2014年のすべての新着情報一覧
2014.09.18
学生広報スタッフBlog vol.145~看護医療学科3回生は長期実習中!
爽秋の候、いかがお過ごしですか☆ 学生広報スタッフの、きーさんです! きーさんは今、看護医療学科3回生後期の長期実習中♪ 約90名を20名弱のグループ5つに分け、後期期間中に「老年看護学」「精神看護学」「急性期看護学」「慢性期看護学」「母子看護学」「在宅看護学」という6分野の実習を様々な病院・施設で経験します。 実習先へはスーツ等で直接向かいます。 学内日もあるのですが、週に1回くらいのペースなので看護の3回生はほとんど学校にはいません。 実習記録を書いたり看護計画を立案したりといろいろ大変ではありますが、受け持ち患者さんから感謝の言葉を頂いて元気が出たり、指導者さんから温かいご指導を頂いたりして、きーさんは楽しく頑張っています(^^) もちろん、通常授業は全く無いので期末試験も後期は無し!♪ ここでちょっとその様子を写真で紹介したいと思います(差し支えない範囲で!)☆ 【左】今日の実習おわり!ホッと一息ピースサイン♪ 【右】駅で偶然、他グループメンバーらと再会☆ 【左】白衣の天使♡(のタマゴ) 【右】協力し合う学生たち 「長期実習はしんどい」「大変そう」というイメージを持っている人もいるかも知れませんが、現場に出て看護の実際を学ばせて頂けたり、患者さんとの一期一会があったりと、良い事いっぱい♪ まだ2週目が終わったところですが、患者さんと一緒に病棟レクに参加したり、大学のマジックサークルで身に付けたトランプマジックを披露して喜んでもらったりと、きーさんは楽しみながら学ばせてもらっています(^o^) 病棟や施設の皆さん、先生方、患者さん、実習メンバー。多くの人々に支えられて学ばせて頂き本当に感謝の気持ちでいっぱいです☆ 皆さんありがとうございます&今後ともよろしくお願いします! <追伸> ここで、上に出てきた畿央大学マジックサークル「Prestigio」のご紹介! サークルは今年7月にメンバー8名で設立。 適宜メンバーの都合に合わせて集まって練習しています♪ 8月29日には、御所市と畿央大学とが連携して開設したコミュニティカフェでメンバー2名がマジックを披露しました☆ ▲子ども達大喜び♪♪ 人と接するお仕事を目指している人など、是非入ってみては? きーさんも実習で患者さんに披露して喜んでもらい、親睦も深まったかなと自負しているところです(#^.^#)
2014.09.18
就活レポート~就職活動の現場から~№234
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第234弾! 看護医療学科4期生(15卒) 石塚 咲子さん 国立病院機構 大阪医療センター 勤務 【その病院に決めた理由】 病院インターンシップに参加したときに、スタッフ同士のコミュニケーションがよくとられており、皆さんが生き生きと働いておられる姿を見てとても良い印象を受けました。 また、充実した教育制度や、様々な疾患や分野が経験できることで知識や技量をふやし、スキルアップができると思ったので、この病院を希望しました。 【就職活動を振り返って】 3月から合同説明会に参加したものの、どのように病院を決めればよいのかわかりませんでした。そこで、地域などを考慮しながら候補を絞っていき、見学会に参加して、実際の職場の雰囲気を肌で感じるようにしました。また、説明会や見学会では、知りたいことを事前に考えて積極的に質問し、疑問点が後から出ないようにし、その内容をもとに先生や家族に相談に乗ってもらいながら、自分に合った病院を探しました。 そして何よりも、インターンシップなど自分の目で実際に確かめることが、一番の決め手になりました。面接対策では、自己PRの文章を書き、確認してもらいながら何度も訂正し、自分のものとしていきました。 【就職活動でPRしたこと】 実習中に工夫して取り組んだことや、失敗から学んだことをふまえて、自分の看護観をアピールしました。グループ面接だったのですが、他の人が話しているときの態度もみられるので、常に気を抜かず、予想していなかった質問をされたときも慌てず、笑顔で元気よく話すことを特に意識しました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 担当の西畑さんは、自己PRで悩んでいた時も、私の話の中のどんな小さなことでも引き出して、良いところをたくさん見つけてくださいました。履歴書の添削も細かい部分まで見て、表現の仕方を丁寧に教えてくださいました。また、面接練習では、より良い言い方を教えてくださったり、「笑顔でよく話せているよ」と言っていただいたおかげで、自信を持って本番に臨むことができました。 【後輩へのメッセージ】 私は3月の病院合同説明会で就職活動を始め、自分で選択基準を考えた上で、気になる病院を絞りました。あらかじめ絞っておくことで、見学会などに早くから余裕をもって参加できるので、早くから就職活動を始めることをおすすめします。実習や卒業研究、勉強など忙しいと思いますが、時間を見つけて積極的に病院見学会やインターンシップに参加して、自分に合った病院を選んでください。実習は辛いこともあると思いますが、自分の看護観を見つけるためにも、失敗を恐れずたくさん学んでください。応援しています!
