2026年8月17日の記事

2026.08.17

卒業生メッセージ~理学療法士として活躍する先輩~【学研都市病院】

社会に出て様々な分野で活躍している卒業生をご紹介! 学研都市病院(理学療法士)勤務 理学療法学科 18期生 (2024年卒) R・Yさん     現在のお仕事内容 ・どのような仕事を担当していますか? 私は整形外科を主軸とした総合病院の急性期病棟で理学療法士として勤務しています。 主に術後の患者さんのリハビリテーションを中心に診ています。また、院内スタッフの介助負担に関する研究や腰椎術後患者への機能的電気刺激の効果に関する研究などをしています。他にも、地域住民向けの体操イベントや地域の医療機関での介助動作研修の地域事業や国際電気通信基礎技術研究所(ATR)との共同研究にも参加しています。   ・仕事のやりがいや魅力は? この仕事の一番の魅力は、患者さんの心を動かせるところです。理学療法士は治療技術だけでなく、患者さんとの対話や声掛け、利他の心を持った関わりがとても大切だと感じています。そうすることで、患者さんの表情や、自身の病気や体への向き合い方を変えることができたり、たとえ治らなくてもできることを一緒に見つけたりできるところがこの仕事の魅力です。     学生時代について ・在学中に力をいれたこと 在学中はスポーツ用品店で靴の販売業務のアルバイトに力を入れていました。学校で学んだ知識を一般の方にも分かりやすい言葉で伝えるにはどうすればよいか、また、お客様が何を求めているのかを考える力を養うことができました。この経験が今も患者さんと向き合う際の土台となっているように思います。 また、病院では待っていたら患者さんから来院されますが、一般企業やお店ではそうはいきません。当たり前のことですが、医療従事者になると忘れがちな“提供したものに対してお金をいただいている”という意識を身につけられたことも、アルバイトに全力で取り組んでいたからだと感じています。   ・印象に残っている授業 松尾先生の評価学の授業です。 あの時に教わった“患者は練習台じゃない”という言葉を未だに心に刻んで臨床に励んでいます。     就職活動を振り返って ・志望業界を選んだ理由 私が学研都市病院を選んだ理由は、若いうちから研究や病院の事業に参加でき、多くの経験を積める環境だと感じたからです。また、将来的には産業・予防の分野で働きたいという思いがあり、整形疾患、特に首や腰の疾患を抱える方の現状を知りたいと考えたからです。   ・就職活動で苦労したことや、役に立ったこと アルバイトや国家試験勉強の傍ら、履歴書の作成や病院見学に行ったりするのが大変でした。そのため、少しでも気になる病院があれば、早めに見学など行ってみるのがオススメです。 就職活動で役立ったのは、アルバイトでの経験でした。接客を通して、言葉遣いや提案の仕方を普段から意識していたため、面接などでも落ち着いて自分の考えを伝えることができました。     大学での学びが役立っていること ・現在の仕事で役立っている知識や経験 働き始めて感じたのは、畿央大学の授業は臨床(病院や地域での理学療法士として働く場)を強く意識した内容が多いということです。授業を聞いて自分の言葉で説明できるように勉強しておけば自然と基礎的な力が身に着くと感じました。   ・学生時代にやっておいて良かったこと 友達と遅くまで飲みにいったり、朝まで遊んで授業に出たりと、学生らしい経験をたくさんしたことです。社会人になって大きな失敗をしないためにも、大学生のうちに失敗を経験して、自分の弱点や限界を知っておくのも大事です。     入職後成長したと感じること ・成長したと感じることは2つあります。   1つ目はコミュニケーション能力です。 先輩や同期、後輩など様々な立場の人と仕事をする中で、相手の置かれている状況を考えながら話せるようになりました。 また、患者さんも優しい方から気難しい方、小さなお子さんまで本当にさまざまです。毎日試行錯誤しながら「どうすれば伝わるか」を考えているうちに、コミュニケーション能力は格段に成長したと感じています。   2つ目は、理想と現実のギャップのすり合わせができるようになったことです。 患者さんやご家族、多職種間・部署間それぞれに理想がありますが、現実との間にはすごくギャップがあります。 そのギャップがなぜ生まれるのか考えると、自分たちのこと(現状)が分かっていないからだということに気が付きました。そこで、患者さんであれば評価したデータをわかりやすくご家族や患者さんに伝え、目標にしているところまではこれだけの努力と時間が必要だということを丁寧に伝えるなど工夫をするようにしました。その結果、患者さん自身やご家族が思い描いている理想には届かないという現実を理解すること、そしてその現実に届かなくても、それぞれがしたいことや思いは実現できる可能性があるということを理解してもらうことができるようになり、患者さんの満足度向上につながっていると感じています。     後輩へのメッセージ ・就職活動へのアドバイス 私は直感で就職先を決めた部分もありましたが、できるだけ多くの病院を見学し、後悔のない選択をしてください! 実際に入職してから、「思っていたのと違う」と感じて辞める人もいますので、まずは「自分がどうなりたいか、何をしたいか」を基準に就職先を選ぶのがオススメです。   ・学生生活で大切にして欲しいこと まずは勉強です。当たり前ですが、大学にお金を払ってわざわざ学びに来ているのですから、支えてくれている親や家族に感謝して全力で学んでほしいと思います。そして、アルバイトや遊びなど、さまざまな経験を大切にしてください。自分で働いてお金を稼ぐことの大変さとお金のありがたみを知ることで分かることもあります。 また、大学生は時間も体力も山ほどあります。多少無理してでもいろいろな経験をして、何かと出会ってください。大学生活での経験は社会人になった時、大きな財産になると思います。後悔のないように全力で楽しんでください!