2018.01.18 

就活レポート~就職活動の現場から~No.464(公立幼稚園)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第464弾!

現代教育学科9期生(18卒) 安井 友紀子 さん

吹田市・公立幼稚園 勤務 

 

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【目指そうと思ったきっかけ】

母親が私にくれた一言がきっかけです。中学・高校時代は部活に没頭し、正直なところ進路のことなど全く考えていませんでした。高校内の最終進路調査を目前にし、母が私に「昔から誰も見ていないような所にまで目を向ける性格やったから、先生が向いてるんちゃう?」と言ってくれたことがきっかけで幼稚園教諭を目指すことに決めました。いざ大学に入ると、周りの友達に比べて子どもと関わってきた経験が少ないことに課題意識を感じたため、積極的に子どもと関わる活動に参加し、子どもと関わる仕事に就きたいという思いもだんだん強くなっていきました。

 

【学校インターンシップ(ボランティア)・教育実習を経験して】

2回生の頃から週に1度、スクールサポーターとして行かせていただいている公立幼稚園では、実習とは違って長い目で子どもの成長を感じることができました。楽しい面だけではなく、大変だと感じることも沢山ありますが、その分やりがいも多い仕事だと思います。ボランティアや実習は、実践力を身に付ける絶好のチャンスなので、分からないことや疑問に思ったことは素直に質問して、沢山吸収することを心掛けてみてください。

 

【畿央大学での大学生活について】

とにかくアットホームな大学です。クラス・担任制度があるため、他の大学に比べて「人と人との距離が近い」という良さもあると思います。そのおかげで、心から信頼できる友達にも出会うことができました。そんな畿央大学だからこそ私が意識していたことは、「視野を広く持つ」ということです。専門的な学部が多く、大学内どこを歩いても知っている人がいるような安心感のある畿央大学ですが、大学内どこを歩いても知らない人だらけのような大きな大学と比べると、自然と視野が狭くなってしまいがちだと感じていました。そのため私は、大学内でのボランティア・サークル活動だけでなく、東北や九州での災害復興支援活動やカナダへの語学留学、日本各地や海外への旅行などを通して、自分とは違う価値観を持った人と繋がれる場へと積極的に足を運んできました。毎日を共に過ごす仲間との時間も大切にしながら、今しかできないことを見つけて、その中で自分の人間性を豊かにしていくことも大切にしてほしいと思います。

 

【畿央大学の教員採用試験対策について】

ここまで手厚く対策してくれる大学はなかなかないと思います。それくらい畿央大学の先生方は熱心に指導してくださります。自分のことのように一緒に悩み、励ましてくれる先生方に何度も救われました。私は、家では集中して勉強できないタイプだったので、自習できる部屋や対策講座が充実している畿央大学はとても良い環境でした。自習するだけでなく対策講座を受けることは、分からないことをすぐに消化できるだけでなく、周りの友達に刺激を受けて頑張ろうと思えるような、モチベーションを上げるという意味でも役立っていました。模擬保育や表現遊び等も、友達や先生が見ている中1人で実践する機会が多くあったので、本番の試験で落ち着いてできる度胸がついたと思います。

 

 【理想の教師像】

子どもの可能性を引き出せる幼稚園教諭になりたいです。ひとり親家庭の子ども、障がいのある子ども、貧困家庭にいる子ども、子どもによって置かれている環境は様々ですが、どんな環境下にいる子どもも可能性が閉ざされることなく、自分を思いっきり発揮できるように、幼稚園教諭として子ども一人ひとりに合った関わりを日々追求していきたいです。

 

【後輩へのメッセージ】

公立幼保は長期戦なので、先が見えずに嫌になることもありましたが、そんな時に支えになったのは友達の存在だと思っています。悩みを共有したり、息抜きに美味しいものを食べに行ったり、何気ない話で笑い転げたり、こまめにストレス発散することが大事だと思います。どうしても周りが気になって、周りと自分を比べてしまうこともあるかと思いますが、すんなりと進んでいく人もいればゆっくり着実に進んでいく人もいます。進み方は人それぞれです!最後まで自分を信じて、周りの人を頼りながら、自分らしさを大切に頑張ってください!応援しています

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