2014.09.18
就職支援「県内中小企業見学&取材バスツアー」に参加しました!
9月9日(火)に「県内中小企業見学&取材バスツアー」が開催されました。奈良県中小企業団体中央会が主催するイベントで、県内の中小企業を訪れ、見学および取材をしてもらうことで、企業をより身近な存在にしてもらうことを目的としています。 当日は本学の学生と奈良県立大学の学生が参加。有限会社アーキクラフト、名阪食品株式会社、株式会社創造工舎の3社を訪問しました。経営者に働きがいや職場の環境、将来性などを直接質問しました。 参加した学生からは「県内企業のことを知る機会となった」、「働く上で自分が大切にしたい軸が見つかった」など多くの学び・気付きがあったようです。今後は学生自らの視点でレポートしたものを「奈良県中小企業魅力情報誌」として発行する予定です。
2014.09.17
学生広報スタッフBlog vol.144~被災地支援「のびのびキャンプ2014」に参加!
こんにちは!学生広報スタッフ、看護医療学科3回生のきーさんです♪ 2014年8月18日(月)~20日(水)の2泊3日で、畿央大学の学生が企画した被災地支援活動「のびのびキャンプ2014」が開催されました☆ のびのびキャンプ(通称:のびキャン)は今年で4回目、場所は昨年に続いて福島県の国立磐梯青少年交流の家。 今年は実習の事前オリエンテーション等の日程が見えない事もあって参加出来るか微妙だったのですが、幸いキャンプ期間中にこうした予定は入らず、無事参加出来ました(^o^) 今回はOB・OGグループに入り、全体のサポート的な役割を担わせてもらいました☆ 【左】OB・OGグループ♪ 【右】今年も場所はここ! 福島側の支援者の皆さんや子ども達、懐かしい顔ぶれや初めましての顔ぶれ☆ こうした人と人とのつながり、一期一会はいいもんですね(^o^) きーさんの事をしっかり覚えてくれていた子どももいて、最初から少し感動してしまいました♪ ここからは各プログラムのきーさんイチオシ名シーンを、ダイジェストでお届けします☆ ●旗づくり 【左】力を合わせてグループの旗を作ろう! 【右】完成~☆ お見事! ●樹木オリエンテーション 【左】樹木名、いくつ当てられるかな? 【右】カエルを見付けたよ♡ ●伝言ゲーム 【左】さあ、皆で伝言ゲーーム!!! (右)この長文を次々と伝えていくのだ♪ 【左】えーっと、何だっけ?? 【右】ゴニョゴニョ・・・ ●ポイントラリー 【左】地図を片手に指示書を探そう(^o^) 【右】ジャンケンで勝負だ!! ●飯盒炊飯 【左】お米を研いで、野菜を切って 【右】しっかり洗いましょう♪ 【左】火を管理しながら食材をかき混ぜる。見事な連係プレー! 【右】これはおいしそう♪♪ 【左】いただきまーーーす♡ 【右】おいしい!このカレーは世界一(^o^) ●色紙づくり 【左】一人ひとりがそれぞれのパーツを描きます 【右】完成すると大きな一つの絵に! ●のびのびタイム(自由時間) 【左】サッカー楽しいなあ♪ 【右】こちらは鬼ごっこ☆ お姉ちゃんに捕まるな~ ●お食事タイム♪ 【左】食事の前は手を洗おう! 【右】ぱーりら♪ 【左】おいしいなあ(^○^) 【右】スタッフもリラックス♪ ●ガンガン 【左】皆で歌おう!のびキャンのテーマソングになりつつある「ガンガン」♪ 【右】「だー!!」(サビの部分) ●その他 【左】ラジオ体操!