2019年のすべての新着情報一覧
2019.11.22
国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体感する~看護医療学科「健康学特論」
2019年11月15日(金)、ハンセン病家族補償法が可決されました。また同日、ハンセン病をめぐる差別の解消に向けた啓発を行うため、名誉回復の対象に「家族」を加える「改正ハンセン病問題基本法」も成立しました。(2019年11月22日公布・施行) 畿央大学健康科学部看護医療学科では、2015年度より保健師対象科目「健康学特論」において、受講者を岡山県瀬戸内市にある国立療養所長島愛生園(2015年度のみ長島愛生園及び邑久光明園の2園)に直接赴き、納骨堂に献花し、往時に使用されていた収容施設や監房等も見学、そして、現在も入所されている回復者(ハンセン病はすでに治っていますが、社会との断絶により療養所に残らざるを得なかった人々)の話に耳を傾けて参りました。 今年度後期は、2回生に向けた開講の2年度目でした。本年6月の熊本地裁判決以降、めまぐるしい変化が起きており、本科目の開講中にも先述のとおり家族補償法等が可決され、学生にとっても社会の「今」を学ぶ機会となりました。そのような中、11月19日(火)に受講生たち24名とともに、長島愛生園を訪問しました。 到着後、私たちは歴史館の見学を行いました。11月初旬に本学にてご講演いただいた田村朋久学芸員が直接、歴史館(もともとは事務本館だったもの)の館内で、解説をしてくださいました。 ▼歴史館 ▼田村朋久学芸員による解説の様子 学生たちは、展示物を非常に熱心に見入っていました。その後、園内の見学に移りました。 収容桟橋(写真左)、回春寮(収容されてすぐに入る施設)と続きました。写真右は回春寮内で当時使われた消毒風呂(クレゾール)です。 ▼左側写真:収容桟橋 右側写真:消毒風呂 左写真は病室で、監房跡(写真右)です。監房跡は、現在、外壁のみが残されています。 ▼左側写真:病室 右側写真:監房跡 その後、亡くなっても「社会復帰」が叶わなかった方々が眠る納骨堂と、1996年まで続いた優生保護法(優生保護法施行以前も行われていましたが)による強制堕胎の胎児を祀る水子地蔵の前でそれぞれ花を捧げ、手を合わせました。 午後は、入所者であり回復者である石田雅男さんのお話を伺いました。私もですが、学生たちも石田さんのお話には深い感銘を受けました。石田さんとはご講演の最後に記念写真を撮らせていただきました。 長島愛生園の訪問は大学院生時代、金泰九(キム・テグ)さんのお住まいにお伺いしたことから始まります。石田さんのお話を伺いながら、今は亡き金さんを思い出しました。 石田さんのお話を伺った後、病棟等を見学し、愛生園看護部のスタッフのみなさまが主導され、グループワークを行いました。学生たちは、はじめは少し硬かったものの、スタッフのみなさまのサポートの下、すぐに打ち解け、充実した時間を過ごすことができました。 ここで、学生たちの感想を一部だけ紹介したいと思います。 【学生の感想】 「実際に療養所に行く前に、授業でハンセン病について、療養所について学び、発表をしたので、歴史館や園内見学などでさらに知識が深まったと思います。また、新聞記事やビデオだけでは感じることのできない療養所の雰囲気をリアルに体験することができ、とてもよかったと思います。」 「(中略)行ってみてわかったことは、とても明るくて優しい人と場所であり、語り部もおっしゃっていましたが、ハンセン病を通して、人の優しさとぬくもりを知ることができた良い経験となりました。」 「もしこの科目を受講していなければ、ハンセン病に関する問題を知ることはなかったし、療養所を見学する機会もなかったと思います。模型を使った説明や展示物を見ることで、より当時から続く差別や迫害の恐ろしさを感じることができました。また、実際にそれを乗り越えた方の話を直接聞くということは、いつまでできることかわからないし、それを聞かせていただけたのは大変貴重であり、誇らしいことだと思いました。」 「事前学習でハンセン病のことを調べていて、ハンセン病のことを理解した気になっていた自分がいたが、実際に療養所に行って、歴史館見学をし、語り部さんのお話を聞いたとき、理解した気になっていた自分が恥ずかしくなった。実際に直接話を聞くことができ、本当に貴重な体験ができた。」 「百聞は一見に如かず」。毎回、長島愛生園を訪問して思うことです。 受講生たちは本科目の主たる内容である「医療問題と人権」の一端を深く学び、胸に刻むことができたと思います。「偏見を持たないこと、持たないためには自分が知り学ぶことが大切」と学生たちも話していました。今後も、ハンセン病のみならず、まだ社会に残る差別の解消に向けた取り組みにかかわり、人道・人権尊重を主体とした医療従事者養成に寄与していきたいと考えております。 最後に、長島愛生園 歴史館、自治会、看護部のみなさま、貴重なお時間をいただきありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 看護医療学科 准教授 文鐘聲 【関連記事】 ハンセン病療養所長島愛生園を見学~看護医療学科 国立ハンセン病療養所を訪問~看護医療学科「健康学特論」 ハンセン病療養所を訪問~看護医療学科 日本における感染症対策ーハンセン病の歴史ーを学ぶ~看護医療学科
