2011年2月の記事

2011.02.24

「エイムズの部屋」の完成とお披露目

デザイン学科4回生2人の取り組んでいた卒業制作が、ようやく完成いたしました。2人は、錯覚をもたらす部屋を約3×5×3メートルの大きさで制作しました。 ならまちセンターで行われた卒業制作展に間に合わずに出品できなかったので、ここにおわびとご報告とを申し上げます。     建築家の坂茂さんの紙管を使った作品を参考に外観を制作しようとしたのですが、土台部分や外観の構造を設計・製作するのに手間取りました。金敷ゼミの4回生、3回生、2回生を総動員して、チームで取り組むのにも悪戦苦闘しました。     晴れて完成です。至らない部分も反省点も数え切れないほどあります。ですが、その学びが卒業後もつながっていくと思います。“せっかく大学で勉強してきたのだから、4年間の成果を大きな作品で表現したい”という志と、完成まで持続させた強い意思とに、指導教官として敬意を表します。志や意思は、点数で評価するものではありませんし、できません。   どうか、ゼミ生の未来への糧になりますように。 金敷大之

2011.02.23

小学校1日見学 <教育学部>

教育学部1回生の小学校1日見学について報告します。    教育学部では、教育現場における指導の実際を、実践的、体験的に学ぶことを目的として、平成21年度まで幼稚園教員免許及び保育士資格取得者は本学付属幼稚園での見学実習を、また、小学校及び養護教諭免許取得希望者は同幼稚園での1日見学を実施してきました。   平成22年度からのコース変更に伴い、小学校及び中・高等学校免許取得希望者が大幅に増加したため、大阪教育大学及び同大学附属天王寺小学校の協力のもと、小学校1日見学を実施することとなりました。教員養成大学である大阪教育大学の附属小学校は、教員を目指す大阪教育大学の学生の教育実習指導をも担当されており、学生指導のノウハウについては長年の蓄積をもっておられます。また、教育実習とともに各教科等の指導や教材等の研究にも取り組まれ、その成果は毎年、研究発表会で公開され、全国から多くの参加者があります。このような多様な研究活動に取り組まれている同校での学習及び生活の指導の実際を見学させていだくことで、畿央大学生にも多くの成果が得られることを期待しました。この取り組みは一先ず3年を目処に継続・発展させていく予定になっています。    2月7日(月)、登校する小学生に交じって畿央大学生68名が、附属天王寺小学校に到着、視聴覚教室で同校の教育実習指導担当の先生から、心構え等のお話を頂き、その後、全学年・学級18クラスに分れて1日見学を始めました。   では、その様子の紹介です。     授業中、教室の後ろで座って見ていた学生に、担任の先生が授業の見方をお話し頂いているところです。また、学生が学習する児童の間を回り、直に児童の学習の仕方を見せて頂く様子がどの教室でも見られました。   (さらに…)

2011.02.21

学長訪問 -その1-

学長に会って、直接お話しをしたいという学生の声をうけて、この度、学生が希望すれば学長を訪問できる制度が設けられました。今回は、記念すべき第1回目の方より届いたレポートを紹介します。 __________________________________________________________   2年前、教師に成りたいという夢を叶える為に、3年次編入で畿央大学に入りました。そして4月から、念願だった愛知県で小学校の先生になることが決まった私。夢を叶えられたのは、素晴らしい仲間や親身になってくださった先生方との出逢いと、恵まれた大学環境のおかげだったと思います。この大学への感謝の気持ちを学長に伝えたくて、今回学長訪問を希望しました。 学長先生の凛としたたたずまい、柔和な目、穏やか語り口は、建学の精神「徳・知・美」そのものであり、思わず見とれて(聞き惚れて)しまいました。     最後に学長から、「これからどのように人生を歩んでいきますか?」と尋ねられた私は、「愛知県では、畿央大学はほぼ無名です。だからこそ、私達卒業生が『畿央大学を出た先生はみんな素晴らしいから、いい大学なんだろうね』と言ってもらえるように、畿央大学卒業に誇りと自信を持っていきたいと思いますし、それが大学への恩返しだと思います。」と伝えると、「がんばって下さい。」と笑顔で激励していただきました。改めて、この大学の卒業生となることを嬉しく思い、また4月からの教員生活を頑張ろうと思いました。 今回、このような素晴らしい機会を与えていただき、本当にありがとうございました。 (教育学部4回生)

2011.02.17

「栄養学生モニター」の開発レシピ試作に挑戦!