まだ眠そう(笑) 【右】大御所登場♪「キャンプのプロ」ジャージさん、のびキャン発起人のみゆっきー、福島のボランティアグループ「ひらそる」の恭子さん、みこパパ(きーさんにソックリ!) 【左】きーさんの宝物♪ 【右】カエルはいいなあ まだまだたくさん名シーンはありますが、他のメンバーも記事を書いてくれる予定なので厳選してみました(^o^) 子ども達から学んだ事、他のスタッフから学んだ事、大御所のベテラン先輩方から学んだ事。 キャンプを通して様々な学びを得る事が出来ました。 看護医療学科3回生は9月から長期にわたる学外実習に赴きますが、こうした多くの学びを活かして、立派な医療者を目指したいと思います! 実習は大変だと思いますが、子ども達の笑顔やキャンプを共に過ごした仲間達を胸に、乗り越えて行けるような気がします\(^o^)/ みーんな、きーさんの宝物!!♪ ■関連リンク 畿央大学の学生による被災地支援「のびのびキャンプ」facebookページ 畿央大学被災地支援サークル「HOPEFUL」facebookページ ■関連記事 学生有志による被災地支援「のびのびキャンプ2014」を、福島県で開催!
2014.09.17
就活レポート~就職活動の現場から~№233
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第233弾! 看護医療学科4期生(15卒) 豊生 朝香さん 信貴山病院分院 上野病院 勤務 【その病院に決めた理由】 領域実習で様々な特色がある病院に行きましたが、その中でも特に精神看護の分野に興味を持ちました。その領域の実習病院の現場の雰囲気や看護の臨床の場で、精神専門の病院で働きたい!という気持ちが大きくなりました。そこで、その病院系列で就職先を決めました。 【就職活動を振り返って】 専門分野の病院だけに限らず、他の実習で行った病院で気になるところも含め、できるだけ実際に足を運んで、自分の目で見て、病院関係者の方にお話を伺うようにしました。学校の説明会だけでなく、たくさんの病院が集まる合同説明会などにも足を運び、就職先の病院について考えやイメージを膨らませ、また友人と話をしたりして、色々と参考にしました。就職活動の講義も受講し、特に面接のマナー講座は役に立ちました。 【就職活動でPRしたこと】 面接では、今までいろいろなことに挑戦してきたことをアピールしました。また、それらの経験から自分が得たこと、どのように仕事に活かしていこうと思っているかなどを面接で話すようにしました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 履歴書の作成と実習の期間が被っていたこともあり、とても大変でしたが、指導をしてくださった谷口さんに予定を合わせてもらい、納得のいく履歴書を完成させることができました。また、面接ではどのようなことが聞かれるか、どのような話をしたらいいのかも、履歴書の項目を考えながら一緒に考えてくださいました。ありがとうございました! 【後輩へのアドバイス】 就職活動を進めるにあたって、どのような看護師になりたいか、またどんな病院で働きたいかを自分と向き合って考えることが大切だと思います。病院の説明会や見学会に行けば行くほど、そのイメージがはっきりしてきますので、気になる病院には自分をどんどんアピールしていくといいと思います!
2014.09.16
学生広報スタッフBlog vol.143~兵庫県丹波市水害復旧ボランティアに参加!