2019.11.22
大和路新発見展で「和食井の上」とのコラボ弁当を販売!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良
令和元年10月25日(土)・26日(日)に、ならファミリーで開催された大和路新発見展でヘルスチーム菜良※がお弁当を販売しました。 ※ヘルスチーム菜良…管理栄養士課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 ヘルスチーム菜良は、「和食井の上」と奈良県産の野菜をたっぷりと使った「大和の恵み弁当」を共同開発しました。管理栄養士の卵として、1日の野菜摂取目標量の半分を使用することをテーマに各大学が力を合わせ、種類豊富でボリューム感のあるお弁当を考案しました。 1日50食限定で、午前10時からの販売でしたが、2日間とも午後12時頃には完売するほどの大盛況でした。販売時には、「和食井の上」の販売の方とご一緒させてもらい、様々な助言をいただき、とても貴重な経験ができました。 また今回ならファミリーの食育のイベントも同時に行われており、ヘルスチーム菜良は子供への食育活動に野菜クイズを行い、参加者には手作りの野菜カードをプレゼントしました。参加してくれた子供たちから「へー、野菜について全然知らなかった」という声や「野菜は食べないといけないんだね」など野菜について関心を持っていただけました。 ~参加者の声~ 1年各大学の代表が話し合いや試作を行い、様々な困難や壁に当たることがありましたが、本当に多くの方のご縁や協力があり私たちの「四大学がヘルスチーム菜良として1つのことをやり遂げる」という目標を達成することができました。ヘルスチーム菜良の絆を深めることができとてもうれしかったです。今後もヘルスチーム菜良としてこれからこの経験を活かし、さらなる地域の食育や地産地消に協力して取り組んでいきたいと思います。 健康栄養学科2回生 秋山愛奈 1回生 西原彩香 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
2019.11.22
就活レポート~就職活動の現場から~No.539(小学校教諭)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第539弾! 現代教育学科11期生(20卒) H.M さん 奈良県・小学校教諭 勤務 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 きっかけは、恩師への憧れと子どもが大好きだったことです。その後、教育学部に進み、4年間教師になるための勉強に励んできました。その中でも、教育実習での経験は一番強く印象に残っています。毎日子どもたちのことを考えて試行錯誤する日々は、大変なこともありましたが、子どもたちの成長を支えることができる教師という仕事に特別な魅力とやりがいを感じました。 【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 私は、3回生になってから学生ボランティアに入らせていただきました。ボランティアは、子どもたちや先生方から直接学ぶことができる貴重な機会です。子どもたちとの関わり方や授業の進め方、個々に合わせた適切な支援方法など、本当にたくさんのことを学びました。このボランティアを通して出会った方々への感謝の気持ちを忘れずにこれからも学び続けたいと思います。 【畿央大学での大学生活について】 畿央大学での4年間を振り返ると、周りの人に恵まれた大学生活だったと思います。私は、小学校教諭の免許に加えて、中高英語の免許取得を目指して勉強してきました。そのため、授業の数も課題の数も周りの人より多く、大変に感じるときもありましたが、近くにはいつも一緒に頑張ってくれる友達や親身になって話を聞いてくださる先生方がいました。畿央大学に来たからできたことがたくさんあるので、本当に来てよかったと思います。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 畿央大学の教員採用試験対策はとても手厚いと思います。特に、朝から晩まで使うことができる自習室や、毎日の試験対策講座にはとてもお世話になりました。また、いつもどんなことでも親身になって相談にのってくださった教採・公務員対策室の先生方には、感謝してもしきれません。これ以上ないくらいの環境があると思うので、その環境をどうやって自分なりにうまく使うかが大切だと思います。 【理想の教師像】 私の理想の教師像は、教育実習やボランティアで出会った先生方です。その先生方は子どもたちのことをよく見て、いつも子どもたちのことを考えて行動されていました。私も、これから子どもたちといろいろなことを経験する中で、いいところをたくさん見つけ、伸ばすことができる教員でありたいです。 【後輩へのメッセージ】 筆記試験もですが、面接試験を不安に思っている人も多いと思います。私自身もとても不安に思っていて、練習でさえいつも緊張していました。模擬授業は、とにかくたくさん練習して、目の前に子どもたちが見えるくらい本気でやるといいと思います。面接は、変につくらずに自分らしく、今まで学んできたことや自分の考えを素直に伝えることが大事だと思います。合格するのは決して簡単なことではありませんが、一生懸命努力したその過程は絶対無駄になりません。最後まで頑張ってください。
