2024.12.25
就職レポートNo.804(大阪府・堺市・京都府/栄養教諭)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第804弾!
今回の合格体験では、栄養教諭の採用試験に合格された健康栄養学科の4回生4名に、お話をお聞きしました。協力してくれたのは、M.U.さん(大阪府・栄養教諭)、Si.N.さん(大阪府・栄養教諭)、Sa.N.さん(堺市・栄養教諭)、M.M.さん(京都府・栄養教諭)です。
【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください。】
M.U.
オープンキャンパスに参加した際に在学生の明るい雰囲気に魅かれたこと、また、栄養教諭になるために教育学部の先生の授業を受講できるという点に魅力を感じたからです。
Si.N.
私も、オープンキャンパスに参加して学生と先生との距離が近いと感じたことが、畿央大学を選んだ決め手です。栄養士や管理栄養士の他に栄養教諭の免許も取得できること、自宅から通学できる距離であることも魅力でした。
Sa.N.
私もなんですが、オープンキャンパスに行った際に説明がわかりやすかったこと、実際に体験授業を受ける機会があり、先生の印象が良かったことがきっかけですね。また、大学自体が落ち着いた雰囲気で、先生との距離が近く、安心して学べるように感じたことも大きな理由です。
M.M.
管理栄養士の国家試験の合格率がとても高かったことがまず挙げられます。幼いころからの夢であった管理栄養士になるにあたり、先生方の手厚いサポートを受けられる担任制や、座学だけでなく様々な実験や実習が充実していてより実践的な学びができるところに魅力を感じたのも、畿央大学を選ぶ際の決め手となりました。栄養教諭という職業に出会い、その魅力を感じて受験を決意し、合格をいただくことができたのは、教育学部の学生との交流や、先生方の手厚いサポートを受けることができた畿央大学ならではの強みだと感じています。
【実際に入学して、畿央大学での学生生活はどうでしたか。】
M.M.
勉強、アルバイト、遊びのすべてに全力になれたとても充実した4年間だったと思います。管理栄養士必修の授業に加えて、栄養教諭必修の授業も取っていたため、決して楽な大学生活ではありませんでしたが、教職課程を履修している仲間や学科の先生方、教採・公務員対策室の先生方の支えのおかげで最後までやり遂げることができました。仲間と切磋琢磨して乗り越えた定期試験や実習、教員採用試験など大変なこともたくさんありましたが、今振り返ると学生生活のすべてがかけがえのない素敵な思い出となっています。
M.U.
他学部の人たちや先生方との距離がとても近くアットホームな学校でした。共に頑張ろうという気持ちの学生が多く、試験や行事ごとなど何事にも全力で楽しむことができ、最高の学生生活でした。
【教師になるために取り組んできたことについて教えてください(ボランティアなど)。】
M.U.
多くの子どもと関わるために3つの小学校と3つの子ども食堂へボランティアに行っていました。ICTが当たり前に使用されていることや1週間後には苦手なことができるようになっている子どもたちの日々の成長には驚きばかりでした。そして子どもたちが何を必要としているのか、何を大切にしているのかを考え、一人ひとりにあった対応が必要であるということを学びました。
Sa.N.
私も、子どもと関わる機会を作らないといけないと考え、地元の友達から紹介してもらったフリースクールに2回生の終わり頃からボランティアスタッフとして参加しました。そこでは、子ども達の得意なもの、興味のあることを伸ばすためにどんなサポートができるかについて学ぶことができました。また、大学のボランティアサークル「ヘルスチーム菜良」に所属していたのですが、子どもに関わることができるイベントには参加するようにしていました。4回生になってからは、小学校の現場の様子も知る必要があると考えて、スクールサポーターに参加しました。教室での子どもの様子、動機づけの方法、給食の時間の課題などたくさんのことを学ぶことができました。
Si.N.