暑さ寒さも彼岸まで。もうすぐ秋分ですね。皆さんいかがお過ごしですか? 学生広報スタッフ、きーさんです(^o^) きーさんの所属している被災地支援サークル「HOPEFUL」は、東北だけでなく広く被災地支援を行う団体です☆ ボランティア募集情報を共有し、行ける時に行けるメンバーが参加する、という方式。 今回、兵庫県丹波市での豪雨水害復旧ボランティアの情報がシェアされていたので、実習合間の3連休中日を利用して参加して来ました! きーさんの地元から朝5時過ぎの始発に乗り約3時間40分。 途中からずっと、田園や渓谷など、のどかな風景が車窓に広がっていました。 兵庫県丹波市は、いわゆる平成の大合併により6つの町が合併し、平成16年に誕生した市で兵庫県の中東部に位置しています。主な産業は農林業。丹波栗や丹波竜でも有名ですね(⌒▽⌒) この地域では、今年8月16日から17日にかけての豪雨で土砂崩れが発生し、民家や畑にも大きな被害が出てしまいました。専業農家さんにとっては死活問題となっています。 ▲JR市島駅に到着!ちなみに、この辺りの駅は電車から降りる際、ボタンを押して手動でドアを開けます。 ▲静かな駅前の街並み。この日は朝から秋晴れ! JR市島駅から徒歩約10分。 丹波市市島災害ボランティアセンターに到着です。 ここで班編成を行い、きーさんは全25名の10班に配属、水西(すいさい)という地区へ向かう事になりました。 マイクロバスで山の方へ向かいます。 ▲ボラセンでの説明の様子 依頼者は有機農法でコメ等の作物を生産する専業農家。 畑を覆う土砂を取り除き、再生するのが10班の目標です。 快晴の炎天下、汗だくになりながらも協力し合って作業を進めます。 畑の横には依頼者が飼っておられる2頭のヤギ。時々「めえ~」っと鳴いて可愛い!♪ 癒されながら作業が出来ました(^o^) 依頼者ご家族から昼食の差し入れも☆ おいしく頂きました。 ▲畑にはかなりの土砂が堆積していました。スコップやクワなどで取り除きます。 ▲めーめーヤギさん♪ ▲差し入れは手作り料理。温かみのある味☆ ▲周囲の様子。緑がいっぱいの大自然☆ 依頼者さんからは、「どうしようか途方に暮れていたけど、ボランティアが来てくれて本当にうれしい。これから秋冬ものの作物を育て、お正月用に出荷出来るように頑張ります。」と感謝の言葉も頂き、来てよかったと思いました(^^) 昼食の差し入れ以外にも、通りすがりに感謝の言葉をかけてくれる人もいて、温かい人ばかりでした。 早く皆さんが元の生活に戻れるといいですね。 自分も微力ながら、今後も何かお手伝いが出来ればと思います。 看護医療学科3回生 喜島 一将
2014.09.16
就活レポート~就職活動の現場から~№232
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第232弾! 看護医療学科4期生(15卒) 山下 英章さん 大阪市民病院機構 勤務 【その病院に決めた理由】 病院説明会の時に先輩看護師さんが、「自分から進んで研修に取り組めば、本当に多くの事を学ぶことが出来る」という言葉に惹かれました。また、病院の教育制度であるキャリア開発ラダーは、自ら学ぶ姿勢を持つことで、到達段階を確認しながら働くことが出来ると思いました。また、将来は救命救急の分野で専門看護師の資格を習得したいと考えています。そのため、自分の目標に近付きながら働くことが出来ると考えたからです。 【就職活動を振り返って】 領域実習・インターンシップ実習・離島僻地実習を終えてからの就職活動であったため、自分の看護観がある程度固まっていました。そのため、自分の看護観をどのようにして相手に伝えるのがいいか苦労しました。この苦労の中で、自分が経験したことを相手に伝えると事で、自分の伝えたいことが伝わるということを学ぶことが出来ました。 【就職活動でPRしたポイント】 アルバイトを通して学んだ「協調性」と「リーダーシップ」です。マネージャーとして、店で起きた問題解決を行ってきました。その中で、人の話を聞きその人の本心を聞くことが出来ます。そこから、人はそれぞれに異なった考えや意見を持っていることに改めて気付くことが出来ました。また、その意見をまとめ伝えることでチームにまとまりが出ることがわかり、その役割を率先して行うことで「リーダーシップ」を養うことが出来ました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 初めての面接練習はとても悲惨なものでした(笑)しかし、回数をこなしていくうちに自分の思いや考えを徐々に伝えることが出来ました。また、それ以上に緊張しなくなり面接に臨むことが出来ました。面接終了後発表まで約1か月の期間があり、その間不安でしたが、キャリアセンターの人達が励ましてくれて本当に助かりました。 【将来の夢・目標】 将来は救急の分野で専門看護師の資格を取りたいと考えています。 専門的な知識を持ち患者様に関わることで、患者様とその家族によりよい医療の環境を提供することが出来ると思いました。また、患者様やその家族の思いの表出・医療者との壁を少しでもなくせるような関わりを行い、形だけではなく本当に患者様に寄り添える看護師を目指したいです。 【後輩へのメッセージ】 就職活動の時期は、卒論や勉強・実習様々な事に追われている時期だと思います。その中で時間を上手いこと使いながら頑張ってください。実習の経験は人それぞれだと思います。なので、その中から得た経験、考えた事などしっかりと伝えたらいいと思います。悩んだりしんどい時は、キャリアセンターの人や身近な先生や友人にも力になってもらい頑張ってください!!