2019.11.22
就活レポート~就職活動の現場から~No.540(公立幼保)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第540弾! 現代教育学科11期生(20卒) N.I さん 宇陀市・公立幼保 勤務 【目指そうと思ったきっかけ】 小学6年生の時に分団長として1年生の子の面倒を見ていたことがきっかけです。その当時口下手だった私でも、毎朝迎えに行ったり学校で一緒に遊んだりしているうちに、学校に行くことが楽しみになってくれたようで、誰かの糧になることの喜びを感じ、そのような職業につきたいと思いました。また、大学で、幼児期の大切さについて知り、その時期に携わりたいと強く思いました。 【ボランティア・教育実習を経験して】 私は幼稚園・保育所・障害者入所施設でボランティアを行っていました。また、大学生活の4年間野外活動センターでもボランティアを行っていました。子どもの姿や保育者の関わり方を知りたい、実践力を身につけたいという思いから、幼稚園や保育所でボランティアをさせていただきました。障害者入所施設では、子どもだけでなく様々な人と関わり、コミュニケーション力をつけ、ちがいのある方たちと共に過ごすことについて考えたくて始めました。野外活動センターではキャンプファイヤーのゲームなどを行い、人前に出る力を身につけました。私はボランティアや実習を経験して、メモをとることの大切さを学びました。気づいたこと、疑問に思ったことはメモをして、アウトプットできるようにすることが実践力につながると感じました。座学も大切ですが、現場での経験も本当に大切だと思うので、積極的にいろんなことに挑戦してみてください。 【畿央大学での大学生活について】 規模が小さい大学なので、学内を歩くたびに友達と出会ったり、同じ夢をもつ友達が近くにたくさんいたりするので、「学校に行ったら友達に会える!」と周りに恵まれながら4年間を過ごしました。また私は教職クラブODENというサークルに所属していました。仲間と共に、模擬保育や授業に取り組み、切磋琢磨しながら知識や技術を学んできました。こんな風に同じ夢をもつ友達、さらには違う道を目指す友達とアットホームな雰囲気のなかで学び合うことができたのは、畿央大学ならではの良さであると感じます。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 畿央大学だったから私は合格できたのではないのかと思います。3回生の初期にはテキストを買うタイミングがあるので、早い時期から意識を高めることができました。また、対策講座も3回生からあるので勉強の習慣を身につけることができました。教採・公務員対策室の先生方も毎日面接練習をしてくださり、その中でいつも優しく精神的に支えてくださいました。いつも支えてくださる先生方がいたので最後まで頑張ることができました。 【理想の教師像】 自分の事や周りの人、モノを大切にできるような子どもを育てたいと考えています。今は子どもの自己肯定感の低下が問題視されていますが、保育者が子どものことをかけがえのない存在として受け止め、心をかけて関わり、その子どもが保育者から愛され、大切にされたことを、他の人に返していけるようになってほしいなと思います。自分が大切にされた経験から、「こんな風に大切にしてくれていたから、周りの人やモノも大切にしよう」、そう思ってもらえるよう、子どもと向き合っていきたいです。 【後輩へのメッセージ】 公立幼保の試験中に私が感じたことは2つあります。1つ目は自分の周りにいる人たちの存在を大切にすることです。受験の期間中は精神的にしんどくなることがたくさんあります。でも「一緒に頑張ろな」と共に戦ってくれる友達や、的確なアドバイスをくれたり行き詰った時に笑わせたりしてくれる先生方がいたおかげで最後まで続けられました。自分一人では絶対にできないです。頼ることも大切です。この公立幼保の試験がきっかけで周りに恵まれていることに改めて気づきました。2つ目は4年間の時間の使い方についてです。勉強は確かに1回生からする必要はないのですが、ボランティア・旅行などの経験は試験が本格的に始まる前にしかできません。公立幼保の試験ではやはり経験がいちばんの武器になると思います。適度に遊んだり夢のために行動したり、時間を有意義に使ってほしいです。頑張ってください!
