2021年のすべての新着情報一覧
2021.04.30
畿央大学特別奨学金制度に基づく「2021年度緊急支援特別奨学金」の募集について
本学では、2020年度に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、家計が急変した学生を対象に特別奨学金の募集を行いました。 また、感染拡大に歯止めがかからない状況を受けて、2021年度においても、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響により家計(世帯)収入が減少し、修学の継続が困難になる全学生(ただし休学者を除く)を対象に、「2021年度緊急支援特別奨学金」の募集を実施することとしました。 本奨学金の具体的な募集要項や申請方法についてはKiTssからお知らせしましたので、内容を確認の上要件に該当する方は申請いただくようお願いします。
2021.04.28
日本初、後期高齢者のフレイル脱却因子を大規模かつ前向きに調査~理学療法学科
「加齢とともに心身が老い衰えた状態」をあらわすフレイルは、健常高齢者に比較して要介護状態に陥る危険性が高いことが多くの研究で明らかにされています。しかしフレイルは、早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性「可逆性」を前提とした用語でもあります。 これまでフレイルに関する研究では要介護状態に移行する危険因子に焦点をあてたものが多く、フレイルからの脱却に影響する要因は明らかにされていません。本学理学療法学科の高取克彦教授、松本大輔准教授は、フレイルの危険性や発生率が特に高い後期高齢者を対象にフレイルからの脱却に影響する因子を明らかにすることを目的にした研究を行いました。 研究概要 地域在住の後期高齢者約5,000人を2年間追跡し、フレイルのステージ変化を調査しました。初回調査時にフレイルと判定された方で2年後に健常(ロバスト)またはプレフレイル(フレイルの手前の状態)に改善した方に焦点を当て、フレイルからの脱却に独立して影響した因子と、フレイル脱却者の特性を分析しました。 本研究のポイント ■ 後期高齢者に対する大規模調査によってフレイルからの脱却因子が明らかになった。 ■ フレイルから脱却した人は近隣者との交流が多く、地域に対する信頼が高いなどの特徴を有する事がわかった。 研究内容 データ解析の結果、対象者の基本属性を調整した後、フレイル脱却に影響する独立した因子として「高い主観的健康感」、高齢者サロンでの運動や体操教室への参加など「運動系社会参加活動」が重要であることが分かりました。 またフレイル脱却者の社会生活機能の因子特性を分析した結果において、フレイル脱却者は「近隣住民との交流が強い」「住んでいる地域への信頼が強い」「社会参加活動を行なっている」ことなどが主要な因子であることが分かり、その構成概念は「活動的な地域活動を行うための個人レベルのソーシャルキャピタルの強さ」と解釈されます。 本研究の意義および今後の展開 今回の研究は後期高齢者のフレイルの脱却因子を大規模かつ前向きに調査した初めての研究です。現在、初回調査から4年後までの追跡データがあり、今後はフレイルであっても要介護状態に至らない方の特性などを分析し、フレイルの負の側面だけでなくポジティブなステージ変化(transition)に資する基礎データを示すことで、今後のフレイル予防、介護予防に役立てる研究を継続していきたいと考えています。 論文情報 PLoS One. 2021 Mar 3;16(3):e0247296.doi: 10.1371/journal.pone.0247296. eCollection 2021.
