2015年8月5日の記事

2015.08.05

運動器リハビリテーションセミナー上肢・体幹編を実施しました。

平成27年8月2日(日)運動器リハビリテーションセミナーの上肢・体幹編が開催されました。今回は全国から多数の理学療法士、作業療法士をはじめとしたセラピストの先生方にお申込みいただき満席となり、とても白熱した良い雰囲気のセミナーになりました。     今回のセミナーは下記4つのタイトルにより構成されました。   ①「simpleでcomplexな複合体」 理学療法学科 福本准教授 普段可視化することができない身体の内部の構造をipadのアプリを用いて提示するなど、我々療法士にとって重要である本来の関節運動のイメージがとても理解しやすい内容でした。   ②「肘・手関節の最新知見とリハビリテーション」 私(山野)と行岡医療大学粕渕先生 複雑な運動と思われている手関節の動きをアニメーションや図を用いることで、とてもシンプルに理解しやすく解説してくださいました。講義の後も多くの方が興味を示され、粕渕先生とディスカッションしておられました。   ③「頸部の機能障害と理学療法」④「骨盤帯の安定性と荷重伝達障害」理学療法学科 瓜谷助教 瓜谷先生は頸部と骨盤の2コマを担当され、昼からずっと登壇されておりました。実際の治療に結びつく知見をとても多く提示してくださり、フロアの反応もとても大きく、みなさん熱心にメモをされておりました。   私は②の講義において今回、スポーツにおける肘の障害に関してお話させていただく機会を頂き、普段関わっている野球肘の障害予防や投球動作のバイオメカニクスに関する最新知見を説明させていただきました。「もっともっとスポーツ障害を減らしたい!」という気持ちを少しでも多くの人に感じてもらえれば、私の知識が少しでも社会の役に立てば、と思いながらお話させていただきました。   少し早足で話してしまい、私の考えをすべて伝えきることができたかはわかりませんが、今後も臨床、研究活動をどんどん進めていき、さらに社会にとって有用な情報を発信していければと思っております。今回のセミナーに関してご興味のある先生は気軽にご連絡をいただければ幸いです。 今回の運動器リハビリテーションセミナーに参加された皆様、本当にありがとうございました。次回は平成27年11月8日(日)で、テーマは「下肢」です。下肢編も全力で参加者の皆様をおもてなししたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。   畿央大学大学院 修士課程修了生 山野宏章 ▼運動器リハビリテーションセミナー運営スタッフ(教員・大学院生・大学院修了生)一同 【関連リンク】 平成27年度 運動器リハビリテーションセミナー「エビデンス編」を開催しました。 平成27年度運動器リハビリテーションセミナー