2025.03.12
就職レポートNo.831(民間病院/理学療法士)理学療法学科
卒業された先輩のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第831弾!
理学療法学科4回生 佐々木 英夢さん
民間病院(理学療法士) 内定
あなたがその職種を志したきっかけを教えてください。
理学療法士を目指したきっかけは、大学進学先に悩んでいた際、看護師である祖母、母、姉からの助言を受けたことです。幼い頃から医療関係者に囲まれて育ち、家族が人の健康を支える姿を間近で見てきたことで、「自分も人の役に立ちたい」という思いが自然と芽生えました。家族から理学療法士という職業について教えてもらった際、病気やけがで歩けなくなった方々の機能を回復し、再び歩けるように支援する仕事だと知り、その社会的意義と使命感に強く惹かれました。また、自分が手を動かし、目の前の人の生活を直接支えられる点にも魅力を感じ、理学療法士を志望しました。
畿央大学を選んだ理由は、理学療法士国家試験の高い合格率と充実した学習環境です。オープンキャンパスに参加した際、現場経験の豊富な教授陣や学生一人ひとりへの手厚いサポート体制を目にし、「ここなら夢を実現できる」と確信し志望しました。
畿央大学での学生生活を振り返ってどうでしたか?
特に印象に残っているのは、定期試験と長期休みです。定期試験は難易度が高く、試験期間中は精神的にも体力的にも大変でしたが、その分、達成感も大きかったです。試験を乗り越えるために、定期試験の1か月前から毎日21時まで勉強を続け、友人たちと協力しながら取り組みました。互いの得意分野を教え合ったり、重要なポイントをまとめたノートを交換したりすることで、効率よく学習できました。この経験を通じて、仲間と一緒に目標に向かって努力する大切さを学びました。
つらい定期試験を終えると訪れる長期休みは、試験期間中にたまったストレスを解消する貴重な時間でした。長期休みには旅行に出かけることを楽しみにしており、試験勉強中の息抜きとして旅行の計画を立てることが励みになっていました。
就職活動について、その就職先に決めた理由を教えてください。
就職先を選んだ理由は、病院見学時の雰囲気と、ゼミの卒業研究でお世話になった経験が大きく影響しています。就職活動中に複数の病院を見学しましたが、その中でも特に自分に合っていると感じたのがこの病院でした。見学時には、スタッフの方々が患者さんと向き合い、チームでのかかわりが密で協力しながら治療に取り組んでいる姿を目の当たりにし、「ここなら自分が理学療法士としてやりたいことに挑戦できる」と確信しました。
また、卒業研究でお世話になった際には、多くのスタッフの方が気さくに話しかけてくださり、その明るく温かい雰囲気にも強く惹かれました。研究中に教えていただいた実践的なアドバイスや、働くうえでの心構えはとても勉強になり、「こんな環境で成長していきたい」という気持ちが一層高まりました。
見学や卒業研究を通じて、この病院が私にとって最適な職場であり、成長し続けられる場所だと感じたため、ここで働くことを決めました。
就職活動を振り返っていかがでしたか?
最も大変だったのは、面接への不安を克服することでした。私は人前に立つと緊張してしまうタイプで、4回生の8月に行われた初めての集団面接練習では、思うように自分の考えを伝えられず、大きな危機感を覚えました。その経験から、「このままでは本番に臨めない」と感じ、本格的に面接練習に取り組むようになりました。
行きたい病院が決まり、面接の準備を進める際にも、最初の練習での失敗が頭をよぎり、不安が募りました。しかし、キャリアセンターの先生がその不安をしっかりと受け止めてくださり、何度も面接練習に付き合ってくださいました。具体的なアドバイスをいただくだけでなく、練習を重ねる中で、自分の強みや伝えたいポイントを整理し、自信を持って話せるようになったことは、大きな成長につながりました。
本番の就職面接では、ほとんど緊張せず、自分の思いをしっかり伝えることができました。この経験を通じて、「準備と努力が自信につながる」ということを学びました。また、キャリアセンターのサポートの手厚さに感謝するとともに、就職活動を通じて成長できた自分自身に対しても達成感を感じています。
後輩のみなさんへメッセージをお願いします!
たくさん病院見学に行って、しっかり悩んで、自分が本当に行きたい病院を決めてください。自分の求める条件に合う病院は必ず見つかると思うので、あきらめずに頑張ってくださいね。
もし、「どの病院が自分に合っているのか分からない」と感じたら、キャリアセンターの方々に相談してみてください。親身になって一緒に考えてくれるので、安心して話を聞いてもらえますよ。
行きたい病院は、実習でお世話になった施設や、卒業研究で関わった病院など、きっかけは何でも構いません。自分がどんな環境で成長したいのかをよく考え、納得できる病院を見つけてください。