学生5名が独自に考案した喫茶店ランチメニューが勢ぞろい!!   地元の葛城地区商工会広域協議会から依頼を受けて先週から始まった「栄養学生モニター」プロジェクト(レシピ開発)では、いよいよ試作品を作る段階へ進みました。   2011(平成23)年2月14日朝から材料の買い出しを終えた健康栄養学科2回生5名のメンバーが調理実習室に集合、指導教員上地先生と新谷先生も加わり、各自が1台ずつの調理台に分かれあらかじめ考案したレシピを見ながら学内試作が始まりました。 とってもおいしそうな出来上がりをご覧ください♪   【試作メニュー1】てりたま丼としょうが入り中華スープセット   【試作メニュー2】きんぴらライスバーガーまたは焼肉ライスバーガーと春雨カレースープセット (さらに…)

2011.02.16

理学療法学科学生5名が禁煙スローガンで入選!

理学療法学科3年生5名が、日本生活習慣病予防協会の禁煙スローガンに入選しました。   日本生活習慣病予防協会は、生活習慣病の一次予防を中心に、その成因、診断、治療、リハビリテーションに関する知識の普及啓発、生活習慣病に関する調査研究を行うことにより国民の健康の増進に寄与することを目的に、調査・研究や啓発活動のための「全国生活習慣病予防月間(毎年2月)」の推進などを行っています。   この度、日本生活習慣病予防協会が禁煙スローガンを公募し、理学療法学科3年生の片山雄登君、福井美穂さん、上田和輝君、森田匡博君、松阪麻衣さんの5名が入選しました!! 全国応募総数425作品から、厳正なる審査の結果、入選作品13作品(最優秀賞1作品,優秀賞3作品,佳作9作品)が決定しましたが、今回は、本学の学生の応募作品から、優秀賞1作品、佳作4作品の計5作品も入選したのです!     ★入賞作品を紹介します★    【優秀賞】 そのタバコ いつか真似する 我が子供  【佳 作】 その煙の行き先を知っていますか?  【佳 作】 副流煙 奪う みんなのしあわせを  【佳 作】 吸う度に 短くなってく 煙草と寿命。  【佳 作】 その煙で失うものは…無限大です   どのスローガンも、自分はもちろん、自分だけではなくまわりにも影響があるというメッセージが伝わる内容でした。 残念ながら入選はできませんでしたが、他にもたくさんの学生が応募してくれました。これも、本学の継続的な禁煙活動が学生さんたちに伝わった成果だと感じています。 タバコを吸わないという意識がさらに拡がり、学生が中心となって健康増進・疾病予防につなげた活動を進めてくれることを期待しています。

2011.02.14

雪うさぎさん ♪ こんにちは 

2月11日は祝日だけど、 大学入学試験&定期試験日でした。 おまけに雪、 電車は遅れるし 足元はぬれるし 階段で転びそうになるし・・           「雪うさぎがいるよ!」   「えっ?」 外へ出てみると 雪うさぎさんが 手をふっていた! そして・・・       雪んこさんが                 ここにも・・・                 なんだか まわりの世界が新しくなって・・・               真っ白な雪を キュッキュッと 踏んでみたりしました。

2011.02.11

2011東京ギフトショー

2月1日(火)~4日(金)に、東京有明にある東京ビックサイトで『インターナショナル・ギフトショー2011』が開催されました。   その中の「ニッポンいいもの再発見!」コーナーでは奈良の下市町商工会が初出展し、新しく開発した木工製品を発表しました。     昨年春から、人間環境デザイン学科 加藤研究室では「平成22年度地域資源∞全国展開プロジェクト」に参加し、下市町商工会とともに三宝・割り箸の独自技術を使った木工製品の開発を進めてきました。 今回の展示ディスプレイ計画も加藤研究室が担当しました。 製品の中には加藤卒業ゼミ生・彌栄ゆうきさんがデザインした照明器具も含まれています。  

2011.02.10

産学連携「栄養学生モニター」プロジェクト(レシピ開発)

