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すべての新着情報一覧

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2013.03.28

平成24年度卒業証書・学位記・修了証書授与式を開催しました。

助産学専攻科1期生を含む、478名が卒業   2013(平成25)年3月19日、畿央大学、畿央大学大学院および助産学専攻科の卒業式が午前10時より執り行われ、健康科学部289名、教育学部155名、大学院30名、助産学専攻科4名の合計478名が、学び舎を巣立ちました。   卒業式に先立ち午前9時からは、畿央大学開学10周年を記念してモニュメント除幕式が行われ、寄贈者である畿央大学後援会(会長上山準大氏)から冬木智子学長へ贈呈されました。     C棟エントランスホール玄関前に設置された「開学10周年記念モニュメント」は、建学の精神『徳をのばす、知をみがく、美をつくる』をカタチにしたもので、楕円の大海原に囲まれた学びの皿一面に水面に見立てた白砂利の中から立ち上がる3つのカテナリーアーチが「徳」「知」「美」を示す水柱です。それらが真ん中にある学園に見立てたガラス玉に流れ込みます。一つひとつのガラス玉から放たれる光は彼らの若き生命のエネルギーを表しています。記念碑としての存在をより明確にするために、飛鳥石には建学の精神を刻み込んでいます。製作者である人間環境デザイン学科加藤先生、上山後援会長、そして冬木智子学長、学部生代表として谷口畿友会会長の4人で除幕していただきました。   午前10時から始まった卒業式では、前日の雨で冷え込んだ天候とは一転して、春らしい陽気の中、キャンパスは振袖はかまやスーツ姿の卒業生や保護者の方々で華やぎました。今回は初めての卒業となった助産学専攻科生にも修了証書が手渡され、卒業生総数も過去最高の478名となり冬木ホール内は緊張と喜びであふれていました。     その後、午後5時からスイスホテル南海で卒業パーティーが行われました。

2013.03.28

平成24年度学校インターンシップ最終報告会を行いました。

平成24年度後期は広陵町9名、香芝市28名、大和高田市14名、八尾市20名、上牧町・宇陀市・斑鳩町・田原本町・奈良市・堺市あわせて16名、計87名が活動に参加し、3月13日(水)にその最終報告会を開催しました。 全体会では学生へ本時ご助言頂く香芝市、大和高田市、上牧町の各教育委員会の先生方の紹介があり、その後、教員から最終報告会のねらいと本時の流れについて、説明がなされました。 全体会終了後、各分科会に分かれて、学生が自身の活動について発表し、成果と課題を共有し、意見交換がなされました。また、教育委員会の先生方からご講評とご助言頂きました。     ここでは,学生の報告から学校インターンシップの成果と課題についてまとめたものを紹介します。 1 学生にとっての成果 ○ 現場の先生方からの学べたこと ・ 教師教育現場で子どもと真摯に向き合う教師の姿勢を間近に見ることができた。 ・ 高学年・低学年によって教師の指導や指示の方法が違い、今後に活かしたい。 ・ 子どものいないときの教師の仕事がわかった。 ○ 子ども達とのかかわりから学べたこと ・ 子どもの立場になって会話することが大切と気付かされた。 ・ 1年を通して子どもたちの成長を実感できた。 ・ 子どもが興味・関心から発揮する力を知った。 ・ 年齢から幼いと考えていた子どもが、実際にはとてもしっかりしていて印象が変わった。 ○ 今後の学生生活への活用 ・小学校でみた授業を模擬授業でも活かしていきたい。 ○ その他 ・ 初めの頃は自分のためにインターンシップに通うという意識であったが、気がついてみると、子どもたちのために通うインターンシップへと変化していた。 ・ 途中から、学びたいこと、研修したい事を担任の先生にお願いできるようになった。 ・ 教師になりたいという意識が高まった。   2 学生にとっての課題 ○ 子どもとのかかわりについて ・ 始めは自分から近付いてくる子どもにしか関われなかった。子どもと関わるタイミングをつかむことが難しかった。 ・ けんかが起こった場面や蹴ってきたりものを投げてきたりする子どもを叱ることの難しさと大切さを感じた。 ・ どうしても友だちのような距離感で接してしまい、子どもとの距離のとり方が難しかった。 ○ 自分自身について ・ 人前で話すことが苦手・緊張することを克服したい。   3 指導助言の先生方より ・ 学校・園から,インターンシップの学生はよくやっていると報告を聞いており、引き続き来てほしいと声がある。 ・ 最終報告会での学生の悩みは、どの学生にもいえる悩みである。(昨年もほぼ同様) ・ インターンシップでは20日ほどしか学校に入っていないし、教育実習でもやはり20日ほどしか学校に入らない。しかし学校は200日ある。皆さんが経験したのは学校の日常のごく一部に過ぎない。現場は若い力を求めている。インターンシップが終わった後も時間を見つけて積極的に学校に入って行ってほしい。そして学校のことをもっとたくさん知ってほしい。 ・ 学校や幼稚園は大規模・小規模で変わってくるが、今後のインターンシップやボランティア、ディアティーチャープログラム等の多くの経験を積み重ねていく中で理解するように。 ・ 子どもは教師の一挙手一投足をよくみているので、自分から関わっていくにはまず挨拶をすることからが効果的である。しかし、行動の全てを無理に意識することはない。 ・ 子ども同士のトラブルの関わりが曖昧だといじめに発展することがあるので、子どもの声をよく聞くこと。 ・ 特別支援学級の子どもを担当した学生が多かったようだが、特別支援学級の子どもにうまく対応できるようになれば普通学級の子どもにはさらにうまく対応できるようになるので、よい経験になったと思う。 ・ 現場に出れば教育業務以外の仕事も任せられることが多いが、事務の経験的な仕事や雑務も含めて教師の仕事と考え、大切にしてほしい。 ・ 子どもへの対応力だけでなく、大人(保護者)への対応力も身に付けてほしい。 ・ 現場に出ると毎日が新しい経験の連続で、インターンシップ報告会のようにそれらの経験を振り返る時間はなかなか取れない。しかし教師としての成長のためには、忙しい中でも反省の時間を持つことが大事である。 ・ 教師の醍醐味は子どもとの心の交流を通じた充実感にある。それはお金には替えられないものである。皆さんの発表を聞いていてそのことを感じた。「こんなクラスにしたい」「こんな子どもに育てたい」という気持ちを持った教師になってほしい。

