2025.02.25
就職レポートNo.829(大学病院/看護師)看護医療学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第829弾!
看護医療学科4回生 髙辻 萌衣さん
大学病院(看護師) 内定
- あなたがその職種を志したきっかけを教えてください。
友人の母親にかけられた言葉がきっかけです。小学生の頃、日ごろからとても良くしてもらっていた友人の母親が大病を患いました。友人の母が退院し少し落ち着いたころお会いした時、「入院生活や手術はすごく不安だったけど、看護師さんの励ましのおかげで頑張れた」と、入院生活について話してくださいました。私は病院に行くことが少なかったため、看護師の仕事についてあまり知りませんでしたが、この会話の中で「看護師って人を元気づけることもできるんだ」と知り、看護師という職業に一気に興味を惹かれて目指すようになりました。
畿央大学に入学を決めたきっかけは、オープンキャンパスに参加したことです。就職率の良さや担任制、就職にあたってのサポートなどが充実しているという点も魅力的でしたし、何よりオープンキャンパススタッフの先輩方や職員の方が優しくしてくださり、とても雰囲気の良い大学だと感じ入学を決めました。 また、養護教諭の免許も取得したいと考えていたため、看護師と養護教諭のダブルライセンス取得を叶えることができるといった点も決め手でした。
- 畿央大学での学生生活を振り返ってどうでしたか?
学生生活で力を入れて取り組んでいたことは、看護学科での勉強と養護教諭課程の勉強の両立です。看護の講義や課題にプラスαで養護教諭課程の講義や課題があったため、それをこなすことが大変でした。家では集中できずゆっくりしてしまうタイプのため、空きコマの時間を利用したり友達と学校に残ったりして有効的に時間を使えるように工夫し、どちらの勉強も疎かにならないようにしていました。課題のほかにも6限目に講義があったり、テスト期間も勉強する量が多かったり大変な思いもありましたが、友人と励まし合いながら頑張った日々は良い思い出です。
その中でも印象に残っていることは、実習です。病院実習の指導者の方々や患者さん、教育実習で指導してくださった先生方や生徒たち、様々な方との出会いを通じてたくさんの学びを得ることができ、私自身がとても成長できたのではないかと感じています。看護師と養護教諭ではもちろん共通する視点もありますが、異なった視点で対象に関わることも多いためそこを切り替えて考えることが大変でした。しかし、それ以上に患者さんや生徒の笑顔をみることができたり、「ありがとう」と言ってもらえたりすることにやりがいを感じました。自分が頑張って勉強してきたことが誰かの役に立つということがとても嬉しかったです。
- 就職活動について、その就職先に決めた理由を教えてください。
日常生活で人が目の前で倒れた場面に2度居合せた経験から、特に3次救急における看護について深く学びたいと考えていました。そのため、3次救急や高度な医療を提供されており患者が抱える健康問題へ多様な看護が提供できることや研修制度が充実していること、さらに実習でもお世話になり丁寧な指導をいただいたことから自分自身が成長することができる場所だと感じたため就職先に決めました。
- 就職活動を振り返っていかがでしたか?
3次救急について学びたいと考え、病院探しをしていて「マイナビ看護学生」というアプリを利用して合同説明会への参加や資料請求をしていました。しかし、3次救急を提供している病院は複数あるため「3次救急を提供している」以外の特徴で何を基準にして病院を絞ればいいのか分からず、第1希望の就職先を決めることが大変でした。そのため、分からなかったり悩んだりしたときは誰かに相談することを心がけていました。実際に、担任やゼミ担当の先生に相談をしてアドバイスをもらったおかげで自分に合った就職先を見つけることができました。小論文対策などもゼミ担当の先生に相談していました。キャリアセンターの方にはエントリーシートや面接対策などのサポートをしていただきました。エントリーシートは書ける文字数が少なかったため、自身の伝えたいことを短い文章にまとめることが大変でしたが、何度もメールのやり取りで添削をしていただきました。面接対策でもアドバイスをいただいたり、就職試験本番前の最後の練習では激励の言葉をいただいたりしてそのおかげで安心したことを覚えています。就職試験にあたって、様々な対策を行ったおかげで当日落ち着いて受験することができたと思います。
- 就職活動で役立ったツールを教えてください。
メモ帳です。病院見学に行くときには、その病院のことを調べて質問したいことを書いたり実際に見学に行って見たり聞いたりしたことをメモにとって病院選びの参考にしていました。病院見学にあたってどのような視点で病院をみるのか、どのような質問をするとよいのかをインターネットで調べて参考にしていました。自分で事前にその病院のどういったところをよく知りたいのかを整理しておくことで、より有意義な病院見学になると思います。また、面接の際にはどのようなことを聞かれても良いように、面接で聞かれそうなことを考え自分が面接で話せるエピソードをメモに書きだして整理していました。面接に行く前も家で見返すことで、自分のこころを落ち着かせていました。
- 後輩のみなさんへメッセージをお願いします!
就職活動では自分はどんな看護をしたいのか考えたり病院を探したり、自己分析、面接練習や小論文試験があるところでは小論文対策などと思っているよりやることが盛りだくさんです。それに対策をしているとだんだん不安になることもありますし、当日は緊張もあって精神的にも大変なことが多いです。
私自身もそうでしたし、就職活動を始めるにあたっても何からすればいいのかわからないという状態で、振り返ると悩むことが多かったと思います。そのような状態でも、乗り越えることができたのは1人じゃなかったからです。分からないことや悩んだ時にはよく人に相談していました。些細なことでも相談にのり、支えてくださったキャリアセンターの方や先生方、友人達のおかげです。
なので皆さんも、迷ったり悩んだりしんどくなった時には周囲の人に頼ってみてください。きっと力になってくださいます。皆さんは1人ではありません。
私も皆さんの就職活動が上手くいくことを心から応援しています。そして、私の就職レポートが悩んでいる方の力に少しでもなれば幸いです。