2020年11月の記事

2020.11.26

就職レポートNo.584(ゼネコン/施工管理職)人間環境デザイン学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第584弾! 人間環境デザイン学科15期生(21卒) K.U さん ゼネコン(施工管理職)  勤務     【その企業に決めた理由】 3回生の12月中旬に大阪で開催された建築系学生向けの合同説明会に参加し、中~大規模建築を手掛けている数社のお話を伺いました。その中で、当社は「中~大規模建築、主に教育施設を手掛けることが多い」とおっしゃっていました。自分自身教育施設の建築に興味があったので、12月下旬に行われたインターンシップに参加しました。 説明会、インターンシップを担当してくださっていた人事の方々の雰囲気が和気あいあいとしていてとても好印象だったので、この会社で一緒に働きたいと思い、選考に応募しました。 企業選びの際、自分の軸としたものは「興味のあることに携われること」と「人間関係の雰囲気がいいこと」です。 人間関係の雰囲気に関しては働き始めてからしか本当のところはわからないですが、少なくとも説明会で数社お話を聞いた中で、人事の方の雰囲気は企業ごとに違ったので、それを参考に企業を選びました。   【就職活動を振り返って】 スタート時期:12月下旬 エントリー数:8社 説明会数:1回 ES提出数:3社 面接数:内定先企業2回、他社1回 内定時期:2月中旬 参加したインターンシップが1次選考だったので、一般的な選考よりもかなり早い時期に選考が進んでいきました。スケジュールを合わせていただき、1月下旬に2次選考の面接、2月中旬に最終面接を経て、最終面接の次の日に内々定のご連絡を頂きました。本格的な就活が始まる前に運よく本命の企業から内々定を頂けたので、3月以降にESを提出する企業は本当に興味のある企業、挑戦したい企業だけに絞ろうと決め、就活を続けました。 コロナの感染拡大の時期と重なり、3月中に参加予定だった合同説明会、企業の説明会が全てなくなり、就活に対するモチベーションがすごく下がってしまっていたので、もし通年通り開催されていたらもう少し挑戦していたかもしれないと思います。   ・学んだこと 自分の本当に思っていること、話したいことを話す大切さです。 面接では気負ってどうしても良い恰好をしようといろいろ話を作りこんだりしてしまいます。でも、多少できていなくても自分が本当にやりたいと思っていること、言いたいこと、自分はどんな人なのかを伝えた方が、自分も少しはリラックスして面接に挑むことができるし、面接官の方もより聞いてくださっているように感じました。また、自分で話した内容から派生して質問が来た時も焦らず対応できました。 面接を受けた回数は少なかったですが、本当に大切なことだと実感しました。   ・辛かったこと ことごとく説明会が中止されたことです。 インターンシップを探したり個別説明会に参加したりして就活を積極的に進めていける人は問題ないですが、私のように合同説明会頼りにしていたタイプにとったら急に全部なくなって本当に何も進まなくて辛かったです。この時ばかりは、年内にもっと説明会などに参加しておけばよかったと思いました。   ・良かったこと 人事の方と連絡を取りやすい環境を作れたことです。 3月より前に開催される説明会、インターンシップに参加していたので、人事の方と直接連絡を取る機会が多く、人事の方に覚えていただけました。そのおかげで、面接会場でお会いした時にフレンドリーに話しかけていただけたりしたことが、個人的に安心感があってよかったです。   ・心掛けたこと 「とりあえず精神」です。 キャリアの講義には積極的に参加していた方でしたが、就活へのモチベーションが高い方ではなかったので、就活を始めるのが億劫でした。とりあえず参加できる説明会に参加してみたところ、参加する前より自分の進みたい職種の解像度も上がったし、「何がしたくて何には興味がないか」も結構明確になりました。 あまり就活に積極的になれない人は「とりあえずの気持ち」で参加できる説明会に参加してみるといいと思います。「名前が気になる」レベルで企業の話を聞き始めてもいいと思うので、とりあえず参加してみることをおすすめします。   ・失敗談 失敗談:インターンシップにもう少し参加しておけばよかったこと。 後悔はしていないですが、もう少し同じ職種の他の企業のインターンシップに参加して業界、業種のことを知りたかったな、と就活が終わってから思いました。   【就職活動でPRしたポイント】 施工管理志望では建築系の知識や自分の成果物をアピールするより、自分がどんな人間かをアピールする方がいいと思ったので、主に塾のアルバイトで生徒のスケジュール管理をしたりしていたこと、また、ゼミで積極的に活動していたことをアピールしました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターでは、ESを添削していただいたり、面接練習をしていただいたり、とてもお世話になりました。 特に面接練習では、部屋に入った時の所作の練習ができたので、当日比較的落ち着いて面接を受けられたと思います。   【後輩へのアドバイス・メッセージ】 自分の興味のあることについてできるだけ細かく分析して就活に臨むといいと思います。興味のあることがわかっていると、企業を絞るときにかなり役立ちます。 職種まで絞るときに、自分に向いていることと興味のあることの“いいとこ取り”ができる職種を見つけることができれば就活を前向きに進めていけると思います。 個人的に思うことは、受験と一緒で、“就職”がゴールじゃないので、「あまり気負わなくてもいい」ということです。ステップアップするための通過点くらいの気持ちで挑むと変な力が入らないのでおすすめです。 人によって就活のペースは本当にそれぞれなのでマイペースに進めていけばいいと思います。状況も状況なので、大変だと思いますが、周りに左右されず、自分が納得できるタイミングまで精いっぱい頑張ってください。