2021.04.27
2021年度 新入生学科別研修会レポート~健康栄養学科
畿央大学では入学後の不安を払拭し、担任や同級生との絆を深めるため、「新入生宿泊研修」を学科ごとに入学式直後に行っています。今年度は2020年度に引き続き十分な感染対策を講じたうえで、その代わりとなる「新入生学科別研修会」を学内で開催しました。今回は健康栄養学科の研修会の様子を報告します! 健康栄養学科では、2021年4月7日(水)と8日(木)に新入生研修会を行いました。例年は奈良ロイヤルホテルで宿泊研修を行っていますが、コロナ禍のため、学内で約3時間の研修を2日間行いました。新入生94名、研修のサポートを行う在学生スタッフ12名、教員12名の総勢118名が参加しました。 今年度は、(1)管理栄養士に関する基本的な内容を理解すること、(2)充実した楽しい大学生活を送るために必要な学生同士のコミュニケーションを図ることを目的に掲げ、研修を行いました。その中のいくつかをご紹介します。 ~1日目:4月7日(水)~ 研修① 自己紹介 最初にクラスごとに分かれて、自己紹介を行いました。緊張を和らげるためにアイスブレイクを行い、各クラスで担任が話しやすい環境作りを行いました。入りたい部活やサークル、趣味、特技など、共通点が見つかると、一気に距離が近づきました。 研修② 管理栄養士の理解を深めるために 畿央大学の「建学の精神」や教育目標を明確に伝え、管理栄養士とはどのような仕事であるのかについて教員から詳しく説明しました。また、管理栄養士にとって重要な「衛生管理」について動画を見ながら学び、少人数のグループに分かれて実習室の見学も行いました。次週から始まる調理学実習に向けて「衛生管理」に対する意識を高めることができました。その後、「夢をチカラに」をテーマに作文を書きました。自分が管理栄養士になりたい理由やどういう管理栄養士になりたいかをじっくり考える機会となりました。 ~2日目:4月8日(木)~ 研修③ 在学生スタッフによる学生活動報告 4回生3名から、学生活動報告として、授業、コース制、栄養教諭、通学、クラブ活動、ボランティア、アルバイトなどについて話してもらいました。それぞれの話の後に、4回生が教室を回り、個別に質問を受けました。そして、その質問内容をみんなで共有しました。「新入生94名は仲間なので、みんなで協力して勉強や管理栄養士の国家試験合格をめざして欲しい。」という最後のメッセージがとても印象的でした。 その他にも、キャリアセンターの健康栄養学科担当者による就職活動に向けてのサポート体制の紹介、在学生スタッフによる地域連携活動(ヘルスチーム菜良)やTASK(健康支援学生チーム)の活動報告など、多くの教職員と在学生スタッフの協力により新入生研修会を行うことができました。 一緒にこの研修を受けた仲間とともに4年間を有意義に過ごしてください。充実した楽しい大学生活にしていきましょう! 健康栄養学科 1N1担任 上地加容子 1N2担任 宮前眞智子 1N3担任 柴田満 【関連記事】 2021年度 新入生学科別研修会レポート~理学療法学科 2021年度 新入生学科別研修会レポート~人間環境デザイン学科 2021年度 新入生学科別研修会レポート~看護医療学科
2021.04.23
看護実践研究センター第5回研修会「コロナ禍における認知症ケア」を開催しました。
畿央大学には4つの付置研究機関があり「看護実践研究センター」は2019年4月に開設されました。センターは認知症ケア部門、地域包括ケア部門、助産学部門、卒後教育部門、国際交流部門の5部門により構成され、保健、医療または看護を専門とする職業人および研究者に対して、最新の看護実践に関する情報を提供し、看護実践研究を推進しております。 今回、畿央大学看護実践研究センター認知症部門では2021年4月18日(日)に、第5回研修会「コロナ禍における認知症ケア」を開催しました。当初は開催地と遠隔参加を合わせたハイブリッド形式として計画されていましたが 感染拡大が急増の社会状況からリモートのみでのオンライン開催に変更になりましたが、43名の参加がありました。 受講者は筑波市、岐阜県、関西圏はもとより、広島県、熊本県、遠くは海外(台北市)からの参加がありました。この研修会は奈良県認知症ケア専門士会との共催で実現したもので、認知症ケア専門士の認定単位(2単位)としても認定された研修会でした。 冒頭、看護実施研究センター長(奈良県専門士会 会長)の山崎尚美教授から、Covid-19にて1年前に緊急事態宣言が発出されたとき、誰がその1年先が今も同じ(昨年以上の)状況になっていると予測しただろうかと問いかけられました。そして、現状の中、たいへんだ、できないと言っているばかりでは、現状に打ち勝って世を変えていけないと、高齢者ケアの実情とこれから進むべき方向性を伝えられ、今回の研修の趣旨を説明いただきました。 続いて、講師の岡山県倉敷市の片山内科クリニックの院長、片山貞夫氏の紹介がありました。 コロナの蔓延防止のため私たちの身の回りでは “あれダメこれダメ” “こうしてくださいああしてください”ということが毎日のように報道され日常生活でも少なからず、ストレスに感じるような状況でもありますが、片山先生は、このようなコロナ禍の中でも、「いつもと変わりがないことが大事だ」と首尾一貫してご講演いただきました。 