2019.11.22
日本の養護教諭の役割は?~ソロモン諸島の小学校での健康支援を例に考える
現代教育学科の髙田です。2018年度より科研費の支援を受け、ソロモン諸島国ウエスタン州ムンダにある児童数約300人の小学校で、健康診断(身長計測、体重測定、体温測定)の実施と健康教育に取り組んでいます。 ソロモン諸島国は南大西洋のオセアニアに属し、オーストラリアの北東に位置する約1,000を超える島々からなる島嶼国です。日本からムンダまでは、ブリスベン、ホニアラ経由で約20時間、乗り換えがうまくいかないとさらに1泊しなければなりません。マラリアやデング熱、結核の罹患率が高く、近年は食生活形態の変化による糖尿病や肥満の増加が問題となっています。 なぜソロモン諸島なのか?実は、本学教育学部の橋本節子教授は25年前にJICA青年海外協力隊員として、ソロモン諸島国の全寮制セカンダリースクールで活動した経験があります。当時の様子を聞き、開発途上国の支援に、感染症や生活習慣病等の健康課題の解決に大きな成果を挙げてきた日本独自の養護教諭の専門性を活かすことができるのではないかと考えました。 2018年度は、児童が自分の成長発達や健康状態を知る方法がわかることを目的に、身長計測と体重測定と体温測定を実施しました。現地の学校には身体測定の器具も体温計もないため、児童は身体測定の経験がほとんどありません。日本より、測定器具と測定の仕方についての教材、測定結果を記録する健康カード等を準備して現地に持参しました。また、測定だけでなく、現地では写真も珍しいことから児童一人一人の写真を撮り、健康カードに貼り、感想を書いてもらうなど少しでも自らの身体の成長が実感できるような工夫をしました。教員にも測定の方法を指導し、測定に積極的に関わってもらいました。測定後の児童の感想は、「happy」「excited」など肯定的なものが95.9%で、高学年では友だちと記録を比べあったり、クラスでランキングを作ったりするなど、身体測定を通した新たな活動がありました。 ▼2018年8月はじめて訪問した時の職員室の黒板。生徒の健康増進のために日本から畿央大学のチームが来るので、先生方に理解と協力を求めるメッセージが書かれています。 2019年度は、身体の成長発達や栄養状態の確認、病気の早期発見等のために身体測定や体温測定を行うという身体測定等の意義についての理解を図りました。また、児童全員に歯ブラシを提供し、3年生には紙芝居を使った歯の磨き方についての指導を行いました。他にも手洗い指導やマラリアの予防などのサンプル教材を提供したり、JICA隊員による日本のラジオ体操をアレンジしたソロモンエクササイズの紹介などを行ったりしました。2019年度の児童の感想や成長の変化については現在分析中です。2020年度はもう1校増やして、実施するよう進めています。 ▼歯磨き指導の試み 歯ブラシに少し戸惑っているのかな? ソロモン諸島国のみなさんはとてもフレンドリーで、心温かです。また、第二次世界大戦の最後の激戦地になった場所ですが、日本人に対し好意を持ってくれています。活動の最後には、サプライズで、児童が一同、集会場に集まり、私たちにラバラバ(現地の身にまとう布)をプレゼントしてくれました。日本の価値を一方的に押し付けるのではなく、現地の文化を大切にし、現地の方と共に子どもたちの未来と健康を考え、現地に根付く支援をめざしていきたいと思っています。 ●なおこの取り組みは、中日新聞でも取り上げられています。 日本の養護教諭の役割は?途上国の支援を例に考える」 現代教育学科教授 髙田恵美子
2019.11.21
2019年度後期「マミポコ・キッズ」第1・2回活動報告!~現代教育学科
こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。 今回は、2019年後期第1・2回の活動の様子を振り返ってご紹介します! 第1回:10月6日 はじめに、「ぽいぽいぱちぱち」というボールが大学生の手から離れている間、手をたたくゲームで子ども達の緊張をほぐしたあと、個性豊かで素敵な名札を作りました。 次に、「となりのとなり」というグループのみんなの名前を順番に言っていくゲームをしました。グループのみんなで顔を見合わせながら自己紹介をして、名前を覚えることができました。 ▼「となりのとなり」:友達の名前を覚えよう! そして、「とびだせじぶん」というお題に合う言葉を他の人とタイミングが重ならないように言うゲームで、グループの友達の特徴をたくさん知ることができました。 ▼「とびだせ自分」:友達とかぶらずに飛びだせたかな? 最後の「たたんですすんで」というボートから落ちないように進んでいくゲームでは、グループの友達と協力しながらゴールまでボートを進めることができました。 ▼「ただんですすんで」:友達と協力してボートを進めよう! 初めての活動ということで、子どもたちも大学生も始めは緊張していましたが、ゲームをしていくうちに笑顔がたくさん見られるようになり、とても楽しい活動になりました。 第2回:10月27日 第2回の活動は天候に恵まれ、第2グラウンドを利用して外遊びをしました。 「なみなみじゃんけん」という波のような線の上を進み、相手のグループの友達とじゃんけんをしてゴールまで進んでいくゲームでは、線からはみ出ないように一生懸命進みながら、楽しむことができました。また、自分のグループの友達を応援する姿も見られました。 ▼「なみなみじゃんけん」:線からはみ出さないように進もう! そして、「たからとり」という宝を取りに行くグループと守るグループに分かれて遊ぶゲームでは、グループのみんなで作戦を考えて、宝を取られないように一生懸命守っている姿や、守っている友達に何回もタッチされても一生懸命に宝を取りに行く姿が見られました。 ▼「たからとり」:たくさん宝を取ることができたかな? マミポコ・キッズでは、毎回当日スタッフの方のご協力のもと活動を行っています。これからも、たくさんの当日スタッフの方の参加をお待ちしております。今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。 現代教育学科 2回生 竹上 はるか(おと) 1回生 柴田 舞 (まい) 御崎 夢乃(ゆめ) 【関連記事・リンク】 マミポコ・キッズ マミポコ親子ひろば 2019年度「マミポコ・キッズ」第1・2回活動報告!~現代教育学科 2019年度「マミポコ・キッズ」第3・4回活動報告!~現代教育学科
2019.11.21
吉野あかり工房でのランプ作りワークショップに参加!~人間環境デザイン学科西山ゼミ
2019年11月8日(金)、2・3回生合同の西山プロジェクトゼミで「吉野あかり工房」を訪問し、あかり作りのワークショップに参加しました。「吉野あかり工房」では、照明デザイナーの坂本尚世さんが吉野産の素材にこだわり、ヒノキと杉が持つ美しい木目と手漉き和紙の自然の風合いを感じることができるランプを手づくりされています。当日は好天に恵まれ、工房に到着するまでには吉野の青空と澄んだ空気を満喫することができました。 通された工房の作業室には吉野の木がふんだんに使われており、心地よい香りに包まれていました。 さて、いよいよ、あかり作りです。ヒノキの土台にショートしないよう注意しながらコードや電球を取り付け、器具の機械部分を完成させます。その土台の2面に向かい合わせて、ヒノキの薄板を接着剤でしっかりと貼り付けます。この時、電球の熱を上方に逃す穴を作るため、木表が外側になるようにします。木表が膨らむように反る、という木の特性を生かした方法とのことで、このように、制作だけでなく木材の性質についてもいろいろと教えていただきました。 ▲ヒノキの薄板を貼り付け、次の作業に取り掛かるところです。 次に、ヒノキの薄板に和紙を張り付けます。和紙は、繊維を毛羽立たせて柔らかい印象を出すため、ハサミで切らずに水で少しずつ濡らしながら手でちぎっていきました。最後に、張り付けた白地の和紙に植物から染めた別の和紙で飾り付けをしていきます。いろいろな植物から染められた和紙はどれもやわらかい色合いで、あかりの雰囲気に合っていました。 ▲点灯式、暗くした部屋にあかりがつくと、歓声が上がりました。 作業はとても楽しく、ヒノキから漏れるオレンジの温かい光と浮かび上がる和紙の飾り付けが調和した「世界に一つだけのあかり」が完成しました。 人間環境デザイン学科3回生 鵜野銀次朗 楠知也 栗原大地 2回生 上田颯希 岡本萌樺 荻田佑里子 北田しほり 原田葵 三浦彰希子
2019.11.21