2020.11.18

就職レポートNo.583(奈良県/小学校教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第583弾! 現代教育学科12期生(21卒) K.N さん 奈良県・小学校 勤務       【教師を目指そうと思ったきっかけ】  私が教師を目指そうと思ったのは、高校生の頃に通っていたラグビースクールにコーチとしてボランティアに行ったことがきっかけです。そこでは、子どもたちのプレーが上達するように声掛けや練習方法を考えていたのですが、最も重要なのは子どもたちが楽しみながら主体的に練習に取り組むことだと実感しました。それらを意識しながら指導をするうちに、子どもたちが上達したり、試合でトライをとって喜んだりする姿、さらにそれを見て喜んでいる保護者の方の姿を見てやりがいを感じ、教師になりたいと思うようになりました。   【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】  私は教育実習やボランティアで、子どもたちと沢山遊んで話をすることが重要であると学ばせて頂きました。  教育実習の序盤は、何とか指導案通りに授業をして子どもたちに自分の言うことを聞いてもらうことばかりに意識が向いていて、子どもたちとの距離が遠く、楽しみながら授業に取り組んだり、素直に指導に納得したりする子どもが少なかったように思います。しかし、沢山遊んで話をすることで、子どもたち一人一人の興味関心や性格が分かったり、信頼関係を築いたりすることができました。何より、信頼関係を築くことができたのは大きな収穫となり、授業や生徒指導がうまくいく最大の要素であることを学びました。どれだけ発問や教材を工夫しても、教師に対して不信感などがあっては話を聞いてもらえないのは当然のことだからです。  さらに、担任の先生から、子どもたちと日常的に遊んで話をすることで子どもたちの小さな変化に気付くことができ、問題行動や子どもたちの悩みに早期から対応したり、未然に防ぐ取り組みができたりすることを教えて頂きました。   【畿央大学での大学生活について】  私の4年間の学生生活は主に部活動が中心になりました。ビーチラグビーの魅力と部員の仲の良さに憑りつかれ、気づいた頃には部活をしに学校に行っていたと言っても過言ではない程でした。4年間の部活動で得たものは大変多く、体力や健康はもちろんのこと、組織を適切に運営していく能力やコミュニケーション能力、1つの目的を組織で達成する能力、諸問題を組織で解決する能力などを得ることができ、教員採用試験の自己PRでは経験に裏付けられていることから自信を持って語ることができました。  大学生活の中で得るものは一人一人異なると思いますが、アルバイトや趣味など様々な経験が自分の強みであることは間違いありません。教員採用試験に向けて、どんな経験をし、そこから教師に生かせるどんな能力を手に入れることができたのか、簡潔にそして具体的に語ることができるように準備をすることが重要だと思います。   【畿央大学の教員採用試験対策について】  私は、今回の教員採用試験を通して畿央大学の教採対策は大変手厚いものだと感じました。  特に教採・公務員対策室の先生方には感謝しかありません。教採・公務員対策室の先生方は、私たちが3回生の頃から対策講座をしてくださり、4回生になってからは、コロナ禍にも関わらず、WEB面接やメール・電話での質問対応、オンライン教材の作成など十分な対策をして頂いたと思います。  教採対策において、筆記・面接共に、少しでも疑問に思ったことや迷うことがあるのなら、どんなに小さなことでも相談に行くことが大切だと思います。疑問などをそのままにするのは試験当日の不安要素になりますし、その日のうちに解決する事で貴重な時間を有効に使えて、早く次の対策に取り組むことができるからです。 また、教採・公務員対策室の先生のアドバイスは素直に受け入れて実行に移すことが大切だと感じました。特に面接練習や模擬授業では、自分のこだわりを生かすことは大切ですが、それに合わせて、教壇に立たれ面接官をされた視点からのお言葉は大変貴重で点数に直結すると思います。それらを吸収することで更に合格に近づくと思います。    【理想の教師像】  私が理想としている教師像は、児童の頑張りや成長、前向きな姿勢や言動などどんなに小さくても気付くことができ、適切に褒めることができる教師です。そして、他人の良さだけでなく、自分の良さを実感することで自信を持って物事に進んで取り組むことができる児童を育てられる教師になりたいと思っています。現在の子どもたちにとって、いじめや不登校は喫緊の問題です。これらの取り組みとしても、教師が率先して子どもたちの成長や頑張りを褒めることで子どもが自他の良さを実感できるように努力しなければならないと思っています。そのためには、子どもたちと沢山遊んだり話をしたりして日常的に児童観察を行わなければならないと思います。   【後輩へのメッセージ】 最後に教員採用試験を受けるみなさんに伝えたいことが1つあります。 それは、進んで怖い先生の面接練習を受けるということです。怖い先生というのは語弊がありますが、厳しい表情や口調で面接をしてくださる先生に慣れておくことはとても大切だと思いました。実際の面接官は、思っている以上に淡々としておられて、場面指導では厳しい口調だったのが正直な感想です。しかし、面接練習で慣れていたからこそ、平常心で自分の良さを出し切ることができたと思います。 面接というのは、その人の性格や日頃の行いがそのまま点数にカウントされるものだと思います。だからこそ、筆記対策と同時に、座る時の姿勢や言葉使いなどをなるべく意識しながら過ごすことが大切だと思います。 先の見えない不安な数か月になると思いますが、不安になった時には、教採・公務員対策室の先生方や友達に沢山相談して、不安な気持ちを一杯吐き出すことが大切だと思います。そして、「こんな先生になりたい!」という理想像を思い浮かべながら頑張ってください!

