講を心よりお待ち申し上げております。
畿央大学 健康科学部理学療法学科
畿央大学大学院健康科学研究科主任
教授 森岡 周
基礎編
日 時 | 平成22年7月24日(土)、25日(日) |
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定 員 | 150名 |
受 講 費 | 10,000円 |
内 容 | ニューロリハビリテーションの基礎となる
について学ぶ。 |
プログラム
7/24(土) | 7/25(日) | ||
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12:00~ | 受付 | 9:00~10:30 | (4)皮質下および辺縁系の構造と機能 |
12:50~13:00 | 開会式 | 10:40~12:10 | (5)後頭葉・側頭葉の構造と機能 |
13:00~14:30 | (1)脳の発生とその構造 | 13:00~14:30 | (6)頭頂葉の構造と機能 |
14:40~16:10 | (2)脳幹と大脳基底核の構造と機能 | 14:40~16:10 | (7)前頭葉の構造と機能 |
16:20~17:50 | (3)小脳の構造と機能 | 16:10~16:30 | 質疑応答 |
18:00~18:30 | テーブル討議 | 16:30~16:40 | 閉会式 |
応用編
日 時 | 平成22年9月11日(土)、12日(日) |
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定 員 | 150名 |
受 講 費 | 10,000円 |
内 容 | ニューロリハビリテーションを応用するための
について学ぶ。 |
プログラム
9/11(土) | 9/12(日) | ||
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12:00~ | 受付 | 9:00~10:30 | (4)運動学習の脳内機構 |
12:50~13:00 | 開会式 | 10:40~12:10 | (5)情動とコミュニケーションの脳内機構 |
13:00~14:30 | (1)感覚情報処理機構 | 13:00~14:30 | (6)思考と記憶の脳内機構 |
14:40~16:10 | (2)上肢運動制御の脳内機構 | 14:40~16:10 | (7)運動イメージとミラーニューロンシステム |
16:20~17:50 | (3)姿勢・歩行制御の脳内機構 | 16:10~16:30 | 質疑応答 |
18:00~18:30 | テーブル討議 | 16:30~16:40 | 閉会式 |
臨床編
日 時 | 平成22年12月18日(土)、19日(日) |
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定 員 | 150名 |
受 講 費 | 10,000円 |
内 容 | ニューロリハビリテーションを臨床導入するための根拠となる
について学ぶ。 |
プログラム
12/18(土) | 12/19(日) | ||
---|---|---|---|
12:00~ | 受付 | 9:00~10:30 | (4)運動器疾患・痛みの脳内機構 |
12:50~13:00 | 開会式 | 10:40~12:10 | (5)機能回復の脳内機構 |
13:00~14:30 | (1)損傷脳の再組織化 | 13:00~14:30 | (6)神経科学に基づくリハビリテーション |
14:40~16:10 | (2)高次脳機能障害の脳内機構 | 14:40~16:10 | (7)神経科学を用いたclinical reasoning |
16:20~17:50 | (3)失調症・Parkinoson病の脳内機構 | 16:10~16:30 | 質疑応答 |
18:00~18:30 | テーブル討議 | 16:30~16:40 | 閉会式 |
実践編
日 時 | 平成23年2月19日(土)、20日(日) |
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定 員 | 30名 |
受 講 費 | 20,000円 |
内 容 | ニューロリハビリテーション研究の読解、実践、応用のための
について本学が所有する装置や機器を実際に使用し、自己の体験を通じて学ぶ(体験学習)。 |
プログラム
2/19(土) | 2/20(日) | ||
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12:00~ | 受付 | 9:00~11:00 | 脳機能イメージング研究の実験(2) |
12:50~13:00 | 開会式 | 11:00~13:00 | 脳機能イメージング研究の解析(1) |
13:00~14:30 | 脳機能イメージング研究の概説 | 14:00~15:00 | 脳機能イメージング研究の解析(2) |
15:00~16:10 | 脳機能イメージング研究の読解 | 15:00~16:10 | 脳機能イメージング研究の説明 |
16:20~17:50 | 脳機能イメージング研究の実験(1) | 16:10~16:30 | 質疑応答 |
16:30~16:40 | 閉会式 |