2015年12月の記事
2015.12.05
就活レポート~就職活動の現場から~No.327(養護教諭)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第327弾! 現代教育学科4回生 黒田 明里さん 東京都・養護教諭 合格 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 中学生のころに出会った養護教諭に憧れたからです。部活動や自身の役割のことで悩んでいた私に寄り添い、担任の先生や顧問の先生に私の気持ちをつないでくださいました。私の小さな変化に気づき、話を親身に聞き、背中をおしてくださったその先生は私の恩師であり、今でも私の憧れです。この出会いがきっかけで私も子どもの小さな変化に気づき、悩みを抱えている子どもをはじめ、全ての子どもの心身の健康を守ることができる養護教諭になりたいと思うようになりました。 【学校インターンシップ・教育実習を体験して】 学校インターンシップや教育実習、健康診断補助で保健室へ行かせていただいていました。学校インターンシップ・教育実習は「養護教諭に絶対なりたい!」という気持ちを再確認することができた時間です。実際に子どもと関わり、現場を見ることができたことは、不安もありましたがとても良い刺激になりました。 【畿央大学での大学生活について】 大学生活では1回生から4回生まで小・中・高等学校の保健室に行かせていただいたことや、マミポコ・キッズ、畿央祭実行委員、のびのびキャンプ、宿泊研修スタッフなどたくさんのことを経験することができたと思います。特に2回生のときにマミポコ・キッズで代表を、畿央祭実行委員で実行委員長をさせていただきました。この経験は多様な考え方を知ることができ、自分自身の考え方を広げるきっかけにもなりました。これらの活動を通して、学部・学科をこえて、私にとってかけがえのない先輩、同期、後輩、先生に出会うことができました。畿央大学には講義だけでなく学生生活を充実させるためのたくさんのきっかけがあり、本当に充実した学生生活を送ることができたと思います。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 一人ひとりに合わせた対策を行ってくださいます。2回生の後期から面談が始まり、前年の試験や先輩方の様子を教えてもらったり、教員採用試験についての不安や悩みなどを聞いてもらったりしました。朝早くから23時まで使える自習室の確保もしてくださいます。先生方は帰る前に自習室に立ち寄って一声かけてくださりました。 <対策講座> 試験の傾向を踏まえたプリントを丁寧な解説付きで解き、力をつけることができます。大切な項目は何度も繰り返し講座を開いてくださるので、復習にもなりました。対策講座の時間は真面目な雰囲気だけでなく、時々冗談を言い合い、和気あいあいとした雰囲気で楽しく学ぶことができました。 <面接対策> 受験する自治体に合わせて一人ひとりしっかり時間を確保して指導を受けることができます。学部の先生方も面接指導してくださり、自分を上手く表現できずに悔しい思いをすることもありましたが、仲間と高めあい、自分と向き合う時間になりました。 <論作文対策> 受験する自治体の傾向にあわせたテーマを出題し、丁寧に添削してくださいます。私は1日1テーマを書くようにしていました。数をこなすことによって、書いていくコツをつかみ、字数と時間にも慣れることができました。 <筆記の勉強> 個別の質問にも対応してくださいます。分からない問題があったときは対策室の先生方をはじめ、学部の先生にも質問に行くようにしました。 畿央大学の教員採用試験対策は面接対策や対策講座などたくさんの先生方がサポートしてくださいます。先が見えず、どうすれば良いか分からないときは、話を聞いてくださり、進むべき道を教えてくださいます。先生方のサポートがあったから最後までやりきることができました。 【理想の先生像】 小さなサインを見逃さない養護教諭です。学校現場で起こるさまざまな心身の健康問題にいち早く対応できるように、子どもたちとまっすぐ向き合い、子どもが発するどんなサインにも気付いていきたいです。子どもを受けとめる優しさはもちろん、必要なときはそっと背中をおし、子どもと一緒に成長できる養護教諭になりたいと思っています。 【後輩へのメッセージ】 問題集を解いていると毎回同じところを間違ったり、どんなに勉強をしても模試の点数が伸びなかったりと自分は前に進んでいるのかと不安になることがあります。終わりが見えなくて本当につらい時期もあります。 私は毎日必死でがむしゃらに過ごしました。初めは勉強方法すら分からず、ひたすら問題を解く毎日で、自分に合った方法を見つけたのは採用試験間近でした。そんな毎日でも無駄なことはなかったです。つらくて苦しくてたまらなかった時もありましたが、振り返ってみるとすべてが楽しかったように思います。教員採用試験を通して、家族のような、大切な、大好きな仲間に出会うことができました。きっとみなさんも出会うと思います。朝から晩まで勉強できるのは今しかありません。「あの時こうしていればよかった」と後悔しないように、大学生活最後の良い想い出になるように、応援しています!