2020.11.13

就職レポートNo.582(大阪府/小学校教諭)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第582弾! 現代教育学科12期生(21卒) R.Y さん 大阪府・小学校 勤務       【教師を目指そうと思ったきっかけ】 小学生のときの担任の先生がきっかけです。当時、人前に立つことが苦手だった私に学級代表にならないかと声をかけてくださいました。その後の学級会の進行や児童会活動に関しても多くのアドバイスをしていただきました。そのことがきっかけとなり、中学校では部活動の部長を務めたり、高校では生徒会執行部に所属したりと、様々なことに挑戦できるようになりました。  私も当時の担任の先生のように、子どもたちの可能性を広げていきたいと思い、教師を目指すようになりました。   【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 私は3回生の前期から母校の小学校へ学習支援ボランティアとして参加させていただきました。大学の授業で学んだことと一致するものがあり、「講義で言われていたことはこれか!」と学びを深めることができました。また、授業では学べない子どもたちの実態や先生方の配慮などボランティアに行かなければわからなかったことも多くあり、もっと早く参加すればよかったと今でも思っています。 教育実習は2年生の学級でした。ボランティアよりも子どもたちと関わる機会が増え、日誌を書いたり授業の準備をしたりと本当に大変な1ヶ月だったので、あっという間に終わってしまったという印象が強いです。運動会の練習期間と重なっていたため、先生方の授業以外の業務にも携わることができ、多くのことを学ぶことができました。   【畿央大学での大学生活について】 授業の形式として、グループワークが非常に多かったように思います。グループワークでは役割を分担するため、楽をしようと思えばとことん楽をすることができる役割もありました。しかし、担任の先生に言われた「経験は誰にも盗られない」という言葉に背中を押され、指導案作成に力を入れたり、模擬授業を積極的に行ったりしてきました。日々の授業では、正直しんどい課題の方が多かったですが、それらから逃げず一生懸命取り組んできたからこそ合格をいただけたんだと思っています。畿央大学でまじめに授業に取り組んでいれば、自ずと教師に必要な力を身に付けることができると思います。    【畿央大学の教員採用試験対策について】 教員採用試験対策について、対策室の先生方が手厚いご支援、ご指導をしてくださると先輩方から聞いていましたが、私自身そのことをとても痛感しました。今年は新型コロナウイルスの影響で自習室が使えなかったり、春休みの対策講座が中止になったりと例年とは大きく異なる環境でした。しかし、対策室の先生方は授業で使う予定だった資料を学内サイトにあげてくださったり、オンラインで面接対策をしてくださったりと様々な形で私たちを支えてくださいました。他大学と比べてもここまで手厚くサポートしてくださることはそうないのではないかと思います。    【理想の教師像】 子どもたちに自分の可能性を広げられる力を身に付けさせられる教師になりたいです。自分の長所や得意なことを自覚し、それを追求できる力を育てることのできる教師になりたいです。教壇に立った際に、子どもたちが自分の長所を発揮し支え合う学級を作っていきたいと思っています。   【後輩へのメッセージ】 私が教員採用試験に必要なものは自制心だと思っています。大学生活を送る間に、アルバイトや趣味、友達付き合いなど自分が熱中できるものに出会うことができた人がほとんどだと思います。しかし、そればかりに力を入れては、教員採用試験対策に必要な時間を設けることができません。自分のやりたいことや好きなことをぐっと我慢して時間をどれだけ作ることができるか、自制心を強く持てるかが合格への鍵だと思います。この就活レポートを読んでくれるくらいに教師になりたいという強い思いを持っている人ならば、きっとそれができると思います。自制心を強く持ち、合格を勝ち取ってください。