すべての新着情報一覧
2024.03.14
就職レポートNo.778(委託給食会社/管理栄養士)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第778弾! 健康栄養学科18期生(24卒) T.M さん 委託給食会社(管理栄養士) 勤務 【その企業に決めた理由】 内定先の「人に喜んでもらえてこそ会社は発展する」という企業理念に感銘を受けたからです。ただ美味しい食事を提供するのではなく、心まで満たすことのできる仕事がしたいと思いました。また説明会に参加した際、実際に働かれている方が自分の仕事に誇りをもって働いているということをとても楽しそうに話してくださった姿が印象的で、私もそのように働きたいと思い進路を決定しました。 【就職活動を振り返って】 自分の気持ちを言葉にすることが難しく苦労しました。面接では用意していない質問が来た時、言いたいことを簡潔にまとめて話すことがなかなかうまくできませんでした。その度に自分の語彙力の無さを痛感しました。しかし、何度も練習を重ねることで自分の気持ちをより一層理解できるようになり、用意していない質問が来てもその場で答えられるようになりました。そこで就職活動は慣れることが圧倒的に大切なのだと感じました。 また、面接や説明会の予定を組みすぎてしまい自分のメンタルが持たなくなった時はとても辛かったです。早く就職活動を終わりたい一心で焦って予定を組みすぎてしまい、結果的にキャパオーバーになってしまいました。その時に、自分のキャパを超えない程度に予定を立て、休むときはしっかり休み、自分の心をいたわることも大切だと学びました。 【就職活動でPRしたポイント】 ガクチカでは、アルバイトでの経験を話しました。お客様のニーズに合わせて自ら行動していることや、新しい取り組みを主導した経験を話し、積極性があることをアピールしました。 最も大切にしていたことは面接官の目を見て笑顔で話すことです。特に対面での面接ではとても緊張しましたが、楽しく話しに来たくらいのリラックス感をもって臨みました。その甲斐もあり、選考を進めるうえで何度かお会いしている人事の方には笑顔で明るいといった印象で覚えていただいていました。明るいイメージは必ず好印象に思っていただけるので、とびきりのスマイルで面接に挑むことも大切なのではないかと思います。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 面接練習を何度もしてくださり大変お世話になりました。就職活動は他の方の意見を聞いたり相談に乗ってもらうことで様々なアイデアを得ることが出来たり、支えにもなります。もちろん家族や友達、先輩に頼るのも良いと思いますし、せっかくならキャリアセンターも大いに活用してみてください。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 私は就職活動を始める時期があまり早くなく、サークルやボランティア経験もなかったため不安でいっぱいでした。しかし、結果はなんとか自分が働きたいと思う仕事に就くことができました。そのため、今不安な方も絶対に大丈夫です!一人で抱え込まずに周りの友達やキャリアセンターに相談して、焦らずゆっくり自分のペースで走り続けてみてください。就職活動は決して辛い事だけでなく、新しい出会いや楽しいこともたくさんあります。今しかできない就職活動をせっかくなら目一杯楽しんでください!ファイトです!!
2024.03.13
就職レポートNo.777(教育関連商社/営業職)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第777弾! 現代教育学科15期生(24卒) M.A さん 教育関連商社(営業職) 勤務 【その企業に決めた理由】 自分が受ける業種を選ぶ際には、大学で学んだ保育のことを活かせるような業務内容であるということを軸に考えていました。 最終的に今の企業に決めたときは、説明会などで実際の雰囲気を見て、自分がこの中に入りたいか、その企業で働いている様子が想像できるかという点を大切にしていました。企業選択はたくさん企業があるなかで将来に関わる選択なので難しいかもしれませんが、自分が大切にしたい条件に優先順位を付け、どの部分が一番譲れないのかを考えるとスムーズに進むかもしれません。 【就職活動を振り返って】 就職活動をしているときは、いつまでこの状況が続くのか分からず、不安なことも多かったですが、振り返ってみると「自分はどんな人なのか」ということを深く考えるとても貴重な時間だったと思います。人生でここまで自分のことを考える時間はもうないと思うので、これから仕事をする際にはこの経験や気付きを活かしていけたらいいなと思います。 【就職活動でPRしたポイント】 私が一番自信のある、人間関係の良好さやコミュニケーション能力といった点をサークル、アルバイト、学業、過去の日常でのさまざまな出来事と絡めながら話しました。 正直、どの場面でもリーダーのようなまとめ役を務めたことは無かったので、話し合いなどが円滑に進むように支える「縁の下の力持ち」的な役割をしていたことをアピールしました。具体的なエピソードを話すときはそのときに自分がどのような思いだったのか、周囲の反応はどうだったのかなど、成果だけでは無く、感情の部分も一緒に話すことで親近感を持ってもらい、自分がどんな人なのか深く知ってもらえるように工夫しました。最初は自分をどのように着飾り、偉大な人間に見せるかということだけを考えていた時期もありましたが、結局最も評価されたのはありのままの自分をアピールしたときだったと思います。