2024年10月の記事

2024.10.29

就職レポートNo.783(宇陀市/公立幼保)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第783弾! 現代教育学科4回生 小阪 郁弥 さん 宇陀市 公立幼保 合格         【幼稚園教諭(保育士)を目指そうと思ったきっかけを教えてください】 中学校の頃の保育体験で恩師となる男性幼稚園教諭に再会し、子どもとダイナミックに触れ合う姿を拝見しました。私は昔から子どもとの関わりが好きだったこともあり、それをきっかけに自分自身も男性保育者として恩師のように働きたいという思いが強くなりました。その後、大学の講義を受講し、実習やボランティアで子どもの成長を間近で見る中、保育者になりたいという思いがさらに強くなりました。     【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習の経験はどんなものでしたか】 保育実習、施設実習、幼稚園実習以外にも、実習でお世話になった幼稚園で保育ボランティアに行かせていただきました。実習では実際の子どもの姿から保育者の関わりを学び、自分自身の実践力を高めていくことができました。また、保育ボランティアでは、子どもの成長の一つ一つを目の前で感じることができ、日々の保育者の保育内容や保育を行う上での準備、子ども一人ひとりに応じた言葉がけや支援の方法について学ばせていただきました。     【畿央大学での大学生活を振り返ってみて、どのようなものでしたか】 大学生活は幼児教育コース内で男性が少ない環境でしたが、周りの学生は皆が温かく充実した学生生活であったと思います。また授業や実習、ボランティアをはじめ、部活動ではアルティメット部の代表を務めるなど、たくさんの経験をすることができました。大学内で出会う先輩や先生も親身になってくださり、大学全体の学生の人数が少ないからこそ実現できる最高の環境なのではないかと私は思います。畿央大学に通うことができて本当に良かったと感じております。         【畿央大学の採用試験対策について教えてください】 畿央大学は採用試験対策がとても充実しています。3回生の頃から対策講座が始まり、各自治体に応じた個人から集団、場面指導など何度も確認してくださります。私自身も数えきれないほどお世話になり、苦手だったピアノも手厚い支援や指導の下で頑張ることができました。私が合格に繋がったのもひとえに試験対策に携わっていただいた数々の先生方のおかげです。         【あなたの理想の保育者像について教えてください】 私の理想となる保育者像は人との繋がりを大切にした保育者と考えています。実習へ行った際に出会った先生は子ども同士の繋がりに重点をおいて保育を行われており、ペア活動や子どもが周りの園児に対する気付きをもてるような言葉がけを大切にされていました。そのような理想となる保育者を志しながら、男性保育者として誠実に子どもたちの日々の成長に携わり、温かみのある保育者を目指していきたいです。     【後輩のみなさんへメッセージをお願いします】 採用試験を受けるにあたって、各自治体の試験が重なったりして不安や対策に追われてしまい、気持ちが押しつぶされそうになることもきっとあると思います。私も複数の自治体を受験していたため、そのような気持ちになりましたが「今、できること」を意識して少しずつ重ねていけば、最初は辛くとも結果は後から付いてきます。そして、性別問わず努力で夢はきっと叶います。周りの友達や先生等の繋がりを大切にして一緒に頑張ってください。応援しています!

