2013年3月1日の記事

2013.03.01

「第10回産学連携のための経営者セミナー」で畿央大学坂田進教授が講演しました。

経営者向けに「今からでも遅くない!メタボ対策」について講演 2013(平成25)年2月28日、奈良県大学連合(畿央大学はじめ奈良に事務所を置く4年制13大学)主催による「第10回産学連携のための経営者セミナー」が幹事校奈良教育大学101教室において開催され、畿央大学健康科学部看護医療学科教授坂田進先生が講演されました。 同連合の賛助会員である奈良県商工会議所連合会、奈良県経営者協会、奈良経済同友会など経済6団体、奈良労働局、奈良県などから約40名の方々が受講されました。   全2講座で、1つめの奈良県立大学伊藤忠通学長による「産学連携と地(知)の拠点としての大学」に続いて、坂田先生は「今からでも遅くない!メタボ対策」と題して奈良の経済を担うみなさんに特に体には留意してほしいという思いを込めてわかりやすく講義されました。   “メタボリックシンドローム”、“生活習慣病”、“動脈硬化”などの言葉は聞きなれていますが、「聞き流して」しまっている傾向にあり、ふだんの生活の中で簡単にできる対策をお話いただきました。受講して頂いた方々に、ぜひ実践して頂きたいものです。

2013.03.01

地域連携 子ども体力・地域体力向上プロジェクト報告会が開催されました。

          子どもの体力低下の歯止めを願って! 2013(平成25)年2月27日、かしはら万葉ホールにおいて「NPO法人ポルベニルカシハラスポーツクラブ」が昨年2月から現在まで奈良県重点分野雇用創出事業として実施してきた『子ども体力・地域体力向上プロジェクト』の最終報告会が行われました。畿央大学とミズノスポーツサービス㈱は同NPO法人と連携して体力測定プログラムや機材および人材派遣で協力しているものです。 主催の奈良県からは、くらし創造部スポーツ振興課員、実施主体のポルベニルからは福西理事長、小川理事と実働メンバー、畿央大学からは理学療法学科福本先生、瓜谷先生、松本先生らが出席し事業経過の説明をしました。参加者は奈良県下の幼稚園、保育園の先生方や教育委員会の方など約30名でした。   奈良県内小学生の運動能力は都道府県別で全国45位と最低レベルに落ち込んだままで、この現状を改善するためには幼児期における体を動かす機会や環境を充実していく必要があり、幼稚園、保育所、家庭、地域が一体となった実践活動の実施が必至という課題解決型プロジェクトです。 ボール投げ、25m走、シャトルラン、体前屈、立ち幅跳び、握力、足指力の7項目の体力測定を橿原市内5つの幼稚園・保育園の年中・年長児童403名に実施、このうち4園で児童および保護者に対する体力向上プログラム(運動指導や講演会など)を行うとともに残り1園は実施せず、そのプログラム実施前後の測定値を比較した結果などを報告しました。(1回の測定には約20名のスタッフが必要なため理学療法学科学部生も多数ボランティア参加してくれました。)   ▼保育園・幼稚園での体力測定の様子 ▼子ども体力・地域体力向上プロジェクト」の最終報告会の様子 幼児期の体力測定は園児の体力分析の目的もありますが、園児本人・保護者・先生など周りの人々が体力(健康)に関心を持つきっかけになり、結果的に住民すべてを巻き込んでの地域全体の体力(健康)を向上していくものと考えています。報告の最後の質疑応答では実施した保育・園児指導先生方から子どもたちは体力測定も遊びとして捉えて自分たちなりに競い合っているようだった、先生たちも楽しめた、健康と生活習慣支援の必要性を痛感した、などの評価・感想をいただきました。  

2013.03.01

畿央大学共催「介護予防でいつまでもいきいき元気!」開催しました!

産官学連携で高齢期の健康づくりを推進、平日にかかわらず大盛況! 2013(平成25)年2月28日、アピタ大和郡山店2階特設フロアで大和郡山市地域包括支援センター主催・畿央大学と奈良県健康長寿共同事業実行委員会共催『介護予防でいつまでもいきいき元気!~高齢期からの元気度チェック~』が開催されました。 高齢化社会を迎えた日本では医療費負担が国民全体に重くのしかかっています。一人ひとりがいつまでも健康に暮らせることは負担を軽減し家族にとって幸せなこと。かねてから畿央大学では奈良県健康長寿共同事業に参画し“健康長寿体操”開発に取り組むとともに、県内各地で健康づくりのための啓発活動を行なっています。   大和郡山市地域包括支援センターでは昨年イオンモール大和郡山店で第1回目を開催し、今回2回目となるイベントで、「転びやすさチェックコーナー」(畿央大学理学療法学科高取先生、松本先生)、「栄養チェックコーナー」「体操コーナー」(ルネサンス登美ヶ丘、スポーツクラブ)、「口腔チェックコーナー」(歯科衛生士)のコーナーは10時開店と同時にたくさんの方々が来場され熱心に相談を受けていました。   畿央大学「転びやすさチェック」は、重心動揺検査(バランスチェック)とつま先上げ検査(姿勢とバランス)の2つで、二足歩行の人間は頭と胴体の重さのバランスをうまくとらないとつい転んで大けがをし寝たきりになる方もいます。ふだんから足腰を鍛える運動をして予防することが肝心です。同支援センター山下優所長は、「高齢者医療費負担の軽減は目に見えるものではない。みんなが“健康”で長生きしたいと願ってふだんから運動や食事に留意してもらう意識が大切。こういうイベントを通して考え、そして実行していただく地道な努力を続けていく。」と話しておられました。