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 就職活動を始めた頃は何から始めればいいのか分からず、キャリアセンターが開催しているガイダンスなどをただ受けているだけでしたが、そのガイダンスのおかげで就職活動の基本を理解することができました。様々な種類のガイダンスを開いてくださっていたので、自分に必要な知識や考え方を深めることができていたと思います。実際の就職活動では基本的に自分で進めましたが、何かあればキャリアセンターの方にいつでも相談できる環境にあったのでとても心強かったです。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 学業やアルバイトと就職活動の両立は大変で、とても長く感じるかもしれませんが、過ぎてみるとあっという間の時間だったと感じています。長い人生の中でここまで自分に対しての理解を深める期間は他にないと思うので、あまりマイナスに考えすぎず、自分の新たな一面を見つけるための準備期間と考え、前向きに捉えてみてください。 また、就職活動だけに捉われすぎず、友達との関わりやアルバイトなどの日常を充実させることも、楽しく円滑に進めるための秘訣だと思います。 もし、1つの企業に落ちてしまったとしても、他にも会社はたくさんあるので、あまり落ち込む必要はないですし、あなたの魅力をわかってくれる企業は必ずあると思います。 皆さんが良い企業と巡り合えることを願っています!頑張ってください!
2024.03.12
健康科学研究所プロジェクト研究成果報告会を開催しました。
2024年3月7日(木)、健康科学研究所プロジェクト研究成果報告会を実施しました。 健康科学研究所は2007年に開設し、心身の健康に関する特色ある研究プロジェクトを策定し、意欲ある研究者が結集してその解明にあたっています。 開学10周年記念プロジェクト研究として「心豊かな生活をおくるための健康科学」「質の高い健康寿命をめざす健康科学」の2つの研究領域において3年にわたる事業を展開し、多くの成果を挙げてきました。平成27年度には10周年記念プロジェクト研究をさらに掘り下げた、第2期プロジェクト研究「質の高い長寿をめざす健康科学」(H27-H29)、平成30年度には第3期プロジェクト研究「健康長寿延伸に向けての基盤研究」(H30-R2)に取り組みました。 これらの成果を更に深化させることを目的とし、若手研究者、女性研究者を積極的に登用するとして「健康長寿に向けての総合的研究」をテーマに立ち上げられたのが、第4期プロジェクト研究です。 冒頭に今年度末でご退職される健康科学研究所所長の山本 隆教授からご挨拶がありました。 本年度が第4期プロジェクト研究の最終年度であり、畿央大学開学20周年記念でもありましたので、特別講演として、元健康科学部長および健康科学研究科長である金子 章道栄誉教授をお迎えして「大学と私 -半世紀を超えた私の大学生活を振り返って-」をテーマに講演会が行われました。ご自身の生い立ちから、網膜神経細胞から記録されていたさまざまな光応答がそれぞれどういった神経細胞起源のものであるのか、これまでの研究活動の軌跡をお話いただきました。 また、畿央大学の建学の精神「徳をのばす、知をみがく、美をつくる」の「美をつくる」について自身の見解を述べられ、大学の役割とは「人の幸せを創る」ことで創造したものを次世代へ継承することが大切であると、研究者である先生方にエールを送られました。 その後、各研究代表者より約40分間にわたり、これまでの研究成果を発表され、約80名の教職員に参加いただきました。 第4期プロジェクト研究テーマ 「健康長寿に向けての総合的研究」 【研究期間】令和3年度~令和5年度 研究領域1 「おいしい食べ物の開発に向けての基礎的および実践的研究」 研究代表者 健康栄養学科 准教授 岩田 惠美子 研究分担者 健康栄養学科 教授 山本 隆 健康栄養学科 教授 上地 加容子 健康栄養学科 准教授 米田 武志 健康栄養学科 准教授 熊本 登司子 健康栄養学科 講師 野原 潤子 研究領域2 「適切な運動の方法を解明する生理学的研究」 研究代表者 健康栄養学科 教授 永澤 健 研究分担者 理学療法学科 教授 田平 一行 理学療法学科 准教授 福本 貴彦 理学療法学科 准教授 松本 大輔 研究領域3 「身体活動量低下による腸内細菌叢の変化が高齢者疾患に及ぼす影響について」 研究代表者 健康栄養学科 准教授 村木 悦子 研究分担者 健康栄養学科 准教授 中谷 友美 健康栄養学科 助教 柴田 満 現代教育学科 講師 藤井 克哉 健康栄養学科 教授 根津 智子 健康栄養学科 教授 前原 佳代子 3つのプロジェクト研究グループが着実に積み上げてきた研究成果が発表され、発表後には活発な質疑応答や意見交換が行われ、本学の先生方の研究への熱意が感じとられました。 最後に、健康科学研究科長・健康科学部長の植田 政嗣教授より講評をいただきました。 なお、研究の成果の詳細については、『ニュースレター』でも公表させていただきます。 【関連記事】 健康科学研究所プロジェクト研究中間報告会を開催しました。 2018年度 「健康科学研究所プロジェクト研究成果報告会」を開催しました。 2015年度「畿央大学開学10周年記念プロジェクト研究成果報告会」を開催しました。
2024.03.12
看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.1~事前学習プログラムレポート!
