2025.02.01
就職レポートNo.822(公立幼保)現代教育学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第822弾!
現代教育学科4回生 竹内 彩萌さん、田中 里菜さん、中村 紗瑛子さん、前田 環さん
大阪市 保育士 合格
羽曳野市 幼稚園教諭・保育士 合格
今回の合格体験は、採用試験を共に乗り越えた4名のみなさんにお話をお聞きしました。
【幼稚園教諭(保育士)を目指そうと思ったきっかけを教えてください】
竹内
保育士を目指そうと思ったきっかけは、小さい頃から保育士という職業に憧れをもっていたことです。保育士になってみたいという思いから、中学生は職業体験では保育士を選択し、高校では夏休み期間に保育園でボランティア活動をさせていただきました。それらの体験を通して、子どもと関わる楽しさを改めて実感しました。また、先生方と子どもたちとの関わりを見て、私も先生方のような保育士になりたいと強く思い、目指そうと思いました。
田中
中学生の時に参加した職業体験がきっかけで保育士を目指しました。当初は子どもが好きだったことから選んだ体験先でしたが、子どもたちと一緒にいる時間がすごく楽しく感じました。また、子どもの姿を目にして、保育士となって子どものかけがえのない成長を支えていきたいと思いました。大学入学後も実習を経験する中で、より保育士になりたいという気持ちが大きくなりました。
中村
幼いころから公立の幼稚園教諭として働く母の姿に憧れがあったことがきっかけでした。自分自身も子どもが好きだったこともあり、子どもと関わる仕事がしたいという思いから公立幼保試験に強い畿央大学を選びました。
前田
私も、幼い頃から先生という職業に憧れをもっていました。また、年の離れた弟の世話や子どもと関わる機会の中で、保育所や幼稚園の先生になりたいと思うようになりました。中学校での職業体験では保育所を選択し実際の保育に参加し、より保育者になりたいという思いが強くなりました。また、畿央大学での学びや実習を通して、幼児期の子どもの成長に関わることができる職業の魅力に改めて気付くことができました。
【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習の経験はどんなものでしたか】
竹内
教育実習では、実際に保育士という仕事を体験するため、自身の実践力を身につける大きな機会になりました。また、大学での学びを活かして、多くの実践や挑戦ができる場でもあり、新たな学びに気付くこともたくさんありました。そして、教育実習を通して、今の自分に足りていない部分が明確にわかったため、大学で足りていない力を養うなどして、自身の成長にも繋がる大きな機会になりました。
田中
今まで保育実習、幼稚園教育実習、小学校教育実習を経験しました。どの実習でも悩むことや辛いことがありましたが、それ以上に子どもたちと過ごす楽しい時間や子どもの可愛さ、子どもの成長を感じる瞬間に保育士という仕事に魅力を感じました。楽しく保育を行っている先生方を見て、私自身も全力で楽しく子どもたちと過ごしていける保育を行いたいという目標ができました。
中村
4年間で保育園、幼稚園、児童発達支援事業所、小学校と様々な実習に参加しましたが、その中でも1か月と最も長期間であった幼稚園実習が印象に残っています。長い期間を通して関わる子どもの姿や先生方からたくさん学び、最終週に行う責任実習では子どもたちと自分自身も楽しみながら保育を実践することができ、大きな達成感と自信にも繋がりました。どの実習も初めは分からないことだらけで不安も大きかったですが、先生の見様見真似で子どもと関わってみるなど、なにより積極性のある姿勢が大切だと感じました。
前田
インターンシップやボランティアの経験はありませんが、実習や保育補助のアルバイトを通して、実践的な学びがたくさんありました。講義などで基礎的な知識を身につけることはもちろん大切ですが、自分の知識を実践する経験や実際の保育だからこそ得られる学びがありました。そして、子どもたちを愛しく思う気持ちや保育者という職業の喜びを感じ、一生の思い出になるたくさんの体験をすることができました。
【畿央大学での大学生活を振り返ってみて、どのようなものでしたか】
竹内
一言で表すと、「充実!」です。この4年間を通して、新しい友人にも恵まれながら多くの実習を乗り越え、大変であった採用試験期間も毎日のように友人と勉強に励んでいました。また、私は大学生からダンスに挑戦したいという思いから周りに友人がいない中でダンス部に入部し、学部関係なく多くの人と交流することができ、挑戦することができた4年間でした。
田中
私は幼稚園教諭、小学校教諭、保育士の3つの資格や免許を取得することを目指していたため、忙しく過ごしていました。ですが同じ夢をもつ友達と一緒に課題や授業を乗り越えていきました。今まで5回の実習に参加したのですが、実習前は緊張や不安がたくさんありました。そんな時には皆で応援メッセージを送り合ったりしていたことも実習中の心の支えとなりました。その中で友達との絆も深まったと感じています。
中村
私も幼稚園教諭、保育士、小学校教諭の3種の免許取得ができるよう授業を取っていたので、授業と課題に追われる日々でしたが、空きコマに友達と一緒に課題をしたりお菓子を買いに行ったりなど、忙しいながら楽しく過ごすことができました。大学では1人で過ごせる強さも必要ですが、一緒に頑張れる友達の存在は本当に大きかったと感じます。
前田
