2010年のすべての新着情報一覧
2010.07.26
ベッドサイドで起きている倫理的問題を考えました≪看護医療学科≫
看護医療学科3年生必修科目「看護倫理」は、看護実践において、患者中心の看護が倫理的配慮のもとに行われているか否かを判断できる能力を養うことを目的としています。 学生は、身近に経験した倫理的問題(基礎看護実習、アルバイト先の先輩後輩の関係、友達関係等)について、プレーンストーミング、KJ法、ロールプレイング等を重ねながら検討し、その結果を発表することによって、他者が経験した倫理的ジレンマを共有しました。 7月22日(木)の最終回の授業では、済生会中和病院看護副部長の渡邉フサ子先生にご講義いただき、看護倫理を学ぶ意義、看護師が経験する倫理的ジレンマ、現場での倫理問題のサポートシステムについてお話しをいただき、現実としてベッドサイドで発生する倫理問題を考える機会となりました。例えば「おじいちゃん、どこに行くんですか?」という看護師の声かけや、「○○さん、産婦人科診察室にお入りください」と放送するなど、その方の人権、人間としての尊厳が擁護されていないことについて、先生ご自身の手書きイラストで問いかけてくださり、絵から伝わるやさしさが印象に残りました。 生命、家族、人間などの価値観が多様化する現実を踏まえ、医療は、病者の悩みに応えるべく社会から信託された責務であることを認識して、9月から始まる臨地実習では倫理的感性をさらに磨いて欲しいと思います。 看護医療学科 伊藤明子
2010.07.24
下市商工会 新製品開発プロジェクト
人間環境デザイン学科ではさまざまな産学連携事業に取り組んでおります。 先日、奈良県吉野郡の下市商工会から新製品開発のプロジェクトへの参加依頼があり、加藤研究室を中心に動き出しました。下市町の特産品は三宝と割り箸です。古く南北朝時代(1336~1392)から続いている伝統産業です。まずは卒業ゼミ生5名とともに、7/16(金)下市町にある三宝製作所と割り箸製作所の2か所を見学してきました。 社長自ら三宝台座に切り込みを入れています。 三宝の台座部分の接合は桜の樹皮を巻いて取り付けます。 彌栄さんがやってみましたが簡単にはいきません。 ←三宝の組み立て作業。 すべて手作業のため時間がかかります。 ←割り箸をカンナ掛けして仕上げ作業中 我々の握り具合に合わせてMy箸を作っていただきました。 今後、卒ゼミ生にもアイデアを出してもらい新製品につなげていきたいと思います。今後の下市プロジェクトに期待して下さい。
2010.07.23
2010年8月27日(金)~29日(日)畿央大学協力による、「第11回えほん展なら」が開催されます。
財団法人奈良県教職員互助組合が主催する『第11回えほん展なら』が、2010(平成22)年8月27日(金)~29日(日)の3日間(朝10時~午後5時まで)、畿央大学食堂棟において開催されます。畿央大学は子どもたちの情操教育に協力しています。 以下、えほん展の内容をご紹介します。【展示絵本コーナー】お父さんやお母さんたちが子どものころに読んだ懐かしの絵本から話題の新刊本まで、約2,000冊の絵本を常時展示。 【えほんの読み聞かせ】スタッフのお姉さん、お兄さんが読み聞かせをしてくれます。 【手づくりコーナー】10:30-12:00 13:00-16:00世界でたった一つしかない、自分だけのオリジナル作品づくりを体験できます。 【おはなしげきじょう】11:30-12:00 15:00-15:30ひょうしぎが鳴ったら紙芝居や手あそびの始まりです。 【えほん展クイズ】絵本をたくさん読んで、クイズに答えよう! 詳しくは、奈良新聞社ホームページ内「第11回えほん展なら」をご覧ください。
2010.07.23
アメリカにおける障害児教育についての特別講義が行われました。