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。今年度からの復活に向けて、これまではカンボジアへの現地視察の様子をお届けしてきました。今回からは、海外インターンシップに向けた様子をお伝えします。 今年度の海外インターンシップは3/16~22まで2回生から4回生までの23名がカンボジアに出発します。今回は出発前事前学習の様子をお伝えします。 これまでの事前学習では、日本の看護についてや、大学の紹介についてプレゼン資料の作成を行ってきました。 今回3/12(火)は現地説明会として北原グループの西尾 匡紀さんとZoomで繋ぎ、カンボジアの医療体制の様子などをお聞きしました。 西尾さんの勤める北原グループは、東京都を中心に病院を持つだけでなく、医療の国際展開を進めており、2008年からカンボジア事業を進めている医療法人になります。 西尾さんからは、カンボジアの医療体制の実情などを写真や他国との比較を交えて詳しく説明いただきました。 カンボジアの歴史の背景や、以前と比べて死亡原因の順番に変化があること、救急車の管制センターが無いこと、陸続きが故に国外で医療を受ける人が一定数いることなど、日本の医療体制とは異なる部分を説明いただきました。 また家族を大事にする姿勢が強いようで、入院者のベッドの隣に家族用のベッドを置いているのはカンボジアならではの様子ではないでしょうか。 説明後は質疑応答の時間を設けていただき学生からの質問にもそれぞれお答えいただきました。初めて海外へ行く学生も多いため、最後には暑さや食生活の対策など現地での過ごし方についても紹介いただきました。 西尾さん貴重な時間をいただきありがとうございました。 講演後はグループ分かれ、「気候・文化・歴史・言語」、「保健・医療・福祉」、「看護基礎教育」をそれぞれ分かれて調べ、発表しました。 西尾さんの講演でも同様に触れていただいた内容もありましたが、調べていくことでより日本と異なる部分を感じたのではないでしょうか。現地に行く前に興味が湧くことが多くあったのではないでしょうか。 次回は、実際にカンボジアでのインターンシップの様子をレポートしたいと思います。お楽しみに! 看護医療学科 准教授 酒井 啓子 祐實 泰子 對中 百合 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.2~【1日目】カンボジアに到着! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.3~【2日目】病院での研修がスタート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.4~【3日目】プチサストラ大学を訪問! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.5~【4日目】病院施設を見学! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.6~【5日目】トンレサップ湖を遊覧! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.7~【6日目】最終日は遺跡巡り! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.8~帰国後「学びの発表会」を実施しました! 海外インターンシップメンバーで、畿央祭に参加!~ 看護医療学科 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.1~カンボジアで働く卒業生と情報交換! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.2~カンボジア視察初日レポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.3~カンボジア視察2日目のレポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.4~カンボジア視察/シェムリアップ編
2024.03.11
カナダ短期語学留学2024 現地リポートvol.3~ビクトリアでの生活!
