2015年11月12日の記事

2015.11.12

就活レポート~就職活動の現場から~No.316

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第316弾! 現代教育学科4回生 足立 祐紀さん 滋賀県・小学校教諭 合格       【教師を目指そうと思ったきっかけ】  友達を大切にすること、学校が楽しい場所であることを教えてくれた小学校1.2年生の時の担任の先生への憧れが教師を目指そうと思ったきっかけです。先生が大好きで、学校が大好きで、ずっと教師になりたいと思っていました。  大学入学後は、地域の小学生と遊ぶ活動のボランティアや、学校インターンシップ、不登校児童生徒支援のボランティアなどに積極的に参加しました。そこで、たくさんの子どもたちと出会い、多くの経験を重ねることでより一層、「教師になりたい!」という思いが強くなりました。   【学校インターンシップ・教育実習を体験して】  学校インターンシップは、自らの課題に気づき、多くの学びがある経験となりました。様々な特徴のある子どもたちに出会い、一人一人のよさを見つけながらよりよい関わり方を考えたり、どのような声かけをしたら学習が楽しく意欲的にできるか先生方に相談したりしながら、日々試行錯誤を重ねながら学ぶことができました。  教育実習では、2年生を担当させていただきました。学校インターンシップでの経験を生かし、「子どもたちの名前と特徴はすぐに覚える。」「先生方の指導に感謝し、多くの学びからスキルアップをする。」ことを目標に臨みました。授業をすること、わかりやすく楽しい授業を展開する指導案づくりの難しさを実感し、教師は責任がある職業であると再認識しました。教育実習最終日に子どもたちから「先生、だいすき。」「私たちの先生になって。」と笑顔で言われた時にはとてもうれしく、絶対教師になると強く思えた瞬間でした。   【畿央大学での大学生活について】  規模が小さいからこそ、たくさんの友達ができました。そして、友達一人一人の意識が高く、勉強も部活動・サークル活動もボランティアも「共に本気になれる仲間」ができたと思います。みんなが様々な分野でがんばっている話を聞いたり姿を見たり、一緒に挑戦していると勇気がもらえ、「まだまだ頑張らないと!」と思うことができます。悩んだとき、困ったときは相談に乗ってくれたり、気晴らしに食事など付き合ってくれたりしてくれます。畿央大学の大学生活で、家族のような存在で大切な仲間たちに出会うことができたと思います。   【畿央大学の教員採用試験対策について】  「畿央だからこそ合格できた!」といっても過言ではないくらい試験対策は充実していました。  筆記の対策講座は、わかりやすい解説付きのワークシートを使い、反復で解くことにより知識を定着させ、自主学習で復習することでその知識を確かなものにしてきました。苦手な科目や疑問も教採・公務員対策室に行けば、いつでも丁寧にわかりやすく解説してくださり、とことん学生に付き合ってくださいました。  面接、模擬授業の対策講座は、教採・公務員対策室の先生方をはじめ、教育学部の先生方にもご指導いただきました。先生方の専門的な視点や経験談を聞くことで、面接では自分の軸を定め、熱意、夢や希望について自信を持って話すことができるようになりました。模擬授業では教師になってからもわかりやすく楽しい授業を展開できるようなスキルを磨くことができました。  また、対策講座だけではなく精神面からのサポートも影響が大きいです。辛い時期は優しく励まし、少し気を抜きそうなときは喝を入れてくださいました。優しさと厳しさは学生に対する先生方の愛情があるからこそだと思います。タフな教員採用試験を乗り切れたのは精神面のサポートのおかげです。   【理想の先生像】  私が教員を目指したきっかけとなった小学校1.2年生の時の担任の先生のように、人を思いやる大切さを伝えていけるような教員になることが理想です。そのためには、「子どもを信じ、子どもから信じられる教員」であることが必要だと思います。子どもたちの可能性を信じて、愛情をもって接し、小さな変化に気付くことができる教員になり「思いやりの心」を伝えたいです。  また、「元気のよい挨拶ができる子どもたち」を育てたいです。人と人とのコミュニケーションの第一歩は挨拶だと思います。剣道で培った礼儀正しさを生かし、元気よく「おはようございます。」「いただきます。」と言えるような子どもたちを育て、「元気のよい挨拶でいっぱいの学級」を作っていきたいです。   【後輩へのメッセージ】  勉強はやってもやっても決して終わるものではありません。終わりがないからこそ辛く、苦しい思いもします。でもそんな時、ふと周りを見てみると、共に「教員になる!」という目標を持ってがんばる仲間がいるはずです。そんな仲間と励まし合い、高め合いながら教員採用試験に立ち向かっていけば、試験が終わったころには「みんなと本気になれて案外楽しい期間だったかな。」と思えるかもしれません。私はそう思えた一人でした。  教員採用試験は、「先生になる切符」と「高い志を持った最高の仲間」を手に入れるチャンスです。手を抜いて後悔するより、本気になって笑顔になれる方がきっと得られるものが多いはずです。  みなさんと同業者になって語り合えるときを楽しみにしています!