2016.01.09 

NHKが看護医療学科堀内先生を取材!~阪神淡路大震災から21年。災害看護~

NHK取材『阪神淡路大震災から21年。次世代に伝えたいもの』

 
2016年1月17日 阪神淡路大震災から21年をむかえます。
毎年この時期になると「あれから○年」という言葉がよく聞こえてきます。
昨年11月中旬、NHKの記者さんから大学へ電話がかかってきました。「来年で阪神大震災から21年になりますが、震災後20年と何かと大きく取り上げられた今年(つまり昨年)と変わることなくNHKでは“私たちは決して忘れない”という思いで取り上げたい・・」と、確かそのような話でした。
被災地支援ののびのびキャンプのブログや以前の新聞記事にはすでに目を通しておられるようでした。
 
阪神淡路大震災への想いや記憶、東日本大震災および紀伊半島大水害をきっかけに立ち上げた「災害に強い大和の町づくりネットワーク」の活動の話を聞きたいとの説明がありました。
より多くの方々が災害について考える機会を提供したいという信条に合っていたのか、その時は、あまり深く考えず、特に気負いもなく、違和感もなく、取材を「承諾」しました。
 
しかし、考えてみれば、テレビの取材は初めてでした。
打ち合わせで来校された記者さんに(この時はこれが取材だと思っていた)一気に話をしました。次の週には福島に行く予定もあり、口はいつも以上に滑らかだったと思います。しかし、これまでの取材のようにレコーダーもなく、写真を撮られるわけでもなく、「小さい記事なのかな」と思っていました。
「で、本番なのですが・・」
「えっ?」
「はい、撮影の日です。当方NHKですから、基本は動画です。」
「そうなのですね・・」(笑)
 
horinhk1
▲ 自宅、「災害看護論」校外学習(DMATの訓練に参加)の様子
 
その後、3日間にわたる取材から編集されたものが「阪神淡路大震災から21年」を特集して、1月14日・15日放送のニュース番組で5分程度放映されるとのことです。
 
どのような番組構成になるのかはわかりませんが、「記憶が薄れてほしくない」という被災された方々の言葉の意味は、「被災によって多くの方々の命や生活が奪われた、そうした辛い経験をしっかり活かした整備(備え)であれ」という事だ、という事が、これからを担う若者たちに伝わればと被災経験者として思います。
本日、1月9日(土)「災害看護論」を履修した学生たちにそう伝え、最終講義のまとめとしました。
 
horinhk2

▲災害看護論最終授業

看護医療学科 教授 堀内美由紀

 
◆下記の番組で放送されます!ぜひご覧ください!
1/14(木)18:30~18:52 NHK奈良放送局 「ならナビ」
1/15(金)7:45~8:00  NHK大阪放送局 「おはよう関西」
 
 

 
なお、放送後には堀内先生宛てに、たくさんの励ましのメッセージやお手紙が寄せられました。
【堀内教授から、視聴者の皆さんへコメント】
1月14日,15日の阪神淡路大震災に関連するNHKの放送をご覧になりご連絡いただきました皆様,ありがとうございました。
同じ放送内容をご覧いただいているのですが,皆様のこの21年が様々であったことを改めて感じるお便りばかりでした。
貴重な活動記録や書籍もありがとうございます。拝読させていただきます。
筆が遅くまだ皆様にお返事ができておりません。
本学ホームページからで恐縮ですが,まずはお礼を申し上げます。
 

この記事をシェアする