2014.07.15 

Kio元気塾 前期クールが終了!!~理学療法学科~

4月から始まったKio元気塾の前期クールが終了しました!
 
「Kio元気塾」とは、近隣の病院を退院された方々に対し、本学理学療法学科と健康栄養学科の教員と学生が共同で運動と栄養指導することにより、心身機能や活動レベルの向上を目的とした取り組みです。学生にとっては参加されている方々の障がいを評価し治療するという模擬実習を経験できる貴重な機会です。
 
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今回は理学療法学科3回生約60名が参加者の方々の評価と治療を経験させていただきました。
学生たちは座学で学んできたことを実際に当てはめていきましたが、初めての経験で右も左もわからないまま、まだ学んでいなこともあったりと、いろいろつまづくこともありました。それでも、自分たちのできる精一杯の努力を尽くしてくれました。
先日、その努力を学生同士そして教員で共有するため、まとめとしての「症例発表」を行いました。当然、症例発表も初めてのため、「ぎこちなさ」や「たどたどしさ」はありましたが、自分たちが評価したこと、考えたことを発表してくれました。学生同士での質疑応答も活発となり、症例発表は3時間も続きました…。
 
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学生たちは初めての評価を悩みながら進んできたと思います。
そして自身の成長を感じると同時に、出来なかったこと、反省点もいっぱい感じているはずです。
それでも、参加者の方々からは元気塾最後の日に「ありがとう」という言葉を頂きました。おそらく、出来なかったこと以上に、学生たちの「一生懸命な努力」が伝わった「あかし」だと思います。
この4ヶ月、日々の授業での勉強をしながら、このKio元気塾でも学び続けてきた学生には頭が下がります。
これからの勉強も、今回の反省を踏まえて一生懸命頑張ってもらえればと思います。
 
最後に、まだまだ未熟な学生たちにこのような機会を与えて頂いた参加者のみなさまに本当に感謝しています。
我々教員も、参加して頂ける方々がますます元気になるように、そして学生が理学療法士として成長できるようこれからも一生懸命取り組んでいきたいと思います。
 
このKio元気塾は、スタートして5年以上が経ちます。個人的に、毎回、元気塾の最終日が大好きです。
参加者の方々も元気になろうと一生懸命参加して、学生たちも「自分たちのできるだけのことを」と一生懸命努力してくれます。
そんな最終日、参加者と学生全員のお話が名残惜しいのか、いつまでも終わりません。
お互いの「想い」が繋がって、溢れてくるのでしょうね。ほんと、人間って素晴らしい!!
 
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理学療法学科 准教授 冷水 誠

 

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