2014.09.16
畿央大学付属幼稚園の教育講演会「園児の脳と体の発達」が行われました。
冬木学園では同一法人内の学校間の連携事業に取り組んでいます。その一つとして、9月13日(土)の畿央大学付属幼稚園の家族参観日において、畿央大学健康科学部理学療法学科の福本貴彦先生の教育講演会「園児の脳と体の発達」が行われました。 講演の中では、最初に脳の発達についてのお話をされ、子どもと大人の脳の重さはほとんど変わらないということや、脳トレによって脳の運動野を発達させることが出来るということを話されました。そして実際にトレーニングにも挑戦しました。また、足の指の握力を鍛えることは運動機能の向上と関係があり、足の握力を強化する運動方法についてもお話しされました。子どもだけでなく、参加されている保護者や祖父母の方々ご自身の足の握力を強化することの重要性をお話しされると、みなさんメモを取りながら熱心に聞き入っておられました。 保護者からは次のようなコメントが寄せられました。 「幼児期から筋力をつけることで、年を重ねても筋力の減退を防げることがよくわかりました」 「子供と一緒に運動を頑張ります」 「幼児期からの姿勢の重要性がよくわかりました。家でも姿勢に気をつけます」 付属幼稚園では畿央大学教育学部生の見学実習やボランティア活動も頻繁に行われていますが、これからも大学と付属幼稚園の連携事業をより進めていく計画です。
2014.09.16
第19回日本ペインリハビリテーション学会学術大会を開催しました。
平成26年9月6日(土)・7日(日)、大阪産業創造館にて第19回日本ペインリハビリテーション学会学術大会を開催いたしました。 今大会は大会長を森岡周先生(畿央大学大学院健康科学研究科主任・教授)が務められました。また事務局長を前岡浩先生(畿央大学健康科学部理学療法学科助教)が、学術局長を大住倫弘先生(畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター特任助教)が、総務局長を今井亮太先生(畿央大学大学院健康科学研究科)が務められ、準備委員長を私、信迫悟志(畿央大学大学院健康科学研究科客員講師)が務めました。 そして本学大学院神経リハビリテーション学研究室の多くの院生と本学健康科学部理学療法学科の学部生にご協力頂きました。 結果的には、参加者数280名となり、19回の本学会学術大会の歴史上、最多の動員数となりました。 これもひとえに、本学に関わる皆様の優れた社会的業績とそのご協力の賜物と、深く感謝しております。この場をお借りして、ご協力下さった皆様、そしてご参集頂いた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。 また内容としましても、今大会はテーマに「痛みに対するニューロリハビリテーションの確立」を掲げ、本学が推し進めているニューロリハビリテーションと本学会が綿々と積み上げてきたペインリハビリテーションとの癒合が図られた斬新かつ画期的なものとなりました。 森岡周教授による大会長基調講演では、痛みの慢性化における脳神経の構造的・機能的・化学的変化について、痛みの情動的側面と認知的側面に整理してご解説頂き、タイトル通り「疼痛に対するニューロリハビリテーションの確立に向けて」必要な情報提供をおこなって頂きました。 また今大会では、我が国において先駆けとなって痛みに対する集学的アプローチを導入された愛知医科大学より2名の先生に特別講演をお願いしました。 池本竜則先生(愛知医科大学運動療育センター)には特別講演Ⅰ「疼痛に対するリハビリテーションにおける脳機能の重要性」と題し、先生が行われてきた研究成果をご講演頂きました。fMRIを用いた痛みの可視化研究において、主観的な痛みを客観的な神経活動として捉えきれない一方で、疼痛患者さんが抱える認知変容の仕組みと、その認知を改善する取り組みの効果について、情熱的な語り口でご講演頂きました。