2016.11.23
就活レポート~就職活動の現場から~No.387(小学校)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第387弾!
現代教育学科8期生(17卒) 梶川 真未さん
大阪府豊能地区・小学校教諭 勤務
【教師を目指そうと思ったきっかけ】
私は大学入学後も、本当に私には教員になりたいという強い想いがあるのだろうか…と悩んでいました。しかし、小学校、野外活動のボランティアで子どもたちと関わり続け、子どもたちの成長を側で感じたときに、ずっと子どもたちに寄り添い、成長を支え続けていきたいという自分の想いを再確認し、教員になりたいという想いが固まりました。
【学校インターンシップ、教育実習を体験して】
私は2回生から学生ボランティアとして、2校の小学校に行かせていただきました。そこでは、授業の仕方、子どもとの関わり、教員同士の連携など、大学では学べない多くのことを学ばせていただき、自分にとって、とても大切な経験になっています。
そして、3回生の9月に1ヶ月間、教育実習をさせていだだきました。ボランティアとは異なり、同じ学級で1ヶ月過ごし、1週目から授業をさせていただきました。学級には、個性あふれる子どもたちがいる中で、みんなが参加できて理解できる授業をつくる難しさを痛感しました。しかし、悩んだときには先生方が相談に乗ってくださり、他のクラスの先生方からもアドバイスをいただき、たくさん支えていただきました。また、毎日同じ学級に入り、授業をさせていただくからこそ、一人ひとりと信頼関係を築いていくことの大切さを実感しました。そして、子どもたちの成長につなげ、将来、社会に出てから自分の力で生きていける子どもを育てるという、教員という仕事の責任の重さも教えていただきました。
私は、ボランティア、教育実習を通して、先生方、子どもたちから多くのことを学ぶことができました。大学生のときから学校現場に入り、自分の目で見て、関わって、学ぶことは、本当に大切だと思います。学んだことをこれからの教員生活に活かしていきます。
【畿央大学の大学生活について】
畿央大学では、少人数で誰とでも話しやすい、アットホームな環境だからこそ、多くのことを学び、深めることができたと思います。
そして、先生方もとても熱心に指導してくださり、新たな学びや考え方を得ることができ、4年間で学んだことは、私にとってとても大きいです。
【畿央大学の教員採用試験対策について】
教員採用試験の対策はとても充実しています。対策講座では、周りの人の姿に刺激を受けて、私も頑張ろうとモチベーションを保つことができました。
また、筆記試験に向けて、対策室の先生にたくさん質問にいき、疑問を一つひとつ丁寧に解決していただきました。私は、試験の前日に質問した問題と似たものが、本番の試験で出題されたので、疑問があれば放ったらかしにせず、先生に質問するということを続けてよかったなと思っています。
さらに、面接練習については、学部の先生方も面接練習の機会をつくってくださり、さまざまな意見を伺うことができ、何度も面接練習をしていただくことで自分の考えを明確にしていくことができました。
また、教員を目指すか悩んでいたときも、対策室の先生方は親身になって相談に乗ってくださいました。何かあれば、教採対策室に行くというくらい、本当にお世話になりました。
【理想の先生像】
『子どもたち一人ひとりが居場所を感じられる学級をつくり、自分の学びを子どもの成長につなげることができる教員』
子どもたちは、安心できる居場所があるからこそ、やってみようという気持ちを持つことができると、ボランティアを通して学びました。安心できる居場所が学ぶ意欲、学び合う意欲につながると思っています。
そして、自分自身が学び続けることはもちろん、先輩の先生方、自分の働きかけに対する子どもの姿からも学び続けることで、よりよい授業、学級づくりに活かし、さらに、将来出会う子どもたちのために学び続けていきたいです。
【後輩へのメッセージ】
私は大学に入学してからも将来どの道に進むべきか、かなり悩みました。しかし、とことん悩み、自分に向き合うことが大切だと、今、改めて思います。
そして、教員採用試験を乗り越えるためには、仲間の存在がとても大きかったです。私は、しんどい時も、周りの友だち、仲間からたくさんのやる気と元気をもらいました。自分一人で頑張ろうとせず、友だち、先生方、多くの人を頼って、高め合ってほしいなと思います。