7月14日に教育学部の授業「臨床心理学概論」内での公開授業として、カリフォルニアのシリコンバレーに在住し、スペクトラムビジョンズ社のCEOである久保由美さんによる特別講義が行われました。 1989年に渡米した久保さんは、その後生まれた息子である渡君が1歳の時に重度の自閉症と診断された後、様々な療育を行ってきました。 その経験を活かして、2008年をスペクトラムビジョンズを起業、専門家と共同して開発されたiPhoneアプリ「Voice 4 U」は自閉症児の会話補助用具として世界中(7月現在でなんと21カ国!)の方々に利用されています。 特別講義では、渡君やアメリカの大学で舞台芸術を学んでいるお姉さんの香穂さんも登場。 渡君による日本語と英語のスピーチが披露されました(診断された当初は話すことは期待できないと医師に言われていたそうです)。 久保さんからは「アメリカにおける障害児教育の例」と題して、実際の学校の様子を収めたビデオを見ながら、最近日本でも普及しつつあるIEP(個別指導計画)の実践例や子どもの成長を数量的に評価する手法などを紹介されました。渡君の場合は、担任やスピーチセラピストだけでなく、保護者、さらには掃除のスタッフまで、彼に関わる全ての人が実際に評価者として関わり、その成長を支えてきたのだそうです。また教える側の都合をただ押しつけるのではなく、子どもの特性やニーズに沿ってプログラムを組み立てていくことの大事さも伝わる授業でした。 (さらに…)
2010.07.22
国保中央病院緩和ケア病棟「飛鳥」を見学しました。
7月21日(水)、健康科学部看護医療学科3回生選択科目の「終末期ケア論」の校外教育活動として、受講生10名と引率教員2名が国保中央病院緩和ケア病棟「飛鳥」に見学に行きました。 この見学は「緩和ケア病棟を是非実際に見てみたい」という学生の要望にこたえて実施したものです。 まるで遠足のようにわくわくした気持ちで、学生も教員もワイワイと楽しく電車を乗り継ぎ見学に出かけました。当日はご多忙の中、国保中央病院の竹林看護部長さんと河野副看護部長さんに、とても丁寧に緩和ケア病棟の案内と説明をしていただき、学生は目をキラキラと輝かせ、夏の太陽にも劣らない眩しい笑顔で見学していました。 <緩和ケアホーム飛鳥の庭園で国保中央病院看護部長さん・副看護部長さんとともに> 緩和ケア病棟はとてもゆったりとした静かな空間で、学生は見学目的である「一般病棟とどのように異なっているのかを知ること」ができたようです。特にホテルのような立派なロビーと、それに全面開閉できる窓で接した美しい庭園には、思わず感嘆の声が出ました。 当日は気温35度と猛暑でしたが、身体だけでなく心も燃えるような1日で、多くの学びと良い思い出が作れた1日でした。。
2010.07.21
山本隆先生が雑誌『栄養と料理』8月号に登場
健康栄養学科教授 山本隆先生が、雑誌『栄養と料理』8月号の巻頭に登場されています。 山本先生の研究テーマは「脳と味覚」です。今回は、脳科学の見地から味覚教育の大切さについて話されています。 山本先生によると「もの心つくまでに繰り返した食べたものは、おいしいものとして受け入れられます。気がついたら好きになっていたというもので、その土地で生まれてその土地で食べていた、食文化としての味です。親が食べているもの、その味付け、それらを経験していくうちに自然と脳にすり込まれていくのがいわゆるおふくろの味です。和食の場合は、だしを用いてうま味で味付けし、素材の味を活かしておいしくするという食事です。それを3歳までにいかに食べさせるかが重要」ということです。 (親子一緒に楽しみながら食べる山本先生のお孫さんの食事場面の写真も載っています♪) さらに"だしの味"について、「昔から日本人が食べてきただしの味は、子どもが本能的に飛びつく味ではないかもしれませんが、魚や野菜中心のおだやかな味付けの和食は健康という意味でも申し分ありません。このような味覚経験をした子どもは、成長の途中で強い味覚や脂肪分の多いファストフードやスナック菓子を食べるようになっても、それに溺れることなく和食に戻ってこれるのです」と述べられています。 何よりも家庭や学校でおいしく楽しく食卓を囲む日々の積み重ねが、もっとも重要な食育になるようです。
2010.07.20
現代教育学科1回生、大阪教育大学附属池田小学校を訪問