2013.03.28

看護師国家試験合格率98.9%、助産師100%!~2013年3月卒業生

第102回看護師国家試験(2013年2月17日実施)の合格発表が3月25日に行われ、2回目の卒業生となる健康科学部看護医療学科では、93名が受験し92名が合格しました。昨年に続く全員合格は達成できませんでしたが、本学の合格率は98.9%となり、全国平均の94.1%(新卒のみ)を上回りました。また同日発表された第99回保健師国家試験では89名中85名が合格、合格率は95.5%となりました。一方、初めての卒業生となった助産学専攻科では卒業生4名が全員合格を果たし、4月から助産師としてスタートすることになりました。    2012年度国家試験結果(健康科学部看護医療学科)  受験者数合格者数 合格率 全国平均(新卒者) 第102回看護師 93人 92人 98.9% 94.1% 第99回保健師 89人 85人 95.5% 97.5%   2012年度助産師国家試験結果(助産学専攻科)  受験者数 合格者数 合格率全国平均(新卒者) 第96回助産師 4人 4人 100.0% 98.9%   今回の看護師国家試験は昨年に比べてやや問題が難しく、全国の新卒者の合格率は94.1%となりました。本学の学生はよく頑張って、平均を上回る成果をあげてくれましたが、わずかの差で不合格となった学生は大変残念でした。合格を確実にしていくためにはしっかりとした準備が必要です。これからも全員の合格を達成するために、なお一層の支援強化をはかりたいと思います。 看護医療学科 学科長 伊藤明子    