私は3回生の9月から週に1日、スクールサポーターとして母校の小学校にボランティアに行っていましたが、ボランティア経験で得た学びは、教員採用試験の面接試験でも活かすことができました。学校現場の様子を知ることはもちろん、子どもたちとの関わりを通して、なぜ栄養教諭になりたいのか、栄養教諭になって何をしたいのか、たくさん自分と向き合って考えることができました。
【教員採用試験対策はどのようにしていましたか。】
M.M.
栄養教諭の教員採用試験を受験すると決めてからは、とにかく必死に各対策講座を受講し、講座での配布プリント(教育関係の法規、時事)を暗記しました。また、問題集や各自治体の過去問を繰り返し何度も解き、苦手分野の克服に努めました。また、面接や論作文の練習は「週○回する!」と回数を決め、教採・公務員対策室の先生方に添削・助言をいただきながら取り組みました。
【これからどんな教師になりたいと考えていますか。】
Sa.N.
給食を通して子ども達を笑顔にできる栄養教諭になりたいです。学校の現場を見て、給食は子どもたちにとって楽しみの一つだとわかりました。そんな給食を通して食に関する色々なことを伝え、子どもたちを笑顔にし、さらに生涯にわたって食を楽しむことのできる子どもを育てたいです。
Si.N.
私は、一人ひとりの気持ちに寄り添える栄養教諭になりたいです。肥満や痩身、偏食、食物アレルギーなど、子どもたちが抱える悩みはそれぞれ異なります。栄養教諭として子どもや保護者の方の食に関する悩みや不安を受けとめ、その子どもにとっての最善を一緒に模索していきたいです。
【後輩のみなさんへメッセージをお願いします。】
Si.N.
大切にしてほしいのは「周りの人に頼る」「絶対に諦めない」ことです。教員採用試験は長期戦です。取り組んでいくなかで、合格できるのかと不安になったり、終わりが見えずに辛くなったりすることがあるかもしれません。そういう時は、ひとりで抱え込まずに周りの人に相談するのが一番です。家族、教員を目指す仲間、先生方にたくさん頼って、最後まで諦めずに頑張ってほしいです。積み重ねた努力は絶対に無駄にはなりません。応援しています!
M.U.
栄養教諭になるためには、しんどいと思うこともたくさんあります。ですが自分のペースで落ち着いて少しずつ前に進んでください。また、ひとりでは何も乗り越えることができません。共に教員を目指す友達と「絶対一緒に合格するぞ」という思いで頑張ってください!応援しています。
Sa.N.
栄養教諭を目指すこと自体、結構な勇気がいると思います。でも、実際は、一緒に夢を目指す仲間がいて、教採・公務員対策室の先生、健康栄養学科の先生方がサポートしてくださるので大丈夫です!弱気にならずにむしろ強気で、時々ご褒美なんかも用意して、自分のペースで頑張ってください!
M.M.
教員採用試験はとても長期戦な上、栄養教諭は倍率が高く、先が見えないと不安になることもたくさんあります。実際、私も面接練習がうまくいかなかったり、模試の点数が伸びなかったりと何度も何度も心が折れそうになりました。しかし、周りを見るといつも頑張る友達がいて「一緒に頑張ろう」と励ましてくれました。私よりも私自身のことを考え、合格のために力を尽くしてくださる先生方もついています。周りと比べて落ち込む必要はありません。自分のやり方やペースを見つけ、無理なく試験勉強に取り組んでください。教採に挑む仲間、全力でサポートしてくれる先生方のお力を借りて、最後まで自分を信じて、合格を信じて頑張ってください。応援しています。
4名のみなさん、管理栄養士の国家試験の勉強で忙しい中、どうもありがとうございました。来年4月から、みなさんが学校現場でご活躍されることを楽しみにしています。
畿央大学では、教育学部のみなさんだけでなく、健康栄養学科、人間環境デザイン学科、看護医療学科で教員採用試験や公務員試験の受験を考えているみなさんへのサポートも行なっています。採用試験について何か聞きたいことがあれば、いつでも気軽に教採・公務員対策室まで足を運んでくださいね。