決して、コロナの対策をせずに過ごすという意味ではなく、「認知症ケアに大事なものは。コロナであってもなくても変わりないということ」です。 例えば、BBQがダメということではなく、そのBBQの取り組み方に問題があるわけで、顔や距離が近過ぎていないか、料理遊具の使いまわしをしていないかなど新型コロナウイルス感染症の蔓延につながることがないかを見極めて対策すること。そして、ケアをする側が当事者にさせるという意識にならずに、一緒にすること。あなたも私も一緒というその感覚を忘れてはならないと伝えていただきました。 コロナ禍においても、疎外感を感じさせるようなことは、認知症ケアにはふさわしくありません。 また、新たに時代は、認知症に関わる地域の話に、遠隔地から参加できる状況をつくりだし、新たな人の輪を広げることもできるということも話しておられました。 そして、少し難しい内容となりますが、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症などに関連するアミロイドβやタウ蛋白質の蓄積を、点滴で治療できる時代がすぐそこに来ていることも話してくださいました。片山先生の知見によると「アップルタグ®」といった物忘れで探し物をしている方のために、タグをつけて音で場所を知らせる用具の発売(日本では4月30日予定)や、7月7日には、エーザイとバイオジェン社の合同開発として、認知症の治療薬が承認される見込みもある、といった認知症になったとしても安心して生活できるような、心がホッとするようなお話もありました。 講演の後は、いくつかのブレイクアウトルームにて、少人数に分かれて感想や日ごろの思いを話し合い交流しました。今日の研修会に参加して、コロナ禍をすすんできたが日々の気づかずにしているケアへの振り返りがいかに重要かが良くわかったと、仕事への思いを新たにしました。 看護医療学科 准教授 上仲久 ●日本県認知症ケア専門士会公式HPはコチラから! ●日本県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから! ●奈良県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから! ▶認知症ケアサークル「畿央大学Orange Project®」に関連するブログ記事 KIO Smile Blog 【関連記事】 第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー「〜コロナ時代におけるこれからの看取り〜」参加者レポート~看護医療学科 奈良県認知症ケア専門士会第14回研修会 講演会&VR認知症体験レポート~看護医療学科 2019年度 奈良県認知症ケア専門士会総会&第13回研修会を開催しました!~看護医療学科 第1回国際交流企画 韓国・大邱市からの訪問団を迎えました~看護実践研究センター 畿央祭教員企画「第12回奈良県認知症ケア専門士会研修会」~看護医療学科
2021.04.22
学部1回生を対象とした「ネット環境整備奨学金」の給付について
新型コロナウイルスの影響に鑑み、本学では2020年度にネット環境を整備してもらうことを目的として、1人あたり3万円の支援を在学生対象に実施しました。また、毎年度実施している「畿央大学特別奨学金」についても、応募可能な対象を広げて募集を行い、採用者数を増やし給付を行いました。 2021年度についても、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない状況に鑑みて、4月24日(土)以降、すでにホームページに掲載している通り遠隔授業を取り入れていくこととしましたので、学部1回生を対象として今年度も「ネット環境整備奨学金」の給付を実施いたします。 支給方法や時期については対象となる学生に4月22日(木)にお知らせした通りです。 「畿央大学特別奨学金」についても、現在今年度の募集内容を検討しています。こちらについても、内容が決まり次第KiTssからご連絡いたします。 新型コロナウイルス感染症の拡大は未だ収束の気配が見えず、学生の皆さん保護者の皆さまにおかれましては不安な日々をお過ごしかと存じます。本学としても可能な限りサポート体制を充実させてまいりますので、共にこの困難を乗り越えていきましょう。
2021.04.21
2021年度 新入生学科別研修会レポート~理学療法学科
