2013年11月7日の記事

2013.11.07

学生広報スタッフBlog vol.103 ~宮城県石巻市「古民家再生バスツアー」に参加!

こんにちは。学生広報スタッフ、人間環境デザイン学科4回生の田中智江です。 大学生活最後の夏休み、宮城県石巻市の尾ノ崎地区にボランティアに行ってきました。 少しでも多くの方に知っていただきたく、ここで報告させていただきます。 最後まで読んでいただけたら嬉しいです。 私が参加したのは、NPO法人しゃらくさんが企画されている「古民家再生バスツアー」というもので、 津波で甚大な被害を受けた古民家を修復し、その古民家を拠点として、尾ノ崎を活気づけていくことを目標として企画されているツアーです。     初めてお会いする25名の方々と3日間を共にし、古民家の修復作業のほかに、石巻市立大川小学校、仮設住宅の見学もさせていただきました。   現地に到着し、まず驚いたのは、“何も無い”こと。 がれきは撤去されて残っておらず、住宅が建ち並ぶ集落だった場所も、残っているのは家の基礎の部分だけ。 地盤沈下が起こり、湖のような大きな水たまりが一面に広がっていました。 震災から約2年半、がれきは無くなったけれど、まだまだ復興と呼ぶには程遠い状態であることを目の当たりにしました。 ボランティアの募集も、作業系でとにかく人手を要するのものはほとんど無く、現在は被災者の心のケアなどが主流だそうです。 そして、大川小学校へ。 大川小学校は、東日本大震災で、学校として最大の犠牲者を出し、校庭に避難していた児童108名中70名が死亡、4名が行方不明。 校内にいた教職員11名中9名が死亡、1名が行方不明となった場所です。     小学校の周りも建物は無く、数台のトラックが行き来しているだけで、まるで現実味のない光景。 ところどころ崩れ落ちた校舎が津波の恐ろしさを物語っていて、子どもたちが体験した恐怖を想うと、言葉が出てきませんでした。   そして、仮設住宅の見学。 昨年、先輩の卒業研究のお手伝いで仮設住宅の模型を作ったので、どんな状況なのか予想はしていました。けれど、無数の白い箱が整然と並んでいる様をこの目で見て、あれから何一つ変わっていない現実と直面しました。 これだけしか進んでいないのかと責める気持ちが出てしまいました。 けれど、住人の方の口から出たのは「こんな小さな家でも、用意していただけてありがたい」というお言葉。 こんな状況でも、真っ先に出てくるのが感謝の言葉で、反省したといいますか、心が洗われるようでした。 また、津波でお孫さんを亡くされたおばあさんは、「私の孫の分も、頑張って生きてね」と声をかけてくださり、 全く見ず知らずの遠方からやってきた私たちを、暖かく送り出してくださいました。 そんな前向きさや優しさに、被災地の方の強さを感じましたし、人として大事なことを教わった時間でした。     1日目の作業は、稲刈り組と古民家組に分かれ、それぞれ作業しました。 私は尾ノ崎の古民家へ向かい、今晩の宿泊の準備などをお手伝いしました。     お手伝いしたお家は、神山さんという方のご自宅で、築100年を超える立派なお屋敷です。 元は企業で勤めていらっしゃった、現ジャパンヘリテイジ株式会社の田邉さんが神山さんと出会い、 古民家再生プロジェクトが始まりました。 このツアーも、田邉さんの協力のもと行われています。 尾ノ崎に惚れ込み、単身でこの地にやってきた田邉さん。そのお話を聞いているだけでも、 私は胸がいっぱいでした。   (↑しゃらくさんのホームページより。)   その日は、寝具の準備、薪割りなどをお手伝いしました。 