畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

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2013年03月25日 一覧

2013年3月25日(月)

畿央大学健康科学研究所客員研究員で大学院健康科学研究科の客員講師である信迫悟志氏の研究成果が「Body in Mind」 (http://www.bodyinmind.org/)の記事に掲載されました!

 

このサイトは、痛みの臨床研究で世界的に有名なLorimer Moseley教授が、臨床家や基礎研究者と共に、身体・脳・心について関係のある研究を取り上げ、活発な議論を展開しています。痛みに関する研究が中心に取り上げられますが、他分野の興味深い研究が取り上げられたり、実際の論文では明記されていない内容の議論までされているので非常に参考になります。今回、そのサイトに本学の客員研究員の信迫氏の研究である「慢性頸部痛に対する視線方向認知課題の効果」が「Is GDR effective in the treatment of chronic neck pain?」というタイトルで掲載されました!

 

Body-in-Mind-image

 

 

記事では、信迫氏が独自に考案した「他者の後方観察による視線方向認知課題」の着想に至るまでの経過や、実際に信迫氏が今までに行った脳イメージング研究と臨床研究の成果が書かれています。

 

信迫氏の研究成果としては2012年に国際雑誌に掲載されたものですが、その7年前である2005年から『頸部痛に対するより良いリハビリテーションはないだろうか?』という自問をしていたこともこの記事から知ることができます。2005年当時は、運動イメージによる痛みの改善や、ヒトのミラーニューロンシステムに注目が集まった時期です。信迫氏は当時の最新の臨床研究や神経科学の知見に加えて、頸部の「目標物を視覚で捉えるための協調運動」という機能に着目し、「視線方向認知課題」を考案しました。このような記事を読むと、頸部痛に対するリハビリテーションへの想い、その当時の学術的背景と歴史、自身が考案した介入を地道に科学的方法で効果検証していく姿が想像でき、感慨深い気持ちになりました。注目をされるまで努力を怠らず、粛々と臨床と研究を継続することの意味性を考えさせられました。

 

「Body in Mind」は、痛みの研究をしている者にとっては非常に有用な情報源であり、世界的に知られているサイトです。今回の信迫氏の記事が掲載されたことは、このような視点の痛みのリハビリテーションが世界的に認められてきているということでもあります。今後、さらなる成果を皆で協力して残して、痛みのリハビリテーションをより良いものしていくという皆の想いを強くさせてくれました。

 

畿央大学大学院健康科学研究科博士後期課程
大住 倫弘

 

【今回の記事に関する信迫氏の論文】
1.  信迫悟志, 他: 後方観察における視線方向認知の脳内機構―機能的近赤外分光法を用いた検討―. 理学療法科学 25(3); 419-425, 2010.
2.  信迫悟志, 他: 視線方向認知課題が頸部関節可動域と痛みに与える効果. 理学療法学 38(2); 65-73, 2011.
3.  Nobusako S, et al.: Effectiveness of the gaze direction recognition task for chronic neck pain and cervical range of motion: a randomized controlled pilot study. Rehabil Res Pract. 2012;570387.
4.  Nobusako S, et al.: Gaze Direction Recognition Task for the Rehabilitation of Chronic Neck Pain. J Nov Physiother. 2012; S1-006.

 

これら論文のうち,1が修士論文,3は博士論文

2013年3月25日(月)

こんにちは。教育学部現代教育学科3回生、古川ゼミの玉木佑果です。
3月8日(金)から12日(火)まで、宮城県の気仙沼へ行ってきました。
今回で三度目の訪問となりました。(一度目2012年2月、二度目2012年8月)

古川ゼミ (1)

 

 

<今回気仙沼へ行った目的>
①小学校・高等学校・特別支援学校の先生方の話を聞くこと
②お母さん方の話を聞くこと
③震災から2年目の3月11日を肌で感じること

 

学校には、ご自身が被災者である先生もたくさんいらっしゃいます。
家が津波で流されたり、ご家族を亡くされたり、勤務していた学校が被害にあったりと、非常に辛い経験をしながらも毎日がんばっておられます。
今年は極寒だったこともあり、運動場が使えない、体育館も使えないことで、子どもたちはストレスが溜まり、苦しい状況だそうです。

 

2013年3月11日14時46分

宮城県気仙沼向洋高等学校 仮設校舎の職員室で先生方と一緒に黙祷させていただきました。

 

下記は、11日の午前中、私に授業を見学させてくださった先生から、夜にいただいたメールです。
「2年前の今、学校から3㌔内陸の中学校に避難し、真っ暗で寒い中、大勢の生徒たちといました。情報もあまりなく、信じられないことが、起こったらしいしか分からず、長い夜を過ごしました…。大きい余震が頻繁で、とにかく寒く、トイレも大変でした…。今夜もあの日みたいに、寒いですね。」

