2014.12.03 

就活レポート~就職活動の現場から~№269

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第269弾!

人間環境デザイン学科9期生(15卒) 竹嶋 由加里さん

大阪府 家庭科教諭

 

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【教師を目指そうと思ったきっかけ】

 

私が教師になりたい!と思うようになったのは高校生の時です。中学校の時の自分の成績と、塾の友達の影響だけで選んだ高校では、勉強についていくことが難しくなり、とても辛い思いをしました。しかし、周りに比べ特別な夢もなく、不安や焦りを感じていた私にとって、高校の家庭科の先生・授業との出会いは、自分の生き方を考えるきっかけになりました。

私は自分の将来や生き方について考えるきっかけは、早いに越したことはないと思います。一番生活に身近な科目である家庭科の魅力を、一番多感な中学生に教えたい、自分について考えるきっかけを高校に入るまでにたくさん与えたいと思い、中学校の教員を志望しました。私自身、中学校の時の先生や仲間が大好きなことも理由の一つかもしれません。

 

【学校インターンシップ・教育実習を体験して】

 

人間環境デザイン学科は教育実習が4回生の6月にあるため、それまでに最近の中学生や中学校について知りたいと思い、2回生の1年間、教育学部生に混ざってインターンシップにいきました。週に1度ですが、朝の職員会議から下校指導まで年間を通じて学校生活に入れたこと、特別支援学級の子どもたちとたくさん関わりを持てたことがインターンシップの魅力でした。

4回生での教育実習はとても濃い3週間で、教員採用試験前の私に高いモチベーションを与えてくれました。初めての短学活や授業はとても緊張しましたが、かけがえのない思い出の日々です。

 

【畿央大学での大学生活について】

 

私は家庭科の教師になりたくて、免許の取れる人間環境デザイン学科に入りましたが、建築メインの学科ですので最初は戸惑いました。でも、今までにあまり関わったことのないタイプの友達がたくさんできましたし、衣食住の中でも大切なのにしっかり習ったことのない住環境や、今注目されているユニバーサルデザインについても学ぶことができ、今となってはここに来てよかったな、ここに来るべきだったんだなと思っています。人間環境デザイン学科の熱心で個性的な先生方が大好きです!

1回生の頃から4回生の卒業研究のお手伝いに入ったり、畿央大学に入ったら絶対やるんだ!と入学前から思っていた思春期ピアカウンセラーのセミナーに一人で乗り込んだり、自分が興味を持ったことは何でも取り組んできました。

アルバイトは学校のことしか知らない井の中の蛙にならないように、結婚式場、カラオケ店、アパレル、コンビニエンスストアなど、教師になったら絶対できないこと、でもやりたいこと、過去にやりたかったことを探し、取り組んできました。それぞれ学ぶべきことはたくさんありましたし、地声が大きくなったのは接客アルバイトのおかげです。

 

【畿央大学の教員採用試験対策について】

 

教育学部生に混じって対策講座を受けるのは最初とても勇気がいりました。でも自分のため!頑張って混じっていると自然と友達の輪が広がっていきました。

大学の先生のほかにも外部の先生の講座も大学内で受けることができ、畿央大学の対策講座はとても充実しています。中でも私が一番お世話になったのが、大学内の面接対策です。最初は緊張して何も話せなくなったり、すぐに詰まったり、周りと比べて落ち込んでトイレの個室やデザイン実習室でたくさん泣きました。単純に面接練習を繰り返すだけでなく、自分の考えや他の人の意見を書くノートを作ることで、話すことがまとまっていったように思います。

 

【理想の先生像】

 

相談される先生になりたいです。そのためには私から子どもたちに、保護者に、地域に、心を開く!一人ひとり役割があって、誰一人いなくてはならない存在である、家族のような学級をつくるのが夢です。真面目過ぎず、楽しい先生でいたいです。

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