2015.10.01 

畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの大住倫弘特任助教の研究成果が国際雑誌に掲載されました。

国際雑誌Neurosci Lett.[2015 Aug 10;605:7-11.]に掲載!
幻肢痛の治療開発に貢献することが期待されています。

 
タイトル「Structured movement representations of a phantom limb associated with phantom limb pain」
Osumi M, Sumitani M, Wake N, Sano Y, Ichinose A, Kumagaya SI, Kuniyoshi Y, Morioka S.
 

1

 
本研究は東京大学医学部属病院緩和ケア診療部の住谷昌彦准教授、東京大学先端科学技術研究センターの熊谷晋一郎准教授、東京大学大学院情報理工学系研究科の國吉康夫教授らと共同で行われたものです。また、本研究は文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究「構成論的発達科学」の支援を受けて実施されました。
 
研究内容は本学ニューロリハビリテーション研究センターのプレスリリースに「失った手足の痛みを感じる仕組み」としてアップされていますが、切断によって失ったはずの手足を自分の意志で動かしているような感覚(幻肢の運動)の計測をBinamual circle line coordination task(図)を用いて実施し、幻肢の運動ができない者では幻肢の痛みが強いことがこの研究で明らかになりました。本学と東京大学が共同にて開発した計測手法は、幻肢の運動を評価することのできる方法であり、幻肢痛の治療開発に貢献することが期待されています。
また本研究成果は「東京大学の研究のショーウィンドウ」として役割を担うサイトUTokyo Researchにも掲載されています。
 
【関連記事】
UTokyo Research
[トップページ]
[本研究紹介ページ]

この記事をシェアする