2024年9月の記事

2024.09.25

「理学療法学科2回生×卒業生交流会」を開催しました!

2024年9月13日(金)に「理学療法学科2回生×卒業生交流会」を開催しました。 本企画は、低回生から将来の理学療法士像を考える機会を創出することを目的に昨年度より開催しています。 今年度は卒後2~4年目の卒業生12名と在学生約60名が参加し、卒業生からの自己紹介後、卒業生と在学生のグループに分かれ座談会形式で交流を深めました。         卒業生の働く領域は、急性期、回復期、スポーツ、小児と多岐にわたり、なかにはキャリアアップのために病院勤務と並行して大学院に通われている方や病院外でトレーナー活動を行っている方もいます。座談会の中ではそれぞれの仕事内容や理学療法士としてのやりがい、学生時代の活動についてなど、これまでの様々な経験をお話しいただきました。     最初は少し緊張する様子が見受けられた学生も、年齢の近い先輩との交流を通して徐々に打ち解け、現在の学校生活や勉強に関する悩みを相談していました。     ▼座談会の様子                 参加した学生からは、「様々な病院での働き方の違いを知ることができた」、「就職について考える機会となった」などの感想が寄せられました。 また卒業生からも、在学生と話しているうちに自分自身を振り返る機会にもなったという声をいただき、双方にとって有意義な時間となったことでしょう。   後期授業もスタートし、2回生はより専門的な授業が増えてきます。 身近な将来像である先輩との交流を通して、理学療法士のやりがいを再確認し、それぞれのモチベーションアップに繋げてもらいたいと思います。         ご協力いただいた卒業生の皆さん、ありがとうございました!                                                                

2024.09.17

卒業生メッセージ ~理学療法士として活躍する先輩~【独立行政法人地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター】

社会に出て様々な分野で活躍している卒業生をご紹介! 独立行政法人地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター 勤務 理学療法学科16期生(2022年卒) E.Aさん         現在の仕事内容と、その会社を希望した理由 現在は、総合病院に理学療法士として勤務しており、回復期病棟の患者様のリハビリテーションを担当しています。私が、就職を希望した理由としては、学部生の頃から青年海外協力隊に興味を持ち参加したいと考えていたことが影響しています。病院見学に行かせて頂いた際に、星ヶ丘医療センターに勤務されているセラピストで青年海外協力隊に参加された先生が在籍しており、病院としても参加への抵抗は少なく推奨していただける環境であると伺ったため、当院への就職を決めました。     仕事でのやりがい 当院では、脳卒中や整形外科疾患に留まらず、脊髄損傷患者様も多く入院されており、さまざまな分野のリハビリテーションを経験することが可能です。また、病院内に急性期、回復期病棟があるため長期的に評価・治療することが可能です。私は現在、畿央大学健康科学研究科に進学し研究活動も行なっているため、当院の特徴を活用した縦断研究や脊髄疾患を対象とした研究などを行なっていきたいと考えています。     在学中に印象に残っている経験、出来事 意欲の高い人達が大勢いる環境で大学4年間を過ごすことが出来たことが、非常に有意義な時間で、今でも生かされていると感じています。多くの同級生が、国家試験や単位取得試験への学習意欲が高く、その環境の中にいたからこそ自分自身のモチベーションも高く維持されていたと思います。学部生時代の学習への意欲を維持し続けて、より一層スキルを上げられるように今後も精進していきたいです。     在学生へのメッセージ 私は現在、総合病院に勤務しており様々な疾患を対象としたリハビリテーションプログラムを立案しています。正直、学部生時代に学んだことと実際でのギャップを感じる場面があります。そんな中でも、基盤にあるのは学部生時代に学んだ基礎知識です。個性豊かな先生方から学んだことが臨床現場で直接的に役立っていると実感しています。学校での講義は、対患者様ではないためイマイチ身が入らない場面もあるかと思いますが、将来の自分の糧になると信じて学びを進めていって欲しいと思います。 多くの患者様からたくさん感謝をして頂けるため、やり甲斐を感じやすい職業だと感じています。ぜひ臨床現場において、誰かの役に立てるように多くの知識を身につけて下さい!!        