同窓会レポート~理学療法学科10期生同窓会
畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)では、卒業後の同窓生のつながりを活性化することを目的に、一定数以上集まる同窓会の開催を補助しています。 ▶同窓会開催にかかわる補助について(大学ホームページ) 今回は、理学療法学科10期生の同窓会レポートをお届けします! 毎年恒例の理学療法学科10期生同窓会が開催されました。 今年は約20人が集まり、中には数年ぶりに会う人もいましたが、学生時代に戻ったように楽しい時間を過ごすことができました。 仕事の話やプライベートの近況報告など、あれこれ話し出すと時間があっという間に過ぎてしまい、お店の人に催促されるまでテーブルで居座っていました(笑)。 働く環境や専門分野は違いますが、みんなそれぞれの場所で頑張っているんだなぁ、と分かり、とても良い刺激になりました。 社会人4年目になり、今までよりも責任感がある業務を任されています。また、これまでよりは友達と頻繁に集まることもできなくなり、このように大勢で集まることのできる機会がとても貴重に思えます。 学生時代、ともに励ましあい、勉強に遊びに全力で取り組んだ仲間と集まることで、初心を思い出すことができ、日々の仕事も頑張っていこうと思えました。 また来年以降も引き続き開催していきたいと考えています! 理学療法学科10期生 石川奈穂
2019.11.19
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.76~10月の勉強会は「アナフィラキシーショックの対処方法」!
こんにちは。健康支援学生チームTASK※、看護医療学科2回生の中岡茉優です。 令和元年10月29日(火)に、「アナフィラキシーショックの対処方法」をテーマに勉強会を行いました。 ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称で、学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 アナフィラキシーショックとは特定のアレルゲンの侵入により、呼吸困難などを伴うショック症状などを呈する病態です。アナフィラキシーショックの症状軽減には、エピペンを用います。エピペンは教育の現場でも用いられることがあります。その効能だけでなく、使用方法についても勉強しました。 今回の勉強会で、医療や教育の現場だけでなく日常生活において身近な人の生命の救助に活かせる学びを得ました。 ▼勉強会を終えた後にみんなでTASKのT! 看護医療学科2回生 中岡茉優 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2019.11.19
令和元年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催!~教員レポート
健康栄養学科の卒業研究発表会が令和元年11月9日(土)10時より冬木記念ホールにて開催され、46名の4回生が24演目の発表を行いました。 食品科学や調理科学に関する研究、臨床栄養学、スポーツ栄養学や栄養教育論など、多くの分野の研究成果を興味深く聴くことができました。4回生たちは、昨年の12月(3回生の後半)に各研究室に配属され、管理栄養士国家試験の勉強や就職活動、授業と忙しい中、日々研究に励んできました。発表中の学生はもちろんのこと、自分の順番を待つ学生からも、ひしひしと緊張感が伝わってきましたが、落ち着いて堂々と発表する姿からは1年間の研究で身につけた自信が感じられました。 発表後の質疑応答では、先生方からの質問に戸惑う場面も見られましたが、これまでの研究を振り返り、懸命に答えようと努力する姿がとても印象的でした。客席には、研究室配属時期が近付いている3回生が熱心に耳を傾ける様子も見受けられました。 ▼先生方による質問 閉会の挨拶では、栢野学科長から講評がありました。 すべての研究発表が終わったあとは、緊張も解け、達成感からか笑顔がとても晴れやかでした。素晴らしい卒業研究発表会となりました。この経験を社会に出てからも活かしてください。4回生のみなさん、本当にお疲れ様でした。 健康栄養学科 助手 横瀬歩美