2016.07.21 

看護医療学科授業レポート~「看護技術基礎論」

7月13日(水)1~4限、1回生は、クラス別に分かれて「ベッドメイキング」「臥床患者さんのシーツ交換」を行いました。
この演習では、多くの時間をベッド上で過ごされる患者さんに、できる限り快適な日常生活を送っていただけるように、ベッド上の環境を整えることを目的としています。
 
ベッドメイキングとは、患者さんが過ごすベッドを作ることです。この時に重要なのは、シーツにしわを作らないことです。しわがあると、その上に寝る患者さんはとても不快に感じ、褥瘡を引き起こすことがあります。学生は、1つのベッドを3~4人で使い、2人で作成する方法を行いました。
 
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三角コーナーを作りシーツをマットレスの下に入れる時はボディメカニクスを活用します。
 
 
最初は、「なかなかしわがとれない」「どうやったらしわのないベッドが作れるの?」など、思うようにできない様子でしたが、教員の助言を受けながら、繰り返し練習をすることで、「上手くできた」「しわがなくなった」と達成感とともに笑顔が見られました。
 
次は、「臥床患者さんのシーツ交換」を行いました。
シーツ交換は、汚れたシーツの交換というだけでなく、ベッド内の換気という意味でも重要です。まずは、看護者2人、患者に分かれてグループで事前学修を活用し話し合いながら清潔なシーツに交換する方法を行いました。
 
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グループで話し合いながら患者さんのシーツを交換する方法を模索中です。 
 
 
最後に代表グループにデモンストレーションを行ってもらい、ポイントを学修しました。
 
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 代表グループのデモンストレーションの様子をみんな真剣な表情で見ています。
 
 
今回実施した演習は、これまで学修した知識と技術を統合して実施することが重要です。看護の基本技術として身につけてほしいと思います。
みなさん、しっかり練習しましょう!
 
 

看護医療学科 講師 須藤聖子

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