2015.12.25
就活レポート~就職活動の現場から~No.336(幼稚園教諭)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第336弾!
現代教育学科4回生 呉屋 香里さん
松原市・公立幼稚園教諭 合格
【教員・保育士を目指そうと思ったきっかけ】
自分が通っていた幼稚園の担任の先生に憧れたからです。先生は、大人しい私のこともよく見ていてくださり、特に、鍵盤ハーモニカや木琴などの楽器を演奏した時に褒めていただき、とても嬉しかったことを覚えています。そのおかげで楽器を演奏する楽しさを知ることができ、音楽全般が好きになりました。今考えると、その先生は、一人一人を本当によく見て、よい所を伸ばそうとしてくださっていたのだと思います。大好きな先生に憧れ、家ではぬいぐるみを園児に見立てて、自分自身が幼稚園の先生になりきって遊ぶこともありました。
【インターンシップ・教育実習を体験して】
私は、幼稚園・保育園・小学校の実習や園でのボランティアもしました。どの現場でも個性豊かな子どもたちや素敵な先生方と出会うことができ、多くの学びを得ることができました。幼稚園と保育園での体験では、それぞれの保育の形態や方法、方針の違いや、先生の仕事内容を自分の目で見て知ることができました。子どもたちと関わる中で、幼稚園と保育園では、同年齢であっても子どもの様子やクラスの雰囲気が違うということを感じました。小学校での体験では、就学後の子どもたちの姿や小学校教育を学ぶことができ、これを活かし、子どもたちの人生の土台を作ることができるように、就学後を見通した保育・教育を行いたいです。
【畿央大学での大学生活について】
1~3回生の間は必修授業が詰まっていて、他の大学の友達と比較すると遊べる時間は少なかったように思います。しかし、その分、大学の友達と関わる時間が増え、多くの友人ができました。授業の空き時間に食堂で話したり、友達の誕生日会をしたりと、限られた時間の中で充実した毎日を送ることができました。4回生になると、教員採用試験や公務員試験に向けて、一人一人が頑張るのはもちろんのこと、みんなで励まし合い、高め合うという雰囲気がありました。また、畿央祭実行委員やボランティアを通して、多くの出会いがあり、良い刺激にもなりました。楽しむ時も頑張る時もみんなで夢中になれるのが畿央生だと思います。
【畿央大学の教員採用試験対策について】
充実しています。大学の先生や学外の講師先生による対策講座や実技練習、面接練習、小論文の添削指導などがあり、一人一人の受験地や試験内容に合わせた対策ができる環境が整っています。私自身は、教採・公務員対策室、教育学部の大半の先生にお世話になりました。対策に行き詰まったり、悩み事が出来たりしたとき、対策室や研究室に行くと、じっくり話を聞き、相談にのってくださる温かい先生ばかりでした。これほど学生を大切にしてくださる先生がいるのは、畿央大学だけだと思います。また、同じ夢に向かって頑張る仲間がいたことも、私にとってはすごく大きかったです。勉強の集中が途切れ、気づいたら何時間も話し込んでいたこともあります。「この勉強あと何ヶ月続くんやろう…」「ほんまに受かるかなあ…」と不安をこぼすこともありました。しかしみんなと話し、励まし合うことで、その度に気持ちを切り替えることができました。また、仲間の頑張っている姿をみると、「私も頑張るぞ!」とモチベーションが上がりました。
【なりたい先生像】
子どもたちのよい所をぐんぐん伸ばしていける先生になりたいです。そのために、どの子どもとも平等に関わり、様々な場面を通して、一人一人の好きなことや得意なことなどをたくさん見つけていきたいです。そして、そのよさを友達と認め合う機会をつくることも大切にしていきたいと考えています。また、子ども自身が苦手なことにも「頑張ってみようかな!」「やってみようかな!」と思えるように、毎日の関わりや声かけを大切にしていきたいです。
【後輩へのメッセージ】
公務員試験は、出題範囲が広く、実技試験や面接・討論試験など、受験する自治体によって試験内容も様々です。対策をしていると、「あれも出来ていない、これも出来ていない」と焦ることがあると思います。そんな時は、落ち着いて優先順位を考え、効率よく計画的に対策していくことが大切です。全部を完璧にしようと思うとしんどくなるので、あまり気張らずに頑張ってください。また、面接練習・実技練習をすると、人と比べてしまい、自分の駄目な所にばかり注目してしまうことがあります。そのような時は、周りの人のよい所を少し取り入れつつも、自分のよい所・アピールポイントを1つ見つけて、それを面接官・試験官に伝えていくようにしました。そうすると自然に気が楽になり、自分らしく試験を受けられるようになります。 公務員試験は長期戦です。頑張りすぎて燃え尽きてしまわないように、些細な楽しみや息抜きを見つけてください。私の楽しみは、自習室に行きみんなと会うことでした。一人で頑張ろうとせず、周りの人と励まし合いながら、乗り越えてください!畿央生は絶対に大丈夫!!