2021年11月29日の記事

2021.11.29

就職レポートNo.642(大阪府/養護教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第642弾! 現代教育学科13期生(22卒) K.Y さん 大阪府・養護教諭 勤務   ※撮影時のみマスクを外しています。   【教師を目指そうと思ったきっかけ】 高校時代の養護教諭に脳貧血の予防法を教えていただいたことがきっかけです。その予防法を実践し続けると脳貧血になることが減ったため「この予防法は一生使える!」と感じたのと同時に「保健室の先生ってすごいな!」と養護教諭という職業に興味を持つようになりました。それと同時に、看護師さんでもなく、学級担任の先生でもない養護教諭という職業がとても魅力的でかっこいいと感じました。そのようなことから、学校生活の中で子どもたちの健康をサポートしたい!また、高校時代の経験から、私自身も子どもたちに「一生使える健康知識」を育めるような存在になりたい!と思い養護教諭を目指しました。     【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 健康診断ボランティア、病院実習を2回生、養護実習と保健室ボランティアを3回生で経験させていただきました。大学で勉強しているはずなのに、実際の現場では戸惑ってしまうこが多かったです。そのため、上手くいかずに悔しい思いもしました。しかし、それ以上に学べたことが本当にたくさんありましたし、「頑張ってるね!」と声をかけてくださる先生方の温かさを感じました。だから、悔しい思いをバネにして教育実習やボランティアでたくさんのことを吸収するとことが大切だと思います。また、周りへの感謝を忘れずにいることで、もっとたくさんのことを先生方から教えていただけると思います。私にとって、どの実習もどのボランティアもとっても良い経験でした!     【畿央大学での大学生活について】 畿央大学の大学生活では一緒に笑い合ったり、目標に向かって一緒に頑張ったりできる友人と、自分のことのように喜び心配してくださる先生方に出会うことができました。本当に周りの方に恵まれて自分は幸せ者だし、畿央大学に来て大正解だと思っています。私は養護教諭になりたいという夢を持って畿央大学に入学したため、その道しか考えておらず取得免許も養護教諭のみです。その分、ひとつひとつの講義や課題に全力で取り組んだり、早い時期から養護教諭専門の勉強にも力を入れたりすることができました。また、授業の無い時には皆で一緒に勉強したり、ドラマを見たりして、とてもメリハリのある充実した時間を過ごすことができました。     【畿央大学の教員採用試験対策について】 畿央大学では3回生の初め頃から対策講座が始まります。対策講座を受けることで「こんなものが採用試験に出るのか!」「これ採用試験までに間に合う?」という焦りが生まれ、そこから必死に勉強するようになりました。だから、対策講座は私のやる気スイッチがONになったきっかけです。また、もう1つのきっかけは、教採・公務員対策室の先生との面談です。それぞれの自治体の採用試験の特徴やそれに合った勉強方法を教えてくださり、効率よく勉強できるようになりました。また、4回生の4月からは面接対策も始まりました。初めはとても緊張しましたが、練習回数を重ねるごとに自信をもって話すことができるようになりました。練習は特定の先生だけにしていただくのではなく「できるだけ全員の先生に練習を見ていただく」ことを目標にしていました。たくさん練習するとその分厳しい言葉をいただくことも増えますが、そのような言葉全部に先生方の優しさがこもっているとわかっていたので挫けることはありませんでした。教員採用試験の期間は辛いこともありましたが、応援してくださる教採・公務員対策室の先生やゼミの先生、教育学部の先生にたくさん感謝した期間でした。合格することが最終目的ではありませんし、自分の将来のために頑張ってきましたが「先生たちに恩返しがしたから合格したい、喜ばせたい」という気持ちがあったからこそ最後まで頑張ることができました。     【理想の教師像】 私の理想の教師像は3つあります。1つ目は、「一生使える健康知識を育める養護教諭」 です。2つ目は、「子どもたちのSOSを見逃さない養護教諭」です。3つ目は、「一人で抱え込まない養護教諭」です。私は、体についての勉強や人のことを観察することがとても好きです。養護教諭になった際にも好きだという気持ちを大切にし、その気持ちを子どもたちの健康をサポートすることに活かしていくことが私の理想です。また、私は大学の4年間で養護教諭は一人職であっても問題を抱え込まず、報連相をしっかりと行うことが大切だと学びました。このことは、学校や子どものためにも、また自分自身のためにも大切だと思うので心がけていきたいです。     【後輩へのメッセージ】 養護教諭は倍率が高く、倍率を見ただけで諦めてしまいそうになってしまうことがあります。正直私は倍率を見た時に「こんなん誰が受かるねん」と思っていました。しかし、どれほど倍率が高くて、新卒採用が難しかったとしても自分自身が諦めずに頑張れば努力は報われることを今回の教員採用試験で実感しました。是非、倍率に負けず頑張ってほしいです!私は4回生の4月頃が一番気持ち的にしんどい時期で辞めてしまいたいと思うことが何度もありましたが、一次試験を受けたころから時間が過ぎるのがとてもはやく感じるようになり、いつの間にかマイナスの気持ちも消えていました。また、友人や先生方、家族の存在がとても大きく、最後まで頑張れたのはその支えがあったからです。辛いこともたくさんあると思いますが、それを吹き飛ばすぐらいの忙しさがやってきたり、周りへの感謝の気持ちが生まれたりするようになるので、それまでは粘り強く頑張ってみてください!応援しています!!