 

気仙沼へ行くと、毎回感じること、思うことがたくさんあります。
テレビでは決して伝わらないことばかりです。

 

古川先生と一緒に行動することで、分かったことがあります。
支援は信頼関係がない上では成立しないということ。
信頼関係を築くためには、継続的に足を運ぶことが必要なのだということを学びました(先生は毎月訪問しています)。
私も、気仙沼で出会い、話をしてくださった先生方や子どもたち、地域の人々に会いに、必ずまた行きたいと思います。

 

▼気仙沼復興商店街 南町紫市場 「揚げたてコロッケ屋」さんの中で。
緊急派遣カウンセラーの国重先生、気仙沼市内の高等学校の養護教諭の先生、古川先生、私。

 

古川ゼミ (2)

 

是非一度、皆さんも気仙沼へ足を運んでみてほしいです。

 

▼気仙沼の有志が行っている追悼イベント「3月11日からのヒカリ2013」

古川ゼミ (3)

 

光の柱には、震災の記憶を刻んでいく「いしぶみ」になってほしいという思い、未来を照らす光になってほしいという思いも込められています。

 

現代教育学科3回生
被災地支援サークル「HOPEFUL」
玉木 佑果

 

【関連ブログ】
▼被災地支援~教育学部生有志が、宮城県南気仙沼小学校へボランティアに!
http://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-492.html

2013年3月25日(月)

こんにちは。
学生広報スタッフ&HOPEFULメンバーの、きーさんです!

 

3月10日(日)、神戸市中央区のコミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター)で東北支援の健康チャリティーイベント「BTB 命は宝」が開催されました。畿央大学被災地支援サークル「HOPEFUL」の有志4名(尾西、喜島、境、山野)でイベント運営のボランティアに参加。今回はこの様子について書きたいと思います☆

 

このイベントにボランティア参加するきっかけは昨年9月。HOPEFULメンバー3名で宮城県石巻市へ漁業支援ボランティアに行った時(学生広報スタッフblog vol.3746参照)、たまたま同じボランティアに来ていたチームBTB(Beyond the Border)代表の森西美香さんと知り合いイベントを紹介してもらいました。

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 (昨年9月 写真左)真ん中が森西さん。宮城県石巻市にて (今年3月 写真右)神戸で再会!素敵な一期一会☆

 

イベントは、フィットネスやスポーツを通して健康を作ったり、子供向けのブースではスライム作りをしたりするもので、収益は東北の支援に充てられます。
HOPEFULメンバーはそれぞれ別々の配属となったのですが、自分は子どもフットサル教室を担当しました。準備運動で鬼ごっこをしたり、ボールを使って簡単な遊びをし、最後は小学校の学年別チームで試合をします。時折雨もぱらつく肌寒い日でしたが、子ども達は元気に走り回っていました。

 

▼フットサル教室                               ▼試合の様子

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▼兵庫県のマスコット「はばタン」登場!子ども大喜び♪

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あいにくの天候でしたが来場者も多く、皆さん身体を動かして健康的にチャリティーに参加されていました。
きーさんも、子どもらと触れ合いながら一緒にフットサルの試合に参加したりして、楽しく活動する事が出来ました。関西と東北は距離的には離れていますが、イベントに携わった大勢の人々の思いはきっと現地へ届く事と思います。

 

▼体育館の様子。午後2時46分にはここで黙祷も捧げました。

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▼HOPEFUL有志4名!

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2013年3月25日(月)

学生広報スタッフとして初投稿、健康栄養学科2回生の稲垣美穂です。 

東日本大震災から満2年を迎えた3月11日(月)。
私はバスを乗り継ぎ、18時間かけて被災地宮城県南三陸の地に、NPOバタフライ・エフェクトのボランティアスタッフとして立っていました。

▼被災前、被災後の南三陸町町役場

稲垣1

 

私が訪れた南三陸は元々豊かな自然に恵まれ、特に漁業や海産物加工が盛んで、多くの商店街や昔ながらの家が立ち並ぶ街でした。それが、震災であっという間に更地になってしまったのです。

3月11~1

 

 ▼元の街並み(志津川地区)

3月11~2

 

▼震災後(戸倉地区)

3月113

 

▼有名な歌津大橋

3月11~4

 

