2014年3月4日の記事

2014.03.04

就活レポート~就職活動の現場から~№216

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第216弾! 現代教育学科5期生(14卒) 湊 知恵さん 奈良県 小学校教諭 【教師を目指そうと思ったきっかけ】  私は「小学校の先生」という職業にあこがれを抱いていました。先生がすることは全てかっこよくみえ、丸つけでさえもかっこよく見えました。担任をしていただいた先生方はどの先生も勉強だけでなく、生活をしていく中で大切なことなどいろんなことを教えてくださいました。またどんな些細なことも気にとめてくださり耳を傾けてくださいました。先生方のおかげで学校も楽しいと思えましたし、勉強をして知らなかったことが分かった時の喜びを味わうこともできました。私も小学校の先生になって子どもたちといろんなことを勉強していきたいと思ったのが教師を目指したきっかけです。 【学校インターンシップ、教育実習を体験して】  私は教師になりたいという思いを持って畿央大学教育学部入学をしました。授業で指導の仕方を学ぶ中で、教えることの難しさを知りました。自分が分かったと思っていてもそれを教えることは、思っている以上に難しく、私は教師に向いているのかと不安になったこともありました。しかし、インターンシップや教育実習で先生方の授業を見させていただいたり、実際に児童の前で授業をしたりすることで、授業をつくることの楽しさや、分かりやすい授業にするために努力をすることの楽しさを感じることができました。なにより児童の「できた」「わかった」「もっとしたい」と思った時のきらきらした笑顔、そして昨日までできなかったことができるようになった児童の成長を見ることができ、私の教師になりたいという思いはより強いものとなりました。 【畿央大学での大学生活について】  私は学校が好きです。入学当初は五位堂駅から大学までの道のりが少し遠く感じ、大学に行くのが億劫に思ったこともありました。今では友人も増え、毎日楽しく通い、大学までの道のりが私の好きな道となりました。友人とたわいないことで大笑いをしながら帰ったこと、進路のことを相談しながら帰ったこと、今ではどれもいい思い出です。この大学で同じ夢を追いかける仲間や自分の夢を叶えるために頑張っている仲間、いろんな仲間に出会えたと思います。私は仲間から自分の長所・短所を教えてもらうことができました。楽しいこともしんどいことも共に乗り越えてきたからこそ、本音で語り合えることもできました。みんながいたから楽しく、毎日笑って自分らしく大学生活を過ごせたと思っています。 【畿央大学の教員採用試験対策について】  私は勉強の仕方が分からず、採用試験に向けて何からどこから手をつけたらいいのか分かりませんでした。とりあえず対策講座だけは出ようと思い毎回出席していました。毎回教職支援センターの先生方や他の先生方が採用試験に関する情報を提示してくださり、採用試験に対する私の不安を減らしてくださいました。困ったことがあればどの先生も親身になって相談に乗ってくださり、分からないことは丁寧に分かるまで教えてくださいました。面接練習では、自分のいいところや直した方がいい所などを的確に指摘してくださり、一喜一憂の毎日でした。これらの対策講座のおかげで自分の得意なこと、苦手なことを知ることができ自分を知るいい機会となりました。採用試験にむけて勉強をしていく中でうまくいかないこともたくさんありました。自分の出来なさに悔し涙を流した時もあります。そんな時友人や先生方、家族、いろんな人が支えてくださったおかげで最後まで諦めることなく頑張れたと思います。私一人では最後まで頑張り、夢を実現することができなかったと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。これから教員採用試験にむけて頑張る皆さん、最後まで自分を信じて頑張ってください。努力は必ず実ります。 【理想の教師像】  理想の教師として子どもたちの笑顔を引き出せる教師、そして子どもたち一人一人の違いを認め合える学級をつくる教師を目指します。私が理想とする先生は担任をもっていただいた先生方はもちろん、実習先の先生方、インターンシップ先の先生方、たくさんいます。その中でも印象に残っているのが実習担当の先生です。その先生は自分の中にいろいろなジャンルの引き出しがたくさんあり、授業がわかりやすく子どもたちの「できた」「わかった」という笑顔をひきだしていました。自分が笑顔でいるだけでなく子どもたちの笑顔まで引き出せてすごいな、私もそんな教師になりたいと感じました。また、学級の中にはいろんな児童がいました。その中でも個性を尊重した学級経営をされていてみんなに居場所がある学級でした。先生と児童の信頼関係はもちろん児童同士の横のつながりが大切だということを教えてくださいました。私も長所である笑顔を活かし、子どもが主役となる学級をつくっていきたいです。