学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今回3名の学生が2024年2月24日(土)~3月11日(月)までの17日間をカナダ・ビクトリアのGlobal Villageで過ごします。英語学習はもちろん、カナダの文化に触れることができ、博物館や美術館鑑賞、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、カナダでの生活を満喫します。前回の第1弾ではホームステイ開始までの様子、第2弾では現地での授業の様子をレポートしてもらいました。今回は第3弾としてホストファミリーやクラスメイトとの交流の様子が届きました! こんにちは。現代教育学科2回生の奥田 航平です。現在、短期語学留学プログラムでビクトリアに留学中です。今回は1週間経った生活の様子をレポートします。 ビクトリアで生活して1週間が経ちました。最初は初めてのことがいっぱいで生活に馴染めるのかとても心配でしたが、ホストファミリーの方、ハウスメイトの学生が優しく迎えてくださりとても嬉しかったです。ほかにも「英語が聞き取れるかどうか」という不安もありましたが、ホストマザーが分かりやすく簡単な英語で説明をしてくださいました。ホストファミリーの方が日本とつながりのあるお仕事をされているということで「ありがとう」や「ごちそうさまでした」「どういたしまして」などの簡単な日本語や日本の文化にもとても興味を持っていただけました。耳に入ってくる言葉はすべて英語ですが、それらの言葉やホストファミリーの表情の中にある優しさを感じることができました。2週目の3月1日はホストマザーの誕生日だったので一緒にお祝いをしました。 ▼ホストファミリーとハウスメイトと ビクトリアの街の様子について私が感じたことは街の中心と郊外では賑わいや雰囲気がとても違うということです。港ではビクトリアからシアトルへの船が発着していたり多くの人で賑わっていますが、郊外はとても自然が豊かで静かな時が流れていました。ほかにも、ホームステイ先では3月に桜と雪が一緒に見ることができました。これは日本ではなかなか経験できないと感じました。 ▼ビクトリアの港の様子 ▼ホームステイ先の周辺 学校でも最初はうまく話せるかどうかとても緊張していましたが、クラスの中でいろいろな国から来ている様々な人と話したり、自分から勇気をもって声をかけてみると会話が徐々にはずみ、相手のことを知ることができて嬉しかったです。日本では体験することができないことが体験できていると感じました。残りの日数は少ないですが英語だけではなく、たくさんのことを学んで日本に帰国したいと思いました。 現代教育学科2回生 奥田 航平 【関連記事】 過去の短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
2024.03.11
令和5年度 名誉教授称号授与式を行いました。
令和3年3月5日(火)11時より、本学冬木記念ホールにおいて名誉教授称号授与式が執り行われました。 名誉教授の称号は、教育上または学術上の功績があり、かつ本学に対して功労があった方に授与されるもので、今年度は、健康科学部 健康栄養学科 山本 隆教授と健康科学部 人間環境デザイン学科 藤井 豊史教授に授与されました。 続いて冬木学長から、山本先生、藤井先生に対して、本学に対する多大な貢献への感謝とお祝いの言葉が贈られた後、称号授与者を代表して山本先生よりご挨拶をいただきました。 名誉教授の先生方をお手本としながら、建学の精神である「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」の実現に向けて、教職員一同、教育・研究・社会貢献に邁進してまいります。 【関連記事】 令和2年度 名誉教授称号授与式を行いました。 令和元年度 名誉教授称号授与式を行いました。 平成30年度 名誉教授称号授与式を行いました。 平成29年度 畿央大学栄誉教授・名誉教授称号授与式を行いました。
2024.03.11