2013.03.25

学生広報スタッフblog vol.59~ボランティアレポート 3月11日、宮城県南三陸にて

学生広報スタッフとして初投稿、健康栄養学科2回生の稲垣美穂です。 東日本大震災から満2年を迎えた3月11日(月)。 私はバスを乗り継ぎ、18時間かけて被災地宮城県南三陸の地に、NPOバタフライ・エフェクトのボランティアスタッフとして立っていました。 ▼被災前、被災後の南三陸町町役場   私が訪れた南三陸は元々豊かな自然に恵まれ、特に漁業や海産物加工が盛んで、多くの商店街や昔ながらの家が立ち並ぶ街でした。それが、震災であっという間に更地になってしまったのです。    ▼元の街並み(志津川地区)   ▼震災後(戸倉地区)   ▼有名な歌津大橋   そして今、やっとワカメを収穫できるまでに至りました。しかし、今のこの期間以外は全くお仕事がないとのことでした。今だに進まぬ復興、忘れ去られるのではないかという不安に苛まれながらも現地の方々は、日々の生活を必死に笑顔を絶やさず生き抜いてらっしゃいます。 東北の方々は本当に優しくて良い人ばかりで、本当にこれでボランティアになるのかな?と思うほど、楽しい時間を共に過ごしました。冗談を言いあって笑いながらワカメの芯ぬきをしたり、メカブを湯がいたり… 「 おらの孫の嫁さなってくんねべかー?!」 「 おしょす〜笑(恥ずかしい~)」 とか言い合ってきました。現に、お子さんは超美男子、国立大学生!! 「 あれけー(あれ、たべなさいよ)」「これくー(これ、食いなさいよ)」と、お菓子の山! 「メカブくーたら、頭もお肌もお通じも良くなるだっちゃ!」 「メカブすげー」…とボランティアのみんなは大絶賛! 本当に素朴で優しくて暖かい人たちでした!なんでこんな良い人たちがこんな目に…とも思いましたが… 本当に南三陸に嫁に行っても良いと思えるぐらい素敵な方達でした\(^o^)/   今まで震災については、ニュースでの報道や、新聞を見聞きしたりするだけで、「へぇ、そうなんだぁ、大変なんやなぁ…」と思っているだけでした。また、震災のボランティアはしていたのですが、実際現地でボランティアするということは今までありませんでした。ところが、今回、現地を目の当たりした途端、「あの報道はなんだったんだ?被災された方の気持ちをちゃんと伝えているのか?どんなにきつい生活を強いられている方々がいると思っているんだ?」と今までの自分の意識が一変しました。実際、見て感じ、触れないと分からない事がいかにたくさんあるのかということを実感しました。   ニュースの話ははっきり言って、「どこまで伝えきれているんだろう、一過性の報道しかしていないじゃないか」と思うことがあります。例えば、水洗トイレがまだまだ復旧していなかったり、生活用品を買出しに行くだけで2時間もかかってしまう地域があったりします。このように、自分が当たり前だと思っていることが当たり前ではない環境で被災地の人々は大変な生活を強いられているのです。   このような状況を、普通に生活している自分に返した時、「私は何と不自由なく生きているのだろう」と感じました。このことから、被災して困っている人達のことを他人事と思わず、また、こうして自分たちが生活できていることに感謝しながら生活することが大切であるということを実感しました。また、現地に行ってボランティアをすることが全てではなく、こうして「現状を伝えること」「話をすることによって身近な人が理解を示し、意識をもってもらうこと」もボランティアの一つだと思います。   さて、 約130万人という多くのボランティアがこの地を訪れ、その人たちの260万の両手によって、やっと瓦礫の撤去作業が終わろうとしています。       しかしながら、まだ全体としては、掃除が済んだだけの状態なのです。東北の方々のこれからの生活を築いていくために地域産業の復活、住宅の手配など、これからの復興への手助けが大切な次へのステップになるのです。これで終わってはいけないのです。     ボランティアも次のステップや作業に移行しつつある今、今一度みなさんの力が必要であると感じました。なので、またみなさんの力を貸して頂きたい、何が出来るのか考えて行動して頂きたいと思うのです。国も義援金や支援物資などをできうる限り有効活用できるような対応をしてほしいところですが、うまくいかないところも多々あると聞き、行政に任せきりにするのも、私はとても怖いことであると感じます。   私は、今回ボランティアで出会ったメンバーや現地の方々との繋がりを大切にしていきたいと考えています。今までボランティアをしたことがあるが風化しつつあるという方には、今一度、ボランティアの意義、精神を考えていただきたい、忘れて欲しくないと強く思いました。   真後ろまで津波がやってきて、なんとか逃げ切り生き残ったけど手を握っていたはずの祖母を亡くしたお母さん、船も家も奥さんも亡くしたお父さん、そんな辛い思いをした被災地のみなさんは、辛い思いの中でもみんな前を向いて生きてらっしゃいました。 そんな方々に対して、これを読んでくださったみなさんも何が出来るか今一度一緒に考えていただけたら…と思います。     現地に訪れたからこそ、得たことが多かったボランティアでした! 東北が大好きになりました!!!絶対また行きたい!!!南三陸のお父さんやお母さんにまた会いたいです。   東日本大震災の後、たくさんのひまわりが瓦礫の間から生えてきて、太陽に向かって咲いていたように、被災地のみなさんも支え合って力強く生きていらっしゃいました。 東北のみなさんには、これからもみんなで力を合わせて強く生きていってほしいし、私たちもできる限りのお手伝いを微力ながらも続けていきたいと思いました。   健康栄養学科2回生 稲垣 美穂