2024.10.25

就職レポートNo.782(大阪市/公立幼稚園)現代教育学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第782弾! 現代教育学科4回生 佐伯 涼香 さん 大阪市 公立幼稚園 合格         【幼稚園教諭(保育士)を目指そうと思ったきっかけを教えてください】 高校の先生をしている母に、幼い時から憧れをもっていました。先生として真摯に子どもと向き合っている母の背中を見て、私も子どもと関わる先生になりたいと思いました。実際に実習やボランティアで子どもと関わっていく中で、子どもの面白さにどんどん惹かれていきました。子ども一人ひとりの可能性を身近に感じ、子どもと一緒に成長していける幼稚園教諭になろうと決意しました。     【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習の経験はどんなものでしたか】 保育実習・幼稚園実習・児童養護施設実習・小学校での放課後ボランティアを経験しました。実際に、教育現場で経験を積むことは知識や技術を習得しながら、より実践的なスキルを磨くことができます。実習では、摸擬保育を経験させていただくことができる貴重な機会ですので、どんどんチャレンジしていくことが今後の自信にも繋がります。         【畿央大学での大学生活を振り返ってみて、どのようなものでしたか】 入学当初は新型コロナウイルスの影響で遠隔授業を受けていた期間がありましたが、授業内容は盛りだくさんで、充実した毎日を過ごしていました。大学生活では、実習やボランティアで忙しい日々を送りながらも、子どもたちと実際に関わることで、自分なりの理想の保育者像を見つけることができました。採用試験で辛い時もありましたが、お互いに励まし合い、支え合える友達のおかげで乗り越えることができました。     【畿央大学の採用試験対策について教えてください】 畿央大学は採用試験対策がとても充実しています。教採・公務員対策室の先生方にはとてもお世話になりました。筆記試験やピアノなどの実技試験・個別から集団までの面接対策など、それぞれの試験に合わせて対策を行っていただきました。各々の自治体の試験対策や情報提供などたくさんサポートしていただき、自信をもって試験本番に挑むことができました。志望する自治体に合格をいただいたのは、手厚い支援をしてくださった先生方のおかげです。本当にありがとうございました。         【あなたの理想の保育者像について教えてください】 子どもの立場になり、一人ひとりの子どもの気持ちを尊重する保育者になりたいです。集団保育の中で、子ども個人としての考える力や良心と親身に向き合っていくことが、子どもとの信頼関係を築いていく大事な過程になると考えています。子どもと一緒に過ごす日々を大切にしていきながら、共に成長していける保育者を目指します。     【後輩のみなさんへメッセージをお願いします】 長い期間、採用試験に向けて忙しい毎日を過ごすと思います。その中で、しんどい時は必ずあります。ずっとエンジンをかけっぱなしにしていては心が疲れてしまうので、そうなる前に、友達や先生・家族の優しさに甘えてください。「絶対に受かりたい・先生になりたい」という強い思いがあれば、最後まで走り切れます!頑張ってくださいね。応援しています。

2024.10.17

奈良県看護協会主催「訪問看護インターンシップ」参加レポート!②~看護医療学科

毎年、夏休み期間に開催される奈良県看護協会主催の「訪問看護インターンシップ」に看護医療学科から5名の学生が参加しました。 前回に引き続き、参加学生からのレポートをお届けします。       夏休みに2日間、奈良県看護協会が主催する訪問看護インターンシップに参加しました。応募した理由は、病棟看護師に比べて実習機会が少なく、それぞれの事業所によって特性が大きく異なる在宅看護師を実際に見学したいと思ったからです。 今回は初めてのインターンシップで最初は緊張しましたが、移動中の車内で看護師さんのこれまでの経験や利用者さんについて教えていただき、少しずつ緊張がほぐれました。2日間で1軒の高齢者の自宅と1軒の障害を抱えた患者のグループホームを訪問し、訪問看護師さんが内服薬の説明や近況の確認、処置を行っている様子を見学しました。話好きな高齢患者さんや患者さんとの会話を弾ませながら、患者さんの症状を看る看護師の姿が強く印象に残っています。時折笑いながら楽しそうに話す患者さん、そして相槌を打ち、会話の中から近況、現在の症状、生活の様子を聴き取る看護師さんを見て、自宅でありのままに生きる患者さんに長期にわたって看護する訪問看護の魅力に気づきました。また、今回お世話になった訪問看護ステーションには看護師4年目で訪問看護師としては比較的若い看護師さんが勤務しており、なぜ病棟看護師から訪問看護師に移動したのか、それぞれの魅力、学生生活のことなど、さまざまな話をすることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。 初めは病棟で働くことのみを考えていましたが、今回の訪問看護インターンシップを通して、患者の在宅生活に触れながら独自の看護が発揮できるという訪問看護について学び、訪問看護ステーションも将来の進路の1つとして考えるようになりました。 看護医療学科1回生 I.M     夏休みに2日間、奈良県看護協会が主催する訪問看護インターンシップに参加しました。参加しようと思ったきっかけは、友達に誘われたことが第一の理由です。また、私の母が訪問看護師であり、どのような仕事をしているのかを学びたかったため参加しようと考えました。 知識がなく、実習にも行ったことがなかったため初めは緊張でいっぱいでしたが、看護師さんが訪問する患者さんの特徴や話し方を丁寧に説明してくださったおかげで緊張がほぐれました。 今回の訪問看護インターンシップで学んだことは、患者さん1人1人に合わせたコミュニケーションをとることです。2日間で3軒訪問し、看護師さんと患者さんが実際にコミュニケーションをとっている様子を見学しました。自ら話すことが苦手な患者さんに対しては看護師さんから積極的に質問や話題を出し、よく話す患者さんに対しては看護師さんが聴く側になっていました。また、私も患者さんが好きだと言った音楽を流して一緒に聞くことやオセロをすることでコミュニケーションをとりました。このように、個々のニーズに合わせた対応が大切だと学びました。 看護医療学科1回生 O.S           訪問看護について以前から興味があり、実際の現場ではどのようなことを行っているか知りたかったため今回のインターンシップに参加しました。 インターンシップでは訪問看護師の方のシャドーウィングをさせていただき、実際に患者さんの自宅へ訪問させていただき援助の見学させていただきました。 患者さんの中には、寝たきりの方や身体を動かすことが難しい方が多く、排泄に関する援助として摘便を行っていることが多い印象を受けました。援助を行っている際も患者の方の反応は様々でしたが、訪問看護師の方々は患者さんの羞恥心や尊厳に配慮し、その人に合わせた援助を行っている姿が一番印象に残っています。 教科書などで学習した知識だけでは知れないことがたくさんあり、今回の訪問看護インターンシップはとても学びのあるものとなりました。 今回の見学で学んだことを活かして今後の学業も頑張っていきたいと思います。 看護医療学科2回生 K.M    