就職レポートNo.776(公的病院/理学療法士)理学療法学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第776弾! 理学療法学科18期生(24卒) K.S さん 公的病院(理学療法士) 勤務 【その病院に決めた理由】 生まれ育った地元に貢献したいと考えていました。その選択肢の中で、地元の医療を牽引する存在であり、多くの疾患を経験でき、勉強の機会の多い大学病院に魅力を感じたため志望しました。 【就職活動を振り返って】 本当に周りの方々に支えられた就職活動でした。内定先の病院は、私自身の実習先であり、実習が終わった後にもバイザーの先生に募集情報を教えていただいたり、例年の試験の傾向などを教わったりしていました。また当院に就職した畿央大学の先輩にも様々な相談に乗っていただきました。キャリアセンターの職員さんや大学の先生方にもサポートをしていただいたので何とか内定を頂けたと思っています。本当にありがとうございました。 【就職活動でPRしたポイント】 PRすることが思いつかずはじめは苦労しました。学生時代にもっといろいろなことに挑戦しておけばよかったなと少し後悔もありましたが、友人やキャリアセンターの方に協力してもらい、地元への貢献の気持ちと、成長意欲を主にPRしました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 就職先の決定については、ゼミの先生や実習先の先生などに相談させてもらいました。各病院の雰囲気や環境、評価などはホームページでは限界があるので、とても参考になりました。キャリアセンターでは、履歴書の作成や、面接練習、小論文の添削など、就活全般でお世話になりました。キャリアセンターも先生方も、就職活動で不安なことがあれば絶対に解決してくださるので安心して就職活動に臨めました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動で大切だと思ったことは、とにかく行動することです。分からないことは先生やキャリアセンターの職員さん、同級生に相談してください。自分一人では見えなかったことが見えてくると思います。また、就職説明会や病院見学なども、少しでも興味があれば積極的に参加してください。本当に行きたいところの魅力が見えてきたり考え方が変わってきたりすることもあると思います。 最終的に進路を決めるのは自分自身だけです。自分を信じて突き進んでください。応援しています。
2024.03.07
小学校一日見学を実施しました~現代教育学科
「小学校一日見学」は畿央大学教育学部が独自に設置している「小学校教育実習」「養護実習」を履修するための必修科目です。早い時期に学校の現場を経験することをねらいにしています。 平成22年度より大阪教育大学附属小学校並びに大阪教育大学のご厚意により、平成30年度までは附属天王寺小学校、翌年からは附属平野小学校で受け入れていただきました。新型コロナ感染対策のため2年間オンライン形式で実施しましたが、昨年度は学校を訪問して実施することができました。例年、午前中4時間の授業参観、午後は副校長先生による講話と1日を振り返るレポート作成というプログラムで実施してきました。昨年度は午前のみの実施でしたが、今年度は午後からも実施することができました。参加者は132名でした。 3時間の授業参観と昼食をはさんでからの副校長先生による講話が主なプログラムです。地域の方や保護者の方を交えての「未来そうぞう科」の学習や地震による避難訓練にも参加させていただきました。 授業参観は1年生から6年生の配当された学級で、学習の様子を参観させていただきました。教員の立場から時間毎に異なる教科の指導を目にする、とてもよい機会となりました。グループ活動に入り込んで子どもに声かけをしている姿も見られました。 2時間目終了間際には避難訓練があり、地震発生時における教職員や児童の行動からも学ぶことがありました。午後からは、南副校長先生の講話です。まず、参観した授業から「小学校教員の魅力」「小学校教員の責務」「小学校教員の職務内容」についてお話があり、「教師の場作り・働きかけのよさ」「子どもが『光っている』瞬間」を視点としてグループ討議を行いました。そして、目の前の子どもたちの気付きから学習がはじまること、子どもの興味・関心を喚起し、自力解決できるよう支えていくことが教師の役割であること、教師の仕事には専門性と同時に人間性が求められることなど、教師の役割とやりがいについて語ってくださいました。 学生は帰宅してから1日を振り返りレポートをまとめました。今日の出来事を言葉で表現することによって、教職への思いを一層強くしたことでしょう。 1日の様子を写真と学生の感想で紹介します。 ◇授業について ●6年生社会の授業では、まず教師が教科書を使用せず、児童がノートを書かないという授業スタイルに驚いた。私が小学生だったときは毎時間教科書を使用し、ノートに板書を写すという授業スタイルであったが、児童はノートを取ることはなく、自分のipadにタイピングで自分なりのノートを作成していた。そしてこの授業も児童の意見を主体に授業が展開されていた。児童同士で意見を交換する時間を設定した際も、近くの児童同士ではなく、自由に席を移動して意見を交換し合っており、その時間内で児童同士でipadの使い方などについても教え合う様子が見受けられ、児童主体の授業展開であった。 ●3時間目の書写の時間に以下のような流れがあった。 (先生)「習字の字が上手な人は未来が見えている!〇〇さんは実はその兆しがある!」 (児童)「すごい!なんで?」→プロジェクターを用いて説明。 この、「未来が見えている」という独特の言い回しは、次の一画を意識して文字のバランスを整えるという書道の指導を、児童が興味を持ちやすくなるようにしているという点で、非常に勉強になった。 ◇教師の働きかけについて ●授静かにしてほしい場面で「静かにしましょう」「話を聞きましょう」というような声掛けではなかなか静かにならないことがよくある。しかし、2年3組の先生は静かにできている児童を見つけて「○○さん、静かにできていて素晴らしいね」「○○さん、お話聞く準備早いね」などのように、できていない児童に声を掛けるのではなく、できている児童に声掛けをしていた。それによって、周りの児童も先生に褒めてほしいという気持ちから自然と静かになっていてすごいと感じた。 ◇避難訓練について ●避難訓練を見学した際に、教師は普段の穏やかな雰囲気はなく、人数確認の時には走って報告を行っていた。このことから、避難訓練に対する意識や児童の命を守るための意識が高いと感じた。防犯の観点から学校の廊下には、刺股が置かれていた。大阪教育大学池田小学校の事件から、どこの学校でも学校安全に対する対策が行われているのではないだろうかと感じた。 ●避難訓練という貴重な行事を見学することができたのも、とても為になったと思う。教員が真剣に行うことではじめはふざけて友達と喋り続けていた児童もその様子を見て、最後はちゃんと話を聞き避難訓練を真剣に行っていてすごいと思った。避難訓練は、児童の命にかかわるものであるためとても重要なものだと思った。避難訓練や災害に関する知識を教えていくことは、教員のとても重要な仕事の一つであり、責任がいると強く感じた。避難訓練の際にふざけていた児童を注意していた教員や、前に立ち全体に指示を出していた教員はもちろんどの教員も真剣で、教師という仕事の楽しい面だけを考えていた私は甘い考えだと感じた。 ◇子どもの姿から ●図工の授業では、自分の好きな物語を絵の具やクレヨンで画用紙に描いていくという授業であった。何人かの子たちに、「何を描いてるの?」と問いかけてみると、「桃太郎やで!」や「スイミーっていうやつ!」など、楽しそうに答えてくれ、そこからどんどん話を聞かせてくれる子もいれば、恥ずかしがってあまり喋ってくれない子もいた。先生の立場から見た時にこのような時どうすることが重要なのか考え、やはり児童が話したくない状況でどんどん質問するよりも、表情や話し方などから話しかけやすい雰囲気を作ったり、その子が興味を持って取り組んでいることの話題や行動に対して乗っかっていってあげたりすることを意識すると良いのかなと、児童たちと関わっていく上で感じた。 ●1年のクラスに見学に行った。今回の自分の中でのめあてとして、先生の話し方や表情に注目するよりも、その先生の言動を受けて、児童はどのような表情をしたりどのような行動に繋げたりするのかということに注目をして見学を行った。クラス全体として感じ取ったことは、自分の中の小学1年生のイメージと、実際に学校に通っている小学1年生の姿が大きくずれているということだった。休み時間などには、自分の気持ちを相手に伝えようとしたり楽しく話をしたりしている姿をよく見かけたが、授業が始まったとたん、人の話を聞くときはその発言者の方を向いたり、手を挙げて当てられてから発言したりするなど、想像していたよりもメリハリをつけることができていると感じた。しかし、それは児童が勝手にできるようになるのではなく、教師の日ごろの指導の仕方によっていい方向にも悪い方向にも簡単に変わってしまうのだということも再確認した。 ◇講話を聞いて ●副校長の講話では、教師・学校現場についていくつかお話して下さったが、なかでも自身が感銘を受けたのが「すべての学びは目の前の子どもたちから」というワードであった。教員の意義というのは一般的には「教育者・指導者」という立場であり子供たちが、「学習」する立場であるのだが、副校長の「子どもたちは、きちんと自身の間違いを認め、訂正することができる・子供たちの成長に学ばされる場面がたくさんある」という言葉を聞いて本当にそのとおりであり、それこそ教師というのは「共同探究者」というワードがぴったりだなと感銘を受けた ◇全体を通して ●今回一日見学を体験させてもらい、学校という場では児童が主役であり、それをサポートするのが教員であると考えた。