2019.11.22 

就活レポート~就職活動の現場から~No.540(公立幼保)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第540弾!

現代教育学科11期生(20卒) N.I さん

宇陀市・公立幼保 勤務

 

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【目指そうと思ったきっかけ】

小学6年生の時に分団長として1年生の子の面倒を見ていたことがきっかけです。その当時口下手だった私でも、毎朝迎えに行ったり学校で一緒に遊んだりしているうちに、学校に行くことが楽しみになってくれたようで、誰かの糧になることの喜びを感じ、そのような職業につきたいと思いました。また、大学で、幼児期の大切さについて知り、その時期に携わりたいと強く思いました。

 

 

【ボランティア・教育実習を経験して】

私は幼稚園・保育所・障害者入所施設でボランティアを行っていました。また、大学生活の4年間野外活動センターでもボランティアを行っていました。子どもの姿や保育者の関わり方を知りたい、実践力を身につけたいという思いから、幼稚園や保育所でボランティアをさせていただきました。障害者入所施設では、子どもだけでなく様々な人と関わり、コミュニケーション力をつけ、ちがいのある方たちと共に過ごすことについて考えたくて始めました。野外活動センターではキャンプファイヤーのゲームなどを行い、人前に出る力を身につけました。私はボランティアや実習を経験して、メモをとることの大切さを学びました。気づいたこと、疑問に思ったことはメモをして、アウトプットできるようにすることが実践力につながると感じました。座学も大切ですが、現場での経験も本当に大切だと思うので、積極的にいろんなことに挑戦してみてください。

 

 

【畿央大学での大学生活について】

規模が小さい大学なので、学内を歩くたびに友達と出会ったり、同じ夢をもつ友達が近くにたくさんいたりするので、「学校に行ったら友達に会える!」と周りに恵まれながら4年間を過ごしました。また私は教職クラブODENというサークルに所属していました。仲間と共に、模擬保育や授業に取り組み、切磋琢磨しながら知識や技術を学んできました。こんな風に同じ夢をもつ友達、さらには違う道を目指す友達とアットホームな雰囲気のなかで学び合うことができたのは、畿央大学ならではの良さであると感じます。

 

 

【畿央大学の教員採用試験対策について】

畿央大学だったから私は合格できたのではないのかと思います。3回生の初期にはテキストを買うタイミングがあるので、早い時期から意識を高めることができました。また、対策講座も3回生からあるので勉強の習慣を身につけることができました。教採・公務員対策室の先生方も毎日面接練習をしてくださり、その中でいつも優しく精神的に支えてくださいました。いつも支えてくださる先生方がいたので最後まで頑張ることができました。

 

【理想の教師像】

自分の事や周りの人、モノを大切にできるような子どもを育てたいと考えています。今は子どもの自己肯定感の低下が問題視されていますが、保育者が子どものことをかけがえのない存在として受け止め、心をかけて関わり、その子どもが保育者から愛され、大切にされたことを、他の人に返していけるようになってほしいなと思います。自分が大切にされた経験から、「こんな風に大切にしてくれていたから、周りの人やモノも大切にしよう」、そう思ってもらえるよう、子どもと向き合っていきたいです。

 

【後輩へのメッセージ】

公立幼保の試験中に私が感じたことは2つあります。1つ目は自分の周りにいる人たちの存在を大切にすることです。受験の期間中は精神的にしんどくなることがたくさんあります。でも「一緒に頑張ろな」と共に戦ってくれる友達や、的確なアドバイスをくれたり行き詰った時に笑わせたりしてくれる先生方がいたおかげで最後まで続けられました。自分一人では絶対にできないです。頼ることも大切です。この公立幼保の試験がきっかけで周りに恵まれていることに改めて気づきました。2つ目は4年間の時間の使い方についてです。勉強は確かに1回生からする必要はないのですが、ボランティア・旅行などの経験は試験が本格的に始まる前にしかできません。公立幼保の試験ではやはり経験がいちばんの武器になると思います。適度に遊んだり夢のために行動したり、時間を有意義に使ってほしいです。頑張ってください!

 

 

 

 

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