建築士の方が来られていて、思いがけず将来のお話も聞くことができました。 どこにどんな出会いが転がっているか、行動してみないとわからないですね。       夜は参加者の方たちと月明かりの下でいろいろなお話をし、 裏山に建つビニールハウスで就寝。スリル満点でした。(笑)     翌朝はご近所の方との山登りからスタート。 神山さんが女川で獲れたさんまをさばいてくださり、 これまた神山さんが炊いて持ってきてくださったごはんをみんなでおにぎりにして 朝ご飯をいただきました。新鮮でとてもおいしかったです(^^)     その日の作業は、裏山で竹の採取、ビニールハウス建設のための実測、牡蠣飼育のためのイカダ作り、 郵便受け作り、土嚢運び、牡蠣獲り などなど…。 お昼ごはんには、津波による塩水の被害から復活したお米の入ったお弁当と、 大きな鮭のちゃんちゃん焼きをごちそうになりました。 楽しい時間はあっという間で、最後にスレート瓦に1人1人メッセージを書き、尾ノ崎を後にしました。 神山さん、田邉さんと、また来ることを約束して。   帰りのバスでは、このツアーで感じたことを、1人ずつ話していきました。 印象に残っている話は、 私たちは無いものねだりすぎるのではないか ということ。 神山さんは、裏山の竹や木材を使い、様々な物を作っておられました。 家や家族を津波に奪われた方々は、前を向いて進んでおられました。 私たちは普段から、無いことを言い訳にしていないか。 考えさせられました。 それから、わたしはこの3日間、ボランティアとして自分はどんな態度を取るのが正しいのか、考えていました。 当時のことをどこまで伺ってよいのか。 仮設住宅をきょろきょろ見回すのは 失礼にあたらないのか。 いろんなことが頭をよぎり、 自らお話を聞きに行くことができませんでした。 けれど、他の参加者の方々が 積極的に行動し、住民の方も快く話してくださっているのを見て、 頭であれこれ考えてても、行動に移さなければ意味が無いことを痛感しました。 それは、ボランティアへの参加に対しても感じたことで、 テレビの前で「ああ、大変だなあ」と思っているだけでは伝わらなくて、念じているだけでも伝わらなくて、 “会いに行かなければ意味がない“と、今回参加して1番強く感じたことでした。 "気遣う"ことと"腫れ物扱い"は決して間違えてはならないと思いました。   このツアーに参加する前は、"役に立つ"と誓って出発しましたが、 実際は大したことはできなかったと思います。 逆に多くのことをいただいて帰ってきました。 そして、全力で楽しんで帰ってきました。 このことを、不謹慎だと感じる方もいらっしゃるかと思います。 けれど、この旅に同行してくださった しゃらくの国本さんは、 「自分が楽しくなければ、他の人が楽しめる場所にはできない。全力で楽しんで下さい。」と言ってくださいました。 わたしは、それはとても大事なことだと思いました。 "してあげる"のではなく、"一緒にする"ことが、繋がりをより深めるのではないかと。 楽しかった思い出を頼りに、また訪れようと思うのではないでしょうか。   少しでも興味のある方。このツアーは来年も行われると思います。 このツアーでなくても構いません、被災地に自分の足で赴いてみてください。 難しいことはわかりません。 ただ、私たち個人にできることは、会いに行くことだと思います。 このツアーで、"会いたい人"ができました。 このツアーで出会った方々との繋がりを大事にし、また必ず尾ノ崎を訪れたいです。。   最後まで読んでいただき、ありがとうございました。  人間環境デザイン学科4回生 田中 智江