平成22年7月1日(木)、教育学部の必修科目であるベーシックセミナーと現代教育論との拡大授業として、教育学部現代教育学科1回生が大阪教育大学附属池田小学校(以下、「附池小」)を訪問しました。引率は、粕井みづほ、西尾正寛、深田將揮、安井義和でした。 将来、教育にかかわる仕事を志す学生たちが1回生の段階で学校現場の児童の学習や生活の様子に触れ、児童へのかかわり方や指導のあり方をより具体的に学ぶということが附池小訪問の大きな目的でした。 附池小は平成13年6月8日に刃物を持った男が侵入し、8名の児童が亡くなり、13名の児童と2名の教員が負傷するという惨劇が起きた学校でもあります。「学校は安全である」という神話を根底から崩したこの未曾有の大事件から附池小が何を学び、二度とこのような事件を起こさない安心・安全な学校づくりにどう取り組んできたのかを学ぶことも目的でした。 学生たちには事前に附池小事件の概要や、改築された校舎の内容も一切説明せずに訪問しました。学生自身が知っている学校とどこが違い、そこから何を感じ、何のためかを考えることに意義があると考えたからです。 まず、学生たちは、附池小の全学年、全教室(計18教室)に分かれて授業を見学させていただきました。まず驚かされたのが教室。ドアも壁もないオープン教室で、廊下からすべての子ども達の様子が伺え、さらには他学級の様子も一目瞭然です。また、教室だけでなく、体育館、職員室はじめ多くの場所でガラスが多用され、見通しがよくなるような工夫が施されていました。 (さらに…)
2010.07.20
産官学連携「万葉人からの贈り物プロジェクト」コンペを行いました。
産学官連携事業「万葉人からの贈り物プロジェクト」のグランプリ賞を決定しました! 橿原商工会議所商業部会"あきない塾"iチャレンジ委員会の企画による「万葉人からの贈り物」と題する、橿原市の「食」に関する土産物を畿央大学生の発想で創出し商品化につなげる産学官連携事業が最終段階を迎えました。今年2月の第1回勉強会から約半年が経ち、その間橿原市内見学会を含めると5回の勉強会、今月1日にも和洋菓子職人さんらによる試作品チェック会を行うなど、精力的な活動を展開してきました。 7月15日、プロジェクト登録メンバーの健康栄養学科8チーム(約30名)が参加して学内コンペが行われました。 コンペの審査項目は、①プレゼンテーション、②ネーミング、③橿原市の特徴、④独創性、⑤形、⑥彩り、⑦味、⑧特徴ある食材、⑨食べやすさ、⑩商品化など多岐にわたります。今回は「橿原市の食の土産物」であることから⑩番目の商品化できる、業者の方々の目線からの評点が重くなっています。 "商品化"できる新しい橿原土産の提案チームには、グランプリ賞として宮崎旅行のビッグ景品が贈られます。 さて、見事グランプリに輝いたのは・・・・ 審査委員として、橿原商工会議所商業部会長土井貞行氏(審査委員長)はじめ勉強会講師を務めていただいた洋菓子の猶原秀和氏、和菓子の山本高之氏、岩出誠吾氏、中小企業支援センターの加藤由美氏などの外部委員、そして本学からは健康栄養学科北田学科長、浅野先生、森先生、薗田先生らの面々が審査しました。 約半年間、いろんな勉強をして思い想いの"万葉人からの贈り物"を創作し、試作を重ねて1カ月。見映えもお味もそれぞれの作品は完成度を上げ、甲乙付けがたいというのが審査員みんなの意見でした。プレゼンが終わってホッとしたみんなの笑顔がホントに素敵でした。 惜しくも入賞を逃しましたが、他にもこんなにも豪華スイーツが登場(^u^) 早いチームは、当日午後2時過ぎから準備を始めましたが、プレゼン、審査、結果発表などすべて終了し、後片付けして大学を出たのは9時過ぎになりました。とても気合いのこもった、ハードな、そして充実した一日でした。今後、9月の橿原商工まつり、11月の近鉄百貨店橿原店「うまいもん市」に"万葉人からの贈り物:橿原土産"として商品化されるのが楽しみです。 ≪ 万葉人からの贈り物プロジェクト 過去のブログはこちら ↓ ≫ 第1回勉強会の様子 http://202.235.207.202/information/2010/02/1-2.html橿原市内見学会の様子 http://202.235.207.202/information/2010/05/post-259.html第2回(洋菓子)勉強会の様子 http://202.235.207.202/information/2010/05/2-1.html第3回(和菓子)勉強会の様子 http://202.235.207.202/information/2010/06/3-2.html第4回(和菓子)勉強会の様子 http://202.235.207.202/information/2010/06/4-2.html
2010.07.18
2010年8月18日(水)教職員のための夏の公開講座のご案内。