2013.03.25

学生広報スタッフblog vol.60~被災地支援サークルHOPEFULの活動

こんにちは。 学生広報スタッフ&HOPEFULメンバーの、きーさんです!   3月10日(日)、神戸市中央区のコミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター)で東北支援の健康チャリティーイベント「BTB 命は宝」が開催されました。畿央大学被災地支援サークル「HOPEFUL」の有志4名(尾西、喜島、境、山野)でイベント運営のボランティアに参加。今回はこの様子について書きたいと思います☆   このイベントにボランティア参加するきっかけは昨年9月。HOPEFULメンバー3名で宮城県石巻市へ漁業支援ボランティアに行った時(学生広報スタッフblog vol.37、46参照)、たまたま同じボランティアに来ていたチームBTB(Beyond the Border)代表の森西美香さんと知り合いイベントを紹介してもらいました。  (昨年9月 写真左)真ん中が森西さん。宮城県石巻市にて (今年3月 写真右)神戸で再会!素敵な一期一会☆   イベントは、フィットネスやスポーツを通して健康を作ったり、子供向けのブースではスライム作りをしたりするもので、収益は東北の支援に充てられます。 HOPEFULメンバーはそれぞれ別々の配属となったのですが、自分は子どもフットサル教室を担当しました。準備運動で鬼ごっこをしたり、ボールを使って簡単な遊びをし、最後は小学校の学年別チームで試合をします。時折雨もぱらつく肌寒い日でしたが、子ども達は元気に走り回っていました。   ▼フットサル教室                               ▼試合の様子   ▼兵庫県のマスコット「はばタン」登場!子ども大喜び♪     あいにくの天候でしたが来場者も多く、皆さん身体を動かして健康的にチャリティーに参加されていました。 きーさんも、子どもらと触れ合いながら一緒にフットサルの試合に参加したりして、楽しく活動する事が出来ました。関西と東北は距離的には離れていますが、イベントに携わった大勢の人々の思いはきっと現地へ届く事と思います。   ▼体育館の様子。午後2時46分にはここで黙祷も捧げました。   ▼HOPEFUL有志4名!

2013.03.25

客室研究員の論文が「Body in Mind」に掲載されました!

畿央大学健康科学研究所客員研究員で大学院健康科学研究科の客員講師である信迫悟志氏の研究成果が「Body in Mind」 (http://www.bodyinmind.org/)の記事に掲載されました!   このサイトは、痛みの臨床研究で世界的に有名なLorimer Moseley教授が、臨床家や基礎研究者と共に、身体・脳・心について関係のある研究を取り上げ、活発な議論を展開しています。痛みに関する研究が中心に取り上げられますが、他分野の興味深い研究が取り上げられたり、実際の論文では明記されていない内容の議論までされているので非常に参考になります。今回、そのサイトに本学の客員研究員の信迫氏の研究である「慢性頸部痛に対する視線方向認知課題の効果」が「Is GDR effective in the treatment of chronic neck pain?」というタイトルで掲載されました!       記事では、信迫氏が独自に考案した「他者の後方観察による視線方向認知課題」の着想に至るまでの経過や、実際に信迫氏が今までに行った脳イメージング研究と臨床研究の成果が書かれています。   信迫氏の研究成果としては2012年に国際雑誌に掲載されたものですが、その7年前である2005年から『頸部痛に対するより良いリハビリテーションはないだろうか?』という自問をしていたこともこの記事から知ることができます。2005年当時は、運動イメージによる痛みの改善や、ヒトのミラーニューロンシステムに注目が集まった時期です。信迫氏は当時の最新の臨床研究や神経科学の知見に加えて、頸部の「目標物を視覚で捉えるための協調運動」という機能に着目し、「視線方向認知課題」を考案しました。このような記事を読むと、頸部痛に対するリハビリテーションへの想い、その当時の学術的背景と歴史、自身が考案した介入を地道に科学的方法で効果検証していく姿が想像でき、感慨深い気持ちになりました。注目をされるまで努力を怠らず、粛々と臨床と研究を継続することの意味性を考えさせられました。   「Body in Mind」は、痛みの研究をしている者にとっては非常に有用な情報源であり、世界的に知られているサイトです。今回の信迫氏の記事が掲載されたことは、このような視点の痛みのリハビリテーションが世界的に認められてきているということでもあります。今後、さらなる成果を皆で協力して残して、痛みのリハビリテーションをより良いものしていくという皆の想いを強くさせてくれました。   畿央大学大学院健康科学研究科博士後期課程 大住 倫弘   【今回の記事に関する信迫氏の論文】 1.  信迫悟志, 他: 後方観察における視線方向認知の脳内機構―機能的近赤外分光法を用いた検討―. 理学療法科学 25(3); 419-425, 2010. 2.  信迫悟志, 他: 視線方向認知課題が頸部関節可動域と痛みに与える効果. 理学療法学 38(2); 65-73, 2011. 3.  Nobusako S, et al.: Effectiveness of the gaze direction recognition task for chronic neck pain and cervical range of motion: a randomized controlled pilot study. Rehabil Res Pract. 2012;570387. 4.  Nobusako S, et al.: Gaze Direction Recognition Task for the Rehabilitation of Chronic Neck Pain. J Nov Physiother. 2012; S1-006.   これら論文のうち,1が修士論文,3は博士論文