2013.11.07

畿央彩~第11回畿央祭実行委員Blog vol.28~アリーナ部署長メッセージ!

こんにちは! 畿央祭でアリーナこども企画の部署長を務めさせていただいた、看護医療学科2回生の田中華恵です。 10月19日(土)20日(日)の畿央祭にてアリーナこども企画『わくわくひろば ~かがやけ!あそび魂!~』を開催しました。 毎年大人気のこの企画ですが、あいにくの雨にも関わらず今年は去年よりもたくさんの子ども達が遊びにきてくれました♪      作るコーナーは、プラバン・砂絵・スライム、遊ぶコーナーでは、ふわふわぞうさん・わなげ・ボールころがし・ストラックアウト・魚つり・昔あそび(小体育館)を用意しました!   簡単に各コーナーの学祭当日の様子を報告します♪ まずはプラバンです! プラスチックの板に子供達に好きな絵を描いてもらい、それをオーブントースターで焼くと縮み、キーホルダーになります(^^)  かわいい自分だけのキーホルダーの完成に大喜びしてくれていました♪      砂絵は、砂にスプレーで着色した色砂を用意し、それをのり付けした部分にかけて余分な砂をはらい落とし、テープで固定すると完成です♪  みんな真剣な表情で色砂で下絵に色をつけていました(^^)       スライムは毎年大人気♪ ホウ砂水を子供たちに親しんでもらうため「まほうの水」と名づけました。それに洗濯のりとマーブリング(絵の具のようなもの)を入れて子供たちに混ぜてもらいます。子供たちがやりやすいようにあらかじめプラスチックのコップに各分量の線を引いておきます。 きれいな色、不思議な感触のスライムの完成に「みてみて~!」と大興奮していました(^^)       わなげは今年が初めてのあそびです。 ベニヤ板に木の棒を打ち付けて、布に綿を詰めて手縫いした輪っかを用意しました。 子ども達には景品のミサンガと迷路が人気だったようです(^^)  5つの輪っか全部入れられるように何度も何度も挑戦してくれていました♪       ボールころがしは、ボールを転がし障害物を超えてその先の得点のついたゴールへ高得点をめざします! なかなか100点を取るのが難しく悔しい思いをした子もいたようですが(^^;) 高得点をとるとキンキラキンの折り紙がもらえるので、なんとか100点を取れるコースをみつけて頑張ってくれていました♪       ストラックアウトは小さい子用のかわいい絵が描かれたまとと、少し大きい子用の得点が書かれたまとを用意しました。 みんな一生懸命まとを狙って景品のメダルをゲットしていました♪       そして今年は小体育館で昔あそび体験をしました♪ コマ回しとけん玉がとっても上手な子もいて、その場にいたみんなで「すごーい!!」とびっくりした場面もありました(^^)       最後に、今年は一つでも多くの遊びで遊んでもらおうとスタンプラリーを実施しました♪ 全部遊び終えた子にはおかしつかみをご用意♡     このアリーナ企画は夏休みから本格的に準備を始めていきます。 毎年この企画を楽しみにして来てくれる子供達にどうやったら楽しんでもらえるのか試行錯誤しながら、私たちなりに楽しんで準備してきました。 今年は経験者がほぼおらず、学祭未経験の1回生が多いということでたくさん不安もありましたし、学生自身もどうなるのか、どうしたら良いのかわからず不安だったと思います。 でも学祭当日はボランティアの方にもお手伝いしていただきながら、子供達にも楽しんでもらえ、私たち実行委員も楽しむことができました♪  子どもたちの楽しそうな顔、景品や自分の作った物を見て喜んでいる顔、実行委員の子どもと全力で楽しんで向き合っている顔、保護者様の子ども達を見つめる顔を見て、この半年間一生懸命準備してきてよかったな、このアリーナ企画は”大成功”だな、と安堵しました。 反省点もあります、来年へ向けての改善点もあります。 でも、たくさんの“笑顔”で彩られた“わくわくひろば”になりました! 私は来年もう実行委員をすることができませんが、今年は去年のアリーナ企画よりもっと良い企画にしようと頑張ったように、来年も今年以上のアリーナこども企画になるように素晴らしい企画になることを楽しみにしています(^^) 最後に、、、 わくわくひろばに遊びに来てくれた子ども達、ありがとう。また遊びに来てね(^^)  アリーナのみんな、本当にお疲れさまでした。こんな頼りない部署長についてきてくれてありがとう。たっくさんの笑顔、思い出をありがとう。 また来年~\(^o^)/♡  

2013.11.07

学生広報スタッフBlog vol.102 ~畿央祭2013 彩(いろどり)開催!

こんにちは! 学生広報スタッフ、きーさんです。 今回は畿央祭2013 彩(いろどり)をレポートします☆   <畿央祭実行委員> きーさんは実行委員の広報部署に所属し、夏休みを中心に活動して来ました☆   暑い中、いろんなお店を訪問して協賛ゲット♪   パンフレット作成中☆ これも広報部署の重要なお仕事です ★10月18日 準備日★ 18日(金)は準備日でした☆ この日の仕事は模擬店用テントの設営や、「立入禁止」等の看板作り。                      看板製作中~                 完成!楽しい作業です☆          黙々とパンフレットにチラシを入れる作業          装飾を作っています☆ 手作りはイイネ♪    おふざけもあり(^o^) 楽しいメンバーです♪♪ ★10月19~20日 畿央祭当日★        土日はいよいよ畿央祭本番! 長期間頑張って来た実行委員の晴れ舞台です(^o^)                       広報部署がんばるぞ~!                    冬木学長から激励のお言葉♪   正門や本部でパンフレット配付、道案内を行いました☆ 広報部署の楽しい仲間たち 2日目はあいにくの雨でしたが、両日とも大勢の人で賑わっていてパンフレットもたくさん配布出来ました。 本部や正門での仕事の他、警備や学内企画部署のお手伝いにも参加。 それらのシフトの合間に、クラスで出した模擬店やのびのびキャンプの報告会にも参加出来ました☆   <模擬店> 看護医療学科2回生で出した模擬店でチヂミと飲み物を販売。 売り子として会場を回り、知人を中心に大勢に買って頂けました(半分押し売り状態!?(笑))。 お買い上げありがとうございました!                     先生もお買い上げ♪                     後輩(右)もお買い上げ♪                        2K模擬店               元気な売り子さん      幹事のなっちゃん&おゆり                                                        皆で色紙を書きました☆                                         お疲れ様!     のびのびキャンプ報告会。ざぶが代表挨拶を代読           皆で記念写真!   畿央祭実行委員は2回生までなので、今年が最後。 去年に続いて無事完遂し、委員同士の親睦も深まりました☆ また、シフトの合間に模擬店に入ったり、食べ歩きをしたりも出来ました。 忙しいながらも2日間を通して畿央祭を満喫出来たと思います。   202人の畿央祭実行委員!お疲れ様でした(^o^)