2025.09.25
卒業生メッセージ~管理栄養士として活躍する先輩~【近畿大学奈良病院】
社会に出て様々な分野で活躍している卒業生をご紹介!
近畿大学奈良病院(管理栄養士) 勤務
健康科学部健康栄養学科 15期生 (2021年卒) S・Hさん
現在の仕事内容と、その会社を希望した理由
当院は急性期病院で、管理栄養士は病棟ごとに担当者が配置されています。私は現在5年目で、消化器内科や泌尿器科などの内科の総合病棟と消化器外科・脳外科・呼吸器外科の外科病棟の2病棟を担当しております。給食業務は委託しており、最終的な確認などは行いますが、主に病棟での栄養管理や入院・外来患者への栄養指導をしております。
もともとは、食品企業での開発業務を行いたいと入学した当時は考えていました。しかし、
大学で学びを進めていく中で臨床栄養に興味を持つようになり、臨床実習なども通して、
病院で働く管理栄養士という職業に強く惹かれるようになりました。そして、病院管理栄
養士を目指すようになりました。
仕事でのやりがい
食事を楽しみしている患者さんは多くいらっしゃいます。疾患により食事がとりづらくなっていたり、腎臓病や糖尿病などの病気で栄養管理が難しくなっている方に対して、お話を伺いながら、可能な範囲で患者さんに寄り添って食事内容の調整をおこなっています。そうした対応に対して、患者さんから「ありがとう」と直接感謝の言葉をいただけることが日々のやりがいに繋がっています。
今後は急性期の大学病院に勤めているからこそ経験できる、様々な疾患に応じた栄養管理の知識とスキルを深め、専門分野の認定資格の取得にも取り組んでいきたいと考えています。
在学中に印象に残っている経験、出来事
専門性のある大学であるからこそ、同じ目標を持つ多くの同級生とともに国家試験や単位取得試験に向けて学習意欲を高めあうことができました。そのような環境が、自分自身のモチベーションの維持にもつながり資格取得まで辿り着けたのだと思います。
在学生へのメッセージ
当院にも多くの学生さんが実習に来られますが、その際、「病院の管理栄養士は栄養指導を主におこなっている」というイメージをもって来られる方が多いようです。実際には、栄養指導だけでなく病棟での栄養管理といった臨床業務や、給食管理もおこなっており、様々な形で患者さんと関わることができます。管理栄養士は様々な業界で活躍できる仕事なので、将来の進路に迷われる方も多いと思いますが、臨床に興味があり、人と接することが好きな方には、病院で働く管理栄養士をぜひお勧めします。資格取得に向けて頑張って下さい。