2023.01.04 

就職レポートNo.718(大阪府/栄養教諭)健康栄養学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第718弾!

健康栄養学科17期生(23卒) R.T さん

大阪府・栄養教諭 勤務

 

 

※撮影時のみマスクを外しています。

 

 

【教師を目指そうと思ったきっかけ】

小学生の時の栄養教諭の先生との出会いがきっかけです。当時、私はとても少食だったため、周りの友達と同じペースで食べられないことが不安で、給食の時間を少し苦痛に感じていました。しかし、栄養教諭の先生が「自分のペースでいいよ、おいしく食べられることが一番だよ」と声をかけてくださったことで、食べることへのイメージが変わり、安心して給食を楽しむことができるようになりました。私もこの先生のように、子どもたちに食べることの楽しさを伝えたいと思い栄養教諭を目指そうと思いました。

 

 

【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】

4回生の4月から5月の1カ月間という短い期間しかボランティアを経験していませんが、学校での授業の様子や給食時間の様子を見学し、子どもたちとの関わり方を学ぶことができました。また、教育実習を通して一番学んだことは、「待つことの大切さ」です。教師は子どもたちに何かをしてあげることが仕事だと考えていたのですが、実際には、子どもたちは想像の何倍も自分で自分のことができると知りました。そして、待つことで子どもたちの自発的な助け合いが生まれることも知りました。そこで、教師のあり方を自分なりに考えることができました。

 

 

【畿央大学での大学生活について】

健康栄養学科は資格を取得することが最終目標になるので、決して楽な4年間ではありませんでした。他大学の友人と話していて「何でこんなに頑張らないといけないんだろう」と思ったこともあります。でも、だからこそ同じ道を目指す友人と切磋琢磨して頑張ることができました。また、私は将来の選択を狭めたくなかったので、色々なことに挑戦しました。サークル活動、ヘルスチーム菜良、畿友会など色んな団体で活動して、その全てが今の自分の力になっています。とても充実した4年間でした。

 

 

【畿央大学の教員採用試験について】

教員採用試験について、右も左も分からない中、教採・公務員対策室の先生方をはじめ、教育学部の先生方、健康栄養学科の先生方に、本当に手厚くサポートしていただきました。特に面接と模擬授業の練習では、実習で日程が合わず、思うように練習ができないときに、特別に時間を作っていただいたこともありました。また、畿央大学は「チームで頑張ろう」という一体感があり、栄養だからと一歩引いてしまった時に「みんなで頑張ろう」と声をかけてくれる教育学部の皆さんの温かさにとても助けられました。

 

 

【理想の教師像】

子どもたちの心と身体に寄り添うことができる栄養教諭です。食事は人間の機械的な行動ではなく、趣味や嗜好のような人間らしさと結びついた活動だと思っています。そのため、肥満や痩身、偏食などの問題について、健康になるための栄養管理・栄養教育だけでなく、なぜ食べられないのか、なぜ食べ過ぎてしまうのかその気持ちや背景を大切にして、食育を行っていきたいです。

 

 

【後輩へのメッセージ】

大切なことは「自分のペースを守る」「周りの人に頼る」ことです。勉強はコツコツ頑張る人もいれば、最後にぐんと伸びる人もいます。他の人がよくできているのを見て焦ることもあると思いますが、無理をせず自分のペースで落ち着いて頑張ることが合格への近道です。しかし、だからといってひとりで机に向かっていても気が滅入ってしまいます。少しでも悩んだり不安に感じたりしたら周りの人に相談するのが一番です。畿央大学には相談できる先生方がたくさんおられます。一緒に頑張ってくれる仲間もたくさんいます。だから、図々しいくらい人に頼りましょう!そして、みんなで一緒に頑張って欲しいです。良い結果になることを願っています。

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