教員は見本にならなければならないが全て教員が正しいわけではないと思うので、時には児童から学ばせてもらう事も多々あると思うし児童の目線に立ち一緒に成長するという気持ちでいることが大切ではないかと考えた。前回の附属池田小学校から今回の附属平野小学校の経験を通して、先生方のように児童の前に立って授業を行っていけるようになるのかいう不安と教員になりたたいという欲が強まった機会でした。 ●教員は大変といったイメージが1番にありましたが、「大変」以上の魅力がたくさんあることに気づきました。1日のほとんどを学校で過ごし、家族と同じくらい多くの時間を子どもたちと過ごせることは本当に幸せなことだし、先生の影響を受けて成長していくということは、たくさんの子どもの成長の一部に自分が携わることができるのは教員の1番の魅力だと感じました。子どもたちに良い影響を与えられる人間になるために専門だけでなく様々な経験を通して人間性を磨いていこうと心に留めました。 最後に、学生に貴重な学びの場をご提供くださった大阪教育大学並びに附属平野小学校に深く感謝申し上げます。 【関連記事】 1回生が大阪教育大学附属池田小学校を訪問しました~現代教育学科 奈良教育大学と算数・数学教育のゼミ交流!~現代教育学科 椎名ゼミ 1回生131名が「小学校一日見学」に参加しました~現代教育学科 大阪教育大学附属池田小学校で学ぶ「安全で安心できる学校づくり」~現代教育学科
2024.03.07
旧豆山荘(旧河合町役場)の保存再生デザイン報告会〜人間環境デザイン学科前川ゼミ
2・3回生合同で地域の課題解決に取り組む人間環境デザイン学科のプロジェクトゼミ。前川ゼミでは、歴史的建造物の調査研究から、さらにその保存再生デザインの検討も進めています。その一つとして、2022年度から河合町に位置する旧豆山荘を対象に作業を進めています。旧豆山荘の活用再生デザインを、河合町役場へプレゼンテーションしに行きました。 旧豆山荘は実業家、政治家である森本千吉が大正12年に建設した住宅であり、昭和23年には河合村所有となり、その後村役場として利用されていました。新役場建設後は積極的な利用がされず、現在も倉庫のような使われかたをしている状況です。 提案は2チームに分かれ、地域の方が利用できるコミュニティースペースの案とホテルにコンバージョンする案の2案の検討を進めました。 A案:地域とともに成長し、持続する豆山荘 A案のコンセプトはDIYを通して地域住民で徐々にリノベーションを加えていきます。離れ、中廊下、母屋と空間が広いため、平日と休日で使う空間を変えることで管理しやすいように工夫。離れは河合町の観光案内所をつくり、豆山荘や河合町の歴史に触れられる空間にしました。中廊下は大きくリノベーションし、キッチン設備を加えてカフェを通して集まれる空間にしました。母屋は元の姿を活かしつつ、自由に工作できるDIYラボと地域の方で集まれるスペースとワークスペースをつくりました。 B案 :大正、昭和の歴史的価値を活かす宿泊施設 B案のコンセプトは、西洋の文化と日本の伝統的な文化が上手く融合した空間です。ターゲットはレトロや歴史的な雰囲気が好きな方、地域住民や観光客、役所で働かれている方です。宿泊施設は母屋2階と離れで、2組が泊まれるようにしました。母屋は日本の伝統的な雰囲気が味わえる空間になっています。そして、離れでは西洋の雰囲気が味わえる空間です。離れ1階がリビングで2階が寝室になっています。母屋1階では宿泊者が食事を楽しんだり宴会などのイベントにも使えます。中廊下には浴室があり、宿泊者が時間区切りの貸し切りで利用できるようにしました。 報告会には河合町町長をはじめ、役場のみなさま、森本千吉が創業した森本組のみなさまにご参加いただき、みなさまから貴重なご意見をいただきました。今後も保存再生に向けて検討を進めていきます。 人間環境デザイン学科 3回生 木村 知希、藤原 百花、中辻 優貴、濵野 悠大 2回生 奥田 望月、村上 仁美、森口 爽、佐藤 竣星 峯玉 佳音、森本 早紀、吉田 美来 【関連記事】 2023年明日香村竹テントワークショップvol.5 【完成編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所「佐味田みんなの縁側」の活用状況調査~人間環境デザイン学科 陳ゼミ エコール・マミで「残糸を使ったブローチづくり」のワークショップを開催!~人間環境デザイン学科村田ゼミ JIPAK 第5回デザインコンペティション2023にて「佳作」を受賞しました!~人間環境デザイン学科前川ゼミ 令和5年度「広陵町若者議会」に参加しました!~人間環境デザイン学科清水ゼミ
2024.03.07
次世代教育センター主催「近未来テクノロジーの生かし方」を開催!