2024.09.12

卒業生メッセージ ~看護師として活躍する先輩~【大阪市民病院機構 大阪市立総合医療センター】

社会に出て様々な分野で活躍している卒業生をご紹介! 大阪市民病院機構 大阪市立総合医療センター 勤務 看護医療学科11期生(2022年卒) A.Cさん     現在の仕事内容と、その病院を希望した理由 現在は、循環器内科・心臓血管外科で勤務し3年目となりました。バイタルサイン、点滴加療、外科患者であれば処置の介助などを行っており、特に心臓に関連する病棟なので、心電図波形、血圧、脈拍、体重等には注意しながら日々患者さんと関わっています。また日によっては外来で、医師の診察の補助をすることもあります。当院は、もともと実習先の病院であり在学中もお世話になっていました。三次救急医療機関であり、また様々な診療科を有していることからも看護師としてレベルアップできる病院だと感じ志望しました。また大学の先輩も多く就職しており、不安なことがあれば相談できたことも就職を決めた大きな要因です。   仕事でのやりがい バイタルサインや観察からアセスメントを行い、自分の気づいた異常を医師へ報告したことで薬剤投与がされ、症状改善につながったことはやりがいを感じた経験の一つです。また入院中に受け持っていた患者様が元気になり、退院された際に、直接お礼を言いに来てくださったり、外来に来られた際に声をかけてくださったりするときは、看護師になってよかったなと感じています。今後はさらにスキルアップを目指し、循環器に関する資格(心電図検定等)の取得も目指していきたいと考えています。    在学中に印象に残っている経験、出来事 基礎看護の授業と実習が特に印象に残っています。私は看護師として勤務する中で、改めて看護師はコミュニケーションスキルが重要であると感じました。大学に入学して最初の頃は、コミュニケーションスキルの授業ばかりでした。目を見て話しを聞くことや相槌を打って話を聞くなど、当たり前のことばかりのように感じていました。しかし、実際に実習で指導者や看護師さんのコミュニケーションスキルを目の当たりにして、自分自身が基本的なコミュニケーションができていなかったと痛感しました。この経験もあり、現在はどんなに多忙でも患者さんの目を見て相槌を打つなどのコミュニケーションや丁寧な対応を最も意識しています。それが信頼関係の構築に繋がるということも実感しています。   在学生へのメッセージ 大学で学んだことは必ず看護師になっても活きていきます。そのため、色々大変なことがあるとは思いますが、友人や先生にも相談・協力しながら頑張ってください。       ※掲載内容は取材当時のものです。  

2024.09.10

卒業生メッセージ ~教育現場で活躍する先輩~【支援学校教諭】

社会に出て様々な分野で活躍している卒業生。 今回は、大阪府内で支援学校教諭として勤務している現代教育学科13期生(22卒)K.Hさんをご紹介します。   【職場での仕事内容はどのようなものですか】 主に授業の準備や児童の自立支援、給食の指導、コミュニケーションのサポートなどを行っています。授業準備では、学年の教員と連携しながら、児童の発達段階に応じた適切な指導方法を模索し、TVモニターやタブレット型端末を用いることで視覚的に見通しを持たせるように努めています。身辺自立の指導では、例えばズボンの着脱などの動作を毎日確認し、子どもが一人でできた際にはたくさん褒めるようにしています。給食指導においては、苦手な食材がある子どもに対し、好きな食材を用いて苦手なものを克服する手助けを行っています。 また、コミュニケーションの場面では、活動の切り替えをスムーズに行えるよう、『いつ・どこで・何をするのか』の絵カードや言葉がけを用いて支援しています。成績の記入は、2学期制に基づき前期(10月)と後期(2月)に分けて行い、教員による学年会では、子どもの情報共有や学校行事の連絡などを行っています。         【仕事のやりがいについて教えてください】 学年やクラスの先生たちと円滑にコミュニケーションが取れており、仕事がしやすいと感じています。また、発語がない子どもが『トイレカード・手伝ってカード』等の絵カードを使って自分の意思を教員や友だちに伝えることができるようになった場面を見ると、とても嬉しいです。これからも、自分の気持ちを伝える力をさらに伸ばしていきたいと考えています。     【学生時代に得た知識や経験は、今どのように活かされていますか】 学生時代、デイサービスの指導員や府立支援学校での学習支援員として、知的障がいや肢体不自由、自閉症スペクトラムなどの障がいのある子どもたちと関わった経験が、日々の業務で役立っています。         【今後の目標を教えてください】 職場では、言葉だけでなく、絵カードや教員の声のトーンなど、丁寧に伝える大切さを学びました。一人ひとりの子どもの実態に合った接し方を学び、伝える力を伸ばしていきたいと考えています。また、授業は一人で行うのではなく、サブの先生たちと協力しながら進めており、今後も質の高い授業づくりに努めていきたいです。     【支援学校教諭を目指す方へのメッセージをお願いします】 大切なことは、子どもの感性を引き出しながら自分自身が楽しく授業をすることです。おもしろい授業は子どもとの心の距離を縮めます。そんな子どもに寄り添う心をもった教員になってくださいね。期待しています。