2013.03.25

被災地支援~現代教育学科 古川ゼミ 宮城県の気仙沼を訪問

こんにちは。教育学部現代教育学科3回生、古川ゼミの玉木佑果です。 3月8日(金)から12日(火)まで、宮城県の気仙沼へ行ってきました。 今回で三度目の訪問となりました。(一度目2012年2月、二度目2012年8月)     <今回気仙沼へ行った目的> ①小学校・高等学校・特別支援学校の先生方の話を聞くこと ②お母さん方の話を聞くこと ③震災から2年目の3月11日を肌で感じること   学校には、ご自身が被災者である先生もたくさんいらっしゃいます。 家が津波で流されたり、ご家族を亡くされたり、勤務していた学校が被害にあったりと、非常に辛い経験をしながらも毎日がんばっておられます。 今年は極寒だったこともあり、運動場が使えない、体育館も使えないことで、子どもたちはストレスが溜まり、苦しい状況だそうです。   2013年3月11日14時46分 宮城県気仙沼向洋高等学校 仮設校舎の職員室で先生方と一緒に黙祷させていただきました。   下記は、11日の午前中、私に授業を見学させてくださった先生から、夜にいただいたメールです。 「2年前の今、学校から3㌔内陸の中学校に避難し、真っ暗で寒い中、大勢の生徒たちといました。情報もあまりなく、信じられないことが、起こったらしいしか分からず、長い夜を過ごしました…。大きい余震が頻繁で、とにかく寒く、トイレも大変でした…。今夜もあの日みたいに、寒いですね。」   気仙沼へ行くと、毎回感じること、思うことがたくさんあります。 テレビでは決して伝わらないことばかりです。   古川先生と一緒に行動することで、分かったことがあります。 支援は信頼関係がない上では成立しないということ。 信頼関係を築くためには、継続的に足を運ぶことが必要なのだということを学びました(先生は毎月訪問しています)。 私も、気仙沼で出会い、話をしてくださった先生方や子どもたち、地域の人々に会いに、必ずまた行きたいと思います。   ▼気仙沼復興商店街 南町紫市場 「揚げたてコロッケ屋」さんの中で。 緊急派遣カウンセラーの国重先生、気仙沼市内の高等学校の養護教諭の先生、古川先生、私。     是非一度、皆さんも気仙沼へ足を運んでみてほしいです。   ▼気仙沼の有志が行っている追悼イベント「3月11日からのヒカリ2013」   光の柱には、震災の記憶を刻んでいく「いしぶみ」になってほしいという思い、未来を照らす光になってほしいという思いも込められています。   現代教育学科3回生 被災地支援サークル「HOPEFUL」 玉木 佑果   【関連ブログ】 ▼被災地支援~教育学部生有志が、宮城県南気仙沼小学校へボランティアに! https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-492.html

2013.03.21

就活レポート~就職活動の現場から~№175

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第175弾! 人間環境デザイン学科7期生(13卒) 武智 千佳さん 株式会社LIXILビバ 勤務   【その企業に決めた理由】 ホームセンター内のリフォームということで、より多くの方と出会える機会がある。出会いが多いほど様々な経験ができ、知識を広げることができると思ったからです。 最後は直感!! 【就職活動を振り返って】 就活中のスケジュール帳を見ると就活だらけの予定がぎっしりで正直驚きました。2,3月はほとんど毎日で1日2社はしごという日も…。毎日のように履歴書を書きました。SPIの勉強もしないといけない。やることが多くて本当に大変でした。 特に履歴書には苦戦しましたね。何を書けばいいのか、自分は何をしたいのか、こんなに悩んだこと人生で初じゃないかと思うぐらい悩みました。笑。 就活はひとりで悩まず話すのが一番!説明会・面接終わったら学校に行くっていうのが習慣でした。製図室にいけば友人がいてたくさん語り合いました。諦めずに頑張れたのは家族や友人、先生方のおかげです! 【就職活動でPRしたポイント】 今まで何をどう「努力」してきてどう「成長」してきたか。 あとは元気にハキハキと!! 【キャリアセンターと就職サポートについて】 谷口さん、本当にありがとうございました!!大変お世話になりました!履歴書の添削や面接の練習、何度も何度も相談にのっていただきました!就活の話だけでなく、たわいもない話をしたり、気づけばキャリアセンターの常連になっていました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 なかなか進まず落ち込むこともあるかもしれません。けど、引きずらず前を向いて頑張ってください!諦めないことは本当に大切だと思います。 時には気分転換も! 体調管理も気を付けて就職活動頑張ってください!!

