2015.03.17 

「海外インターンシップ」体験レポート№3

畿央大学2回生の森内南帆です。私は海外インターンシップでロサンゼルスに来ています。研修先はロサンゼルスのトーランスにあるYukon elementry school で、そのなかのkindergardenでアシスタントティーチャーをしています。

 

kindergardenは日本でいう幼稚園にあたります。ロサンゼルスでは5,6歳がkindergarden、その後小学校1~5年生、middle school 1~3年、high school 1~4年という仕組みになっています。

 

kinder gardenの授業では作文、数字の読み書き、たし算をしています。生徒たちはプライベートボックスという仕切り板を用い、人に頼らず自力で勉強することをモットーとして授業が進められています。日本ではこのようなことは行われておらず、わからなければ先生がすぐ教えてくれたり、つきっきりになっている日本の幼稚園とは違う点だと関心を持ちました。一方で幼稚園の時点で自立が求められるのかと少し驚きました。

 

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もう一つ私が関心を持ったのが、生徒が作文を書き、難しくわからない単語があればその単語を教えるのではなく、先生がその単語を発音し、発音で聞き取れたアルファベットで単語を書くということです。例えば ‘because ‘であれば ‘bcuz’ などのようになり、これが書ければ丸と見なされます。これにはなるほどと思いました。日本の学校では、アルファベットひとつひとつが持つ音についてあまり勉強しないので、新しい単語に出会ったとき読み書きが出来ないことが多いと思います。このような場合、アルファベット自体が持つ音がわかっていれば、正しくなくともだいたいで書けたり読めたりするはずです。日本の学校でも単語を単に覚えるのではなく、アルファベットの書き方を覚えると同時にアルファベット自体が持つ音も覚えることができるような工夫が必要だと感じました。

 

学校での生活はとてもたのしく有意義で毎日あっという間に時間がすぎていきます。子どもたちはとてもかわいいです。学校研修初日は全然私の名前を覚えてくれなくて、what’s your name? と何度も何度も言われ少し寂しい気分になりましたが、次の日学校に行くと、私の名前を呼んで挨拶しハグしてくれ、すごくうれしかったです。毎日朝登校したときと帰りの見送りのときには、クラスの子どもたちがハグしてくれます。子どもたちはとてもかわいく、私はさらに子どもが好きになりました。

 

Yukon elementry schoolにはさまざまな人種の子がいます。国が違ってもどの子も誰とでも仲良くしています。この小学校だけでなく、街を歩いているとサリーを着ている人、ターバンを巻いた人、黒人、白人、アジア系の人などさまざまな国のひとに出会います。日本では外国人を珍しく思うことが多いと思いますが、ロサンゼルスはこのようにさまざまな国の人が暮らしているため、どの国の人も差別や珍しく思われることなく仲良く暮らしています。髪型、髪色、服装、目の色など本当に十人十色でよい街だと感じました。

 

まだロサンゼルスに来て1週間ですが、ロサンゼルスでの生活は新鮮でたのしく、日本ではできない貴重な体験ができていると思います。私は旅行が好きで海外には何度も行ったことがありますが、旅行とは違って住んでみてはじめてわかったこと、感じたことがたくさんあります。残りの2週間も有意義に過ごすことができるよう体調管理に気をつけて、毎日たのしく過ごしたいと思います。

 

看護医療学科2回生 森内南帆

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