一言で表すと「あっという間だった」というのが一番に頭に浮かびます。特に3回生の幼稚園教育実習からの1年はとても濃く、一瞬でした。振り返ると、講義や試験に向けた勉強とアルバイトなどの両立は大変で辛いなと思うこともありましたが、振り返ると楽しかったことばかりを思い出します。また、大学でできた友達の存在によって大学生活だけでなく、学校以外での生活もとても充実したものになりました。
【畿央大学の採用試験対策について教えてください】
竹内
畿央大学の採用試験対策は、多くの情報を教えていただき、今の自分に合わせて勉強面から実践面まで様々な対策をしていただきました。また採用試験対策ができる機会を多く設けてくださるため、不安だった採用試験も本当に心強く望むことができました。多くの先生方が採用試験の合格に向けて一つ一つ丁寧に指導してくださったことを非常に感謝しています。
田中
初めは採用試験についてとても不安がありましたが、教採・公務員対策室の先生がそんな悩みも聞いてくださり、励ましてくださいました。また最後まで一緒に試験対策、面接対策をたくさん行ってくださり、はじめは不安でしたがどんどん自信がついてき、落ち着いて試験を受けに行くことができました。教採・公務員対策室の先生方の手厚いサポートで最後まで頑張ることができました。
中村
畿央大学は本当に採用試験対策が豊かです。採用試験に対して無知な私でしたが、何をいつ始めたらいいのか、エントリーシートの書き方、自治体別の対策方法など採用試験の0から100までの情報提供をしてくださいました。公立幼保対策の先生には不安なことがあれば相談にのっていただき、精神面でのサポートもしてくださいました。充実した支援と先生方のサポートのおかげで合格することができたと感じます。
前田
畿央大学の採用試験対策はとても手厚いと大学入学前から耳にしていましたが、実際に採用試験を経験し、本当にその通りだと思いました。たくさんの先生がサポートしてくださりとても心強かったです。先輩方の試験内容を参考にしながら様々な形式の試験に対応した対策をしてくださり、些細な心配事でも親身になって相談にのっていただいたおかげで試験を乗り越えることができました。
【あなたの理想の保育者像について教えてください】
竹内
理想の保育者像は、臨機応変に対応できる保育士だと考えています。子どもに対しては気持ちに寄り添いながら、その状況に合わせて子ども主体の保育や活動を展開していきたいと強く思っています。また、保護者の方に対しても安心して子どもを預け、悩みや相談を気軽に打ち明けることができるような信頼関係を築きながら、家庭に合った対応も十分に行うことができる保育士になりたいです。
田中
私の理想の保育者像は、子どもに寄り添い、子どもが安心して関わることができるような温かく優しい保育者です。子どもの思いや気持ちに敏感に気付き、きめ細やかに対応していくことで信頼関係を築き、子どもの安全基地となりたいです。そして子どもがたくさんのことにチャレンジできるように、一緒に様々な経験を積んでいきたいと考えています。
中村
理想とする保育者像は、子どもをまるごと受け止める保育士です。子どものありのままの姿をまるごと受け止め、認めてあげることで子ども自身が自分のことを大好きになれるような保育を行いたいです。また、日々の保育の中で子どもの「いいところ」を見逃さず、見つけた「いいところ」を積極的に子どもや保護者と共有することを心がけたいです。
前田
理想の保育者像は、寄り添う心を大切にした保育者です。どのような場面でも子どもの気持ちを受け止め、寄り添える保育者の存在は、家庭から離れ不安な気持ちをもつ子どもたちにとって安全基地となることができると考えます。また、子どもだけでなく保護者の方や職場の方に対しても相手の立場に立ち、寄り添う姿勢を大切にすることで良い関係を築けるような関わりを意識したいです。
【後輩のみなさんへメッセージをお願いします】
竹内
採用試験期間中は、本当に何度もくじけてしまいそうになり辛い時がありました。しかし、そんな時には友人や先生方、家族など周りの人に多くの相談にのってもらい、気持ちを吐き出していました。今ではこの経験を通して本当に頑張ってよかったと心から思っています。みなさんもこのような状況の時には我慢せず、周りの人に気持ちを吐き出してみてください。大切なのは、妥協せず合格したいという気持ちを強くもち続けることです。そのような強い気持ちをもって頑張ってください。応援しています。
田中
長い採用試験期間は、周りと比べて自信がなくなってしまうこともあるかもしれませんが、教採・公務員対策室の先生が励まし、最後まで一緒に対策を行ってくださいます。対策で自分の強みを知り、自信をもって試験を受けることができるので、最後まで諦めず頑張ってください。不安もあると思いますが、教採・公務員対策室の先生や家族、周りの友達に相談しつつ、適度に息抜きしながら頑張ってほしいです。
中村
一人ではなかなか集中力が続かなかったので、春休み中も学校に来て友達と一緒に勉強するようにしていました。採用試験は個人戦ではなく団体戦です。一人で抱え込んで頑張り過ぎず、友達と励まし合いながら一緒に過ごすことで、みんなも頑張っているから自分も頑張ろうと前向きな気持ちで採用試験期間を乗り越えることができました。長い採用試験期間の中で行き詰ってしまうこともありますが、しんどい時こそ、人と会ってうまく息抜きをしながら最後まで頑張ってください!
前田
自分の将来について考えることや採用試験は、不安やプレッシャーに押しつぶされそうになることもあると思いますが、先生方は絶対にサポートしてくださいます。また、試験に向けた対策は、試験だけでなくその先の将来に必ず役に立ちます。頑張る時とリラックスする時、オンとオフを大切にしながら頑張ってください。残りの学生生活、沢山の思い出をつくってください。