そして今、やっとワカメを収穫できるまでに至りました。しかし、今のこの期間以外は全くお仕事がないとのことでした。今だに進まぬ復興、忘れ去られるのではないかという不安に苛まれながらも現地の方々は、日々の生活を必死に笑顔を絶やさず生き抜いてらっしゃいます。
東北の方々は本当に優しくて良い人ばかりで、本当にこれでボランティアになるのかな?と思うほど、楽しい時間を共に過ごしました。冗談を言いあって笑いながらワカメの芯ぬきをしたり、メカブを湯がいたり…
「 おらの孫の嫁さなってくんねべかー?!」
「 おしょす〜笑(恥ずかしい~)」
とか言い合ってきました。現に、お子さんは超美男子、国立大学生!!
「 あれけー(あれ、たべなさいよ)」「これくー(これ、食いなさいよ)」と、お菓子の山!
「メカブくーたら、頭もお肌もお通じも良くなるだっちゃ!」
「メカブすげー」…とボランティアのみんなは大絶賛!
本当に素朴で優しくて暖かい人たちでした!なんでこんな良い人たちがこんな目に…とも思いましたが…
本当に南三陸に嫁に行っても良いと思えるぐらい素敵な方達でした\(^o^)/

 

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今まで震災については、ニュースでの報道や、新聞を見聞きしたりするだけで、「へぇ、そうなんだぁ、大変なんやなぁ…」と思っているだけでした。また、震災のボランティアはしていたのですが、実際現地でボランティアするということは今までありませんでした。ところが、今回、現地を目の当たりした途端、「あの報道はなんだったんだ?被災された方の気持ちをちゃんと伝えているのか?どんなにきつい生活を強いられている方々がいると思っているんだ?」と今までの自分の意識が一変しました。実際、見て感じ、触れないと分からない事がいかにたくさんあるのかということを実感しました。

 

ニュースの話ははっきり言って、「どこまで伝えきれているんだろう、一過性の報道しかしていないじゃないか」と思うことがあります。例えば、水洗トイレがまだまだ復旧していなかったり、生活用品を買出しに行くだけで2時間もかかってしまう地域があったりします。このように、自分が当たり前だと思っていることが当たり前ではない環境で被災地の人々は大変な生活を強いられているのです。

 

このような状況を、普通に生活している自分に返した時、「私は何と不自由なく生きているのだろう」と感じました。このことから、被災して困っている人達のことを他人事と思わず、また、こうして自分たちが生活できていることに感謝しながら生活することが大切であるということを実感しました。また、現地に行ってボランティアをすることが全てではなく、こうして「現状を伝えること」「話をすることによって身近な人が理解を示し、意識をもってもらうこと」もボランティアの一つだと思います。

 

さて、 約130万人という多くのボランティアがこの地を訪れ、その人たちの260万の両手によって、やっと瓦礫の撤去作業が終わろうとしています。

 3月11~6

 

 

しかしながら、まだ全体としては、掃除が済んだだけの状態なのです。東北の方々のこれからの生活を築いていくために地域産業の復活、住宅の手配など、これからの復興への手助けが大切な次へのステップになるのです。これで終わってはいけないのです。

 

3月11~8

 

ボランティアも次のステップや作業に移行しつつある今、今一度みなさんの力が必要であると感じました。なので、またみなさんの力を貸して頂きたい、何が出来るのか考えて行動して頂きたいと思うのです。国も義援金や支援物資などをできうる限り有効活用できるような対応をしてほしいところですが、うまくいかないところも多々あると聞き、行政に任せきりにするのも、私はとても怖いことであると感じます。

 

私は、今回ボランティアで出会ったメンバーや現地の方々との繋がりを大切にしていきたいと考えています。今までボランティアをしたことがあるが風化しつつあるという方には、今一度、ボランティアの意義、精神を考えていただきたい、忘れて欲しくないと強く思いました。

 

真後ろまで津波がやってきて、なんとか逃げ切り生き残ったけど手を握っていたはずの祖母を亡くしたお母さん、船も家も奥さんも亡くしたお父さん、そんな辛い思いをした被災地のみなさんは、辛い思いの中でもみんな前を向いて生きてらっしゃいました。
そんな方々に対して、これを読んでくださったみなさんも何が出来るか今一度一緒に考えていただけたら…と思います。

 

3月11~9

 

現地に訪れたからこそ、得たことが多かったボランティアでした!
東北が大好きになりました!!!絶対また行きたい!!!南三陸のお父さんやお母さんにまた会いたいです。

 

東日本大震災の後、たくさんのひまわりが瓦礫の間から生えてきて、太陽に向かって咲いていたように、被災地のみなさんも支え合って力強く生きていらっしゃいました。
東北のみなさんには、これからもみんなで力を合わせて強く生きていってほしいし、私たちもできる限りのお手伝いを微力ながらも続けていきたいと思いました。
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健康栄養学科2回生 稲垣 美穂

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