2012.03.14 

学生が自作したディジタルコンテンツを授業で使っていただきました

畿央大学で行われた教員免許更新講習がご縁となり、奈良県立奈良養護学校の先生方と共同研究を行っています。養護学校の生徒さんが使うディジタルコンテンツ(電子教材)を本学の学生5人が作り、その教材を使った授業を見学させていただきました。
教育学部2回生の小松知美さん、村上舞子さん、横峯愛奈さんが動物や乗り物の絵を描き、2回生の喜多智大さん、東谷俊之さんが動物の鳴き声や乗り物の音などを声で表現する仕事を担当。4回生の喜野遼さんがこれらをコンピュータ上で合成し、ディジタルコンテンツを制作しました。
デジタルコンテンツ.jpg
生徒さんは、マウスにつながった大きなスイッチを押したり、ひもをひっぱったりすることで、動物の顔が変わったり、鳴き声や音が聞こえたりするコンテンツを何度も操作したり、動物を変えたりして学習しておられました。また、先生がいくつかの動物の顔をならべたメニューを準備され、「自ら選ぶ」という学習も行われていました。
授業後、お忙しい中、先生方に機会をつくっていただき、ディジタルコンテンツの改善点や来年度以降の展開についてお話させていただきました。
デジタルコンテンツ2.jpg
学生たちも、自ら作ったものが実際に利用されている状況を見て、非常にうれしさとやりがいを感じたようです。今後、情報系の授業や卒業研究などを通し、実際に役立つ教材を作成し、多くの生徒さんに使っていただきたいと考えています。

(教育学部准教授 西端律子)

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