2020年11月13日の記事

2020.11.13

就職レポートNo.582(大阪府/小学校教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第582弾! 現代教育学科12期生(21卒) R.Y さん 大阪府・小学校 勤務       【教師を目指そうと思ったきっかけ】 小学生のときの担任の先生がきっかけです。当時、人前に立つことが苦手だった私に学級代表にならないかと声をかけてくださいました。その後の学級会の進行や児童会活動に関しても多くのアドバイスをしていただきました。そのことがきっかけとなり、中学校では部活動の部長を務めたり、高校では生徒会執行部に所属したりと、様々なことに挑戦できるようになりました。  私も当時の担任の先生のように、子どもたちの可能性を広げていきたいと思い、教師を目指すようになりました。   【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 私は3回生の前期から母校の小学校へ学習支援ボランティアとして参加させていただきました。大学の授業で学んだことと一致するものがあり、「講義で言われていたことはこれか!」と学びを深めることができました。また、授業では学べない子どもたちの実態や先生方の配慮などボランティアに行かなければわからなかったことも多くあり、もっと早く参加すればよかったと今でも思っています。 教育実習は2年生の学級でした。ボランティアよりも子どもたちと関わる機会が増え、日誌を書いたり授業の準備をしたりと本当に大変な1ヶ月だったので、あっという間に終わってしまったという印象が強いです。運動会の練習期間と重なっていたため、先生方の授業以外の業務にも携わることができ、多くのことを学ぶことができました。   【畿央大学での大学生活について】 授業の形式として、グループワークが非常に多かったように思います。グループワークでは役割を分担するため、楽をしようと思えばとことん楽をすることができる役割もありました。しかし、担任の先生に言われた「経験は誰にも盗られない」という言葉に背中を押され、指導案作成に力を入れたり、模擬授業を積極的に行ったりしてきました。日々の授業では、正直しんどい課題の方が多かったですが、それらから逃げず一生懸命取り組んできたからこそ合格をいただけたんだと思っています。畿央大学でまじめに授業に取り組んでいれば、自ずと教師に必要な力を身に付けることができると思います。    【畿央大学の教員採用試験対策について】 教員採用試験対策について、対策室の先生方が手厚いご支援、ご指導をしてくださると先輩方から聞いていましたが、私自身そのことをとても痛感しました。今年は新型コロナウイルスの影響で自習室が使えなかったり、春休みの対策講座が中止になったりと例年とは大きく異なる環境でした。しかし、対策室の先生方は授業で使う予定だった資料を学内サイトにあげてくださったり、オンラインで面接対策をしてくださったりと様々な形で私たちを支えてくださいました。他大学と比べてもここまで手厚くサポートしてくださることはそうないのではないかと思います。    【理想の教師像】 子どもたちに自分の可能性を広げられる力を身に付けさせられる教師になりたいです。自分の長所や得意なことを自覚し、それを追求できる力を育てることのできる教師になりたいです。教壇に立った際に、子どもたちが自分の長所を発揮し支え合う学級を作っていきたいと思っています。   【後輩へのメッセージ】 私が教員採用試験に必要なものは自制心だと思っています。大学生活を送る間に、アルバイトや趣味、友達付き合いなど自分が熱中できるものに出会うことができた人がほとんどだと思います。しかし、そればかりに力を入れては、教員採用試験対策に必要な時間を設けることができません。自分のやりたいことや好きなことをぐっと我慢して時間をどれだけ作ることができるか、自制心を強く持てるかが合格への鍵だと思います。この就活レポートを読んでくれるくらいに教師になりたいという強い思いを持っている人ならば、きっとそれができると思います。自制心を強く持ち、合格を勝ち取ってください。