2013.03.21

平成25年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーのご案内

脳の科学(Brain Science)の進歩が叫ばれて数年が経過しました。そして、その科学を応用したリハビリテーションの導入が議論されはじめています。こうした世界的な流れを「神経科学を基盤としたリハビリテーション介入(Neuroscience based Rehabilitation)」と呼び、それを略したものがニューロリハビリテーション(Neurorerabilitation)です。ニューロリハビリテーションの展開は端緒についたばかりであることから、全国各地のリハビリテーションに関連する大学や養成校において、授業としてはほとんど取り入れられていないのが現状です。しかしながら、その可能性は大変魅力的なものであり、近い将来、ニューロリハビリテーションに基づいた介入の必要性が叫ばれるようになるでしょう。畿央大学では、一昨年度よりニューロリハビリテーションセミナーを開催し、セラピストとして実践している方々の技術・知識の向上を目的としたブラッシュアップセミナーとして、またセラピスト教育に携わっている教育研究者に対して情報提供することで、その内容を教育に活用していただいています。平成25年度も、学会や各種講習会などで断片的に広められているニューロリハビリテーションに関して、基礎から実践まで系統的に学べるプログラムを構成しました。そのプログラムは、骨・筋の構造や機能を学ぶように脳の構造や機能を学ぶ「基礎編」、人間の動きを学ぶように情報処理に代表される脳のシステム機能を学ぶ「応用編」、目に見える神経障害の病態を学ぶようにその病態を引き起こす目に見えない脳内機構、そして機能回復に伴う神経可塑的機構について学び、リハビリテーション介入を考える「臨床編」、さらには実際に先端の機器・装置を使用することで脳機能イメージング研究を体験し、臨床における運動、作業、言語課題を創造する「研究編」の四つで構成しています。研究編においては、将来的には研究サポートも提供したいと考えています。ニューロリハビリテーションに関する基礎から実践までの幅広い知識の涵養を目的として、それらの内容について比較的精通した畿央大学の教育研究者が情報提供したいと考えています。皆様の受講を心よりお待ち申し上げております。   畿央大学教授 森岡  周   基礎編※ 平成25年6月22日(土)、23日(日)     詳細 定員280名 / 受講料 10,000円   応用編  平成25年9月28日(土)、29日(日)  詳細 定員280名 / 受講料 10,000円 臨床編 平成25年11月30日(土)、12月1日(日)  詳細 定員280名 / 受講料 10,000円 研究編 平成26年2月22日(土)、23日(日)  詳細 定員 50名 / 受講料 20,000円 ※基礎編のみ、6月22日(土)カリキュラム終了後、参加者の情報交換と親睦をかねて、学生食堂にて懇親会を開催します。  懇親会の参加もお申し込み下さい。懇親会費用は、2,000円を当日、受講料と一緒にいただきます。   会場      畿央大学(〒635-0832奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2) アクセス     最寄駅:近鉄大阪線「五位堂駅」   講師      畿央大学  理学療法学科  教 授  森岡 周                   准教授  松尾 篤                   准教授  冷水 誠                   助 教  前岡 浩、他     申込方法 畿央大学HPにて平成25年4月3日(水)正午より受付開始 申込には下記13項目の情報が必要です。(※は必須)①お申込み講座※②お名前※③お名前(ふりがな)※④年齢⑤性別⑥郵便番号※⑦ご住所※⑧電話番号(携帯電話番号)※⑨PCメールアドレス※⑩携帯メールアドレス⑪所属(病院等施設名・学校名・会社名等)⑫資格(理学療法士等お持ちの方)⑬所属協会の会員番号(日本理学療法士協会会員番号など) 締  切 各講座、定員になり次第締め切り 受講者の選考 原則、先着順 注意事項 ※受付開始時間を過ぎても申込フォームへのリンクボタンが表示されない場合はページの再読込、またはF5ボタンを押してください。上記内容でもリンクボタンが表示されない場合は、Ctrl + F5 ボタンを押しキャッシュのクリアをお願いいたします。※お申込頂きましたPCメールアドレスに自動返信メールを送信いたします。Outlook 2003 および Outlook Express 6 で受信したメールで文字化けが発生された場合、下記URLのMicrosoftサポート内の方法1、及び2をご確認ください。Microsoftサポート 基礎編 日時   平成25年6月22日(土)、23日(日) 場所   冬木記念ホール 定員   280名 受講料  10,000円 内容   ニューロリハビリテーションの基礎となる、以下について学ぶ。         1. 脳の発生、構造、発達         2. ニューロン、グリア、シナプス、ミエリンの構造と機能         3. 