2014.03.03 

就活レポート~就職活動の現場から~№215

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第215弾!

現代教育学科5期生(14卒) 廣岡 令奈さん

奈良県 小学校教諭

廣岡令奈

【教員をめざそうと思ったきっかけ】

 わたしは、子どもたちが自分に誇りを持って生きてほしいと思い教員を志望しました。こう思うようになったきっかけは、小学校の時の担任の先生との出会いです。その担任の先生は、子ども一人一人のことをよく理解し、いつもわたしたちのことを気にかけて安心感を与えてくださっていました。勉強でつまずいたり、友だちとうまくいかず落ち込みそうになったときも、しっかりと話を聞いて、小さなことでも褒めて、わたしの力を引き出し自信を持たせてくださいました。

【インターンシップ・教育実習を体験して】

 わたしは、2回生からずっと奈良市のスクールサポート事業に参加させていただいていました。学校インターンシップのような活動で、各クラスに入って子どもたちが集中して授業を受けられるようにサポートしたり、休み時間は思い切り子どもたちと一緒に遊んだりしました。他にも、壁面の飾りを作らせていただいたりもしました。スクールサポートは継続してさせていただいていたので、子どもたちの成長も感じることができました。

教育実習はスクールサポートの活動とは違って、わたしが教壇に立ち子どもたちに授業をさせていただきました。普段も大学での授業で模擬授業はしてきたのですが、実際に子どもたちに授業をするのは、今まで味わったことがないくらい緊張しました。しかし、担当の先生が毎日遅くまで残って、次の日の授業を一緒に考えてくださったのでなんとかやりきることができました。また、子どもたちに、今日の授業は楽しかった、良くわかったと言ってもらえると、本当にがんばって良かったと思い、教員になりたい気持ちが高まりました。また、今後の課題も見つかったので、自分を見直すという意味でも教育実習をさせていただけて良かったです。

【畿央大学での大学生活について】

 学生の数も他の大学よりも少なく、クラス制度もあるので人見知りのわたしでもすぐに友だちを作ることができました。また、教職員の方との距離も近く挨拶をしても笑顔で返してくださります。1回生から担任の先生がいるので、悩んだことや学校生活でのこと、将来のことを相談しやすい環境にあり、親身になって話を聞いてくださるので、とても生活しやすかったです。ボランティアも初めは参加することに勇気が要りましたが、ボランティアセンターの方が丁寧に対応してくださったので、自分のしたいことに挑戦することもでき、それがとても良い経験となりました。

【畿央大学の教員採用試験対策について】

 4回生になってからスタートするのではなく、その前の学年のときから教員採用試験のために対策講座を行ってくださっており、3回生の夏から本格的に対策講座が始まり毎週2日(一般教養・専門)行ってくださっていました。わたしは、ボランティアと授業の兼ね合いで参加することはできなかったので、3回生の冬休みの対策講座から参加しました。講座についていくのが必死で、もっと早い段階から勉強に力を入れていたらと、後悔することが何度もあったのですが、先生に質問するとどんな簡単な問題の質問でも丁寧に丁寧に教えてくださりました。4回生からは試験が始まるまでは毎日講座があり、学校が23時まで開いているので残って自習することが習慣になっていました。その間、遊ぶことも我慢をしていたので、たまにSNSで他大学の友だちが遊んでいる様子を見てしまうと、そのことが羨ましく思いストレが溜まるばかりでした。しかし、その時支えてくれたのが一緒に勉強していた友だちです。わたしの楽しみは、その友だちとご飯を食べるときや、休憩でお話をすることでした。面接練習も一人ではできないので、練習のグループに入れてもらい集まって何度も練習をしました。わたしにとっては、面接練習も友だちと一緒にするので楽しくなっていました。勉強はしんどかったけれども、みんなでがんばることで楽しさも見つけられたし、普段話さなかった人とも友だちになれたので教採生活は大学生活で一番といって良いほど充実したものとなりました。

【なりたい先生像】

 子どもたちはさまざまな問題を抱えて生活しているのだとボランティアを通して実感したので、そんな子どもたちでも安心して勉強ができ、一人一人が輝き主役になれるような学級づくりをしていきたいです。また、それぞれが持っている個性や良いところをしっかりと見て、その子の力を最大限に発揮できる環境づくりを大切にしていきたいです。なんといっても、毎日明るく笑顔のたえない、子どもたちにとって安心できる存在になりたいです。

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