21世紀に入って20年以上が経ち、携帯電話やお掃除ロボット、無人自動車やChatGPTなど人工知能(AI)を搭載したロボットが活躍する流れは加速しています。そこで、これからの社会を担う皆さんに「ひととAIの関係」に関する教養を身に付けてもらうことを目的として、昨年度に引き続き、冬休みにオンデマンド型の講座を実施しました。学科、学年をこえて41名の学生の皆さんが参加しました。 ※次世代教育センターは2021年4月、次世代社会のニーズに応えられる幅広い教養を身につけた人材の育成を目的として開設されました。毎年度、様々なテーマを取り上げた講座を実施しています。 今年度は、開発が進んでいる近未来のAIテクノロジーを紹介した上で、AIの使い方やAIを用いた犯罪への対策について説明しました。また、担当教員が全1回の講義動画を配信し、学生の皆さんから、質問や意見、感想を送ってもらいました。そして、全ての質問とアイデアへの回答や皆さんの感想を記したファイルを作成し、参加者全員で共有しました。 第1章の「AIで遊び、学び、働く」では、仮想空間(メタバース)や分身ロボット、ドローンなどのAIテクノロジーが遊び、学び、仕事の分野で使われはじめており、将来的には世界で100兆円を超える市場規模となるだろうことを説明しました。また、文章や絵などに関して、ひととAIが作ったものを見分ける方法を説明すると共に、声に関しては見分けるのが難しいので、なりすまし詐欺を防ぐ方法も説明しました。 ▼分身ロボットの説明 ▼AIが作る「なりすましの声」の説明 学生の皆さんからは「テクノロジーという言葉だけでは身近に感じることはできていなかったけど、講義の内容を聞いていくと親近感を感じることができました」や「AIが非常に速く発達してきており、詐欺に使われていることは早急に対処する必要があると思いました」という意見をもらいました。また「たった3秒の『あーーー』といった言葉でもAIは声紋を記録できるのでしょうか?」や「ドローンによる離島への宅配計画が数年前くらいにあったと思うのですが、それはどのようになったのでしょうか?」という質問ももらいました。そこで、声紋は「あーーー」だけでもある程度は盗まれるし、息継ぎするとさらに盗まれること、そして離島も含めたドローン宅配は2028年には日本全国で実現予定であることを説明しました。また「AIが作った文章を人間が少し手直しすることでAIの良い側面と人間の良い側面の両方が組み合わされた文章ができるなと感じました」という素晴らしいアイデアももらいました。 第2章の「AIでひとを知り、治す」では、新型コロナの感染状況や災害の予測、そして患者さんのリハビリ結果の予測などにAIが使われていることや使いやすい予測用AIアプリについて説明しました。また、映像分析用AIが空港検閲や農作物被害防止さらには義肢の作成など、様々な分野で使われ始めていることを説明しました。そして、シンプルな映像分析AIアプリも紹介しました。 ▼未来予測用AIについての説明 ▼義肢の作成に活用される映像分析AIについての説明 学生の皆さんからは「動画を通してプログラミングやAIの使い方を具体的にイメージできて有意義でした。臨床の現場に出た時に適切に活用できるようになりたいです」や「これからどんどんAIの仕事やすることが増えても、人間の仕事もなくならずに人間と共存する未来になるんだろうなと思いました」という感想をもらいました。また「リハビリを始める前に予測を提示した場合に、予測通りにいかなければ患者さんに責められる恐れもあるのではないでしょうか?」といった質問ももらいました。この質問に対しては「『どれほどの確率で』」〇〇のような予後になる」という予測の信頼指標もAIに出してもらい、その情報もセットにして患者さんに伝える必要があることを説明しました。 今年度のプログラムにおいても、学生の皆さんからの質問や意見、感想は非常に本質的かつ発展的であったため、我々教員も触発され、色々なことを考えながら回答しました。充実したプログラムになったと考えています。 畿央大学大学院健康科学研究科 冬木正紀・大住倫弘 次世代教育センター 関連記事 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~応用編~」を開催!|KIO Smile Blog 次世代教育センター主催「文章読解・作成能力検定講座」を開催しました! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」を開催!(今年度3回目) 次世代教育センター主催「プレゼンテーション力養成講座~PowerPointの活用~」を開催! 次世代教育センター主催「コミュニケーション力養成講座~相手に伝わる発信力強化~」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」(2023年度2回目)を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」を開催! 次世代教育センター主催 「ひとの生活を支える近未来テクノロジー」を開催! 次世代教育センター主催「モバイルプラネタリウム上映会」を開催!!~協力:畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル 次世代教育センター主催 「Excel集中講座」を開催!(今年度2回目) 次世代教育センター主催「Excel集中講座」を開催! 次世代教育センター主催「コミュニケーション力養成講座~プレゼンテーション」を開催! イベントプログラム「これからも『ひと』と『ロボット』は共存できるのか」を開催!~畿央大学次世代教育センター 次世代型情報教養プログラム「ロボットとプログラミング」を開催しました~次世代教育センター