先生は私のひとつ年上ですが、NPO法人いたみ医学研究情報センターの設立という積極的な社会的貢献も行っておられ、大変感銘を受けました。 特別講演Ⅱでは「脳と心からみた痛みの慢性化」と題して、西原真理先生(愛知医科大学学際的痛みセンター)にご講演頂きました。西原先生は精神科医という立場から、目に見える脳機能と目に見えない精神機能との関係性という観点から、痛みの慢性化に関わる様々な因子について、実際の症例報告も交えながら、ご講演頂きました。何か一つの側面に痛みの原因を求めるのは間違いであり、そのため多面的な評価が必要であるということ、そして痛みの治療は、医療従事者と患者との関係性から始まる(丸田俊彦先生のお言葉からの引用)という部分が非常に印象的でした。如何なる治療手段を選択したとしても、医療従事者側の表情・言葉がけ・態度が重要であることを改めて気付かされました。 昨年に引き続き、2つの教育講演も企画し、今大会では本学の前岡浩先生に教育講演Ⅰ「痛みの中枢機構(脊髄-脳)」と題して、痛みに関わる上行路および下行路、脳領域について基本的知見を概説頂きました。また城由起子先生(名古屋学院大学)には教育講演Ⅱ「痛みの多面的評価」と題して、痛みの感覚的・身体的因子のみならず、情動的・認知的・社会的因子についての評価手法と、それぞれの問題に対応したリハビリテーションアプローチを選択する実際についてご講義頂きました。 一般演題は、ケースディスカッション、リカレントセッションを含めて過去最多の39演題の発表が行われました。 内容は基礎から臨床まで多岐にわたるものでしたが、その中で最優秀演題として平賀勇貴先生(福岡リハビリテーション病院)の「人工膝関節置換術患者の術前、術後教育による破局的思考への効果」が選ばれました。本研究はビデオ視聴による術前・術後教育が破局的思考を低下させ、精神的健康を向上させることを明らかにしており、新規性に富み、なおかつ一般化可能な優れた研究でありました。 また優秀演題には井上雅之先生(愛知医科大学運動療育センター)の「難治性の慢性痛患者に対する認知行動療法に基づく学際的グループプログラムの有効性について」と石井瞬先生(長崎大学病院)の「保存的治療が適応となるがん患者に対する低強度の運動は身体活動量を向上させ、身体症状の改善やQOLの向上をもたらす」の2演題が選ばれました。 いずれも臨床研究であり、科学的信頼性の高い優れた研究でした。日本ペインリハビリテーション学会は今後、法人化、国会への提言、診療報酬へと進めていく予定となっていますが、その上でこの学術大会の一般演題はその学術力を担うことになります。今後の益々の発展が祈念されると同時に、自らも貢献すると心に誓いました。 今大会のフィナーレとして、「慢性疼痛に対するニューロリハビリテーション」と題したシンポジウムを開催し、本学の大住倫弘先生に加え、佐藤健治先生(岡山大学病院麻酔科蘇生科・ペインセンター)と河島則天先生(国立障害者リハビリテーションセンター研究所・本学ニューロリハビリテーション研究センター客員教授)にご登壇頂き、話題提供をして頂きました。 大住先生からは、CRPS症例を通じて、身体イメージという主観的現象を二点識別知覚、身体部位のポインティング、言語記述、描画、body perception scale、動作分析など様々な評価を屈指して理解し、その評価に基づいて適切なニューロリハビリテーション介入を選択していく手続きについてご報告頂きました。 佐藤先生からは、岡山大学病院で実践されている幻肢痛やCRPSに対するヴァーチャルリアリティ鏡治療についてご紹介頂きました。現在は簡便かつ継続意欲を高め、慢性疼痛を持つ患者さんであれば、誰でも、どこでも治療できるようにとの意図で、家庭版システムの開発にも着手されていることもご報告頂きました。 そして河島先生からは痛みという主観的体験を客観的に捉えるための新たな2つの方法と義肢やミラーセラピーによる具体的アプローチについてご報告頂きました。 