2019年1月18日の記事

2019.01.18

就活レポート~就職活動の現場から~No.530(特別支援学校教諭)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第530弾! 現代教育学科10期生(19卒) M.O さん 静岡県・特別支援学校教諭 勤務       【教師を目指そうと思ったきっかけ】 教師を目指したのは、小学校の時の担任の先生の影響が大きいです。自分に自信がなく消極的だった私は、その先生から「周りをよく見て誰にでも優しくできるのがあなたのよさだね」と長所を見つけていただき、自分を好きになることができました。私も子どもの長所を見つけ、それを伸ばしていけるようになりたいと思い、教師を目指しました。特別支援学校教員を志望したのは、大学で特別支援教育を学ぶ中で、障害のある子どもたちが様々な困難を抱えながらも、力強く生きる姿を知り、そのような子どもたちを、生涯を通して支援していける特別支援学校教員に魅力を感じたからです。   【学校インターンシップ・教育実習を経験して】 私は特別支援学校だけでなく、特別支援学級、通常の学級、保健室などたくさんの場所でボランティアをさせていただき、多くの子どもや先生方と関わらせていただきました。 特別支援学校のボランティアでは、子どもと関わることを楽しむことが大きかったのですが、実習に行き、子どもが好きというだけではやっていけないということを痛感しました。子ども一人ひとりの特性をしっかり把握し、何を伸ばしていくのかや、何を克服していくのかを考え、それをどのように支援していくのかを、先生方は常に考えていらっしゃるということを学びました。   【畿央大学での大学生活について】 私は、特別支援学校、小学校、養護教諭と3つ免許を取得するため、1回生の頃から毎日授業や課題に追われていました。何度も取得を諦めようと思いましたが、その度に担任の先生や周りの友達に話を聞いてもらったり励まされたりして、なんとか取得することができました。そして、免許が3つあること、そのために4年間勉強してきたことは、間違いなく私の最大の強みだと感じています。教採の面接でもそれを十分にアピールすることができたと思います。   【畿央大学の教員採用試験対策について】 教採・公務員対策室の先生方には筆記の対策講座や面接練習、個人面談などとても手厚くサポートしていただきました。対策講座では、分かりやすいプリントを配布してくださり、試験勉強の進め方まで、丁寧に教えていただけました。面接練習では、一から丁寧に指導してくださり、改めて自分の強みや、なぜ教員になりたいのかを考えることができました。また、一緒に面接練習を行う中で、今まで話したことがない人とも、お互いにアドバイスし合ったり、励まし合ったりして「一緒に頑張れる仲間」ということを強く感じました。   【理想の教師像】 子どもの可能性を伸ばしていける教師です。ボランティア先で、先生が「今日は昨日より3分早く準備できたね」「昨日よりも集中して取り組めているね」という声かけをされていて、些細なことでも子どもの頑張りを認め、具体的に褒めることは、子どもの自己肯定感を高めるだけでなく、子どもの将来の可能性を伸ばすことにも繋がると強く感じました。また、教員になった後もより質の高い専門性を身につけるために勉強会、研修会等に積極的に参加し、障害のことだけでなく、子ども一人ひとりに合ったよりよい支援について日々学び続けたいと思っています。   【後輩へのメッセージ】 教採の勉強を始めて最初のうちは、どうやって勉強を進めていいか分からず悩んだり、思うように結果が出なくて不安になったりすると思います。でも、勉強の進め方が分からなくなったら、まず教採・公務員対策室に相談に行けば必ず答えてもらえます。結果が出なくて不安になったら友達に相談したり、お互いに励まし合ったりするのがいいと思います。教採・公務員対策室の先生方や周りの友達に支えられながら、なんとか教採を乗り越えることができました。試験当日には、やりきった!と思えるくらい努力できたと思います。教員を目指す皆さんも、教採が終わったときに自信をもってやり切ったと思えるくらい頑張ってください。応援しています。