畿央大学では入学後の不安を払拭し、担任や同級生との絆を深めるため、「新入生宿泊研修」を学科ごとに入学式直後に行っています。今年度は2020年度に引き続き十分な感染対策を講じたうえでその代わりとなる「新入生学科別研修会」を学内で開催しました。今回は理学療法学科の研修会の様子を報告します! 2021年4月7日(水)、感染対策・予防の観点から短期集中の3時間で新入生73名に研修会を行いました。 まずは、クラスごとに分かれての自己紹介タイムを実施しました。みなさん少し緊張気味でしたが、すでにスマホやSNSは当たり前の世代なので、すでに色々なところでつながりができている様子でした。 さて、研修の一つ目のポイントです。 「卒業生の講話」と題して、理学療法学科卒業生の方から畿央大学の「建学の精神」を踏まえたお話をしていただきました。例年であれば、卒業生と上回生の合計10名ほどからお話をしていただくのですが、今年は人流を最小限にするために2名の卒業生にお願いしました。 ▼畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターで働いている大住先生(3期生) 学生時代のお話、臨床でのエピソード、研究や結婚や出産について、赤裸々に語っていただきました。畿央大学の「建学の精神」が、卒業後も心の中に宿り続けていることを感じた貴重なお話を聞かせてくれました。 新入生にとっては、卒業後の未来について想像するキッカケになったのではないかと思います。 ▼多くの卒業生も活躍する西大和リハビリテーション病院の後藤さん そして、本研修会のメインイベント、畿央大学の「建学の精神」について新入生自身で考える企画です。理学療法学科の新入生研修会では、例年このテーマで実施しています。「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」という言葉を、入学してすぐの新鮮な心持ちの時に、真剣に考えて、議論していただく時間にしています。 今回は感染症対策として、教室を分散して密を回避し、フェイスシールドを装着してのグループワークとなりました。 受験勉強では、答えがある問題を正確に早く回答する練習をしますが、この企画では「建学の精神」とは何なのか?という答えのない問題を議論することになります。さらに、ほぼ初対面の7~8名でのグループワーク。今までやってきた受験勉強とは異なりますが、これこそが大学での学びの基本になるのだと思います。答えのない問題に根気強くどのように向き合うかは大切な姿勢です。 グループごとに個性があり、様々なことを思い描きながらポスターを作成していました。 グループワークの後、三密を回避した形でポスター発表を実施しました。 学生たちは、入学していきなり「建学の精神」を考えるという難問に、果敢にチャレンジして楽しく熱心に取り組んでくれました。この研修の時の気持ちを忘れずに、これからの大学生活を毎日大切に過ごしてもらえたら、と思います。 理学療法学科 教授 松尾篤 助教 西井康恵 【関連記事】 2021年度 新入生学科別研修会レポート~人間環境デザイン学科 2021年度 新入生学科別研修会レポート~看護医療学科
2021.04.20
2021年度 新入生学科別研修会レポート~人間環境デザイン学科
畿央大学では入学後の不安を払拭し、担任や同級生との絆を深めるため、「新入生宿泊研修」を学科ごとに入学式直後に行っています。今年度は2020年度に引き続き十分な感染対策を講じたうえでその代わりとなる「新入生学科別研修会」を学内で開催しました。今回は人間環境デザイン学科の様子をお届けします! 人間環境デザイン学科では、2021年4月7日(水)に新入生研修会を行いました。コロナ禍のため、例年実施している宿泊研修は実施できませんでしたが、新入生64名に気持ちよく学生生活をスタートしてほしいという想いを込めて、担任の先生を中心に学内での開催となりました。 当日は、3密を避けるために2つの教室に分かれ、MicrosoftTeamsで中継をしながら実施しました。 前半は「仲間づくりのアイデア」というテーマでグループワークを行いました。教員から新入生に渡したものは、A2サイズの白紙用紙と色ペンのみで、それをどのように使って発表するのかは自由です。絵で表現したり、紙芝居にして表現したり、名刺を作成して発表したグループもありました。紙を使わずにお芝居で表現してくれたグループもあり、さすがはデザイン学科!でした。紙とペンだけでたくさんのアイデアが生まれ、新入生も刺激になったのではないでしょうか。 後半はクラスに分かれてゲームの時間です。1組は、サポートに来てくれた3回生を相手に、お菓子のプレゼント付きのジャンボじゃんけんを行いました。ゲットしたお菓子は今日の思い出として持ち帰ってもらいました。 最後は、今後のために遠隔授業等でも使用するMicrosoft Teamsの練習を行いました。新入生同士でペアを決め、チャットの練習も行いました。同級生同士でつながる場ができ、今後も活用してくれると嬉しいです。 研修会はたった3時間でしたが、新入生同士はあっという間に仲良くなっている様子でした。クラス代表を決めるとき、学生から立候補があり、それに賛同する拍手が自然に生まれ、心温かい一面も見ることができました。4年間でたくさんのアイデアや作品に触れ、有意義な時間を過ごしてほしいと思います。これからの4年間がとても楽しみです!それぞれの夢に向かって頑張りましょう! 人間環境デザイン学科 助手 小松智菜美 【関連記事】 2021年度 新入生学科別研修会レポート~看護医療学科
2021.04.15
認知症ケアサークル「畿央大学OrangeProject®」、2021年度第1回ミーティングを開催!