脳幹、視床、大脳基底核、小脳、大脳辺縁系、大脳皮質(前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉)の構造と機能 プログラム 6/22(土)6/23(日) 12:00~ 受付  9:00~10:00 (4) 大脳基底核の構造と機能 12:50~13:00 開会式 10:10~11:10 (5) 小脳の構造と機能 13:00~14:20 (1) 脳の発生・発達と構造 11:20~12:20 (6) 後頭葉・側頭葉の構造と機能 14:30~15:50 (2) 脳幹・視床の構造と機能 13:20~14:40 (7) 頭頂葉の構造と機能 16:00~17:20 (3) 大脳辺縁系・視床下部の構造と機能 14:50~16:10 (8) 前頭葉の構造と機能 17:20~17:40 テーブル討議 16:10~16:30 質疑応答/閉会式 18:00~ 懇親会     応用編 日時   平成25年9月28日(土)、29日(日) 場所   冬木記念ホール 定員   280名 受講料  10,000円  内容   ニューロリハビリテーションを応用するための基礎となる、以下について学ぶ。         1. 脳内感覚情報処理機構         2. 上肢・下肢の運動を実現するための神経機構         3. 運動・行為の学習をもたらす神経機構およびその手続き         4. 人間が持つ情動/感情とコミュニケーションの神経機構         5. 高次機能である思考・注意・記憶の神経機構         6. 運動イメージとミラーニューロンシステムの神経機構         7. 人間の社会性の神経機構   プログラム 9/28(土)9/29(日) 12:00~ 受付 9:00~10:20 (5) 情動の神経機構 12:50~13:00 開会式 10:30~12:00 (6) 運動学習の神経機構 13:00~14:20 (1) 感覚情報処理機構 13:00~14:30 (7) 思考・注意・記憶の神経機構 14:30~15:50 (2) 上肢運動制御の神経機構 14:40~16:10 (8) 社会性の神経機構 16:00~17:20 (3) 姿勢・歩行制御の神経機構 16:10~16:30 質疑応答/閉会式 17:30~18:50 (4) 運動イメージとミラーニューロンシステム       18:50~19:10 テーブル討議 臨床編 日時   平成25年11月30日(土)、12月1日(日) 場所   冬木記念ホール 定員   280名 受講料  10,000円  内容   ニューロリハビリテーションの臨床のための根拠となる、以下について学ぶ。         1. 脳損傷後の可塑的変化機構         2. 高次脳機能障害の神経機構と治療介入         3. 失調症の神経機構と治療介入         4. パーキンソン病の神経機構と治療介入         5. 運動器疾患・痛みの神経機構と治療介入         6. 機能回復および学習プロセスに基づいた治療介入         7. 神経科学に基づくリハビリテーション治療の最新トピックス         8. 神経科学を用いたclinical reasoning  プログラム 11/30(土)12/1(日) 12:00~ 受付 9:00~10:20 (5) 運動失調症の神経機構 12:50~13:00 開会式 10:30~12:00 (6) 痛みの神経機構 13:00~14:10 (1) 損傷脳の再組織化と機能回復の神経機構 13:00~14:30 (7) 神経科学に基づく脳卒中リハビリテーション 14:20~15:40 (2) 半側空間無視の神経機構 14:40~16:10 (8) 神経科学を用いたクリニカル・リーズニング 15:50~17:10 (3) 失行の神経機構 16:10~16:30 質疑応答/閉会式 17:20~18:40 (4) Parkinson病の神経機構構       18:40~19:00 テーブル討議 研究編 日時   平成26年2月22日(土)、23日(日) 場所   E101講義室、脳機能実験室など 定員   50名 受講料  20,000円  内容   ニューロリハビリテーション研究の読解、実践、応用のための、以下について学ぶ。         1. 各種脳機能イメージング研究(PET,fMRI,NIRS,MEG,EEGなど)の概要         2. 脳機能イメージング研究の手続き         3. 脳機能イメージング研究(NIRS,EEG)の実際(実験)         4. 脳機能イメージング研究に基づく臨床・課題の創造          ※本学が所有する脳機能イメージング装置を実際に使用し、自己の体験を通して学ぶ。体験学習。   プログラム 2/22(土)2/23(日) 12:00~ 受付 9:00~11:00 (6) 脳機能イメージング研究の実験②(認知課題,上肢課題,歩行など) 12:50~13:00 開会式 11:00~13:00 (7) 脳機能イメージング研究の解析① 13:00~13:30 (1) 脳機能イメージング研究の概説 -各種イメージング手法(fNIRSを中心に)- 14:00~15:00 (8) 脳機能イメージング研究の解析② 13:30~14:00 (2) 脳機能イメージング研究の概説 -TMS,tDCS- 15:00~16:20 (9) 脳機能イメージング研究の成果発表と質疑応答 14:00~14:30 (3) 脳機能イメージング研究の概説 -MEG,EEG- 16:20~16:30 閉会式 14:30~15:00 (4) 脳機能イメージング研究の紹介と読解 -fNIRS-         15:00~18:30 (5) 脳機能イメージング研究の実験①(認知課題,上肢課題,歩行など) 19:30~ 懇親会  ※fNIRS4台、EEG1台を使用予定。  

