2014年3月25日の記事

2014.03.25

「海外インターンシップ」体験レポート№9

最初はどうなるかと色々心配していて初日の仕事の日、言葉がわからないなどで一度寂しさのあまり泣いてしまいましたが、今自分に出来ることを精一杯やろうと決め二日目のその日から自分が変わったのが感じる事ができました。 1週間がすぎホームステイにもだんだん慣れて、仕事が終わり帰宅しステイ先の父さんと夜遅くまで話をしていました!!ホストファミリーの両親はアジア系の方で母さんはマレーシア、父さんは中国出身でご飯は口に合いました!!父さんは会計士で何度か日本に来て仕事をなさっていたそうです!! 最初から英語で話すのは無理だったので携帯のアプリを使い通訳しあい話していました。そこで英語が通じたらうれしいという事を感じ、そこからというとアプリを使わずに相手の言っている言葉が段々と分かるようになりました!!通じたり分かったりすればすごく楽しい!! 仕事を終え家に帰ると今日の仕事はどうだった?体は大丈夫?などと毎日言葉をかけてくれ家以上に気にかけてくれました。暇な時は夜ディナーにも連れていってもらいました。やっぱり英語がわからない時はありますがその時は最低限覚えておかないといけない単語でどうにかなりました!! 職場でも何処の国からきたの?今日は暑いね!これは日本語でなんというの?など色々と話してくれ、最初の頃あまり喋らなかった人とも仲良くなり職場が楽しくなってきました。そして毎週木曜日は遅くまで店が空いていることから同じ学校からきたインターンシップ仲間で集まりよるご飯を食べに町に出ました。私の仕事先はこうだ、家はこうだなど話が盛り上がりました。みんなの頑張っている話も聞きさらに自分も頑張ろうと思いました。 そして2週間がたったこともあり1日の仕事内容も把握し、こうして!と言われる前に仕事をこなすことが出来てきました!!   朝出勤するとまずは犬のトイレの掃除、そして一般の方が来られ見られるよう小屋のセット、ウサギ小屋の掃除、犬のシーツの洗濯、エサ箱洗い、そして夕方前に裏の小屋に犬達が戻るのでそちらの小屋のセット。言葉では簡単な仕事内容になりますがこれがとてつもなくしんどいです!! OKCから来た仲間は皆室内でクーラーがきいている部屋で仕事をしているが、私は屋根もなく影も少なくましてやクーラーもありません!!日中になると軽く30℃近くになり体力がすごくいる仕事でした。 しばらく日にちがたつと同じ職場に同じインターンシップで北海道からきた方が来られ内心すごく安心しました(笑)彼女は英語にも慣れていて1週間に3日だけ出勤でしたが仕事も皆と同じようにこなしていました。 ここで働いていて気づいたのは、ここの犬たちはすごく恵まれているなということです。私が働きだしてから何匹も新しい飼い主が見つかり出ていきましたが、すごくやっていてよかったなとその都度思います!!ここの施設は新聞にも取り上げられており毎日たくさんの人が来られます。 来られる方も施設の方もとにかく優しくて親切です!! 色々な犬がいてこの子はどんなこ、この子はどんな性格など細かくおしえて頂きました。中には訳ありで引き取り手がなかなか見つからない犬もいて、すごく狂暴な犬、人間恐怖心になってしまい小屋の片隅で小さくなりずっと震えてる犬もいました。もし引き取り手がみつからなかったらどうなるのだろう。ここの施設を支えている資金はどうなっているのだろうといくつか疑問もでてきました。 なぜそこまでして動物の世話をするのだろうと普通は思います。私も初めはその立場の人間でした。でも働きだしてから分かりました。それはとてつもないやりがいを感じることができるからです。仕事内容はすごくハードですがその中で一生懸命に世話をすることで、犬が家族のように感じ新しい飼い主が見つかった時は涙が出るほど嬉しいです!!本当にやっていてよかったと感じます!! 私が来てから新しい飼い主が見つかった犬は何頭もいますが今までに新しい飼い主が見つかった犬やネコ、ウサギの写真が壁一面に飾られており数えきれないくらい貼ってありました!! 見たときなんだか涙が込み上げてきました… でも足跡を辿るとこのような施設を作らなければならないこと自体がおかしい事です。小さな命でさえ捨てる無責任な人間がいるということです。捨てられた犬、拾われた犬と時間を共にしているうちに考え方が変わり、1匹でも多くこれからの未来を共にする新しい飼い主が見つかって欲しい事と、私たちのしている取り組みが1人でも多くの人の心に伝わり、少しでも考え方が変わっていって欲しいと思うようになりました。   人間環境デザイン学科3回生 樽井彰吾 【関連記事】 「海外インターンシップ」体験レポート№1