とりわけ、研究の2つの指針、普遍的特性の探究とケーススタディの重要性についてのお話は、臨床しながら研究活動も行っている本学の多くの院生にとっても、私にとっても大きな方向性を与えられたと思います。しかしながら、いずれのご講演においても共通していたのは、運動・視覚・体性感覚の時間的・空間的一致性が「私の身体が私の身体である所以」であり、その身体性を取り戻すことが、痛みに対するニューロリハビリテーションの治療戦略であるということでした。 こうして考えると、身体性に関する研究は、慢性疼痛のみならず、脳卒中後の運動障害、そして病態失認・身体失認・半側空間無視などの高次脳機能障害の病態解明や治療開発にも繋がる深遠なテーマということができます。このシンポジウムでは、その重要性が明確になったものと思われます。 いずれにしましても、本学術大会は、ニューロリハビリテーションとペインリハビリテーションの癒合が行われた記念的大会となりました。 その大会に準備委員長として関われたことは、今後の私にとっての大きな糧になったと思います。 そしてこの学術大会の動員的成功は、関係諸氏から畿央大学大学院神経リハビリテーション学研究室と畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターが非常に注目されている証となりました。この期待に応えるべく、畿央大学大学院神経リハビリテーション学研究室と畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターは、その歩みを加速していきます。研究室および研究センターの皆さん、痛みに関わらずニューロリハビリテーションの発展・進歩に益々貢献していきましょう。 そして、痛みに携わる多くのセラピストの皆様、セラピストが直接的に貢献できること、セラピストに求められる内容も増え、基礎的にも臨床的にもペインリハビリテーションは確実に進歩しています。 次回、第20回日本ペインリハビリテーション学会学術大会は我が国における痛みに対する集学的アプローチ発祥の地・名古屋(大会長:名古屋学院大学 肥田朋子教授)にて開催される予定です。これから1年間のそれぞれの成果を持ち寄り、議論し、次の時代のペインリハビリテーションを共に創っていく機会にしましょう。 再三になりますが、本学術大会の準備・運営にご協力いただいた関係諸氏、参加していただいた皆様、協賛していただいた企業の皆様に深謝いたします。ありがとうございました。 畿央大学大学院健康科学研究科 客員講師 信迫悟志
2014.09.15
夏のスポーツ実習(in琵琶湖)レポート vol.4
今年度より、夏期集中講座として水辺でのスポーツ実習が行われています。 教員4名、学生スタッフ(2回生)4名、学生(1回生)50名が、9月2日(火)~5日(金)に琵琶湖BSCウォータースポーツセンターにて、カヌー、ヨット、ウインドサーフィンの実習を行っていました。 レポート第4弾です。 朝起きたら雨で雷が鳴っており、残念ながら最終日の実習は中止になってしまいました(。-_-。) 実習をしたい人もいるけれど、安全を最優先することを学びました。 閉校式では、BSCの方から諦めない気持ちと勇気を持って帰ってくださいという言葉を頂き、自分達でも失敗しても何度も挑戦していくにつれ、できるようにようになることを、この実習で実感しました! カヤック、ウィンドサーフィン、ヨット。 この3つの種目をしてみて、どれも初めてのことばかりで難しかったけれど、インストラクターの方々が優しくご指導してくださったおかげで、少し上達できたと思います(´-`).。oO また機会があればやってみたいと思いました! BSCのみなさん、4日間お世話になりありがとうございました!! ▲写真はヨットの世界チャンピオンと一緒に撮っていただいたものです(˘ω˘ ≡ ˘ω˘) 【関連記事】 夏のスポーツ実習(in琵琶湖)レポート vol.1 夏のスポーツ実習(in琵琶湖)レポート vol.2 夏のスポーツ実習(in琵琶湖)レポート vol.3