2013.03.21

海外インターンシップ体験レポート№10

こんにちは。 海外インターンシップ・アシスタントティーチャープログラムに参加するためにアメリカのカリフォルニアに滞在中の教育学部2回生の辰己友理です。 前回は、到着したばかりの様子とインターンシップ初日の小学校での様子について書きましたが、あれから本当にあっという間に時間過ぎて、土曜日・日曜日を除く、全11日間のインターンシップを無事終えました。   こちらでの生活は、本当に毎日が充実していました。まず、インターンシップ先の小学校での様子ですが、私が行かせて頂いていた小学校の5年生のクラスは毎日大体同じ時間割りで、1時間目はコンピュータのソフトを使って算数を勉強する時間・図書室に行って本を借りる時間・音楽の時間・全校集会の時間と曜日によって違うのですが、2時間目に算数、3時間目に英語の勉強をしてランチを食べて、4時間目に社会、5時間目に理科、6時間目に体育があって一日が終了します。 算数と英語の授業では毎回プリントを配布するのですが、Day1から始まってDay6まで毎日勉強が進む範囲が決まっていて、一つの単元で全てのステップの学習を終えたら計算のテストや単語のスペリングテストが行われるといった感じです。写真を見てもらえれば分かると思いますが、こちらの小学校は日本の小学校の様子とは全然違うので、最初は驚きました。機械類の学習環境がすごく整っていて、各クラスに電子黒板とパソコン、教材提示装置があるようでした。 インターンシップ(アシスタントティーチャー)として私が毎日行っていた業務としては、プリントの配布やテストの答え合わせ、算数など英語の難易に関係なく私が理解できる科目の時間には子どもたちが問題を解いている時に見回って、もし分からない様子で悩んでいるような子どもがいれば考える手助けをすること、授業中に友だちとおしゃべりをしていて先生の話を聞いていない子どものところに行って声をかける…などを行っていました。最初の頃は、何をすればいいのか・何ができるのか全く分からない状態でしたが、少しずつ自分でしなければいけないことやしたいことを見つけることができるようになったと思います。 今週の金曜日は、こちらの小学校での最後のインターンシップの日だったのですが、この日は朝からJoggathon(ジョガソン)という学年ごとに決められた校庭の丸い円の周りを何周も何周も走るというマラソンのような学校行事があって、少し肌寒い気候の中、子どもたちは元気に校庭を走っていました。そして、以前から子どもたちに日本の文化について何か教えたいということをお願いしていたため担任の先生が時間を下さり、Joggathonが終わったあと、子どもたちに折り紙の紹介と折り方の授業をする機会を得ることができました。毎日少しずつ折り紙の授業に向けて準備はしていたものの、いざその時になるととても緊張してしまったのですが、子どもたちは私の話を一生懸命聞いてくれて、折り紙もとても真剣に折っていました。(鶴を作りました。) 鶴が完成するとみんなとても嬉しそうで、自分が折った鶴を友だちと見せ合ったり、私のところまで見せにきてくれたりしました。日本の折り紙がこちらの子どもたちにどう受け止められるのか、興味を持ってくれるのか心配していましたが、嬉しそうな子どもたちの様子を見て私もとても嬉しくなりました。担任の先生の協力もあり、海外の小学校で、海外の子どもたちを目の前に授業をするというとても貴重な体験をすることができました。 毎日小学校でのインターンシップを終えたあとはホストファミリーのお家に帰り、一緒に晩ご飯を食べたり、話をしたりしてホストファミリーと過ごす時間を楽しみました。ホストファミリーはとてもいい人たちで、私がこちらでの生活に不便さを感じないように気遣ってくれました。 自分が伝えたいことも日を増すごとに言葉にすることができるようになったので、今では一緒にお話をすることが本当に楽しみになっています。小学校が休みの日は、友だちと一緒にディズニーランドに出かけたりもしましたが、ホストファミリーと一緒に買い物に行ったりもしました。 この海外インターンシップ・アシスタントティーチャープログラムに参加した2週間は本当に私にとってとてもかけがえのない経験になりました。自分の国の文化や自分自身が持っている価値観を飛び越えて、様々な文化・価値観が世界にはあるのだということを学びました。海外の教育現場を実際に自分の目で見てそこで働き、日本の教育との違いや同じところ、こちらの子どもたちが毎日どんな様子でどんなことを勉強しているのか学ぶことができました。また、折り紙の授業もそうですが、受動的に待っているのではなく、自分がやってみたいと思うことがあれば自分から積極的にまわりに働きかけていく姿勢が大切だということを知りました。この経験をぜひ日本に帰国してからも活かしていきたいと思います。

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