2015.12.04
就活レポート~就職活動の現場から~No.326
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第326弾! 現代教育学科4回生 横澤 芳美さん 乳児院 内定 【その園に決めた理由】 先生から教えていただき、説明会に参加したことがきっかけでした。何事においても子ども主体に考えている所や、「里帰り会」を開き退所した子どもとも繋がりが持てる所に魅力を感じました。また、職員の方たちと子どもたちが外で遊んでいるときに、子どもたちを怒っている声が一切聞こえず、とても楽しそうに遊んでいたということが印象的でした。 【職活動を振り返って】 就職フェアなどには積極的に参加するようにし、職員の方たちにお話を聞かせてもらい、見学や説明会に繋げるようにしました。数が少ないこともあり、関西圏や地元の乳児院を調べ、見学や説明会があったら必ず参加するようにしていました。ボランティアに行かせていただいていた施設の募集が出なかったり、短大しか採らないと言われたりと自分を見てもらうことさえできないこともあり精神的にきついときもありました(笑) 【職活動でPRしたポイント】 とにかく笑顔を絶やさないようにしました。面接では明るさと笑顔を常に意識し、「絶対に乳児院で働きたい!」という気持ちをアピールしました。施設の職員の方たちと子どもたちへのあいさつや地域ですれ違った方への挨拶も心がけました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 自分の不安な気持ちをいつも聞いてくれ、励ましてくださいました。施設に直接行ってお話しをしてくださったり、試験後にも話を聞いてくださったりと手厚くサポートしてくださり本当に心強かったです。また、書類の添削や面接練習なども時間をかけて見てくださいました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 乳児院は施設数が少ないので、視野を広げて早いうちから見学や説明会に行くことが必要だと思います。ボランティアをするときも、1つに絞るのではなく幾つかの施設に行っておくことをおすすめします。様々な施設を見学し、自分に合った場所で就職できるように頑張ってください!
2015.12.03
就活レポート~就職活動の現場から~No.325
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第325弾! 人間環境デザイン学科4回生 上田 加奈さん 空間デザイン会社 内定 【その企業に決めた理由】 初めて説明会に行った時、ピン!ときました。私はいつも帰る居場所をつくるハウスメーカーではなく、いつも行く訳ではないからこそ特別な場所にしたい!子どもからお年寄りの方まで一人でも多くの人が立ち寄れる店舗をつくりたい!と、店舗設計で探していました。また「仕事」についてイキイキと話す社員の方々や社長の表情を見た時に、ここで働けるなら店舗設計職だけでなく、施工管理職でもいい!この人たちと一緒に働きたいと思いました。あとは作業着のかっこよさ!(笑) 【就活を振り返って】 始めはすごく不安で面接も自信がなく、就活に嫌気がさしていました。でもそれはみんな同じで不安を抱えていると気が付いてから、自分で就活ノートを作り、企業研究や説明会でのメモはもちろん、面接があった日には「面接で聞かれたこと」「その質問に対しての自分が答えたこと」を書き込み、次の面接へと繋げるなど自分なりに就活を乗り切りました。 【アピールしたこと】 面接では求められたさらに上を目指し続ける向上心と目的を実現するための努力をアピールしました。どんな仕事でも初めはわからないことが沢山あり、仕事を覚えることは大変だと思いますが、常に向上心と努力することを忘れず、例え人が嫌がるような雑務や掃除であってもそれが働きやすさに繋がり、やがてクライアントの想いに繋がると考え、一生懸命取り組む姿勢をアピールしました。面接では決して作り文句を言うのではなく、これらのことを自分の言葉で話しました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 とにかく「手厚い」の一言です。就活が始まり不安の中、書類の添削などはもちろん、ポートフォリオの相談や授業やゼミなど、就活以外の相談までしていました。就活をしていて色々な大学の人と話していてもこんなに手厚く一人ひとりをサポートしてくれるキャリアセンターは畿央大学の自慢でした。途中、就活を休憩しようかと考えていた時も「就活のことじゃなくても気軽に顔見せに来てください」と言っていただけたことは本当に嬉しく、あの言葉はこれからも忘れません。 【後輩へのメッセージ】 もし好きなことで仕事を探して迷ったときは、大手や中小企業、給料や休暇などの考えを一旦リセットして、「自分が今まで一生懸命頑張ったこと」で仕事を探してみてください。私は設計演習やプロジェクトゼミを通して自分の作ったもので誰かを幸せにしたい一心で取り組んできました。手先は不器用で思い通りにならない上、沢山勉強することがあり、嫌いになりそうなことは何回もあったけれど、こんなに何かに打ち込んだことは大学入学まではなかったので、これを仕事にしたいと思いました。就活では沢山の建築を勉強する人と出会う中で、自分に自信が持てなくなることがあるかもしれません。しかし有名大学の名前や技術力に負けない程の意気込みとか、基本的な挨拶や返事がハキハキしていることとか、作品のプレゼンでは自分がその作品に熱意をもって話せるかとか、そういうことの方が大事だったのではないかと就活を終えて実感しています。周りに影響されすぎず、自分のペースで、不安なときは友達と乗り切って頑張ってください。