畿央大学 教職員のための夏の公開講座を開催します。 2010(平成22)年8月18日(水)、午前1講座と午後2講座の合計3講座を開講します。奈良県内教職員のみなさまには夏の長期休業期間を利用して様々な研修や自己研鑽を積まれることと存じます。畿央大学ではその一助となるよう、従来の座学講義による公開講座から、より実践的かつ興味深い体験型講座をご提供することにしました。 3つの講座とも少人数制とし定員を設けていますので、先着順に申込みを受け付けます。定員を超えて受講できない場合は連絡させていただきます。 主催 畿央大学 後援 奈良県教育委員会 受講対象 県内の小学校、中学校、高等学校の教員 会場 畿央大学 形態機能実習室(番号1・2)、L203教室(番号3) 日時・内容・講師等 番号日時 / 定員内容対象定員講師 1 8月18日(水)10時00分~12時00分(受付 9:30~) 定員に達しましたので、募集を締め切りました。 できる!分かる! 小学校理科実験講座 -電気、電流関連- ・「電気の通り道」(3年)・「電気の働き」(4年)・「電流の働き」(5年)・「電気の利用」(6年) 小学校 教員 25名 畿央大学 教育学部 講師 奥田俊詞 2 8月18日(水)13時30分~15時30分(受付 13:00~) ウシガエル解剖講座 ・解剖実習 ・骨格標本の作製 ・心臓の拍動に対する溶液の効果 中学校 高校 教員 25名 畿央大学 健康科学部 学部長 金子章道 助手 西井康恵 教育学部 講師 奥田俊詞 3 8月18日(水)13時30分~15時30分(受付 13:00~) 分かる!話せる!伝わる! ムース先生の英会話講座 小学校 教員 40名 畿央大学 教育学部 講師 ムース ランディ 明日から使える! 小学校英語活動実践ワークショップ 畿央大学 教育学部 助教 深田將揮 募集人員 番号1,2の理科は各25名、番号3の英語は40名 受講料 無料 申込方法 官製はがき、Fax、もしくはE-mailにて、(1)講座番号、(2)氏名(フリガナ)、(3)連絡先の電話番号及び(4)所属校名を記入の上、下記へ申し込んでください。先着順で受け付けます。 なお、応募者が定員を超えた場合のみ、受講できない旨、申込者に電話等で連絡します。 〒635-0832 北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学 企画部 FAX : 0745-54-1600 E-mail: kikaku@kio.ac.jp 申込期間 平成22年6月15日(火)~7月30日(金) 問合せ先 畿央大学企画部 「教職員のための夏の公開講座」係 TEL:0745-54-1601 FAX : 0745-54-1600 その他 気象警報発令時の講座の開催について(午前7時現在で奈良県内のいずれかの地域で警報が発令されている場合は講座は中止します。)自家用車でのご来学はご遠慮ください。学内全面禁煙です。個人情報は、本公開講座の目的以外で使うことはありません。
2010.07.16
産学官連携「万葉人からの贈り物プロジェクト」のグランプリ賞を決定!
産学官連携事業「万葉人からの贈り物プロジェクト」のグランプリ賞を決定しました! 橿原商工会議所商業部会"あきない塾"iチャレンジ委員会の企画による「万葉人からの贈り物」と題する、橿原市の「食」に関する土産物を畿央大学生の発想で創出し商品化につなげる産学官連携事業が最終段階を迎えました。今年2月の第1回勉強会から約半年が経ち、その間橿原市内見学会を含めると5回の勉強会、今月1日にも和洋菓子職人さんらによる試作品チェック会を行うなど、精力的な活動を展開してきました。 7月15日、プロジェクト登録メンバーの健康栄養学科8チーム(約30名)が参加して学内コンペが行われました。 コンペの審査項目は、①プレゼンテーション、②ネーミング、③橿原市の特徴、④独創性、⑤形、⑥彩り、⑦味、⑧特徴ある食材、⑨食べやすさ、⑩商品化など多岐にわたります。今回は「橿原市の食の土産物」であることから⑩番目の商品化できる、業者の方々の目線からの評点が重くなっています。 "商品化"できる新しい橿原土産の提案チームには、グランプリ賞として宮崎旅行のビッグ景品が贈られます。さて、見事グランプリに輝いたのは・・・・ (さらに…)