2024.10.16

奈良県看護協会主催「訪問看護インターンシップ」参加レポート!①~看護医療学科

毎年、夏休み期間に開催される奈良県看護協会主催の「訪問看護インターンシップ」に看護医療学科から5名の学生が参加しました。 7月29日(月)~8月30日(金)の期間中に二日間、奈良県内の事業所で訪問看護を経験するインターンシップです。訪問看護ステーションで働いておられる看護職の方に同行する形で利用者さんのご自宅に訪問し、利用者さんやご家族とコミュニケーションをはかりながら、訪問看護の現場を学びました。 参加学生からのレポートを2回に分けてお届けします。     今回、訪問看護インターンシップに参加しようと思ったきっかけは、領域実習を終えて、病院ではなくお宅に訪問することで、生活環境を実際に見て看護することや、一人ひとりの時間を大切に顔がみえる看護をすることに魅力を感じていて、将来の選択肢の一つとして考えたいと思ったからです。 2日間で6軒のお宅を訪問させていただきました。インターンシップで経験した内容としては、バイタルサイン測定や清拭、おむつ交換、摘便などのケアの見学や一部ケアの介助も実施しました。人工呼吸器をつけていた利用者が意思を伝えにくい状況で、看護師がケアを行いながらも利用者本人の表情や仕草などの非言語的コミュニケーションを観察し、その人の疾患に配慮したケアが行われていたことが印象的でした。 今回のインターンシップを通して、病院とは異なる環境で様々な疾患をもつ利用者が多くいて、看護師は幅広い分野の知識を持っておく必要があることや、利用者の特徴や生活背景を踏まえて、利用者に適した環境で看護援助を実践していくことが大切であることを学びました。 看護医療学科4回生 A.N     夏季休暇期間の2日間、奈良県看護協会が主催する訪問看護インターンシップに参加しました。参加しようと思ったきっかけは、以前に同じインターンシップに参加し貴重な経験ができたので今回もう一度参加し、訪問看護についての理解を深めたいと思ったためです。また、領域別看護実習でも訪問看護ステーションでの実習を経験しましたが、実習を行った施設や地域とは異なるステーションでの訪問看護についても知り、地域の特性を考慮した訪問看護の実際を学びたいと思いました。 2日間で6軒の利用者さんのお宅を訪問させて頂き、経管栄養やストーマ、在宅酸素等の管理、創傷・褥瘡の処置、入浴介助、利用者さんや家族に対する指導など、多くのケアや処置を見学しました。清拭や体位変換などのケアの介助も実施させて頂き、転倒予防の体操を利用者さんと一緒に行うなどもしました。 今回のインターンシップを通して,訪問看護師は,状態の観察や処置・ケアを行うだけでなく、生活にも目を向け、困っていることや不安に感じていることがないかなどを聞き、知り得た情報から多職種と情報共有し、必要な支援につげているということを学ぶことができました。 看護医療学科4回生 M.M