葛城地区商工会広域協議会との連携で健康栄養学科による 店舗モニターが始動しました!   地元の葛城地区商工会協議会(以下、略して「商工会」)では2008年度から人間環境デザイン学科とコラボで「学生店舗モニター」を継続して実施していますが、今回から新たに健康栄養学科教員(北田学科長、上地助教、新谷助手)および学生5名による「栄養学生モニター」(レシピ開発)が新たに始まりました。   商工会傘下の中小企業は常時専門家による経営診断や税務相談を受けてきましたが、これは学生や大学教員による消費者目線での素朴な意見を取り入れ斬新な経営に活かそうとする産学連携事例の一つです。学生にとってみれば自分の創作したレシピが商品化され日の目を見るかもしれない最高の舞台となります。 2011(平成23)年2月8日、地元広陵町に昨年開店したばかりの喫茶店をモニターのために訪れました。     前列が学生3名、後列左からオーナー、新谷先生、上地先生、アドバイザーの石川さん (さらに…)

2011.02.09

人権教育研修会

2011(平成23)年2月3日に人権教育推進委員会による教職員の人権教育研修会を実施しました。     奈良県人権教育推進協議会会長の大寺和男先生を講師にお迎えして『人権教育の明日を開くために』と題してお話いただきました。実習やテスト、授業等でご多忙の中、50名をこえる教職員のみなさまの参加を得ることができました。大寺先生は長年、奈良県内の小学校に勤務され、人権教育に関わってこられました。今回の講演会では、豊富な経験と知見に基づき人権力を高める3つのツールについてお話いただきました。 「無自覚を自覚するための目覚まし時計」、「錯覚を認識するためのものさし」、「思いをめぐらせるハート」の3つです。 日常生活のなかで、よく知っているとの思い込みの積み重ねが「事実」を「なかったこと」として処理する思考回路をつくってしまう。このことを認識して児童虐待や無縁社会、部落の問題等人権侵害を引き起こしている現実社会の問題を直視することの重要性。 「錯覚」の例として被差別部落の食文化について。「生き物を殺して食すること」を通して、「命の教育」をすることの意義。差別とはなにか、もともとある「違い」と創り出されるちがい「異」。人権教育の重要な内容とは互いの違いを豊かさに変えていくこと。宮崎駿監督の映画「もののけ姫」の登場人物の多くが被差別民衆を描いていること。 3つ目の「思いをめぐらせるハート」とは、相手の立場に思いをよせることであり、情が干からびている現代社会が無縁社会を作り出しているとの指摘をされました。     思いやるこころを育てることは、ひとを支援する専門職業人を教育する畿央大学において、学生に伝えるべき最も大切なことだと認識を深めた講演でした。参加者からは、「人権教育という堅苦しく抽象的になりがちなテーマを、率直に興味深い事例を挙げて語られ考えさせられた」などの意見が寄せられました。

2011.02.08

大和まなのタルト"月の誕生石"

橿原商工会議所とのコラボ「万葉人からの贈り物プロジェクト」で特別審査員賞を受賞したケーキ『月の誕生石』が商品化され、近鉄八木駅名店街(奈良県橿原市)のやさい菓子工房『cocoai(ココアイ)』で販売されています。   2月3日昼休み、このケーキを考案した学生4人と健康栄養学科北田学科長、浅野先生が冬木智子学長を訪ね、今までの経緯や商品について説明しました。     『月の誕生石』は、本学学生が考案した大和伝統野菜をふんだんに使用した見た目も可愛いケーキです。     土台のタルトの大和まなは「月を見守る森」を表現し、タルトの上のクリームは「石を支える大地」、大和いもと栗のクリームは「月を生む石」、葉は大和まなを練りこんだクッキーで「環境保護の象徴」を、一番上の栗の甘露煮は「満月」を表しています。   学長先生は、「人間の原点(はじまり)は食にあり、食物のはじまりは土にあります。奈良の土で育ったものをふんだんに使ったケーキは健康にとても良いでしょうね。学科の名称を『健康栄養学科』としたのも、健康を意識するようにとの思いからです。学科名称の由来に応えて、すばらしいケーキを考えてくれて嬉しいです。折しも昨日は息子の生まれた日でしたので、ことさらに『命のはじまり』を意識し、喜びを感じています。」と話されました。   また食後には、「土地柄にちなんだ名前と、それにふさわしい野菜の香と色のバランスが大変美しく感じられました。ありがとうございます。」とのコメントをいただきました。