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。 畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。 今回は、今年初めての学生サークル「OrangeProject®」の活動報告をします。 2021年4月13日(火)の正午からオンラインミーティングを開催しました。介護家族経験者の正楽さん、若年性認知症当事者の平井さん、広陵町待機包括支援センターの松川保健師さんが参加してくださり、1、2、3年の学生メンバー12人と共に意見交換を行いました。なんと、この日は新1回生1名がさっそく入部してくれて、1人が見学に来てくれました! 本日の議題は、学生が企画している大学内での「認知症カフェ」の内容(コロナ対策なども含む)と、実施場所の検討でした。 5月に予定していた「認知症カフェ」は、本学の大学の食堂を会場とし、対象はご家族に設定した上で、カフェの内容を考えていました。しかし現状から考えると、食堂は飲食を共にする場であり、かつ昼休みの時間帯は学生の数も多く感染のリスクが増加することから、現実的ではないとの指摘もあり、しばらくは保留することになりました。 意見交換の中で、松川さんからは「広陵町立図書館での認知症啓発の取り組み」を教えてもらい、動画や絵本など、それぞれの対象の年齢に合わせたツールなども活用しているとのことでした。これら動画や絵本などのツールを活用し、「認知症カフェ」で話す内容について、ご家族に対し、どのように学生はサポートできるのか、ご家族同士の繋がりを深めるには、など具体的に考えていこうと思いました。また、今後は一昨年に本学でも講演してくださった若年性認知症当事者の丹野智文さん(仙台市在住)や広島県で高次脳機能障害の竹内裕さんからもオンラインで意見をいただけることになりました。 また、多世代プロジェクトの紙芝居作成の進捗報告や新入生の挨拶(紹介)も行いました。紙芝居は、台本を作成してイラストの色塗りの途中であり、4月中に完成をめざしています。紙芝居が完成したら、広陵町の図書館やキッズサポーター養成に向けて、活動できるように準備を進めていきます。 新型コロナウイルス感染症の感染が拡大している状況ですが、今回のミーティングを通して、他府県の方とオンラインでつながったり、今まではできなかったことができるようになったことも多くありました。いま自分たちのできる認知症ケアの啓発活動を考えることが必要だということを改めて学ぶことができました。 コロナ禍でもできる活動を探しながら活動していく予定です。 OrangeProject®に興味がある方はぜひご参加ください! 看護医療学科3回生 白川桃子 【関連記事】 2020年度Orange Project記念式典参加レポート! 「畿央大学Orange Project®」2020年活動レポート! 多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティションで「参加者賞」を受賞 ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog
2021.04.14
畿央大学は「黙食」を推進しています。
会話は食事後に、マスクを着用してから楽しみましょう! 新年度になり新入生の皆さんを迎え入れることができました。学生食堂も平時に近い賑わいを取り戻しつつあります。学生食堂では昨年度から感染防止対策として、・光触媒抗菌・抗ウイルス剤コーティング施工(抗菌・抗ウイルス加工)・アクリル板の机上への設置・サーキュレーターを使用しての換気・1座席空けての着席などを実施しています。4月からは新たに、食堂内での混雑を避けることを目的として中庭に大型テントを2台建て、屋外の食事スペースを設けています。食事する人同士が向かい合わせにならないよう、一方向に座席を配置して座席の間隔も広く取っています。 マスク着用が定着した今、毎日の学生生活で感染リスクが高くなるのは「食事中の会話」です。食事中の飛沫感染リスクを下げるための「黙食」を推進するため、開講後しばらくは事務局スタッフによる「黙食推進活動」を昼休みの間に実施しています。学生・教職員の健康を守るために、畿央大学では【黙食=食べている時はしゃべらない】の徹底をめざします。 未だ収束の目途はたちませんが、学内で安心して学生生活を送ることが出来るよう、学生の皆さんへの注意喚起を継続していきます。学生の皆さま、教職員の皆さま、ご協力をよろしくお願いいたします。 【関連記事】 新型コロナウイルス感染症に関する対応について
2021.04.12
畿友会(学生自治会)だよりvol.67~新入生歓迎!2回生も応援!「クラブ・サークルと繋がろう」最終レポート
こんにちは!学生自治会「畿友会運営委員会」です! 令和3年4月5日(月)、8日(木)、9日(金)に対面によるブース形式で、直接クラブ・サークルに所属している先輩から話が聞ける企画「クラブ・サークルと繋がろう」を行いました。 なんと3日間でのべ約1000人の1、2回生が参加してくださいました!!ありがとうございます。 また、当日ブースに参加していただいたクラブ・サークルの皆さんもありがとうございます! 様々なクラブ・サークルのブースで、「楽しそう!」や「入りたい!」などの嬉しい声がたくさん聞こえました! 実際の声や姿を見て聞いて、感じることが多くあるため、このような場ができて良かったです! この企画でクラブ・サークルのことを知るきっかけになれば嬉しいです!! 1、2回生のこれからの大学生活がより楽しくなるように、これからも感染予防をしながら畿友会やクラブ・サークルは活動していきます! 2回生の皆さんもこれをきっかけにぜひ入部をご検討ください! 少しでも興味をもった方は、いつでも声をかけてくださいね!! 畿友会 広報部 現代教育学科3回生 下岸あすか